戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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前回のあらすじ!

真達の前に現れた仮面ライダーシーラこと若葉白。

彼女の手助けによって真達は一難を逃れる。

彼女の口から語られるメガヘクスの恐ろしさに、真達は白と協力することに。

それではエピソード3、張り切ってどうぞ!


戦姫転生ゼロフォギア×仮面ライダーシーラ レジェンドジェネレーションズ EP3

「んんっ・・・おはよう・・・」

 

白が真宅に泊まる事となった次の日、髪がぼさぼさになった白がリビングに降りてくると、シャワーを浴びた後の響がソファに座っていた。

 

「おはようございます白さ・・・って髪の毛凄いことになってますよ!?」

 

「んん・・・あぁこれ・・・?いつもの事だから・・・シャワー借りるね」

 

そう言って白は目を擦りながら昨日教えてもらった浴室へと向かって行く。

 

「あ、はーい・・・」

 

白を見送った響は牛乳を一口飲んでから、ハッとあることを思い出す。

 

「・・・あっ!そう言えば今お風呂には・・・!?」

 

その瞬間、浴室の方から大きな物音が響き、響は慌てて浴室へと向かって行った。

 

「白さん!今お風呂には・・・っ!」

 

浴室に駆け付けた響が眼にしたのは、地面に仰向けに倒れ眼を回している白、そしてタオルを体に巻き右拳を握り締めた状態で固まっている真の姿だった。

 

~少し前~

 

目を覚ました響が顔を洗ってリビングに向かう途中、反対側から汗をかいている真がやって来ていた。

 

「あっ真さん、トレーニングしてたんですか?」

 

「ああ、今終わったところでシャワーでも浴びようかと思ってな」

 

「そうでしたか、私も何か飲んだ後にトレーニング開始しますね」

 

「おう、それまでにシャワー開けとくな」

 

そう言って響はリビングに、真は浴室へと向かって行った。

 

そして少し後、響が白を見送り真がシャワーを浴び終えてタオルを巻き髪を乾かしているところに寝ぼけた状態の白がノックをせずに扉を開いてしまった。

 

お互いに眼を合わせ沈黙が走る中、真は自身の今の状態を思い出して顔を赤くし、白も現状に気が付くが・・・。

 

「うわあぁぁぁぁ!!!」

 

困惑した真はそのままの勢いで白をぶん殴ってしまった。

 

そして響が駆け付け今に至る。

 

「し、白さん!大丈夫ですか!?」

 

響が慌てて白に駆け寄ると目を覚まし、真は慌てて扉を閉めて着替える。

 

「いってぇー・・・おい白、あいつビンタされたこと根に持ってんじゃねえか?」

 

「あれ・・・白さん?」

 

「・・・あっ響ちゃん、どうしたの?」

 

「あっいえ・・・大きな音がしたからどうしたのかと思って・・・」

 

「ああ、シャワー浴びようとしたら真ちゃんが先に入ってたみたいで思いっきり殴られちゃった・・・」

 

白は昨日までの口調で話すが、先ほどまでの違う口調に響は疑問に思っていた。

 

 

EP3 赤に染まったコブシ

 

 

「本っ当に済まなかった!!」

 

着替え終えた真はリビングで皆に見守られる中、白に土下座をしていた。

 

「ごめんなさい白さん、私が真さんがシャワー浴びていることを教えていれば・・・!」

 

「いいよいいよ、こっちも寝起きだったのもあるし・・・」

 

「いや、だとしても・・・」

 

頑なに謝ろうとする真に白は少し思案する。

 

「ん~そうだね・・・格闘技の五ラウンド分くらいで勘弁してあげるよ」

 

「絶対殴られたの根に持ってるよなっ!?」

 

「・・・あなた格闘技もやるのね、昨日の・・・拳法?だけじゃなくて」

 

「まぁ、体術を学ぶ上ではやるのが一番かと思って!・・・関節技は苦手だけど」

 

「脳筋じゃねえか・・・ってか5ラウンド分ってどのぐらいなんだ?」

 

「さぁな・・・あたしら格闘技をやるって訳じゃあないから知らねえが・・・」

 

クリスがそう言う中、意外な人物が答える。

 

「えっと・・・確か男性の場合が1ラウンド3分、女性の場合は2分が一般的だったよ」

 

真とクリスが視線を向けると、響がすらすらと答えていた。

 

「・・・何で知ってんだ響?」

 

「師匠との特訓の際、よく格闘技の映画見てましたから覚えてるんです」

 

「そうだったのか・・・意外だな」

 

