戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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さて、G編第十四話なわけだけど、この作品とは関係ない話してもいい?
「唐突だな、まあいいけどさ」
ありがとう、実は主人公であるお前の誕生日の事なんだが・・・。
「おい何が関係ない話だ、滅茶苦茶関係あるじゃねえか」
まあ落ち着け、それでお前の誕生日をいつにしようか考えてんだよな。
「そういうのって真っ先に考えるもんじゃないのか?」
考える暇なかった、てなわけでそこら辺の話はあとがきにでも話すわ、てなわけでG編第十四話どうぞ。
「あれ?私一言も話してない」
「どんまいセレナ」


運命は狂いだす

「みんな、こっち!」

 

私達は真さんに言われて離れた場所へと避難している。

 

「ねえヒナ、ビッキーもナマさんも大丈夫なのかな?」

 

安藤さんが心配そうに尋ねてくる、確かに響の様子もおかしかったし・・・。

 

「・・・それでも、今は二人を信じよう」

 

私がそう言って、みんなが頷くと前の方から二人やってきて私たちの前で止まった。

 

「お前ら! 無事だったか」

 

「大丈夫か、皆さん?」

 

「クリス!セレナちゃん!」

 

私達の前にやってきた二人に、私たちは何が起きたのか説明した。

 

「やはりウェルの野郎が現れたか・・・」

 

「それより、早くお二人の救援に向かわないと!皆さんは安全な場所まで避難を」

 

セレナちゃんがそう言った時、大きな振動が起き地面が揺れた。

 

「きゃあ!!」

 

「何これ!? 地震!?」

 

「いきなり地震だなんてアニメじゃないんだし…!」

 

「み…皆さん、後ろを!」

 

寺島さんが指さした方を見ると、後ろの方から虹色の竜巻が起こっていた。

 

「おい、あれはまさか!」

 

「間違いありません、響さんの絶唱です!」

 

「っ!」

 

私は二人の言葉を聞いて、急いで振り返り二人の元へと向かった。

 

「おい!?そっちは危険だ、戻れ!」

 

「クリスさん!私たちも向かいましょう!」

 

響・・・真さん・・・無事でいてください!

 

 

 

 

 

響のトライバーストが消えた後には、響を中心にまるで爆心地のような跡が残っていた。

 

「はぁっ・・・!! はぁっ・・・!!」

 

「響!大丈夫か!?」

 

絶唱を使った響は今までよりも息を切らして膝に手を当てている。

 

相手の方を見ると、切歌と調の方も息は切らしているが大丈夫そうだった。

 

そしてむかつくことにウェルの奴も無事だった、あいつも吹っ飛べばよかったのに・・・。

 

そしてお互いに膠着状態になっているとき、上空から突如輸送機が現れた。

 

「あれは、あの時の!」

 

輸送機からワイヤーが下りると二人はウェルを連れてこの場から離れてしまう。

 

俺は追いかけようとするが、響を置いて行くわけにもいかない。

 

俺は立ち去っていく輸送機を見ているだけだった。

 

「くそっ!」

 

俺が悔しそうにしていると、奥から未来が走ってやって来る。

 

「響!真さん!」

 

「未来!何でここに!」

 

未来がやって来ると、突然響がその場に倒れてしまう。

 

『響!?』

 

俺と未来の声が重なり、俺が響の様子を見ると響の胸元に、何かの鉱石が出来ていた。

 

「これは・・・あの時の!」

 

その鉱石は数日前、弦十郎さんが見せてくれた物と同じだった。

 

「響!しっかりしろ・・・熱っ!!」

 

俺が響の方に触れた時、尋常じゃない熱さがスーツ越しに感じた。

 

「響!?」

 

「近づくな未来!近づいたら火傷じゃすまないぞ!」

 

「そんな!?じゃあどうすれば…!」

 

「今はまず、響の体を冷やさないと!」

 

俺は響の体を冷やすため、ホルダーからキーを取り出す。

 

ブリザード!

 

オーソライズ!

 

上空からフリージングベア―ライダモデルが降ってくるが、ライダモデルは倒れている響を見てあたふたしていた。

 

「響を助ける、力を貸してくれ!」

 

俺の言葉にライダモデルは頷き、俺はそのままキーを装填した。

 

プログライズ!

 

Attention freeze! フリージングベアー!

