戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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仮面ライダー生誕50周年おめでとう!!
「いや~仮面ライダーもここまで来たな」
ああ、伝説の一号から始まり今のセイバーまで続いて本当に凄いわ。
「こりゃあたしらも負けてられないな、作者」
ああ、此処まで続いている仮面ライダーに恥じない作品を作らないとな!
「では詳しい話はあとがきで話すとしまして、G編第十三話どうぞ!」


迫りくる残酷な未来・・・

「響・・・?」

 

響がノイズに触れても大丈夫だったことに驚きを隠せない俺たち。

 

そんな驚きをよそに、シンフォギアを纏った響の体は薄い光を纏っている。

 

そして落ちてきた一枚の枯れ葉が響の体に触れた途端、枯れ葉は燃え尽きてしまった。

 

「な、なんだとっ!?」

 

「枯れ葉が・・・燃えた?」

 

枯れ葉とはいえいきなり燃え尽きたことに俺はさらに驚いた。

 

響から離れている俺たちにも感じることができるこの熱気・・・。

 

まさか・・・響の体温が急激に上がってる? シンフォギアの浸食のせいか?

 

「響、何がどうなっちゃてんの!?」

 

「っ! お前らは早く避難しろ、ここは危険だ!」

 

「あっ! わ・・・わかりました!」

 

「ヒナ!早く!」

 

安藤は未来の腕を引っ張ってここから離れた場所へと移動する。

 

「真さん、響をお願いします!」

 

「わかった!」

 

アウェイクン!

 

俺はみんなが避難したのを確認し、ライズスターターを押し込みドライバーを身に着ける。

 

そんな俺たちにウェルは怒りの込めた視線で睨みつけ、声を発した。

 

「お前たちはいつもいつも!都合のいいところでこっちの都合をひっちゃかめっちゃかにしてくれる!」

 

「悪人の都合なんざ滅茶苦茶にするのは当たり前だろ。 んで、ぶっ飛ばされる準備はできてんだろうな?」

 

「なめるなよ小娘がぁぁぁ!!」

 

ウェルはソロモンの杖を掲げて杖からノイズを何体も召喚した。

 

「いくら出してこようが、所詮は烏合の衆だろうが! 変身!」

 

俺は取り出したガーディアンハバキリプログライズキーを認証させ、ドライバーに装填する。

 

ブレイド!

 

オーソライズ!

 

シンフォニックライズ!

 

Wings flapping to a dream!ガーディアンハバキリ!

 

Imyuteus amenohabakiri tron.

 

俺はガーディアンハバキリに変身し、アームドギアとアタッシュカリバーを手にし構える。

 

ウェルの奴はぶっ飛ばしたいが、今は響が最優先だ。浸食が進まないうちに速攻で終わらせる!

 

 

『使用BGM  正義を信じて、握り締めて』

 

 

HEROになんて なりたくない

 

響の歌声と共に俺と響はノイズに接敵する。

 

響がノイズを殴り倒していく中、俺は二刀流で響よりも多くのノイズを切り倒していく。

 

「響!上空注意!」

 

俺がアームドギアを天に掲げる姿を見て響は察してノイズから離れる。

 

響が離れた後、翼の得意技である『千ノ落涙』が俺を中心に辺りに降り注がれノイズを貫いていく。

 

「ちぃっ! シンフォギアと同スペックの力なんて反則じゃないですか!」

 

「戦いに反則なんてあるもんか! こいつら終わったら次はお前だ!」

 

「くっ! お前はぁぁぁ!!」

 

ウェルは杖を使って新たにノイズを召喚する。

 

「何度やっても同じだ!」

 

俺は再び『千ノ落涙』を放ちノイズを貫いていくが、そのたびに新たにノイズが生みだされてくる。

 

「お前はいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもっもっもっもぉ!!」

 

ウェルはとち狂ったようにどんどんノイズを出してくる、このままじゃこっちがじり貧になっちまう。

 

「真さん!」

 

響の声が聞こえ後ろを振り向くと、右腕のバンカーが変形させた響がこちらへ飛んでくる。

 

「はぁぁぁぁぁああぁああ!!」

 

響が右腕を振り下ろすと、放たれた衝撃でノイズが吹き飛ばされる。

 

「ひっ…ひぃ!」

 

ウェル博士が慌てて再びノイズを召喚しようとするが・・・。

 

「させるかっ!」

 