「・・・なんか馬鹿に負けた気分で複雑だな」

 

「クリスちゃん!?」

 

響がショックを受ける中、奏は白に問いかける。

 

「・・・因みに白、お前の1ラウンドはどっちを適応するつもりだ?」

 

「そもそも私3分の方ばっかりやってるのよね、ついつい癖で」

 

「癖でそんなことできるのか・・・?」

 

「というわけで真ちゃん、付き合ってね♪」

 

「・・・俺に拒否権はないからな」

 

「まっ、頑張れよ真」

 

奏はニヤニヤしながら真の肩を叩く。

 

「というか、真ちゃん以外にも他のみんなと今後共闘するわけだから、一回身内戦とかやってみない?」

 

「身内戦デスか?」

 

「特訓でも良くやってますからね、私達」

 

「ああ、連携を確かめるのならそれが一番だがこの人数だ、一人ひとりやっていたら時間がかなりかかるぞ?」

 

「それにここにいるのは白さんを含めて13人、偶数じゃないから白さんに合わせられる人がいないよ」

 

この場にいる戦える者は真、響、未来、翼、奏、クリス、マリア、セレナ、切歌、調、紫苑、桃恵、白の13人、1対1をやるなら必ず余ってしまうのだった。

 

「キャロルは戦えるけど今回はサポートに回ってほしいし、サンジェルマン達は調査でいない・・・どうするべきか・・・」

 

「私に合わせられる人かー・・・いや、いなくてもいいよ?」

 

『えっ?』

 

白の言葉に全員が首を傾げる中、白は続けて口にする。

 

「というか・・・シンフォギア同士で身内戦するのもあれだろうし、ここは13対1にする?」

 

「・・・お前、本物の馬鹿だな」

 

「そうそう私は脳金思考で・・・って誰が馬鹿よ!?」

 

「そこまでは言ってねえ!!」

 

「けど大丈夫なのか、流石に13対1は無理があるだろ?」

 

「まぁまぁ、何とかなるでしょ♪」

 

白は楽観視でそう言い、異例の13対1の身内戦(ほぼリンチ)が決定したのだが、白は体をあっためると言って練習着に着替え地下のトレーニングルームで精神を研ぎ澄ましていた。

 

「すぅ~・・・はぁ~・・・」

 

白が深く深呼吸するたびに白の精神が研ぎ澄まされていくのを真達は見て感じとった。

 

「す、凄い気迫デス・・・!」

 

「白さん・・・凄い・・・」

 

「・・・・・・っ!」

 

ある程度深呼吸を終えると白は拳を握り締め、まるで獲物をしとめる獅子のような目つきで体を動かし始める。

 

「ハァッ!ゼヤリャッ!!オラァッ!!!」

 

基本的なパンチ、キックから始まり、膝蹴りやバク中、前転など戦闘に関わる基本的な体術を、まるで目の前に本当に敵がいるかのように放つ。

 

その勢いに全員圧倒されるが、一つ疑問がった。

 

「・・・あやつ、本当に女子じゃよな?」

 

「なんだか、掛け声が真お姉ちゃんに近く感じるのですか・・・」

 

「確かに、私もそれ思いました!」

 

「えっ、俺あんな感じのこと叫んでる?」

 

皆が頷く中、白は体術をいったん止める。

 

「ふぅ・・・やっぱり仮想の敵を相手にやるのもいいけど、実戦でどれまでできるかわからないし・・・茂木線が一番か」

 

白はタオルで汗を拭き、スポーツドリンクを飲む。

 

「お待たせ、ちょうど身体も温まってきたとこだし・・・誰からやる?」

 

真達は最初誰から行くか話し合っていると、奏が手を上げた。

 

「なあ白、一度に複数人でもいいんだよな?」

 

「いいよ?あーでも流石に13対1は厳しいからよくて2~3人ぐらいかな?」

 

「貴女・・・それはいくらなんでも私達を舐めてないかしら?」

 

「舐めてなんかないわよ、むしろ、こういう機会は少ないわけだから一戦一戦大事にしていかないと!」

 

マリアは納得しきれていない中、白は翼と奏の方を見る。

 

「じゃあ、最初は貴女達からやらせてもらいましょうかしら、両翼の装者さん?」

 

「へぇ、いきなりあたしらに挑むのか・・・やってやろうぜ翼!」

 

「ああ、私達のコンビネーション、その眼に焼き付けてもらおうか!」

 

「ふふっ・・・それは楽しみね」

 

身内戦第一戦は白対ツヴァイウィングとなった。

 

両者中央で向かい合い、それぞれ構える。

 

「・・・そういや、白が変身するところ見るの初めてか」

 

「確かに、あの時白さん変身した後でしたからね」

 

「それじゃあ行きますか」

 

そう言って白は戦極ドライバーを身に着け、紫色のオレンジロックシードに似たロックシード『シーラロックシード』を手にする。

 

「変身!」

 

シーラ!

