G編第七話、ここの話が思いつかなかったので早速本編どうぞ!
「いきなり過ぎだろ!? そしてメタい!?」
ウェル博士が口にしたフィーネの名にその場にいた俺たちは驚愕していた。
「嘘…ですよ。だってあの時、了子さんは」
響きの言葉に俺は二か月前、櫻井さんが響に向けて言った一言を思い出す。
『胸の歌を、信じなさい・・・』
櫻井さんはその言葉を残し、灰となって消えた時を今でも思い出す。
「リインカーネーション」
「遺伝子にフィーネの刻印を持つ者を魂の器とし、永遠の刹那に存在し続ける。輪廻転生システム!?」
「そんな・・・じゃあ、アーティストだったマリアさんは!」
「さて、それは自分も知りたい所ですね」
「・・・っ!」
ウェル博士の呟きが聞こえたのか、セレナは絶句した。
海に突き飛ばされたあたしは海面に出て、海の上で悠々と突っ立っているマリアをに視線を向けると、海から翼が飛び出す。
翼はそのまま脚部のブースターで海面を滑るように進みマリアの元へ向かいアームドギアを構える。
マリアは翼の繰り出す攻撃をかわすが、翼は上空でその身を翻しアームドギアの形状を変える。
「甘く見ないで貰おうか!」
蒼ノ一閃
「こっちのことも忘れんなよな!」
叫びながらアタッシュショットガンを取り出し、マリアに銃口を向けると同時に、翼の技と共に一撃を放ったが、マリアはマントで身を守りあたしたちの攻撃を防いだ。
「甘くなど見ていない!」
翼はマリアに切りかかるが、マントで防がれ逆に浮上した潜水艦の方まで吹き飛ばされる。
「翼!」
あたしはそのまま飛び出して潜水艦へ着地して翼の元へ駆け寄った。
「ふっ」
マリアはあたしと翼が合流したのを確認するとケージを上へ放り投げると、ケージはその姿を突然消した。
そしてそのままマリアはあたしたちの元まで飛んできて、その手に戻したアームドギアを握り締めた。
『使用BGM 烈槍・ガングニール』
「だからこうして、私は全力で戦っている!」
そう叫び、マリアとの戦闘が開始する。
マリアに初撃を何とか防ぐが、翼の様子はいまだに前回とは言えない。
「この胸に宿った 信念の火は 誰も消すことが出来やしない 永劫のBlaze」
あたしと翼が接近するとマリアはマントとアームドギアを巧みに扱い、あたしたちの攻撃を防ぐ。
翼に向かって下から切り上げてくるが、あたしがカバーに入り何とか防ぎ、射撃するがマントで防がれてしまう。
あたしたちが距離をとるとマリアはマントを纏って高速で回転する。
黒い竜巻となったマリアはそのまま接近してきて、迎撃した翼のアームドギアとあたしの弾丸は弾かれてしまう。
正面じゃかなわないと判断したあたしは屈み、あたしの意図を察した翼はそのままあたしの背を踏み台にしてマリアの上を取る。
翼はそのまま下突きを仕掛けるがマリアは迎撃態勢に入るが、あたしは翼に注意が向いた瞬間にマリアの竜巻に近づき拳を振るう。
「おりゃああ!!」
そのまま振るった拳は竜巻の壁にぶち当たるが、バルカンの装甲は傷ついたが壊れず竜巻を抜けた。
「何っ!?」
竜巻を突破されたことに驚いたのかマリアはすぐに竜巻を解除しあたしと翼の攻撃を避ける。
「くっそ、行けたと思ったんだけどな…」
けど、仮面ライダーならシンフォギアの頃より多少の無茶ができるな。
あたしの強行突破に驚いたのか、マリアは距離を取りマントによる攻撃を仕掛けるが、あたしたちは何とかかわすが、潜水艦に傷がついた。
一時攻撃の手が止まるが、この攻防だけで翼の息が上がっていた、このままじゃ・・・。
すると旦那から通信が入った。
『翼!奏! マリアを振り払うんだ!』
「簡単に言ってくれるな旦那…」
通信を受けて翼とあたしは武器をしまい、翼は逆立ちとなり『逆羅刹』で、あたしは旦那直伝の体術でマリアに接敵する。
マリアは翼の攻撃にアームドギアで、あたしの攻撃にマントで迎撃するが、あたしたちの連撃に押されたのか少し体制を崩した。
「勝機!」
「ふざけるな!」
翼はその隙をついて攻撃を仕掛けるがマリアはマントで翼の攻撃を弾き、翼を後退させる。
翼は立ち上がろうとすると、突如足を抑える。まさかケージの時に足を!?