 

Fierce breath as cold as arctic winds.

 

俺はフリージングベア―フォームへと変え、両腕の『ポーラーブリーザー』で冷却しようとするが、冷気が響の体に当たるとすぐに蒸発してしまう。

 

「くそっ!どんだけ高熱なんだよ!」

 

このままじゃ響がまずい・・・だったら!

 

「響、少し冷たいが我慢しろ!」

 

俺は響に抱き着き、ゼロ距離で冷却を始める。

 

「真さん!?」

 

「ぐぅっ・・・!あっつ・・・!」

 

フリージングベアーに取り付けられている極低温装甲『トランスパー』なら熱を急速に奪うことができるはず。

 

抱き着いた瞬間、響の体から大量の蒸気が発せられ、高熱と蒸気が俺の体を襲ってくるから早く終わらせるために抱き着きながらも両腕での冷却も続ける。

 

俺が冷却していると、未来の後ろから変身したクリスとセレナ、そして反対方向から翼と奏がやって来る。

 

「おい!これはどうゆう状況だ!?」

 

「皆! 響が!響が!!」

 

「落ち着け小日向!」

 

皆の声が聞こえる中、俺は熱に耐えながらも響の冷却に集中する。

 

「しっかりしろ・・・響!」

 

暫く冷却していると響の体が光りだし、光が消えると響はギアを解除し気を失っていた。

 

俺は響がギアを解除したのを見て変身を解き、響を抱き上げる。

 

「響!」

 

それを見た未来たちが寄ってきて、未来は気を失っている響に呼びかける。

 

「大丈夫だ、気を失ってるだけだ・・・」

 

「継菜、すまない。私たちが早く駆けつけていれば立花を守れたはずなのに・・・」

 

「済まない、あたしも気を付けていたはずだったんだが・・・!」

 

「気にすんなよ二人共、ウェルの出現は誰も予想しなかったんだ」

 

「守れなかった?」

 

俺たちの会話を聞いて、クリスとセレナ、そして未来がこちらに視線を向ける。

 

「おいお前ら、守れたはずってどういうことだよ・・・!」

 

「もしかして、響さんのこの状態について何か知ってるんですか?」

 

「そ・・・それは」

 

翼が言葉に詰まってる中、俺は意を決して翼の肩に手を置き前に出る。

 

「翼、言うべきだと思う」

 

「継菜・・・でも」

 

「・・・遅かれ早かれ、いつかばれるんだ」

 

「真さん・・・」

 

すると上空から二課の救護ヘリがやって来る。

 

「詳しく話すよ、響のことを」

 

 

 

 

 

二課の所有する潜水艦内の治療室にて響が治療を受ける中、俺は三人に響の容態について話した。

 

「聖遺物の浸食だと!?」

 

「ああ、俺たちも最初は耳を疑った、けどあの時の響を見て痛感した」

 

ガングニールが響の体を侵食していることにクリスもセレナも未来も驚いていた。

 

「そんな、聖遺物が人体に侵食するなんて・・・」

 

「それも、あの馬鹿がギアを纏う度に浸食が進んじまうってのかよ!」

 

「ああ、だから弦十郎さんは響に戦闘厳禁の命を与えたんだ、浸食が進まないように」

 

重い空気の中、さっきから黙っていた未来が訪ねてくる。

 

「・・・それで、響はどうなっちゃうんですか?」

 

未来の質問に俺と翼と奏は少し固まった、そんな俺たちを見て三人は不安の顔をした。

 

そして少し間を置き、俺は口を開く。

 

「・・・遠くないうちに、死に至るらしい」

 

『!?』

 

俺の言葉に三人は驚いた、あの時の俺たちと同じように信じられないような表情で。

 

「おい・・・嘘だろ? 死ぬなんて・・・」

 

クリスが恐る恐る聞くが、俺は黙って首を横に振った。

 

「・・・何でだ、何でそんな大事なことを黙ってたんだ!?」

 

クリスが怒声を上げる、何で自分たちに言わなかったのかという怒りの声を。

 

「そ・・・それは・・・」

 

「俺が内密にしようと提案したんだ、みんなを混乱させないために、本当にすまない」

 

奏が言葉に戸惑う中、俺が先にそう言って三人に頭を下げる。

 

「真!」

 

