戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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さあ、G編も第十六話なわけだけど、ここで皆に重大な発表があります。
「なんだ?失踪とか言ったらぶっ飛ばすぞ」
失踪はしないよ!?そうじゃなくて・・・。
「ん?じゃあなんなんだ?」
え~この度真紅林檎、なんと・・・。
「なんと?」
他の作者さんとコラボ小説を書くこととなりました!
『えぇ――!?』
「うそだろ!?こんな底辺作者とコラボしてくれる人がいるのかこの世の中に!?」
お前言いすぎだろ!?まあ詳しい話はあとがきにて、それではG編第十六話、どうぞ!


失われた陽だまり

「ああ~~~~っ・・・」

 

切歌達と別れ、弦十郎さんから話を聞いた後、俺は二課の休憩室でテーブルに頭を乗せていた。

 

「真お姉ちゃん、大丈夫?」

 

「セレナ・・・この状況で大丈夫に見える?」

 

「いえ全く」

 

「・・・すっぱり言ったな」

 

俺がなぜこうしてるのかは弦十郎さんの話にある。

 

曰く、俺とセレナが切歌達と話しているときに響の容態をメディカルチェックした際に、響の体内に新たな臓器が生成されてたらしい。

 

その新たな臓器は響の中のガングニールの欠片の浸食と増殖が進んだ結果生まれたらしく、その臓器が響の爆発的な力の源であり、同時に命を蝕む原因らしい。

 

「切歌の件に続いて響の件・・・頭が痛くなってきた、マジで響を元に戻す方法を考えないとな」

 

しかしどうやって元に戻せばいいんだ?神話とか聖遺物とかに元に戻す力を持った奴ってあったっけ?

 

「真お姉ちゃんの持ってるキーにはそういうのはないんですか?」

 

セレナが俺に聞いてくる、プログライズキーねぇ・・・。

 

「まあ、あるにはあるんだけどさ・・・あれは最終手段だからな」

 

「あるんですか、可能なのが!?」

 

セレナが驚いて俺を見る中、俺は懐から『銀色の異質な形のキー』を机の上に置く。

 

「これがそうなんですか?」

 

「そうなんだけどさ・・・これはマジで危険だからな」

 

「危険・・・ですか?」

 

「このキーの能力が『あらゆる物を分子レベルで破壊する』ことなんだよな」

 

「分子レベルって、それならいけるんじゃないんですか!?」

 

セレナが希望の眼差しでキーを見る、けどなぁ。

 

「けどこの方法、欠点があるんだよな…」

 

「欠点?」

 

「力が強すぎるんだ、仮にこれを響にぶつけたら響ごと分子レベルに破壊しかねないんだよな」

 

これを響にぶつけた瞬間、響が粉々になる絵が容易に想像できてしまう。

 

「怖っ!?」

 

「けどもしかしたらうまくいくかもしれない、けど上手くいかなかったらその瞬間バッドエンド、だから最終手段なんだ、だからこれ以外で治す方法を考えないと・・・」

 

「・・・真お姉ちゃん、響さんのことを大事に思ってるんですね」

 

別の方法を考えていると、セレナが質問してくる。

 

「当たり前だろ、今だに響の奴は危なっかしいんだし、それにあいつとは奏たちと同じぐらい長い付き合いだからな」

 

「そうなんですか」

 

「ああ、まあな」

 

俺はそう答え、再び治す方法を考え込む。

 

「・・・なんだか羨ましいな」(ボソッ)

 

「んっ?なんか言ったか?」

 

「いえ、なんでも。そういえば今日響さんは?」

 

「ああ、今日は未来と一緒にスカイタワーに出掛けたみたいだ、本人からメールで来た」

 

ライズフォンの受信メールには、『今日は未来と一緒にスカイタワーでデートに行ってきます!』という文章が送られてきた。なんというか、こんな状況なのに響らしいな。

 

 

 

 

 

私は今、未来と一緒にスカイタワーにデートに来ているけど、私の胸の内は別のことでいっぱいだった。

 

前にメディカルチェックで見つかった知らない臓器、ガングニールの浸食で生まれた私の命を蝕んでしまう原因。

 

これを聞かされた時、頭が真っ白になった。

 