俺は呼び出される前に接近しウェルの首元にアームドギアを突きつけようとする・・・が。

 

「っ! 真さん!」

 

突如目の前に黒い壁が現れアームドギアを防いでしまう。

 

「こいつは・・・まさか!?」

 

俺がウェルの後ろを見ると、そこにはギアを纏った調と切歌がいた。

 

「なんと鋸・・・」

 

「こんなタイミングでお前らかよ・・・!」

 

俺は調のアームドギアから距離を取り、響の隣へ移動する間に二人はウェルの前に出る。

 

「盾に使えるとか意外と便利だなそのギア」

 

「当然、この身を纏うシュルシャガナはおっかない見た目よりも汎用性がある、防御だってお手の物・・・」

 

「ここからはあたしたち二人が相手するデス!」

 

「そうか、そりゃ参ったな・・・」

 

ただでさえ響が危ないってのにノイズに加えて二人の参戦、間に合うかどうか危ういぞ?

 

「響、お前は後ろに下がって未来たちを守れ」

 

「真さん!でも・・・」

 

「響じゃあの二人を攻撃できないだろ、だったらここは俺が何とか抑える」

 

「でも・・・うぐっ!?」

 

響が何かを言いかけると、響はいきなり胸を押さえて膝をついた。

 

「響・・・熱っ!!」

 

まさか浸食が進んだのか!?俺が急いで響に触れようとすると響の体はさっきよりも高熱を放っていた。

 

まずい!早く何とかしないと響が!

 

「・・・どうやらガングニール装者は手負いの様ですね」

 

俺が振り返るとウェルはゆっくりと立ち上がり、その両手に何かを握っていた。

 

「ですが仮面ライダーは脅威ですからね・・・私が手助けしましょう!」

 

「っ!二人共後ろ!」

 

「「ッ!?」」

 

俺が叫ぶがもう遅く、ウェルは両手の道具を切歌と調の首に当て、何かを注射した。

 

それを知った二人は急いでウェルから離れた。

 

「っ!何しやがるデスか!」

 

「LINKER・・・!」

 

「効果時間にはまだ余裕があるデス!」

 

「だからこその連続投与です!あの化け物共に対抗するには今以上の出力でねじ伏せるしかありません。そのためにはまず、無理やりにでも適合係数を引き上げる必要があります」

 

俺たちを倒すために二人に無理やり薬を・・・どこまで外道なんだ!?

 

「でも、そんな事すればオーバードーズによる負荷で・・・」

 

「ふざけんな!何であたしたちがあんたを助けるためにそんなことを!」

 

「するですよっ!」

 

ウェルの謎の迫力に二人は怯んだ。

 

「いえ?せざるを得ないのでしょう!あなた達が連帯感や仲間意識などで僕の救出に向かうなど到底考えられないこと!」

 

「大方、あのおばはんの容態が悪化したからおっかなびっくり駆け付けたに違いありません!」

 

容態? 誰の事だ? 二人は図星だったようでウェルを睨んでいた。

 

「病に侵されたナスターシャには、生化学者である僕の治療が不可欠! さぁ。自分の限界を超えた力で私を助けてみせたらどうですか?」

 

あいつ・・・自分の仲間相手に人質を取るのかよ・・・!

 

「ウェル・・・お前は今まで見た中で一番の屑だ!」

 

「おや、怖い怖い。ですがあなた達の相手はこのお二人ですよ?」

 

そういって、指をさされた調と切歌は苦しそうにしながらこちらに振り返った。

 

「やろう、切ちゃん。マムの所にドクターを連れ帰るのが・・・私たちの使命!」

 

「・・・絶唱、デスか?」

 

「っ! 止めろ!いくら適合係数が上がったとしても絶唱を使ったら命に係わるぞ!」

 

俺はその言葉を聞いて、二人を制止しようとするがそれを書き消すようにウェルが叫ぶ。

 

「そう、ユー達歌っちゃえよ!適合係数がてっぺんに届くほどの、ギアからのバックファイアを軽減できることは、過去の臨床データから実証済み!だったらLINKERぶっこんだばかりの今なら、絶唱歌い放題のやりたい放題!」

 

「ふざけんな!二人共そんなことするな!そんなことをしてもしものことがあったらどうするんだ!?下手すれば命を落としかねないんだぞ!」

 

「・・・それでも、私たちは!」

 

「マムを助けるんデスっ!」

 

俺の声は届かず、二人は歌う。

 

 

Gatrandis babel ziggurat edenal...

