ヤダーーー!!書きたくなーい!
「何言ってんだアホ作者!もうG編第十話はじまるんだぞ!」
ヤダーー!ヤダーー!
「えっと・・・作者さんどうしたんですか?」
「おっ響か、いやなんか作者が『この回だけは書きたくなーい!』って騒ぎだしてさ」
「それで真さんがああやって無理やり・・・」
「そうなんですか?」
「響!こっちは何とかするから先に始めてくれ!おらさっさと柱から手を離せ!」
ヤダーーーーーーー!!
「えっと・・・それではG編第十話、どうぞ!」
俺たちは弦十郎さんの連絡の下、未来を帰らせ六人で二課の指令室に集合すると、オペレーターの二人がモニターを映してくれる。
「これは・・・!」
モニターには、とある倉庫が映っており、倉庫の中にはノイズが活動したであろう痕跡と、生き物だっただろう炭素が床一面に散らばっていた。
「ノイズが暴れた後か。 それにこの炭素の量、相当の人数が・・・」
俺たちがモニターに集中していると、藤高さんが口を開いた。
「司令、永田町都心部電算部による、解析結果が出ました。モニターに回します」
そういってモニターに映ったのは、同じ形の二つのアウフヴァッヘン波形。
違うところは左が黄色、右が紫色というところだけだった。
友里さんが二つのアウフヴァッヘン波形を重ねると、二つの図形はぴったりと重なった。
「アウフヴァッヘン波形照合。誤差、パーツは、トリオンレベルまで確認できません」
友里さんが口にした言葉の意味、それは此処にいるみんながわかった事だ、この波形は。
「ガングニールの波形・・・」
響の持つガングニールのアウフヴァッヘン波形。そしてもう一つは。
「マリア・カデンツァヴナ・イヴの纏う黒いガングニールは、響君の物と寸分たがわぬということか・・・」
「マリア姉さんのガングニールが・・・」
「私のガングニールと同じ・・・!」
響が自分の胸に手を当て、奏は自身のポケットから壊れたガングニールを取り出す。
「しかし、何でマリアがガングニールを持ってたんだ?」
まあだれが作ったのかはなんとなくわかるけど、俺の疑問には藤尭さんが答えてくれた。
「考えられるとすれば、米国政府とつながっていた了子さんによってガングニールの一部が持ち出され、作られたものじゃないでしょうか?」
やっぱそうだよな・・・本当に面倒くさい物を残しやがって。
「櫻井理論によって作り出されたもう一つのガングニールのシンフォギア・・・」
「だけど妙だな」
クリスの発言に俺たちは振り向く。
「クリスちゃん、妙ってどういうこと?」
「米国政府の連中はフィーネの研究を狙っていた。F.I.S.なんて機関があって、シンフォギアまで作っているのならその必要はないはず…」
クリスが感じた疑問に、今度は翼が答えた。
「政府の管理から離れ、暴走してるという現状から察するに、F.I.S.は聖遺物に関する技術や情報を独占し、独自判断で動いてるとみて間違いないと思う」
「そうだな・・・ガングニールの他にも、あの二人が所有するシンフォギア、挙句にはネフィリムまで独占しているぐらいだしな」
俺たちの話を聞き、弦十郎さんはため息をつく。
「ハァ…F.I.S.は、自国の政府まで敵に回して、何をしようと企んでいるのだ?」
あいつらの目的・・・その言葉に俺は調べの言葉を思い出す。
『正義では守れない物を守るために』
正義じゃ守れない物・・・それがあいつらの目的なら、いったい何を守るんだ?
場所を変え、カ・ディンギルがあった場所では、切歌と調の二人はマリア達が到着するのを待っていた。
「調・・・あいつの言っていたことどう思うデスか?」
切歌の言葉に、調は撤退の時の真の言葉を思い出す。
『・・・セレナとは一か月前に出会って、ある人に頼まれて今はうちに住まわせてる』
『だけど、お前らの名前を教えてくれたのはあいつだ』
『それが何を意味するのかはお前らで考えな』
「もしあいつの言っていたことが本当で、セレナが生きていたら・・・!」
「確かに、彼女は間違いなくセレナだった・・・」
二人の脳裏には、会場の観客席で敵である真達と一緒にいるセレナの顔が映る。
見間違えるはずもない、マリアの妹で、自分たちの友人であるセレナと同じ顔の少女。
「切ちゃん、このことはマリアには内緒にしよう・・・」
「・・・わかったデス」
二人はセレナのことを内密にした、もしこのことをマリアが知ればどうなってしまうか、それを阻止するために二人は秘密にした。
「調・・・私はセレナとは戦いたくないデス・・・」
「私もだよ、けど作戦を成功させないとマリアの魂が塗りつぶされてしまう・・・」
「・・・私達どうしたらいいんデスか?」
切歌の問いに調は応えられず、マリア達が到着するまで沈黙が続いた…。
俺たちが二課で待機していると、ノイズ発生のアラートが鳴り響く。
「ノイズの発生パターンを検知!」
「この状況でノイズの出現・・・合図のつもりか?」
「決闘の合図にノイズを使うとは・・・!」
藤尭さんと友里さんがノイズの出現位置を急いで特定する。
「位置特定・・・ここは!?」
「どうした!」
「東京番外地 特別指定封鎖区域!」
「そこって・・・カ・ディンギルがあった場所じゃねえか!?」
あいつら!わざとか偶然か分からねえが、何て場所に出現させてくれてんだ!?