 

ロック・オン!

 

シーラロックシードを起動すると白の頭上に紫色のオレンジアームズと同じ金型のアームズ『シーラアームズ』落下してきて、白はロックシードを戦極ドライバーにセットしカッティングブレードを倒す。

 

ソイヤ! シーラアームズ! 花蓮・ダブルロード!

 

シーラアームズが白に覆いかぶさると、花が開花するみたいに展開され昨日見た姿『仮面ライダーシーラ シーラアームズ』へと変身する。

 

「落下濱粉世界を渡る・・・歴史の架け橋!仮面ライダーシーラ!いざ、参らん!」

 

「へぇ、昨日とは決め台詞が違うんだな」

 

「ならば私達の力、とくと見よ!」

 

アウェイクン

 

バレット!

 

オーソライズ!

 

Kamen Rider...Kamen Rider...

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

「変身!」

 

ショットライズ!

 

シューティングウルフ!

 

The elevation increases as the bullet is fired.

 

『使用BGM:Defender'Z Brand!』

 

奏は仮面ライダーバルカンに変身し、翼はアメノハバキリを身に纏い三者共に構える。

 

(さて・・・どう攻略しようか・・・)

 

白は二刀流武器『ツインスラッシャー』の片方の水色の氷剣を構え、どこから攻め込むか思案する。

 

(かなり警戒心が強いみたいだな・・・翼、どう攻める?)

 

(まず私が切り込む、奏は追撃を・・・)

 

(あいよ!)

 

「・・・いくぞ!」

 

「っ!」

 

翼が動くと同時に白も動き出し、互いの武器をぶつかり合い火花が散る。

 

翼と白が鍔迫り合う中、翼の背後から奏がオーソライズバスターの銃口を白に構える。

 

バスターダスト!

 

既にセットされていたパンチングコングプログライズキーの力で拳状のエネルギー弾が白に向かって行く。

 

「うぉっと・・・ハッ!」

 

それに気づいた白は即座に翼から距離を取り、自らのマントを自身に覆いかぶせ、エネルギー弾がマントに直撃する。

 

「う、ぐぅぅ・・・!ラァッ!」

 

マントでエネルギー弾を防ぎ、横になびかせるとエネルギー弾の軌道が大きくそれ、白の横の壁に激突する。

 

「そのマントそんなこと出来んのか・・・マリアのガングニールみたいだな」

 

「ああ・・・ならば!」

 

翼は両足のギアから剣を展開し、逆立ちの状態で回転しながら白に迫っていく。

 

逆羅刹

 

「横回転なら・・・!」

 

白はもう一本のツインスラッシャーを取り出し二本の武器を合体させナギナタモードにすると、カッティングブレードを二回倒す。

 

シーラ・オーレ!

 

ナギナタモードとなった氷剣に力を籠め、上下の刃に炎と氷を纏わせ組み合わせた柄の部分を持ち手にし、翼の逆羅刹に対し縦に刃を振るった。

 

「氷炎!乱舞乱れ斬りィ!!」

 

横回転と縦回転の刃がぶつかり合い激しく火花を散らす中、翼は不敵に笑う。

 

「甘いぞ・・・!」

 

その瞬間、奏が再びオーソライズバスターで援護射撃を行い、白のツインスラッシャーを弾き飛ばした。

 

「しまっ・・・!?」

 

「ハァァッ!!」

 

武器を失った白に目掛けて翼の逆羅刹が決まった。

 

「ぐぅぁっ!?・・・流石のコンビネーションね・・・だったら出し惜しみはしてられない・・・!」

 

攻撃を受けた白が距離をとりマントをなびかせると、昨日とはまた違った金色の顔の形をした銃『レジェンドカメンライザー』が腰に付けられており、それに一枚のカードをセットする。

 

ファイナル!ケミーライド!

 

ゴゴゴゴージャス!!!ゼロツー!

 

「・・・はっ?」

 

聴こえた音声に真が耳を疑った瞬間、白の周りに見たことのある黄色と赤のホッパーライダモデルが出現する。

 

Road to glory has to lead to growin'path to change one to two!仮面ライダーゼロツー!

 

It's never over.

