戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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・・・・・・・・・。(泣
「おい作者、そろそろG編第九話を始めるんだが」
「作者さんどうしたんでしょうか?」
「XDでLOST SONG編に感動してさっきからあんな感じなんだよな」
グレ響が報われてよかった…。(泣
「まあ確かにあれは感動したな、だが俺たちの物語のことを忘れないでくれよな」
分かってる、感動も終わったことだしそろそろG編第九話、張り切ってどうぞ!


挑戦状

クリスに挑戦を挑んだ切歌と調に俺たちの視線が向いてしまう。

 

「あいつら、ここに来てたのか!」

 

「随分と大胆な潜入作戦だな・・・」

 

「・・・ねえ皆、あの子たちの事知ってるの?」

 

俺と奏が呟く中、未来が俺たちに尋ねてくる。

 

「簡単に言えばセレナの友達で、会場襲撃犯の仲間のシンフォギア装者ってとこだな」

 

「えっそうなの!?」

 

「真さん、そんな正直に言わなくても…」

 

「未来に隠し事は無理そうだからな・・・それに響は言わなさそうだからな」

 

俺の言葉に響は口を閉じる。

 

「とにかく今は様子を見守ろう、ここで戦いが起きたら大惨事は確実だ」

 

『はい』『ああ』

 

皆が頷く中、セレナは俺の袖を軽く掴んでいた。

 

「真お姉ちゃん・・・」

 

緊張した声で話しかけてくるセレナの手に落ち着かせるために自分の手を添える。

 

「大丈夫だ、俺たちがついている」

 

「・・・はい」

 

俺たちが見守る中、二人はクリスがいるステージへと近づく。

 

クリス自身も二人の登場に慎重になっていた。

 

『・・・』

 

だが二人はステージ上のクリスの方を見ようとせず、逆に俺たちの・・・主に俺とセレナの方を見ていた。

 

しかし相手にセレナのことがばれてしまうとはな…これはまずいか?

 

二人はこちらを見た後。クリスの方を向く中、調が切歌に声をかけた。

 

「切ちゃん、私たちの目的は・・・」

 

「聖遺物の欠片から作られたペンダントを奪い取る事デス」

 

「だったら、こんなやり方しなくても・・・」

 

「そういう調だって、セレナのことが気になるから近くに行こうと乗ってくれたじゃないデスか」

 

「そ、それは・・・」

 

そんな二人の様子を見て俺は翼と小声で対話している。

 

「翼、あいつらの目的をどう考える?」

 

「十中八九私達が狙いだろう・・・だがもう一つの可能性としては」

 

「・・・セレナか」

 

「おそらくな・・・継菜、いざというときはセレナを守るんだ」

 

俺は小さく頷き、懐に手を入れてしまっているキーを握り締める。

 

「聴けば、このステージを勝ち抜けると望みを一つ叶えてくれるとか、このチャンス逃すわけには・・・」

 

「面白ぇ、やり合おうってんならこちとら準備は出来ている!」

 

「クリスの奴、引き受けちまったな・・・」

 

「そういやクリスは売られた喧嘩は買うタイプの奴だったな」

 

俺はクリスの性格に少し呆れてしまう、見ると調の方も少しため息をついている。

 

「特別に付き合ってあげる・・・でも忘れないで、これは」

 

「わかってる、首尾よく果たして見せるデス」

 

そういって二人はステージ上へと上がる。

 

『それでは歌っていただきましょう! えっと・・・?』

 

『月読 調と』

 

『暁 切歌デス!』

 

『OK!二人が歌う、『ORBITAL BEAT』!もちろんツヴァイウィングのナンバーだ!』

 

『使用曲 ORBITAL BEAT(ver.ZABABA)』

 

そうして流れてくる前奏に、俺たちは驚く。

 

「この歌・・・!」

 

「翼さんと奏さんの・・・!」

 

「へえ、あたしたちの歌を歌うか」

 

「何のつもりの当てこすり・・・」

 

「俺たちへの挑発のつもりか?」

 

「・・・・・・」

 

俺たちは二人をじっと見ていると、二人の歌が始まる。

 

 

Now praying for your painful cry…

 

 

Fu- uh yeah ...Fly

 

 

幾千億の祈りも やわらかな光でさえも

 

 

すべてを呑み込む 牢獄(ジェイル)のような 闇の魔性

 

 

カルマのように 転がるように

 

 

投げ出してしまえなくて

 

 

らし駆け抜けて

 

 

届け届け 鳴るパルスに 繋がれたこの Burningheart

 

 

強く強く 心のシリウスをただ見つめる

 

 

この闇を越えて

 

 

二人の歌声に俺たちは驚いていた。

 

いつの間にか二人の歌を、ただ純粋に聞いていた。

 

それほどまでに素晴らしい歌声だった。

 

 

絡みつくようなノイズも 凍り付く静寂さえも

 

 

すべて掻き消す 讃美歌(キャロル)のような 君の鼓動

 

 

裏切るより 傷つくより

 

 

穢れなく生きたかった

 

 

そんな夢を眠らせて

 

 

この手この手 なる刹那に 砕かれた Paranoia

 

 

熱く熱く でる記憶でリフレインしている

 

 

命の向こうで

 

 

二人が歌いきると同時に、観客席から大量の歓声が二人に送られる中、響と翼が呟く。

 

「翼さん・・・」

 

