戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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「おっしゃーーー!!」(ガッツポーズ)
第一声セレナに取られた!?
「というかどうしたセレナ!?キャラが壊れてるぞ!?」
「どうしたもありませんよ!やっとバルキリーの強化フォームが来たんですよ!」
「ああ、ゼロワンのVシネか。確かバルカンとバルキリーの新しいフォームが出るんだよな?」
「そうなんですよ!これで不遇だったバルキリーにも光明が見えましたよ!」
まあ確かに他が強化フォーム貰ってるのにバルキリーだけ2フォームだけだからな。
「これが本当に嬉しくて・・・っしゃ――!!」(サムズアップ)
えっと・・・これ以上セレナのキャラが壊れる前にG編第十二話、どうぞ。


浸食する聖遺物

響がメディカルルームに向かってしばらくした後、翼と奏、そして俺の三人は弦十郎さんに呼ばれた。

 

クリスとセレナは未来に状況を教えに行っている、響の状態を隠すようにとちゃんと釘は刺している。

 

俺たちは弦十郎さんの元へ向かうと、部屋には弦十郎さん一人だけだった。

 

「来たか、早速だが本題に入ろう」

 

そういって弦十郎さんは懐から何かが入ってるケースを取り出し見せてくる。

 

中に入ってたのは黒い石のようなものとそれに付着している金色の物質だった。

 

「石? 弦十郎さん、これは・・・」

 

「それはメディカルチェックの際に採取された、響君の体組織の一部だ」

 

「体組織?これが?」

 

どこからどう見ても何かの鉱石にしか見えないそれが入ってるケースを手にとってまじまじと見ていると、弦十郎さんは別のものを取り出した。

 

「旦那、それってレントゲンのやつか?」

 

「ああ、これを見てくれ」

 

俺たちがその写真を見る・・・そして絶句した。

 

その写真は、心臓の部分を中心に何かが体全体を侵食していた絵だった。

 

「これは・・・まさか立花の胸のガングニールが!?」

 

「何でこんなに侵食してんだよ!?」

 

翼と奏が叫ぶ中、弦十郎さんが口を開く。

 

「・・・身に纏うシンフォギアとして、エネルギー化と再構成を繰り返した結果、体内の浸食深度が進んだのだ」

 

「それって・・・響がシンフォギアを纏う度にガングニールが体を侵食しちまうのか!?」

 

「生体と聖遺物が一つに溶け合う・・・!」

 

「適合者を超越した、響君の爆発的な力の源が・・・」

 

「・・・浸食したガングニール、なのか」

 

今思えば、長い間特訓してきた翼と違って響はまだ半年も経ってないのにあそこまでの力を発揮するなんて、普通じゃありえないけど・・・。

 

「・・・旦那、このガングニールが響にどんな影響を与えちまうんだ? まさかだけど命にかかわるんじゃねえだろうな?」

 

奏が言った言葉に俺も翼も息を呑む。

 

弦十郎さんは奏の問いに答えた。

 

「・・・遠からず、死に至るだろう」

 

『ッ!!』

 

俺たちは耳を疑った、最も恐れていた答えを耳にしてしまった。

 

「マジなのかよ・・・響が死ぬって、嘘だよな・・・?」

 

「そうでなくとも、これ以上融合状態が進行してしまうと、それは果たして人として言えるのか…」

 

俺たちはあまりのことに言葉が出なかった・・・。

 

「皮肉な事だな、先の暴走時に観測したデータによって、我々では知りえなかった危険が、明るみに出たというわけだ・・・」

 

俺は言葉を発さないまま、窓の外の欠けた月を見る。

 

三か月前、月が壊れ。 そして今度は響が壊れてしまう・・・。

 

「F.I.S.は月の落下に伴う世界の救済などと立派な題目を掲げてはいるが、その実もノイズを操り進んで人命を損なうような輩だ、このまま放っておくわけにはいかない・・・だが」

 

そういって弦十郎さんは拳を握り締める。

 

「響君を欠いた状態で、我々は『大丈夫だ』・・・奏?」

 

奏は弦十郎さんの発言を遮るように言葉を放った。

 

「あたしが響の分も戦えばいい、こうなった原因はあたしにある・・・!」

 

そういう奏の手は震えていた。

 

「あたしがあの時、もっと注意していれば・・・!」

 

奏の表情は暗く、その声は哀しみで震えていた。

 

「奏が悪いわけじゃねえ」

 

声も手も震えていた奏の手を、俺は握った。

 

「真・・・?」

 

「二年前、二人はみんなを助けるために必死だった。それは今でも覚えている。そして響を守った時だって同じだ。もし奏が守ってくれなかったら響は今生きていなかった」

 

