戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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お待たせしました、G編第一話の始まりだ!
「前回が第零話ですから今回がれっきとした第一話なんですね」
「まっ、そういうことだな、投稿が遅れていたら弦十郎さんを呼ぶところだったぞ」
いや流石にあの人の鉄拳制裁はさすがにやばいのでやめてください。
「はははっ・・・そ、それでは速足ですがG編第一話どうぞ!」


新たな始まり

ルナアタックから三か月が過ぎた。

 

雷雨が降る真夜中、俺たちはとある武装列車に乗っていた。

 

現在この列車はノイズの大群に襲われている最中である。

 

列車に取り付けられている機関銃が飛行型のノイズを攻撃するが、すべての弾丸はすり抜けてしまう。

 

そのまま飛行型が列車に突撃し、中にいる警備員を炭化させてしつつ、爆発が起きる。

 

「くそっ!こんな時まで襲ってくるなんてな!」

 

そんな中、列車の上ではすでに変身を終えている俺とセレナが近づいてくるノイズを撃ち落としている。

 

「響!クリス!二人は車内に戻って友里さん達をを頼む!」

 

「わかりました!真さんもセレナちゃんも気を付けてください!」

 

「はいっ!お二人も気をつけてください!」

 

響とクリスが列車内の戻り、俺はクリムゾンイチイバルフォームによるガトリングで、セレナは俺が貸したアタッシュアローでノイズを撃ち落としていく。

 

「しかしセレナ。この狙ったかのようなタイミングでのノイズの襲撃、もしやとは思うが・・・」

 

「はいっ、おそらくあの杖が狙いだと思います」

 

「『ソロモンの杖』か・・・大丈夫なのか?」

 

「大丈夫です。友里さんが杖が入っている箱を所持しているウェル博士の傍にいますし、響さんとクリスさんも向かっていますから」

 

「そうか、なら俺たちは撃退に専念するぞ!」

 

俺たちはノイズを撃退しながら後退していく。

 

今回の作戦は三か月前、櫻井さんが所持していた聖遺物『ソロモンの杖』と現在杖を所持している『ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス』通称ウェル博士を岩国の米軍基地まで送ることで、俺と響にクリスそして新しい仲間のセレナの四人は護衛の任についた。

 

だが搬送中、突然ノイズに襲われ、先行して俺とセレナが変身し迎撃を行っている。

 

撃ち落としている中、複数のノイズが響たちのいる車両の天井に突き刺さるが、すぐにガトリングで撃ちぬいた。

 

「くそっ!毎度毎度きりがないぞ!」

 

「確かに、このままでは押されてしまいます・・・」

 

俺とセレナが苦しい中、二人の歌声が聞こえた。

 

Balwlsyall Nescell gungnir tron

 

Killter Ichaival tron

 

二人の聖唱が聞こえ、車両の天井を突き破りガングニールとイチイバルを纏った響とクリスが駆け付けてくれた。

 

「待たせたな!こっから派手に暴れてやるぜ!」

 

「二人とも!待ってたぞ」

 

「四人揃えば、何とかなりますね!」

 

「うん!それに相手がどれだけ来よう、今日まで訓練してきたあのコンビネーションがあれば!」

 

「あれはまだ完成してないやつだろ、切り札は最後まで取っておけ。ともかく飛んでるやつは俺とクリスで落とすから響とセレナは近づいてくる奴を倒してくれ」

 

『了解!』『あいよっ!』

 

 

『使用BGM 正義を信じて、握りしめて』

 

 

俺とクリスはお互いに背中を預け、クリスはギアをボウガンへと変える。

 

「背中を預けんだ、足引っ張んなよ」

 

「あいよ、そっちこそ撃ち損ねんなよ」

 

「はっ!誰に言ってんだ」

 

お互いに語った後、すぐにガトリングとボウガンによる連射を始める。

 

俺とクリスの連射にノイズは撃ち落とされていき、撃ち逃したのノイズが近づいてくるが構えていた響の体術とセレナの射撃によって撃墜されていく。

 

此方の数が倍になったおかげで余裕が生まれ、ノイズの狙撃に専念できる。

 

途中ノイズがクリスに狙いを定め、突撃してくるがそれに気づいた響がクリスの後ろに飛びノイズを殴り飛ばす。

 

響がカバーリングした後、クリスのギアが弩弓へと変わり、放たれた矢がノイズを貫き上空で無数に分裂し降り注ぎノイズを一掃する。

 

GIGA ZEPPELIN

 

ノイズが一掃される中、他のより一回り大きいノイズが空を旋回していた。

 

「あいつが取り巻きを率いてやがるのか」

 

「それならあれを撃ち落とせば、真さん!」

 

「わかった、受け取れ!」

 

ピーアス!