「みんな!すぐに行くぞ!」
俺たちは急いでかつての決戦の地、カ・ディンギル跡地へと向かった。
俺たちはかつて櫻井さんと戦ったカ・ディンギル跡地へとたどり着いた。
「決着を求めるのに、おあつらえ向きの舞台というわけか・・・」
「おあつらえ向きッてどういうことですか?」
「そっか、セレナは知らないんだっけな。三か月前、俺たちは此処でフィーネとなった櫻井さんと決着をつけたんだ」
「フィーネって、マリア姉さんと同じ・・・!」
「おい、前に誰かいるぞ」
奏の声に俺たちが前を向くと、見知った顔の人物がいた。
「お一人ですか・・・ウェル博士?」
「ええ、その通りです」
ソロモンの杖を手にしているウェル博士が、俺たちのを待っていた。
「野郎・・・!」
ウェル博士は俺の後ろにいるセレナに視線を向けるのを感じ、セレナは俺の後ろに隠れた。
「・・・やはり」
ウェル博士は何かを察すると、ソロモンの杖からノイズを出現させる。
「・・・行くぞ!」
『アウェイクン!』
俺たちはドライバーを身に着ける。
「二人とも、こいつを使え」
俺は奏とセレナに別のキーを差し出し、二人はキーを受け取る。
俺はホルダーからスマッシュガングニールを取り出し、ライズスターターを押し、響たちは聖唱を歌う。
『ブレイク!』
『カット!』
『シザーズ!』
『『『オーソライズ!』』』
『『Kamen Rider...Kamen Rider...』』
「Balwlsyall Nescell gungnir tron」
「Imyuteus amenohabakiri tron」
「Killter Ichaival tron」
『変身!』
『シンフォニックライズ!』
『『ショットライズ!』』
『Dwelling in a fist! スマッシュガングニール!』
『スラッシングマンティス!』
『バブルオーシャンクラブ!』
『Balwisyall Nescell gungnir tron.』
『The blade does not swing to the weak, only to the dark.』
『Decapod creature with scissors to cut out anything.』
響達はシンフォギアを纏い、俺はスマッシュガングニール、奏はスラッシングマンティス、セレナはバブルオーシャンクラブへと変身する。
『使用BGM 正義を信じて、握り締めて』
「ぎゅっと握った拳 1000パーのThunder」
俺と響は一緒にガングニールでノイズを殴り倒していき、翼と奏の方も奏は刀状のマフラーを手にし翼と共に切り開いていき、クリスが両腕のガトリングでノイズを撃ち抜いていき、クリスに接近するノイズはセレナが背中に取り付けられている六本のアームを巧みに扱いノイズを蹴散らしていく。
「お前ら、赤い霧が出たら気をつけろ!ギアの出力が下がるぞ!」
「わかりました!」
俺は両腕のスマッシュプロテクターをスマッシュランスに変え、ノイズを薙ぎ払っていく。
だが幾らノイズを倒してもウェル博士が次々とノイズを出現させてくる。
「おいウェル博士!切歌と調はどうした?」
「二人は謹慎中です。だからこうして私が出張って来てるのですよ」
「謹慎?」
「ええ、お友達感覚で計画遂行に支障をきたされては、困りますので」
「なるほどな、じゃあお前でいいや・・・お前らは何が狙いでこんなことを企てたんだ?」
「企てる?人聞きの悪い。我々が望むのは、人類の救済!」
そう言いウェル博士は今は欠けし月に指さす。
「月の落下にて損なわれる、無辜の命を可能な限り救い出すことだ!」
「月の!?」
「落下だと!?」
ウェル博士の言葉に俺たちは耳を疑う、月が落下してくるだと!?
