戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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G編第六話、今回は屋外でのあいさつとなっております。
「何で屋外なんだ・・・と言いたいところだけどマリアか・・・」
そっ、マリアがスタジオで大暴れしたから現在修復中、治るまで屋外でやる事となった。
「なるほどな、それより大丈夫か真?」
「ああ、あの後マリアと地獄の鬼ごっこを三時間近くやってたけど何とか逃げ切れた」
「マリア姉さんがすみません、後で叱っておきますので」
「ああいいよセレナ・・・それでお願いがあるんだけど、前回のお姉ちゃん呼びは日常限定でお願いね、戦闘中に呼ばれたら俺動揺して戦えないかも」
「わかりました、真お姉ちゃん!」
「よし、それじゃあそろそろ始めますか。G編第六話、どうぞ!」


終焉を望む者、終焉に臨む者

時刻は真夜中、弦十郎さんたちが集めてくれた情報によると街外れの廃病院に物資が運び込まれていることがわかり、俺達六人は侵入することとなった。

 

『いいか、今夜中に終わらせるつもりで行くぞ!』

 

『明日も学校があるのに、夜半の出動を強いてしまいすみません』

 

「気にすんな、弦十郎さんが言ったように今夜中に終わらせれば何の問題もない」

 

「その通りです緒川さん、これが私たち防人の務めです」

 

「街のすぐ外れにあの子たちが潜んでいたなんて…」

 

確かに、こんなところにアジトがあるとはな・・・灯台元暮らしとはよく言ったものだ。

 

『ここはずっと昔に閉鎖された病院なのですが、二か月前から少しづつ物資が搬入されているみたいなんです。ただ、現段階ではこれ以上の情報は得られず、致し開始ではありますが・・・』

 

「尻尾が出てないのなら、此方から引きずりだすまでだ!」

 

「そうだな、んじゃ行くぞ!」

 

奏の号令と共に俺たちは廃病院内へと侵入する。

 

 

 

 

 

一方、廃病院内の一室にて真達の様子を監視する誰かがいた。

 

「おもてなしと行きましょう・・・」

 

その者がキーボードのエンターキーを押そうとしたとき、モニターに映る映像を見て動きが止まる。

 

「この子は・・・」

 

モニターに映ったのは、真達と行動するセレナの姿だった。

 

「・・・ふふっ、面白い」

 

その人物は含み笑いをし、エンターキーを押す。

 

 

 

 

 

俺たちが建物内に侵入すると、壁から赤色のガスのようなものが噴出されていた。

 

「やっぱり、元病院ってのが雰囲気出してますよね・・・」

 

「まあ確かに、しかも赤いガスときていよいよホラー感マシマシだな・・・」

 

「なんだ、お前らビビってんのか?」

 

「そうじゃないけど、なんだか空気が重いような気がして・・・」

 

「確かにそうですね・・・ですけど」

 

「ああ、意外に早い出迎えだぞ」

 

翼とセレナの言葉に俺たちが通路の奥を見ると、奥からノイズが数体迫ってくるのが見えた。

 

「よし、皆行くぞ!」

 

『おう!』『はい!』

 

アウェイクン!

 

俺と奏とセレナはそれぞれドライバーを身に着け、手にしたプログライズキーのライズスターターを押し込む。

 

ジャンプ!

 

バレット!

 

ダッシュ!

 

『『『オーソライズ!』』』

 

『『Kamen Rider...Kamen Rider...』』

 

俺たちの周りをライジングホッパーライダモデルが飛び回り、俺たちは構えをとり、響達も聖唱を歌う。

 

Balwlsyall Nescell gungnir tron

 

Imyuteus amenohabakiri tron

 

Killter Ichaival tron

 

『変身!』

 

プログライズ!

 

『『ショットライズ!』』

 

飛び上がライズ!ライジングホッパー!

 

シューティングウルフ!

 

ラッシングチーター!

 

A jump to the sky turns to a riderkick.

 

The elevation increases as the bullet is fired.

 

Try to outrun this demon to get left in the dust.

 

仮面ライダーに変身した俺たちとシンフォギアを纏った響たちは、そのままノイズと戦闘を開始した。

 

 

『使用BGM Bye-Bye Lullade』

 

 

挨拶無用のガトリング!ゴミ箱行きへのデスパーリィー!

