「見るな響、見たら馬鹿が移るぞ」
「えっ? え~っと…」
やめて!?二人そろって憐みの視線はやめて!
「今回は響の誕生日ということで特別回」
「このお話は真さんが二課に加入して、私がまだリディアンに入学してないときのお話です」
それでは特別回、どうぞ。
「う~ん、何にしようか・・・」
俺は今、街中をぶらつきながら店内を物色している。
もうすぐ響の誕生日だから何かプレゼントを上げようと考えているのだが・・・今どきの女の子がもらってうれしいものがよくわからない。
とりあえずアクセサリーショップや小物店に寄っているが、これといったものが思いつかない。(汗
「よくよく考えたら俺女子にプレゼントすることってほとんどなかったな」
前世ではあまり女子と接点なかったし、プレゼント送った異性と言ったら母さんぐらいしか思いつかなかった。
「・・・やっぱ頼るしかないか」
俺は徐にライズフォンを取り出し友人に電話をかける。
「いきなり呼んで悪いな未来」
「大丈夫ですよ、ちょうど私も響のプレゼントを考えてましたから」
一人じゃ決めれないので俺の友人であり響の幼馴染である未来を呼んで二人でプレゼントを決めている。
「ところでお金の方は大丈夫ですか?」
「ああ大丈夫そっちの方は余裕があるから」
資金については二課での給料が予想よりあるからマジで余裕だ。
「さて、それじゃプレゼント探しに行きますか」
「はい、まずは洋服店から行きましょうか」
一時間ぐらいかけ買い物を終えた俺たちは近くのファミレスにいた。
「いや~やっといいのが決めれたよ。ありがとな」
「いえいえ、私の方こそごちそうしてもらってありがとうございます」
「一緒にプレゼントを選んでくれたお礼さ、未来こそ響へのプレゼント決めたんだろ」
「はい、ピッタリのが見つかりました」
「そうかそうか、それはよかった」
そのままお互い注文した料理を食べながら最近の出来事を話した。
「それで響、迷子のお母さんを探すために一時間遅刻してきたんですよ」
「ああ~、響らしいな。人助けして時間忘れるの」
「そうなんです、私がどれだけ心配と思いますか?」
「まあまあ、響の人助けは今に始まったことじゃないし大目に見てやろうぜ」
「それはそうですけど・・・」
「けど流石に連絡位は入れておかないとな」
「そうですよね・・・というか真さん大分注文してますよね?」
「そうか?」
今俺の前には注文したパフェとパンケーキとコーヒーといろんな甘味が揃っている。
「いやーメニューに新商品って書いてあるから気になって」
「・・・真さんって男性みたいな雰囲気してますけどそういうところは女の子みたいですね」
おい女の子見たいって言わないでくれよ。俺はただ甘いものが好きなだけだ。
さらに加えるなら仕事の疲れをとるために糖分が必要なんだ。
ということを胸に秘めながら料理を食べた…。
・・・そして九月十三日。
「「響、誕生日おめでとう!」」
「わあっ! 二人共ありがとう!」
俺たちは俺の家で響の誕生日パーティーを開いた。
「はい響、私からのプレゼント」
「ありがとう未来!何かな~?」
響がプレゼントの封を開けると、中には黄色いひよこが刺繍されたハンカチが入っていた。
「ひよこのハンカチだ、可愛い!」
「うん、響にぴったりかなって思って」
「嬉しいよ、ありがとう未来!」
「さて、次は俺だな・・・ほい、プレゼント」
俺は未来より小さい包みを取り出す。
「真さんもありがとうございます!こっちは何なんだろう?」
響が封を開けると、中には白い花の髪飾りが入っていた。
「真さん、この花って」
「タマスダレっていって、響の誕生日と同じこの日の誕生花なんだ」
俺が最初に行った所とは違うアクセサリーショップで店員さんがおすすめしてくれた髪飾りで、響と同じ誕生花と聞いてこれだっ!と思った。
「私と同じ・・・ありがとうございます!私、大切にします」
「おう、喜んでくれて何よりだ」
俺たちのプレゼントを手に笑顔の響。
改めて、ハッピーバースデー響。
というわけで特別回終わり!
「改めて誕生日おめでとう響」
「ありがとうございます真さん!」
いやーもう響の誕生日か、月日が流れるのは早いな~。
「早い割には投稿頻度はあれですけどね」
こ…これから頑張ります…。
「よろしい、それじゃそろそろ〆ますか」
「「「それでは次回もお楽しみに!」」」
そして~~。
『ハッピーバースディ! 響!!』