「なぜ、歌を歌う者同士が戦わねばいけないのか・・・」

 

翼の言葉の耳にして二人の方を見る。

 

調の方はわからないけど、歌いきった切歌の方はあんなにも明るい表情だ。

 

それだけで、あいつらが歌が好きなのがわかるほどに。

 

だから、余計に戦いづらくなる。

 

なんで歌が好きな子と戦わなくちゃいけないのか。

 

『チャンピオンもうかうかしていられない、素晴らしい歌声でした!これは得点が気になるところです!』

 

「二人がかりとはやってくれる・・・!」

 

クリスの方も二人の歌声を認めて悔しそうだ。

 

審査員が採点している中、調と切歌が耳に手を付け何かを聞いて驚いてるように見えた。

 

「あれ?二人とも何してるんだろう」

 

「おそらく、何者かと通信をしているのだろう」

 

「セレナ、通信相手が誰かわかるか?」

 

「おそらくマリア姉さんか、もしくはマムのどちらかと思います。こういう時連絡を入れるのはどちらかなので」

 

「そうか・・・」

 

俺たちが話していると、どうやら採点が終わったそうだ。

 

『さあ、採点結果が出た模様です・・・ってあれ?』

 

「っ!おい、ケツをまくるのか!」

 

司会が振り返ると、二人はクリスに目もくれず、会場から出て行ってしまう。

 

「我々も追いかけるぞ!」

 

「わかりました。未来は此処で待ってて、もしかしたら戦いになるかもしれない」

 

「う・・・うん」

 

「俺たちも行くぞ、セレナはここに残って未来を頼む!」

 

「わかりました!」

 

俺たちは会場を出て二人を追いかけた。

 

 

 

二人を追いかけると、二人の前を巨大なクジラの模型が横切り道を遮る。

 

模型が通り過ぎると同時に、俺は奏と共に二人の前に立ちふさがり、響たちが二人の後ろを防ぐ。

 

「切歌ちゃんと調ちゃん・・・だよね」

 

「五対二・・・数の上ではそっちに分がある・・・だけど、ここで戦うことで、あなた達が失うものを考えて」

 

そういって調はここにきている民間人の方を見る。

 

「お前ら・・・っ!」

 

前に出ようとするクリスを手で押さえる。

 

「人質のつもりだろうけど、そうなる前にお前らを抑え込むことはできるぞ」

 

俺は懐からキーを取り出す、こいつらが何をしようとすぐに抑えれるように。

 

「そもそもお前ら何が目的なんだ、わざわざ此処まで潜り込んできて学祭を楽しみに来ました・・・じゃなさそうだし、それにここで戦うメリットがそっちにもあまりなさそうだが」

 

俺が質問をすると、切歌は少しの間考え込み、口を開く。

 

「ここで戦いたくないだけ…」

 

そういうと、俺たちに向けてビシッと指をさす。

 

「そうデス、決闘デス! しかるべき決闘を申し込むデス!」

 

「決闘って・・・そりゃまた古風なことを言ってくるなお前」

 

「そうだよ!あえば戦わなくちゃいけない訳でも…ない訳でしょ!」

 

「「どっちなんだよ(なんデス)!」」

 

響のあいまいな言葉にクリスと切歌の声が重なる。

 

「お前ら、仲いいな」

 

「「んなわけねえだろ(ないデス)!!」」

 

いや仲いいだろ、そこまで息ぴったりなのは。

 

「決闘の時はこちらが告げる。だから・・・」

 

そういって調は切歌の腕を掴んで立ち去ろうとすると、俺の前で立ち止まる。

 

「・・・一つ聞きたい、貴方の傍にいたあの子の事」

 

「・・・セレナの事か?」

 

「っ!・・・あの子とはどこで?」

 

やっぱ気になるよなそこが。

 

「・・・セレナとは一か月前に出会って、ある人に頼まれて今はうちに住まわせてる」

 

「・・・そう」

 

「だけど、お前らの名前を教えてくれたのはあいつだ」

 

「「っ!?」」

 

俺の言葉に二人は驚いた様子でこちらを見る。

 

「それが何を意味するのかはお前らで考えな」

 

「「・・・」」

 

俺がそう言うと二人はそのままその場を立ち去った。

 

「真・・・」

 

「・・・今は決闘のことを考えよう」

 

俺がそう言うと同時に、弦十郎さんから通信が入る。

 

『六人共揃っているか。ノイズの出現パターンを検知した。程なくして反応は消失したが、念のために周辺の調査を行う』

 

『はい』『ああ』

 

通話を切り、俺と響はセレナと未来を迎えに会場へと戻った。




後書きの時間だ。
「しかしあの二人があたしと翼の曲を歌うとはな・・・」
「何で二人の曲にしたんだ?他にも曲はあるのに」
「あれじゃないですか、お二人ともあの曲がお好きなんですよ!」
「じゃあれか?二人はツヴァイウィングのファンなのか?」
「そうだったのか、じゃあ後でサインとか送っとかないとな」
はいはい、見当違いな解釈はそこまで。次回はG編の中でも一番キツイ回だからな。
「それ言っちゃってもいいんでしょうか?」
どうせ読者は本編知ってるだろうし別にいいだろ。
「メタすぎないかそれ」
とにかく、そろそろ〆て制作に取り掛からないとな、んじゃ行くぞ。

「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」
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