「真・・・けど・・・」

 

「だから、一人で背負い込もうとするな。響の分も俺たちが頑張ればいいんだ。そうだろ翼」

 

「ええ、この問題は奏一人の問題じゃない。私たちも背負うべき問題だ」

 

そういって翼も奏の手を掴む。

 

「真・・・翼・・・!」

 

「それに、まだ結果が決まったわけじゃねえ。必ず響を助ける算段があるはずだ」

 

「助ける算段って・・・そんなのあるのかよ?」

 

「見つけるさ、日本中でも、世界中でもくまなく探し出して見つけてやる、響は絶対に死なせねえ」

 

「・・・そうだな、あいつは絶対に死なせないな」

 

そういう奏の手の震えは、もう止まっていた。

 

「ありがとうな真、翼。おかげで落ち着いた」

 

奏は手を離しいつもの表情を浮かべる。

 

「あいつには生きるのを諦めるなっていったからな。だったら絶対に救わないとな!」

 

「ええ、必ず」

 

「当たり前だ、あっあとこの事は響達には内緒にしよう。流石にショックがでかすぎるからな」

 

「わかっている、できる限り立花には戦闘をさせないように注意しよう」

 

俺たちが結審すると、弦十郎さんはゴホンッと咳払いをする。

 

「・・・まったく、俺を無視して話を進めてくれたな真君」

 

「あっ弦十郎さん、すみません・・・」

 

「だが、君の言う通りだ。俺たちだって響君を死なせるわけにはいかないからな、世界中から情報をかき集めてでも、響君を助ける手段を見つけて見せるさ」

 

「旦那・・・!」

 

こうして、俺たちの密談はひそかに終わった…。

 

 

 

 

 

それから数日後、俺と翼とクリスと奏とセレナはリディアンの開けた場所で響が来るのを待っていた。

 

少し待っていると奥から響がいつもと変わらない様子でやってきた。

 

「いや~めんぼくない」

 

「おっ、ようやく来たな」

 

「響さん、元気そうでよかったです」

 

「ごめんねクリスちゃん、セレナちゃん、この通り立花響、復活しました!」

 

「まあ完全じゃないけどな。弦十郎さんに言われただろ、しばらくは戦闘厳禁って」

 

俺が尋ねると響はウッと苦い顔をした。

 

「うっ・・・はい、電話越しに師匠からきつく言われました」

 

「仕方ないさ、暴走の影響がどれ位なのかまだ分からないし、しばらくは様子見というわけだ」

 

俺はなるべく響が傷つかないように言葉を選んで優しく戦闘させないように誘導する。

 

「まあそう落ち込むなよ、旦那も響のことを心配してそう言ったんだろうしさ」

 

「安心してくれ、立花が抜けた穴は私たちがしっかりと埋めてみせる」

 

「はい、私も響さんの分精いっぱい頑張ります!」

 

「つうわけだ、お前はしっかりと体を治しておくんだな」

 

「・・・わかりました、皆さんがそう言うなら」

 

よし、響も納得してくれたところで俺は自分の手を叩く。

 

「よし、それじゃあ話はここまでにしていつもの日常に戻りますか。奏とセレナは俺と一緒に二課に戻るか」

 

皆は頷き、俺たちはそれぞれの場所へと戻っていった・・・。

 

 

 

 

 

それから放課後、俺は響と未来、そして二人の友人の板場たちと一緒に階段を下りていた。

 

「真さんすみません、下校に付き合わせてもらって・・・」

 

「いいんだよ未来、最近は物騒だし護衛のつもりさ、それに俺もふらわーのお好み焼き食べたいし」

 

「・・・もしかしてそれが目的ですか真さん?」

 

「あっバレた?」

 

「ハハッ、ナマさんもビッキーと同じぐらい食べるの好きなんですね」

 

「ちょっと待て、なんだそのナマさんって?」

 

「えっ?継菜真(つぐなまな)だから間を取ってナマさんなんだけど?」

 

響達の友人の安藤創世は不思議そうな顔で首を傾げると、板場弓美が声をかけてくれる。

 

「ああ~気にしないで、ちょっと人に着けるあだ名があれなだけだから」

 

「ああ、今実感した」

 

俺が少し呆れていると今度は寺島詩織が訪ねてくる。

 

「それにしても真さんって不思議なお方ですよね?口調も女性の物とは思えないですし、なんだか男性みたいな・・・」

 

「そうそう、あたしも気になってたんだよね」

 

あれっ?この子なんか鋭いぞ!?

 

転生してから初めての性別の危機を感じるぞ!?

 

もしかして板場も違和感に・・・?