 

クリスの歌と共に、クリスとセレナが射撃攻撃を開始しノイズの数を減らしていく。

 

「やっぱりこのノイズは・・・」

 

「制御されているな、どうやら当たりみたいだ」

 

「よし、前衛組で活路を切り開く。雪音とセレナは援護を頼む、奏は私と共に遠距離組のカバーに!」

 

翼の掛け声とともに俺と響が前に出てノイズを殴り飛ばしそこにクリスとセレナの援護射撃が入り、翼と奏が遠距離二人に近づくノイズを倒す。

 

そうしてノイズを倒していくが、俺は少し違和感を感じた。

 

俺達仮面ライダー組に比べて、響達装者のノイズ撃破数が少なく感じる。

 

その証拠に三人が倒したノイズは炭化することなくその体を再生する。

 

「三人共、どうした!?」

 

「わかりません!けどなんだかいつもより力が出ないんです・・・!」

 

ノイズが再生するうえに、いつもと比べて響たちの息が上がるのが早い。

 

俺はその異変を察し、すぐに本部へ連絡を入れる。

 

「弦十郎さん、響達に異変が!」

 

『ああ、どうやら響君達の適合係数が低下しているらしい!そのままでは戦闘の維持が不可能になる!そちらに異変はないか?』

 

「異変って・・・ノイズが出てくる以外には赤いガス位しか・・・!?」

 

まさか、このガスが原因か!?

 

「くっ・・・奏!セレナ!俺たちで響たちのサポートに『真、後ろだ!』!?」

 

奏の叫びに後ろに振り返ると、何かが俺に向かって襲い掛かってくる。

 

飛び掛かってくる何かを躱し天井に向けて蹴り飛ばすが、何かはすぐさま態勢を立て直し再度襲い掛かる。

 

「このぉ!!」

 

再度襲い掛かって来る何かを今度は響が殴り飛ばす。

 

「殴ったのに炭化しない!?」

 

「あいつ、ノイズじゃないのか!」

 

動き回って見えずらかった何かは動きを止め、その姿をはっきりと見ることができた。

 

ノイズとは違う四足歩行の獣のような生物、灰色の体に溶岩を思わせるような筋が通っており、俺たちが思いつく中であんな生き物は記憶になかった。

 

・・・だが一人だけ、俺たちとは違う反応をしている少女がいた。

 

「あ・・・あぁ!!」

 

セレナだった。 セレナは謎の生き物を見て明らかに動揺しており、その声には恐怖が籠っていた。

 

「セレナ、どうした?」

 

近くにいたクリスがセレナの様子がおかしいのを察して呼びかけるが、セレナは反応せず逆にその体を震わせていた。

 

「そ・・・そんな、何で・・・ネフィリムが?」

 

「ネフィリム!?」

 

セレナが発したネフィリムという単語に反応したのは俺だけだった。その言葉は此処に来る前セレナが言っていた。

 

そんな中、暗い通路の奥から拍手される音が聞こえてきた。

 

「っ!? 誰だ!」

 

奏が叫ぶと通路の奥、ネフィリムと呼ばれる生き物の後ろから誰かが近づいてくる。

 

俺たちは警戒し、奥を注視する。

 

そして、その奥にいた人物に俺たちは驚いた。

 

「なっ・・・ウェル博士!?」

 

それは、米軍基地で行方不明となっていたウェル博士本人だった。

 

そしてネフィリムはウェル博士の近くのケージのような物に入っていく。

 

「以外に敏いじゃありませんか」

 

「そんな?博士は岩国基地が襲われた時に・・・」

 

響の疑念に、俺が答える。

 

「・・・自作自演、か」

 

「えっ?」

 

「こいつは、わざとノイズを自分に襲わせたんだ。そして基地襲撃の時にソロモンの杖と共に姿を眩ませた!そうすれば自分に疑惑の目が向かないからな」

 

俺の答えにウェル博士は感心したような反応をする。

 

「流石はルナアタックの英雄、その通りです。さらに言えばあの時、アタッシュケースにはソロモンの杖はなく、コートの内側に隠してたんですよ」

 

「ソロモンの杖を奪うため、自分で制御し自分に襲わせる芝居を打ったのか?」

 

「バビロニアの宝物庫よりノイズを呼び出し、制御することを可能にするなど、この杖をおいて他にありません」

 

そう言いながらウェル博士はソロモンの杖を使いノイズを呼び出していく。

 

「そしてこの杖の所有者は、今や自分こそがふさわしい、そう思いませんか?」

 

「っ! 思うかよ!」

 

クリスはウェル博士の言葉を否定し、ミサイルを放とうとする。

 

「クリス駄目だ!適合係数が下がった状態で大技を使ったら!?」

 

奏が呼び止めるが、クリスは無視し小型ミサイルを発射する。

 

「ぐっ、ぐあぁぁあぁぁ!!」

 

だがその直後、クリスはその顔を苦痛に歪ませ悲鳴を上げる。

 

「クリス!!」

 