 

 

「っ!この歌は・・・!」

 

二人の絶唱を聞いて響が胸を押さえながら起き上がる。

 

 

Emustolronzen fine el baral zizzl...

 

 

二人が絶唱を歌うとき、脳裏に前のことが甦る。

 

クリスが自分の命を懸けて歌い、地に落ちたあの時を。

 

セレナが過去のことを思い出し、涙を流すあの時を。

 

 

Gatrandis babel ziggurat edenal...

 

 

「駄目だよ・・・一回頼りなんでしょ!装者の命をボロボロにしてしまう!」

 

「自分の命を投げ捨てるんじゃねえ!歌うのをやめろ!」

 

「女神ザババの絶唱二段構え!この場の見事な攻略を・・・これさえあれば、こいつを持ち帰ることだって・・・!」

 

 

Emustolronzen fine el zizzl...

 

 

歌いきった瞬間、二人のギアに変化が起きる。

 

調のシュルシャガナはその形状を変え、両腕と両足からもアームドギアを繰り出す。

 

「シュルシャガナの絶唱は、無限軌道から繰り出される果てしなき斬撃。これで膾に刻めなくとも、動きさえ封殺できれば!」

 

対して切歌のイガリマはその刃を巨大に変え、勢いを加えるであろうブースターが取り付けられる。

 

「続き!刃の一閃で、対象の魂を両断するのがイガリマの絶唱。そこに、物質的な防御手段などありえない!まさに、絶対絶体です!」

 

まずい、響の浸食に加えて二人の絶唱!このままじゃ俺たちどころかあの二人まで!

 

・・・そんな時、隣から歌が聞こえた。

 

 

Gatrandis babel ziggurat edenal...

 

 

「っ!? 響っ!?」

 

隣を見ると響も絶唱を歌っていた。

 

 

Emustolronzen fine el baral zizzl...

 

 

響が絶唱歌うと、二人の方に変化が訪れた。

 

「・・・エネルギーレベルが、絶唱発動まで高まらない?」

 

「減圧?」

 

二人がそう言うと、変化していた二人のギアが元の形の戻る。

 

まさか・・・響が二人の絶唱と無理やり束ねた!?

 

響の手を繋ぐことに特化した力が、二人を助けるために。

 

そして響は意を決し、叫ぶ。

 

「セット!ハーモニクス!」

 

その瞬間、周りにエネルギーが拡散され、周りからエネルギーが響に吸い込まれていく、それは二人からも吸い取っていた。

 

「こいつが・・・エネルギーを奪い取っているのデスか?」

 

力を無理やり束ねようとする響の胸元からは、赤黒い光が漏れ出し、響の足元が燃え出した。

 

「響!それ以上やったらお前の体が!」

 

「だとしても・・・私は・・・二人に絶唱を使わせない!」

 

響は苦しみを抑えながら、ギアを収束させていく。

 

「私・・・あの時誓いました。みんなの笑顔を守りたいって・・・だから!」

 

響は収束したギアを高速回転させ、天に拳を構える。

 

「私は、二人の笑顔を守るんだぁぁぁぁぁぁああぁ!!」

 

響はそう叫び、蓄積させたエネルギーを天に放った。

 

それは天にも届く虹色の竜巻。調と切歌を助けるための一撃。

 

笑顔を守るために放ったその一撃は・・・。

 

残酷な未来へ、促進させるのだった…。




後書きの時間だ!
「んで作者、仮面ライダー50周年なわけだけど、作者の初めてみた仮面ライダーって何なんだ?」
そうだな・・・やっぱりディケイドが俺の始まりだったな。
「出た破壊者」
まあ当時はあんま特撮はあんま見なかったし、本格的にライダーを見始めたのはビルドからだな。そっからジオウ、ゼロワン、セイバーと続いて他の作品もレンタルして知ったわけ。
「へえ。んじゃ作者、あんたの中で好きなライダーってなんだ?」
個人的に好きなのは・・・てか平成と令和ライダーはみんな好きだな。
「あれ?昭和はどうなんですか?」
あれはさすがに古すぎて・・・。
「・・・まあ、此処まで仮面ライダーが続いたんだ、俺たちも負けるわけにはいかないな」
そうだな、それじゃあ仮面ライダーを応援しながら今回は〆ますか。

「「「「それでは次回もお楽しみに!そして仮面ライダー生誕50周年おめでとう!」」」」
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