「いいんだ奏、最初に提案した俺の責任だ。どんな言葉も受ける覚悟だ・・・けど、まだ結果が決まったわけじゃない。必ず響を元に戻す方法を探して見せる、絶対に」

 

俺は頭を下げながらも三人に語り続ける。

 

『・・・』

 

三人が黙っている中、緒川さんが駆け付けてくる。

 

「皆さん、当座の応急処置は無事に終わりました」

 

「響は・・・響は無事なんですよね?」

 

「はい、今は眠っていますが大丈夫です。今は病室で安定にしています」

 

緒川さんがそう言った後、俺はみんなに言う。

 

「響の浸食を防ぐためにも、俺たちが何とかしないといけない。未来には響を日常的にサポートしてくれないか?」

 

「・・・はい、わかりました」

 

「ありがとう、俺たちは響の分もF.I.S.を何とかしないといけない、街中で起きたことを弦十郎さんと一緒に話し合いたいんだが」

 

「わかりました、司令は司令室にいます」

 

俺たちは緒川さんと共に指令室へと向かった。

 

「・・・っ」

 

途中、未来が悲しそうな表情をしてたことを、この時誰も知らなかった。

 

 

 

 

 

「済まないなセレナ、買い物に付き合わせて」

 

「いえ、これ位大丈夫ですよ」

 

あの日から後日、俺はセレナと共にスーパーへと買い物に来ていた。

 

「それにしてもマム・・・ナスターシャという人物を人質にとるとか、あいついつか絶対に顔面ぶん殴ってやる」

 

「落ち着いてください真お姉ちゃん・・・怒りたいのは私も同じです」

 

レジ袋を手にしているセレナの手は力強く握られていた。

 

「・・・そうだったな、俺だけが怒っても仕方ないか」

 

「そうです、この怒りはいつかあいつにぶつけてやりましょう」

 

「セレナも容赦がないな、その案には滅茶苦茶賛成だが」

 

俺たちの怒りが静まったところで、前方から缶詰が足元に転がってくる。

 

「んっ?缶詰?」

 

「誰かの落とし物でしょうか?」

 

俺が拾い上げると前方から誰かが来る。

 

「すみません、私たちの荷物がこっちに・・・っ!」

 

「ああ、大丈夫・・・だっ!?」

 

俺が顔を上げると、そこには買い物袋を手にしていた切歌と調がいた。

 

・・・何でこうも遭遇率が高いんだよ!?なんかしたのか駄目神!?

 

「お前!何でここにいるんデスか!?」

 

「それはこっちのセリフだ!」

 

俺と切歌が慌てる中、調とセレナは俺たちを落ち着かせる。

 

「切ちゃん落ち着いて・・・」

 

「真お姉ちゃん、少し落ち着いて」

 

「調は何で落ち着いてるんデスか!?」

 

「セレナ!?こういう場合お前が一番取り乱すはずだろ!?」

 

「いえ、私も慌てたいんですけど・・・」

 

「私達、今目立ってる・・・」

 

「「えっ・・・あ」」

 

周りを見ると、ほかの買い物客や定員さん達もこちらを見ていた。

 

「「ご・・・ごめんなさい(デス)」」

 

俺と切歌は素直に謝って四人揃ってスーパーを後にした。

 

 

 

 

 

スーパーを後にした俺たちは近くの廃墟で腰を据えていた。

 

『・・・・・・』

 

お互いに何もしゃべらず、沈黙状態が続くが、最初に口を開いたのは俺だった。

 

「あ~、お前ら、あの時LINKERを投与されたみたいだけど体の方は大丈夫なのか?」

 

「・・・まだ完全とは言えない、過剰投与されたLINKERの副作用が抜けきるまでは私たちはおさんどん係だから」

 

「そうか・・・けど命に別状がなくてよかったよ」

 

「今度はこっちから質問・・・」

 

俺が安堵していると、今度は調の方から聞いてきた。

 

だがその視線は俺にではなく、セレナに向けられていた。

 

「・・・貴方は、私たちが知っているセレナなの?」

 

「はい、その通りですよ」

 

調の質問にはっきりと答えたことに二人は驚いた様子だった。

 

「ほ、本当デスか!? 偽物じゃないんデスよね!」

 

切歌はまだ疑っている、まあそれが普通の反応だよな。

 

「偽物じゃありませんよ。例えば数年前施設にいた時、暁さんがベットで・・・」

 

「デェェェス!?それは言わないでください!?」

 

((何したんだ『ろう』?))