「月の公転軌道は、各国機関が三か月前から計測中。落下などと結果が出たら黙っていられるわけ・・・」
「黙っているに決まってるじゃないですか!」
「ッ!」
翼の発言をウェル博士が遮る。
「対処方法の見つからない極大災厄など、更なる混乱を招くだけです」
「混乱?」
響が疑問に思ったことを俺が憶測で答えた。
「もし月が落ちてくるなんてことが世間に漏れてみろ、そんなことが知られたらノイズどころじゃない大パニックが起きる!政府はそのパニックを抑えるためにあえて機密にしてるんだ」
「その通り!流石は英雄ですね、その状況を瞬時に理解するとは」
「ただの憶測だ、それにあんたに褒められても何もうれしくない!」
「そうですか、ですが不都合な真実を隠蔽する理由などそのほかにもいくらでもあるのですよ!」
その言葉を聞き、クリスが何かに感づく。
「まさか!この事実を知る連中ってのは、自分たちだけ助かるような算段を始めているわけじゃ!?」
「だとしたらどうしますか、あなた達なら? 愛する私たちの答えが・・・ネフィリム!!」
とたん、地面が揺れ、クリスが立っていた地面からネフィリムが飛び出してクリスを吹き飛ばした。
「クリスちゃん!」
落ちてくるクリスを近くにいたセレナが受け止める。
「クリスさん!大丈夫ですか!?」
「あ、ああ・・・」
すると、二人の近くにいたノイズが白い糸のような物を噴出し、二人を拘束する。
「なっ!?」
「きゃあ!!」
「二人とも!」
それを見て駆け寄った翼と奏も不意を突かれ、隠れていたノイズの出した糸に捕まってしまう。
「しまった!」
「くっ・・・このようなもので!」
地面から出て来たネフィリムは、あの時よりも巨大になっておりその形も変わっていた。
「人を束ね、組織を編み、国をたてて命を守護する!ネフィリムはそのための力!」
ネフィリムは動けないでいるクリス達に狙いをつけ、接近する。
「「やらせるか!!」」
囚われてない俺と響がネフィリムに近づき、スマッシュランスをスマッシュプロテクターに変えネフィリムを殴り飛ばす。
「こっちだデカブツ!」
殴られたのが効いたのか、ネフィリムはこちらを向いた。
「響け!響け!(ハートよ)熱く!歌う!(ハートよ)」
俺と響は歌に合わせネフィリムにラッシュをかける中、ウェル博士が語り掛けてくる。
「ルナアタックの英雄達よ!その拳で何を守る!?」
「決まってんだろ!人の夢と希望だ!」
響は両腕のバンカーを引っ張り、俺は右腕にアームドギアを集中させる。
最初に響がネフィリムに殴りかかり、バンカーの衝撃と共にネフィリムを大きく吹き飛ばす。
「これで終わりだ!」
俺はドライバーのキーを押し込む。
『ガングニールインパクト!』
右腕に集中させたアームドギアが回転しドリルとなり、響と共にネフィリムへと突っ込む。
だがウェル博士がノイズを出現させ行く手を阻む中、俺たちに向かって叫ぶ。
「そうやって君たちは、誰かを守るための拳で、僕と多くの誰かを、ぶっ殺しに来るわけだ!!!」
その言葉を聞き響が固まる。
まずい!その言葉は今の響には一番効く!!
動きが止まった響の元にネフィリムがその口を大きく開き襲いかかる。
響は応戦しようともう片方の腕を振るうが・・・その腕はネフィリムに噛みつかれ。
ネフィリムが嚙みついたまま頭を大きく振り、響の腕を噛み千切った。
「立花ぁぁぁぁああああ!!!」
「響ぃぃぃぃいいいい!!!」
「嫌ぁぁぁぁああああ!!」
俺と翼とセレナの叫びが響き渡る。
「あ・・・ああ・・・!!」
ネフィリムは噛み千切った響の腕を口の中でかみ砕き、響は自身の腕が無くなったこととその腕の所在を知り・・・。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
響の悲痛な叫びが決戦の地に響き渡った。
・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・」
「おい作者に続いて響まで落ち込んだぞ!?」
「いやそりゃそうなるだろ。自分の腕が食われたら」
「まさかネフィリムにガブッと噛まれるとは・・・」
「いやセレナ?あれはそんな可愛い効果音で済まされないと思うぞ?」
「子犬が噛んだわけじゃないんだぞ?」
「と・・・とりあえず、響さんの腕はどうなっちゃうんでしょうか!?」
「さあな、そこは今後の展開によるな」
「だな、とにかく一言言えることは・・・」
「「あのクソ博士いつかぶん殴る」」
「あっ、お二人が既に切れてた」
「あの野郎・・・シャイニングで顔の形が変わるまで殴ってやろうか」
「パンチングコングで場外までぶっ飛ばしてやる」
「えっと・・・お二人がこんな状態なので今回は私が〆ますね」
「それでは次回もお楽しみに!」