 

「女性なのに男性みたいな口調ってアニメみたいですっごく燃えるんだけど!真さんって好きなアニメってあるんですか!」

 

「・・・えっ、あっああ、まあ」

 

「やっぱそうなんだ!どんなアニメが好きなの?あたしはね~!」

 

・・・そっちかい!焦ったわ!?

 

「・・・響、未来。面白い友達だな」

 

俺の言葉に二人も苦笑いをした。

 

「それでもやっぱナマさんってビッキー達が言ってた通り面白い人だね」

 

「えっ?響たちが」

 

「うん、響と未来と話してるとよく真さんのことをよく言うし『わーっ!?』むぐっ!」

 

板場が何か言いかけてると響と未来がいきなり板場の口を塞いだ。

 

「どうしたいきなり!?」

 

「な、なんでもないよ!ねっ未来?」

 

「うん、なんでもないよ!」

 

「お・・・おう、そうか。」

 

二人して何慌ててんだ? まさか俺の蔭口でも・・・そんなわけないか。

 

俺はこのことをあまり気に留めず、みんなと階段を降りた。

 

 

 

俺たちが階段を下り切ると、三台の黒い車が横切った。

 

「あれ?あれって・・・」

 

「ああ、二課のだな」

 

それから車が見えなくなった瞬間、道の先で爆発が起きた。

 

「っ!?爆発!?」

 

「まさかっ!」

 

俺たちは急いで爆発した場所まで走った。

 

俺たちがたどり着くと、車は大破しており、地面には炭素が散らばっていた。

 

そして視線の先に複数のノイズと、布にまかれた何かを手に持つウェルがいた。

 

「ひ・・・ひひっ、誰が来てもこいつは絶対に渡しませんよ・・・」

 

ウェルは怪しげな笑みを浮かべながら手にしているものを見つめる。

 

「ウェル!お前の仕業か!」

 

俺が叫ぶと、ウェルは俺を見て怯えた表情をする。

 

「か、仮面ライダー!?何でこんなところに!?」

 

「それはこっちのセリフだ。 何か企んでやがるなら次はお前をぶっ飛ばしてやる」

 

「ひっ、ひぃぃぃぃぃ!!?」

 

ウェルは悲鳴を上げながら杖を俺たちに向けると、ノイズがこちらに飛んでくる。

 

「なっ!」

 

いきなりの突撃に俺はアタッシュカリバーを取り出すと、同時に響が俺の前に出てノイズに向かって走る。

 

Balwlsyall Nescell gungnir tron

 

響は走りながら聖詠を歌いきる前に、生身でノイズを殴った。

 

「「響!?」」

 

「人の身で、ノイズに触れた…?」

 

俺と未来はその状況を見て声を上げた、生身でノイズに触れることは死と同義である。

 

・・・だがノイズに触れた響の腕は炭化せず、ギアが纏われていく。

 

そして響がギアを完全に纏うと同時に、殴ったノイズは砕け散った。

 

拳の衝撃で吹き荒れる中、響はその拳を握り締めて叫んだ。

 

「この拳も!命も!シンフォギアだ!」

 

その状況を見て、俺は弦十郎さんの言葉を思い出す。

 

 

『・・・身に纏うシンフォギアとして、エネルギー化と再構成を繰り返した結果、体内の浸食深度が進んだのだ』

 

 

『そうでなくとも、これ以上融合状態が進行してしまうと、それは果たして人として言えるのか…』

 

 

「響、お前・・・!?」

 

俺の胸の内に不安が生まれる中、戦いが始まった。




後書きの時間だが、落ち着いたかセレナ。
「はい、とても満足しました」
「うーん、この変わりよう」
「んじゃ話と行きますか、新しいあたしらのフォームは確か『ダイアウルフゼツメライズキー』と『サーバルタイガーゼツメライズキー』だったよな?」
「そうなんです、私今から変身するのが楽しみなんです!」
あっ~セレナ?多分だけどこの二つでないと思う。
「えっ!?どうしてですか!」
だってこのキー・・・ゼツメライズキーだから無理かと。
「ガーーーーン!!?」
「あーあ、セレナの奴固まっちまったぞ?」
「作者、バッサリと言い切ったな・・・」
いやプログライズキーだけじゃなくゼツメライズキーまで考えたらきりないから。
「セレナの奴、無事なのかな?」
多分次回には治ってると思う。
「メタいなおい」
後書き位メタらせろ、んじゃそろそろ〆ますか。

「「「それでは次回もお楽しみに!」」」

「・・・・・・・・・」
「よし奏、台車もってこい、セレナ運ぶぞ」
「おう」
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