 

「ふふっ、分かってますよ。それでそのことでマリア姉さんと相談してましたからね」

 

「うう~っ、けど確かにそのことを知ってるのは私とマリアにその時近くにいたセレナしか知らないデスね」

 

「これで信用してもらえますよね?」

 

「はい、わかったデス・・・」

 

二人はセレナが偽物じゃないと信じてくれたそうだ。

 

「けど、それならなおさら何でセレナはそこの仮面ライダーと一緒にいるんですか?」

 

「それは簡単です。今私は真お姉ちゃんの家に住み込みしているからです」

 

「やっぱりそうだったんデスか!?酷いことされてないデスよね!?」

 

「おい、さらっと失礼だな」

 

「されてませんよ、真お姉ちゃんは優しいですから」

 

「それならよかったデス・・・」

 

「それよりも次はこちらからの質問です・・・今、皆さんは何を計画してるんですか?」

 

セレナからの質問に二人は一瞬反応する。

 

「あの時言ったはずデス、正義では守れない物を守るために行動しているんデス」

 

「その正義では守れない物って何なんですか?」

 

「そ、それは・・・」

 

そういって切歌はこちらに視線を向ける、敵である俺がいるから言いにくいことなのか。

 

・・・てか、さっきから調の方がやけに静かだな?

 

「ど、どう言えばいいデスか調・・・調?」

 

「月読さん?」

 

切歌とセレナが調に呼びかけるが反応はなく、調の方を覗くと。

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

調の息は荒々しく、汗をかいており具合が悪そうだった。

 

「調!?大丈夫デスか!?」

 

「まさか、LINKERの副作用か!?」

 

「まさか、さっきからそんな調子だったんですか!」

 

「はぁ・・・大丈夫、これぐらい」

 

そういって調は立ち上がるが、足元がふらつき倒れそうになる。

 

「危なっ!」

 

俺はとっさに調を受け止め、再び座らせる。

 

「セレナ!俺たちがの買い物袋の中に氷が入ってる袋があったはずだから出してくれ!」

 

「わかりました!」

 

セレナが買い物袋を漁っていると、上のほうからガコンッという嫌な音が響いた。

 

「っ!今のって!」

 

セレナと切歌も聞こえたようで俺たちが上を見上げると、上の方から大量の鉄パイプが降ってきた。

 

「しまっ!!」

 

降ってくる鉄パイプに対し何も反応ができず、俺は目をつぶった。

 

その瞬間、俺たちの周りに衝撃が響いた。

 

 

 

・・・だが、衝撃が起きたにもかかわらず、痛みは来なかった。

 

不審に思った俺はゆっくりと目を開けると・・・。

 

「・・・えっ?」

 

そこには、鉄パイプに対し手をかざした切歌、そして切歌の掌からはバリアのようなものが俺たちを守ってくれていた。

 

「暁さん・・・それは・・・!」

 

「わ・・・私にもさっぱりデス」

 

二人は困惑しているが、俺はこのバリアのことを知っている。

 

「これは櫻井さんの・・・フィーネと同じバリアだ・・・」

 

でもフィーネはマリアのはず・・・まさか!?

 

俺とセレナは切歌に視線を向けた。

 

「暁さんが・・・フィーネ」

 

ここにきて、新しい問題が増えるのかよ…!




後書きの時間だ、とりあえず今回の感想を三行で纏めろ。
「響の症状が悪化した」
「クリス達に響のことがばれた」
「暁さんがフィーネだった」
パーフェクトだお前ら、見事だ。
「んで、真の誕生日はどうすんだよ?」
それなんだが、こいつの誕生日を俺に合わせてもいいか?
「作者さんの誕生日にですか?それっていいんでしょうか」
まあ別に知られてもいいわけだし、ついでに俺も祝福されたいし考える手間が省ける。
「それが狙いか、けどそれでいいのか」
分からん、だからアンケートで俺と同じでいいか、同じじゃない方がいいか取って見ようと思ってな。
「そういうことか、まあいいんじゃないか?」
だな、正直どうなるかは神のみぞ知ることだ、んじゃそろそろ〆るぞ。

「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」

主人公の誕生日を作者と同じにしてもいいか?

  • それで良い
  • 別の日にしよう
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