 

二体のライダモデルはアーマーとなり白の身に着けられ、真達が良く知る姿に身に着けられた金色の装飾が光り輝く姿『仮面ライダーゴージャスゼロツー』に変身する。

 

「おいちょっと待てっ!?あからさまにゼロツーに変な装飾入ってるよな、なんだそのキラキラッ!?」

 

『まぁまぁ、見た目はそうかもしれないけど・・・色と中身は本物よ?いまの私は『ゴージャスヒカリ』・・・因果律予測!』

 

白、改めゴージャスヒカリ(以降Gヒカリ)は叫んだ瞬間、Gヒカリの視界が青色に染まり、5秒先の未来を予測する。

 

「ラーニング完了!」

 

「まさか、継菜のゼロツーを扱えるとは・・・!」

 

「あれが真のゼロツーと同じならまずいな・・・一気にケリをつけるぞ!」

 

「ええっ!」

 

二人は一気にGヒカリに接近するが、その動きを予測していたGヒカリは即座にレジェンドカメンライザーを構える。

 

レジェンドファイナル・アタックライド!ゼゼゼゼロツー!!!

 

「その動きは・・・もう見切った!」

 

瞬間、Gヒカリは光の速さで二人の間を通り過ぎ後ろを取ると、彼女の手にはGヒカリが元々持っていた『聖杯の剣』が握られていた、その瞬間。

 

「「グァァァッ!?!?」」

 

二人の体に激痛が走り倒れ伏す、Gヒカリは先ほど通り過ぎる際自身の技『フォトンエッジ』で二人に気づかれない速度で攻撃したのだった。

 

「・・・勝負ありね、此処まで強いなんてね」

 

「ゼロツーは完全に想定外だけどそれ抜きにしてもかなり強いな、なあ桃恵?」

 

「あっはい・・・だけど」

 

「?どうしたのじゃ桃恵?」

 

「・・・何か、訳がありそうなんです」

 

「訳・・・?」

 

桃恵の言葉にみんなが疑問に思った瞬間・・・。

 

ソイヤ! ゼロツービッグバン!

 

『っ!?』

 

真達が視線を向けると、既にカッティングブレードを倒し必殺技を放とうとするGヒカリの姿、そしてGヒカリの目の前には先ほどの攻撃で動けない翼と奏。

 

この後何が起きてしまうのか、予測を使わないでもその場にいた全員が察する。

 

「おいやめろっ!マリアが勝負ありって言ったの聞こえてなかったのかっ!?」

 

「・・・ふっ!」

 

戦いに集中して周りの声が聞こえてないのか、Gヒカリは真の忠告を無視して二人に止めを刺そうとする。

 

それを見て真っ先に動いたのは真とクリスだった。

 

「あたしが受け止める!横から蹴っ飛ばせ!」

 

「分かった!」

 

Killter Ichaival tron

 

イチイバルを身に纏ったクリスは翼と奏の前に立ち、リフレクターを展開してGヒカリのライダーキックを真正面から受け止める。

 

辛うじて受け止めるが徐々に後ろに下がってしまうクリス、そしてGヒカリの横に真が駆け付ける。

 

「変身!」

 

メタルライズ!

 

メタルクラスタホッパー!

 

It's High Quality.

 

メタルクラスタホッパーフォームに変身した真は即座にキーを押し込んだ。

 

メタルライジングインパクト!

 

すぐさま跳躍し、右足に飛電メタルを集約させドリル状にし、Gヒカリに向けて放った。

 

 

メタルライジングインパクト

 

『っ!ぐぁぁっ!?』

 

真に気が付かなかったGヒカリはその一撃を受け吹き飛ばされシーラの姿に戻る。

 

「翼!奏!無事か!?」

 

「あ、ああ・・・」

 

「何とか無事だ・・・」

 

真は二人の安否を確認し胸を撫でおろすと、白の方を向く。

 

「おい白!マリアが勝負ありって言ったんだぞ!聞こえてなかったとしても何で二人に止めを刺そうとした!?」

 

「っ・・・ご、ごめん・・・いつもの私の、悪い癖が・・・」

 

白はふらつきながらも謝罪するが、翼と奏に止めを刺されそうになったのを見てクリスは白に怒りをぶつける。

 

「だとしても模擬戦で殺りかねないってどういうことだっ!?何で自分の制御も効かねえんだよ!?」

 

「おいクリス・・・!言いすぎ・・・」

 

クリスの過度な台詞に真が止めようとする・・・だが。

 

「・・・・・・殺りかねない・・・制御・・・?」

 

クリスの言葉を聞いた瞬間、白の雰囲気が変わる。

 