「まいた!」
今度はマリアが隙をつき、アームドギアを構え翼に接敵する。
「させるかよ!」
あたしはマリアよりも先に翼の前に出てアタッシュショットガンを取り出しマリアのアームドギアを受け止め、止めた隙に翼がアームドギアを取り出しマリアに一太刀入れた。
「くっ!」
「助かった、ありがとう奏」
「礼には及ばないさ、それより足大丈夫か?」
「ああ、問題ない」
翼はそう言い立ち上がり、マリアに向き直る。
「翼の奴・・・やっぱあの時足をやられたか」
崩れた橋の上で俺は二人の戦況を見て呟く。
「いくら奏さんが一緒でもこのままじゃ翼さんが!」
「だったら白騎士のお出ましだ!」
「駄目だ、適合係数が下がっている状況で攻撃したらまたバックファイアが襲い掛かるぞ!」
クリスはボウガンをマリアに向けるが、俺が呼び止める。
「じゃあどうしろってんだ!?」
「俺が二人の援護に行く、三人は此処にいてウェル博士の身柄を・・・」
俺が二人の元へ行こうとしたとき、上空から複数の丸鋸が襲ってきた。
俺たちはとっさに避けるがその際にウェル博士の拘束を解いてしまう。
「この丸鋸は・・・まさか!?」
するとクリスの背後から鎌を構えた少女、切歌が現れる。
「なんとイガリマぁぁぁ!」
切歌はイガリマを振りかざしクリスに襲い掛かる。
『使用BGM 獄鎌・イガリマ』
「警告メロディー 死神を呼ぶ 絶望の夢Death13」
切歌は執拗にクリスに集中攻撃を仕掛ける。
「クリス、今援護に!」
俺と響が援護に入ろうとすると上空からもう一人の少女、調がやってきて俺たちに向けて大量の丸鋸を放つ。
俺と響は全てかわすと、調は自身の脚部のユニットから刃を繰り出し、巨大な車輪となり襲い掛かる。
非常Σ式 禁月輪
「そんなのありかよ!?」
俺と響はとっさに躱し、体勢を立て直す。
クリスの方を向くと、セレナが援護に入っているがさっきのショックが残っているのかいつもより動きが悪く、クリスの方もまだ調子が戻っておらず二人共吹き飛ばされる。
「二人とも!」
俺たちは急いで二人の元へ駆け寄る、振り返ると調がソロモンの杖を持ってウェル博士の元へ向かっている。
「くそったれ・・・適合係数の低下で体がまともに動きゃしねえ・・・!」
「ごめんなさい・・・私が足を引っ張ったせいで・・・」
「大丈夫だ、気を落とすなよ」
「でもあの二人、いったいどこから?」
響が辺りを見回すが、それらしい乗り物は見当たらない。俺たちの知らないシステムで姿を隠してるのか?
・・・今は敵の出所よりも、状況を何とかしないと。
相手は三人、そのうち二人はこちらでもう一人は翼と奏が相手をしている。
一方此方は装者三人は適合係数の低下で大技が撃てない、セレナはまだショックを引きずっていて動きが鈍い、奏は翼の援護。
この状況は・・・ちょっとまずいな。
マリアとの硬直状態の中、翼は自分の手を握ったり開いたりして自身の状態確認をしていた。
「少しずつだが、ギアの出力が戻って来てる・・・」
「そうか、そりゃよかった」
マリアの方を見ると、今度はあちらの息が上がっていた。その間にマリアは誰かと通信をしている。
「くっ! 時限式では此処までなの!?」
マリアの言葉にあたしは感づいた、こいつらあたしと同じ・・・!?