 

『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』

 

セレナはアタッシュアローに俺が投げ渡したピアッシングナーファルプログライズキーを装填し、構える。

 

ピアッシングカバンシュート!

 

放たれた牙状の矢は回転しながら高速でノイズに接近する。

 

しかしそのノイズはその速度に対応し、旋回し回避する。

 

「回避された、あの速さを!?」

 

「だったらこいつだ!」

 

クリスはギアをガトリングに切り替え、乱射する。

 

BILLION MAIDEN

 

放たれた弾丸はノイズを追い詰めるが、ノイズが外装を纏うと放った弾丸は全て弾かれてしまう。

 

「クリスちゃん!」

 

「俺たちが!」

 

ブラスター!

 

『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』

 

外装を纏ったノイズはこちらに接近してきて、それに対応するように響は右腕のバンカーを引っ張り出し、俺はギアを収納し、取り出したアタッシュカリバーにイチイバルのキーを装填し、お互いに飛び上がる。

 

『はぁぁぁぁ!!』

 

響は突っ込んでくるノイズに響は拳を、俺は刀身が赤くなった武器を振り下ろした。

 

 

イチイバルカバンストラッシュ!

 

俺たちの攻撃はノイズの外装に直撃するが、傷つけられず軌道をそらすことしかできなかった。

 

「私たちの攻撃でもびくともしないなんて…」

 

「ああ・・・それにこいつらおかしいぞ」

 

「何がおかしいんですか?」

 

「今までのノイズは見境なく突撃しまくるやつらだったのに、こいつらにはどことなく統率された動きがある」

 

「ええっと・・・つまり?」

 

「あのノイズを動かしてる敵が別にいるってことですか?」

 

「俺はそう考えてる。けどあの杖以外にノイズを操る方法なんて・・・」

 

クリスとセレナがノイズを撃ち落としてくれるが、司令塔を落とさない限りジリ貧だ。

 

「あんときみたいに空を飛べるエクスドライブモードなら、こんな奴らにもたつく事なんかねえのに!」

 

「一応、俺とセレナは飛行することは可能だが、あの装甲を何とかしないとな…」

 

「せめて強力な一撃を与えることができれば・・・」

 

「う~ん・・・んっ?みみみみんな後ろ!?」

 

『後ろ?』

 

俺達が振り返ると、すぐそこまでトンネルが迫っていた。

 

しかもその高さは低く、車両の上に載っている俺たちは確実に縁に激突してしまう。

 

『うわぁぁぁぁぁぁ!!?』

 

すかさず響が足のバンカーで天井を踏み砕き、俺がクリスとセレナを抱えて車内に飛び降りた。

 

「ぎ・・・ギリギリセーフ」

 

「ナイス機転、助かったぜ響・・・」

 

「いいから早く降ろしてくれ!」

 

「流石に抱えられるのはちょっと…」

 

俺は抱えている二人を下し、俺は後ろの車両を見る。

 

「問題はあのノイズをどうやって倒すかだな」

 

「くそっ!攻めあぐねるとはこういうことか・・・」

 

俺たちが悩んでる中、響は自分の手を叩いた。

 

「そうだ!」

 

「何か閃いたんですか?」

 

「師匠の戦術マニュアルで見たことがある!こういう時は、列車の連結部を壊してぶつければいいって!」

 

「なるほど!さすがは指令のマニュアルですね!」

 

「でしょ!」

 

響の提案にセレナは感心するが、俺とクリスはため息をつく。

 

「はぁ・・・おっさんのマニュアルはといえば面白映画だろ?そんなのは役に立つものか」

 

「それに第一、ノイズに物理的な攻撃は効かないんだろ?ぶつけてどうするんだ」

 

「ふっふ~ん!ぶつけるのはそれだけじゃないよ!真さんとセレナちゃんは炎と氷の準備をお願いします!」

 

「えっ、わ…わかりました!」

 

俺たちが準備する中、後ろからノイズが迫ってくる。

 

「急いで、トンネルを抜ける前に!」

 

俺たちは前の車両に移り、クリスが後ろの車両との連結部を撃ち壊した。

 

「サンキュー、クリスちゃん!」

 

「本当にこんなのでいいのかよ…?」

 

「今は響を信じよう」

 

俺はセレナにフリージングベア―プログライズキーを渡し、俺はフレイミングタイガープログライズキーをお互いに武器に装填した。

 

ブリザード!

 

『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』

 

ポーラーベアーアビリティ!

 

ファイヤー!

 

『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』

 

タイガーアビリティ!