クリスが放ったミサイルはウェル博士ごとノイズを建物の壁ごと吹き飛ばす。

 

だが爆炎が晴れると、そこにはノイズによって身を守った無傷のウェル博士が立っていた。

 

「無茶するな!適合係数が下がった状態であんな大技を使ったらバックファイアで逆に自分を傷つけるだけだ!」

 

奏はバックファイアで苦しむクリスの肩を貸す。

 

「・・・!あれは!?」

 

響が何かを見つけ空を見ると、ネフィリムが入ったケージを飛行型のノイズが運んでいた。

 

後ろを見るが遠距離攻撃ができるクリスはダウンし奏が支えている、セレナもネフィリムの出現で体を動かせていない。

 

「っ! 私がケージを!立花と継菜はウェル博士の身柄を!」

 

「真、クリスを頼む!」

 

翼がノイズを追いかけ、奏はクリスを俺に預け翼の後を追いかけた。

 

俺はクリスとセレナの元へ向かい響がウェル博士の身柄を確保する。

 

 

 

 

 

『使用BGM 月煌ノ剣』

 

翼と共にケージを持って飛んでいくノイズを追いかける。

 

翼のアメノハバキリとバルカンのスペックならスピードは追いつくが、相手は飛行型。それに加えてこの先は道がない、どうすればと考えていたら、旦那から通信が入った。

 

『そのまま、飛べ!翼!奏!』

 

旦那が通信機越しに叫ぶ。飛べって、この先海だぞ!?

 

『海に向かって飛んでください!どんな時でもあなた達は!』

 

そこに緒川さんの通信も入る・・・旦那たちのことだ、なんか考えてんだろうな!

 

翼の方も旦那たちの言葉を信じている、そしてあたしと翼はそのまま海へと飛んだ。

 

翼は脚部のブースターで飛ぼうとするが先ほどの不調がまだ続いており出力が足りない。

 

バルカンのスペックでもあそこまで届かずそのまま海に落ちる時、海から何かが上がってくる。

 

海から飛び出したのは二課が所有している潜水艦だった。

 

あたしと翼は旦那の考えを察知し、潜水艦の先端を足場にし、再度ノイズへ向けて飛んだ。

 

今度は届き、翼の斬撃とあたしの射撃でノイズを倒す。

 

そしてそのまま落下するケージに手を伸ばそうとした瞬間、上空から敵意を感じた。

 

『うわぁ!!』

 

すると上から何かがあたしたち目掛けて飛来し、あたしたちを弾き飛ばし、そのままあたしたちは海に落ちる。

 

 

 

 

 

「翼!奏!」

 

ウェル博士の身柄を確保し翼たちの方を見ると、翼たちは飛来した何かに弾かれ海に落ちる。

 

飛来した何かは海に落ちず、海面に浮かんでいた。

 

それは槍、あの時会場で一度だけ見た黒い槍。

 

その槍の持ち手に降り立ち、落ちてくるケージを手にする者がいた。

 

「あいつは・・・!」

 

その姿は朝焼けと共にはっきりとする・・・その者はセレナの姉、マリア・カデンツァヴナ・イヴ。

 

その姿を見てウェル博士は口を開く。

 

「時間通りですよ、『フィーネ』」

 

その言葉に俺たちは驚く。

 

「フィーネだと・・・?」

 

「終わりを意味する名は、我々組織の象徴であり、彼女の二つ名でもある」

 

「まさか・・・じゃあ、あの人が!」

 

響の言葉に、ウェル博士が答える。

 

「新たに目覚めし、再誕したフィーネです!」

 

「そ・・・そんな・・・!?」

 

ウェル博士の言葉にセレナは膝をつき、俺はマリアの方を向く。

 

あの人が・・・マリアが、再誕したフィーネ!




「後書きの時間だ、それにしてもマリアが新たなフィーネか・・・」
「ああ、確かにあの時何度でも甦るって言ってたけど復活が早くないか?」
「いつ復活するかなんてわからないからな、数百年後に復活することがあるなら明日に復活することだってあるかもしれない、それよりもセレナは大丈夫なのか?」
「はい・・・マリア姉さんとネフィリムの同時登場にはさすがに驚きました」
「そうだな、普通は驚くよな」
「大丈夫さ、真達は一度フィーネを倒したし、今度もフィーネを倒してマリア達を助けてくれるさ!」
「ああ、そこは全力で頑張るさ。セレナの夢のためにもな」
「・・・ありがとうございます」
「よし、じゃあそろそろ〆るか!」

「「「それでは次回もお楽しみに!」」」

・・・今回、後書きに俺のセリフがなかった。(´・ω・`)
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