「まさか、奏と同じLINKER・・・!?」
翼の方を見ると、翼もマリアのことに気づいたらしい。
すると突然強風が襲ってくる。
「くっ!?」
「なんだこの風!?」
突然の強風に動けないでいると、マリアはワイヤーのような物を掴んで浮いており、少しすると上空から輸送機が突然現れた。
「おいお前ら、いったい何を企んでるんだ?」
膠着状態の中、俺はウェル博士たちに質問を投げかけると、調が答えた。
「正義では守れない物を守るために」
「正義じゃ守れないもの?」
すると強風が襲ってきて、上空から輸送ヘリが三人の上に着き、ワイヤーを下す。
そのワイヤーに調は一人で、切歌はウェル博士を担いで飛び移り、輸送ヘリは俺たちから離れる。
「っ! 逃がすか!」
俺はアタッシュアローを取り出し標準を構える。
「真さん!」
「わかってる! ヘリのプロペラを撃ち抜いて…!」
「だったらあたしが有利だ!」
クリスは響から離れ、アームドギアをスナイパーライフルへと変える。
RED HOT BLAZE
「ソロモンの杖を返しやがれ…!」
「逃がしはしねえ・・・!」
俺とクリスが輸送ヘリに標準を合わせようとすると、ヘリは紫色の光を放ちその姿を消していく。
そして標準を合わせた時、その姿を完全に消してしまう。
「っ!? なんだと・・・!」
「完全に消えやがった…」
フィーネが去った後、俺たちは潜水艦の上で座り込んでいた。
『・・・・・・』
誰もが静まりこんでいる中、潜水艦の出入り口から弦十郎さんが出てくる。
「無事か、お前たち!」
「師匠・・・」
響はやってきた弦十郎さんにあることを呟いた。
「了子さんと・・・たとえ全部分かり合えなくとも、せめて少しは通じ合えたと思ってました・・・なのに」
そう言い落ち込む響に、弦十郎さんは応えてくれた。
「通じないなら、通じ合うまでぶつけてみろ!」
そう言い弦十郎さんは拳を握り締める。
「言葉より強いものを、知らぬお前たちではあるまい!」
弦十郎さんの発言に俺たちは苦笑いをする。
「言ってること、全然わかりません! でも、やってみます!」
「脳筋すぎるだろ・・・だがそれもありだな」
俺はそのまま起き上がる。
「それに、マリアが本当にフィーネだなんて信じれるか? ウェル博士のハッタリの可能性もあるだろ」
「・・・確かに、ウェル博士の言うことが真実だという証拠はないな」
「だろ、フィーネという組織名も、名を使っているだけかもしれないんだぜ。虎の威を借る狐みたいにな」
俺はそのまま、セレナの下に行き目線を合わせる。
「だからさ、安心しろ。絶対にテロを止めて見せるし、セレナの夢も叶えてやる」
「真お姉ちゃん・・・」
「それでもマリアの奴が話を聞かないなら、それこそ弦十郎さんの言った通りぶつけてみればいいさ」
「・・・はい、そうですね」
俺の言葉にセレナは少し明るくなった。
・・・正義では守れない物を守る、か。
何を企んでるのかわからないが、俺たちが絶対に止めて見せる。
後書きの時間・・・は省略!
「待て適当すぎるだろ!?」
だってここまでで約41話分のあらすじと後書きを考えたからもうネタが尽きちゃって…。
「だからって両方とも省略する馬鹿がどこにいる!?」
此処にいる!
「そうだな畜生!!」
「まあまあ真、落ち付けよな」
「そうですよ、たまにはこんな日があってもいいじゃないですか」
「・・・二人がそう言うなら別にいいけど」
まあ次回はちゃんとあらすじも後書きも書きますので今回だけは見逃してください、それではいつものコールを。
「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」