「し・・・白さん・・・?」

 

響が様子がおかしい白に声を駆けようとする中、白はふらつきながらも立ち上がり・・・。

 

「・・・そんなこと言うんだったらさ・・・制御してみなよ・・・私の闇を・・・!!!」

 

その瞬間、白から放たれた膨大なまでの黒いオーラが全員を襲う。

 

あまりにプレッシャーにその場の空気が重く感じるほどの重圧を全員は浴びていた。

 

「な・・・何、これ・・・!?」

 

「これ・・・全部、白さんから・・・!?」

 

「お・・・押しつぶされそうデス・・・!?」

 

「足が・・・動きません・・・!?」

 

「このプレッシャー・・・アークと同等、いやそれ以上の・・・!?」

 

「彼女は・・・一体何を抱えているというんだ・・・!?」

 

「おい、このままだとまずいぞ・・・早く何とかしないと・・・!?」

 

「何とかしろって言われても・・・!?」

 

白から放たれる黒いオーラのせいでまったく動けず、他の者達も助けに行けない状態だった。

 

「ちょ・・・お前、落ち付けって・・・!」

 

「うぅぅ・・・!うあぁぁぁぁ!!!」

 

クリスの静止も届かず、白は黒いオーラを出しながら四人に迫っていく。

 

(マズい・・・こうなったらXDで・・・!)

 

真は神の力で対抗しようとした瞬間、白の隣に見知らぬ誰かが現れて白のドライバーに氷剣を当てて白の変身が解除される。

 

「ったく、お前メンタル付いたんじゃなかったのか?」

 

「・・・闇・・・ちゃ・・・」

 

変身が解除された白は黒いオーラの噴出が止まり、その場に倒れてしまう。

 

「っ!白・・・っ!?」

 

だが、白の変身を解除した謎の人物・・・黒髪以外白と容姿が同じの女性が倒れる白を受け止める。

 

「心の支えが出来ても、それと別れちまうと無茶しがち・・・それに加えて、どうやらストレス過多だったみたいだな」

 

「えっ、ええっ!?白さんがもう一人!?」

 

「ド、ドッペルゲンガーデスか!?し、調・・・私達!?」

 

「切ちゃん・・・あの人、ドッペルゲンガーじゃないと思うよ」

 

「ええ・・・少なくとも髪色は違うわね」

 

全員が黒い白に困惑する中、真が話しかける。

 

「た、助かった・・・けどあんたは?」

 

「オレか・・・そうか、白はオレの事は伝えてなかったのか・・・オレは『若葉 闇(わかば おん)』よろしくな」

 

この日、真達は白の抱える闇に触れた・・・。

 

 

 

数分後、白の容態を見ていたエルフナインとキャロルがリビングに戻ってくる。

 

「二人とも、どうだった?」

 

「今は眠ってるみたいです、安心してください」

 

「ありがとう・・・けど最後のあれは一体・・・?」

 

真の言葉に闇が答える。

 

「簡単だ・・・あれは、あいつの地雷だ」

 

「地雷って・・・あたしが言った言葉か?」

 

「・・・白の地雷について説明する前に、お前らは白についてどれぐらい知っている?」

 

「白さんの・・・?えっと、メガヘクスを追って次元を飛び越えてきて・・・」

 

「そうじゃない、あいつの過去だ」

 

「過去・・・いや、聞いてないな」

 

真の言葉に全員頷く。

 

「白は隠しておきたかったのか・・・仕方ない」

 

そう言うと闇は真剣な眼差しで真達を見る。

 

「白のことを知るんだったら、それ相応の覚悟がいる・・・それでも知りたいか?」

 

闇の言葉に全員が眼を合わせる・・・だが、全員の答えは決まっていた。

 

「・・・あぁ」

 

「即決か・・・わかった」

 

闇はポケットから水色のUSBメモリ『メモリーメモリ』を取り出すと、それを起動させる。

 

メモリー!

 

瞬間、リビングに激しい光が発生し一同を包み込む。

 

そして真達の目の前に映し出されたのは、一人の人間が歩んできた辛い人生だった・・・。

 

To Be Continued・・・




次回、戦姫転生ゼロフォギア×仮面ライダーシーラ レジェンドジェネレーションズ

「ある世界で、二人の夫婦の間に一人の幼児が生まれた」

明かされる・・・。

「これが、白さんの歩んできた人生・・・」

白の悲しきメモリー・・・。

「・・・来なよ、この世界のゼロワン!」

そしてぶつかり合う。

『変身!』

シーラVSゼロワン!

EP4 激突!エーアイと白き花
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