 

「後はこれで・・・!」

 

俺とセレナがキーを装填し、響が車両の間に降り、その足で後ろの車両を完全に切り離した。

 

ノイズは切り離した車両をすり抜けるが、トンネルの出口ではギアを展開した響と武器を構えた俺とセレナが待ち受けていた。

 

「飛べぇぇぇええぇぇええぇ!!」

 

ノイズが車両を通過し姿を見せた瞬間、響のギアのジェットが爆噴し凄まじい速度でノイズに迫り、それに合わせるように俺たちはトリガーを引いた。

 

 

 

 

フリージングカバンシュート!

 

フレイミングカバンストラッシュ!

 

俺とセレナから放たれた炎の斬撃と氷の矢は響に追いつき、響の右腕のギアに纏わりつき二つのエネルギーが混ざり合った。

 

響はそのまま拳を列車を透過したノイズに叩きつけると、炎と氷が交わり合ったような大爆発が起きる。

 

その爆発は車両の後ろにいるノイズ達すら巻き込み、トンネルの向こう側まで爆発は続いた。

 

炎と氷を纏った一撃を俺はこう名付けた。

 

 

我流・絶拳

 

 

「閉鎖空間で相手の機動力を封じた上、遮蔽物の向こうから重い一撃…」

 

この光景にクリスは驚いていた。

 

「ホント、響の奴成長しやがって」

 

俺は響の後姿を見てそう呟いた。

 

 

 

その後、何事もなく米軍基地に到着しソロモンの杖とウェル博士を受け渡した。

 

「これで、搬送任務は完了となります、ご苦労様でした」

 

「ありがとうございます」

 

友里さんが相手と握手する中、響が小声で話しかけてくる。

 

『ねえ真さん、さっきからセレナちゃんの姿が見えないんだけど…?』

 

『セレナならあっちでライダモデル達に礼をしてるよ、今回は頑張ってくれたからって』

 

『そうですか、優しいですね』

 

俺たちが小声で話しているときに、ウェル博士が近づいてきた。

 

「確かめさせていただきましたよ、皆さんがルナアタックの英雄だと呼ばれることが、伊達ではないことがね」

 

「英雄!私たちが!いやぁ~普段誰も褒めてくれないので、もっと遠慮なく褒めてください・・・いたっ!?」

 

テンションが上がっている響の頭を軽く叩いた。

 

「いった~、何するんですか真さん・・・」

 

「調子に乗りすぎだ、それに英雄なんて周りが勝手に言ってるだけの事だろ」

 

「謙虚ですね貴方は。世界はこんな状況だからこそ、ぼくたちは英雄を求めている!そう、誰からも信奉される偉大なる英雄の姿を!」

 

ウェル博士は興奮しきった感じで語りだす。

 

響は浮かれているが、俺は訝し気な顔でウェル博士を見る。

 

「皆さんが守ってくれた物は、ぼくが必ず役立てて見せますよ」

 

「不束なソロモンの杖ですが、どうぞよろしくお願いします!」

 

「頼んだからな」

 

「ええ、それとあともう一人の方にもお礼を言いたいんですが・・・」

 

「彼女には俺から伝えておく」

 

「そうですか、分かりました」

 

そういってウェル博士は兵士の人たちと共に基地内へと向かう。

 

「んで、お前は何考えこんでんだよ?」

 

「んっ?ああちょっとな・・・」

 

俺はウェル博士が言ってた言葉が頭に残る中、基地外に出る。

 

基地から離れたところで、ライダモデルと戯れるセレナを見かける。

 

「あっ、もうお話は終わりましたか?」

 

「ああ、無事に任務も完了だ、そして…」

 

「うん!この時間なら翼さんのステージにも間に合いそうだ!」

 

「みんなが頑張ってくれたから、司令が東京までヘリを出してくれるみたいよ」

 

「マジっすか!」

 

響が喜んだ瞬間、突然基地から爆発が起き、大型のノイズが出現した。

 

「マジっすかぁ…!?」

 

「大マジだ!行くぞ!」

 

俺たちは急いで基地へと向かう。

 

だが基地についた時には兵士の人たちはみんな炭化し、基地も滅茶苦茶になり、そしてウェル博士とソロモンの杖が行方知れずとなってしまった。





後書きの時間だ!
「セレナがアタッシュアローを使うのか…なんか新鮮だな」
個人的にはセレナは弓を使うのが一番しっくりするということで使ってもらってます。
「・・・ところで作者さん、一ついいでしょうか」
ん?なんだ?
「ではあちらで…」
「?俺から離れて何話してんだ?」
『あの、真さんに『あのアイテム』は渡してるんですか?』
ああ、安心しろ。あれはプログライズキーの中にちゃんと入ってるから、ていうかあのキーとセットじゃないと意味ないだろ。
『そうですか、なら安心です』
「二人して何話してるんだ?」
「いえ、此方の話ですよ真さん」
それじゃそろそろ〆ますか。
「?まあ、分かった」

「「「それでは次回もお楽しみに!」」」
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