『私としてはこれ以上立花に戦ってほしくない、私は立花の命を散らしたくないんだ』

 

その場にいた翼さんがそう言ってくれたけど、その時のみんなの顔は心配そうな表情をしていた。

 

私は師匠に言われた通りゆっくりと休むため、今日未来とスカイタワーに来ている。

 

「・・・響、どうしたの?」

 

「ふぇ? あっいや、なんでもないよ!」

 

「・・・ならいいんだけど」

 

私と未来はスカイタワーを楽しんだ後、展望台で町中を見ていた。

 

「ねえ響、少し気になる事があるんだけど聞いていいかな?」

 

「えっ何?」

 

「響って真さんのことをどう思ってるのかなって」

 

真さんの事?未来からそんなこと聞かれるなんて初めてだ。

 

「・・・真さんにはいつも助けてもらってるから、すっごく頼もしいって思ってるよ」

 

思えば、真さんと初めて会ったのは二年前のライブ会場だった。

 

あの時は私のチケットを拾ってくれた親切な人だと思ってた。

 

次に出会ったのは私が入院した病院だった。

 

私がリハビリを頑張っていた時、偶然真さんと再会した。

 

真さんは最初誰なのか分かっていなかったけど、私が説明すると真さんも思い出してくれた。

 

その後未来も来てくれて、そこで私と未来は真さんと友達になった。

 

その後も、真さんは話し相手になってくれてさらに仲良くなっていった。

 

・・・けどあの時、私と未来はライブの生存者狩りの人たちに捕まって、未来を人質に何度も殴られた。

 

それでまた殴られそうになった時、誰かがその人の腕を掴み、殴り飛ばした。

 

私が視線を上げると、そこには拳を握り締めていた真さんが周りの人たちを睨んでいた。

 

『お前ら!俺の友人に何してんだ!!』

 

その後、真さんは周りの人たちを薙ぎ払うとその人たちは未来を開放して逃げて行った。

 

真さんは傷の手当てをしながら未来から事情を聴いて、しばらくの間私たちの登下校に付き合ってくれた。

 

そして三か月前、私はまた真さんに助けられ、それから何度も助けられている。

 

「・・・だから、真さんには感謝してるんだ」

 

「そうだね、私達何度も真さんに助けてもらってるからね」

 

「うん・・・でもね、最近おかしいんだ」

 

「おかしい?」

 

最初は憧れだった、私も真さんみたいに誰かに手を差し伸べれる人になりたいって。 けど、最近はそれ以外でも真さんのことを考えることがあった。

 

学校でもよく真さんのことを話しているし・・・あっそれは未来も一緒か。

 

けど、それ以上に真さんのことを考えると胸が熱くなるみたいな感覚になる。

 

「何なんだろう、この感覚・・・」

 

「響・・・」

 

未来が何か言いたそうな表情をしているとき、突然タワーに大きな衝撃が走った。

 

『ッ!?』

 

私と未来が驚き、外を見ると複数の飛行型のノイズがタワーを囲んでいた。

 

「ノイズ・・・!?」

 

ノイズに気づいたほかのみんなも、慌てて逃げだす。

 

私は急いでノイズを倒しに行こうとすると、未来が私の腕を掴んで動きを止める。

 

「駄目! 行っちゃ駄目!」

 

「未来・・・だけど行かなきゃ!」

 

私は未来を説得しようとするけど、未来は手を離してくれない。

 

「この手は離さない・・・私は響を戦わせたくない! 遠くに行ってほしくない!」

 

未来はさっきよりも強く掴んでくる。

 

未来の言うことはわかる、これ以上ガングニールを纏って戦ったら私の命が危険なことを・・・けどっ!

 

そんな時、子供の泣き声が聞こえた。

 

「お母さん・・・どこぉ?」

 

私達が声の方を向くと、子供が泣きながら母親を探していた。

 

「胸のガングニールを使わなければ、大丈夫なんだ! このままじゃ!」

 

「響・・・」

 

ガングニールを纏えなくても、私は誰かを助けたい!

 

私の言葉に未来は手を緩めてくれて、私と未来は迷子の子供の元へと向かった。

 

 

 

 

 

『真君!セレナ君!今翼たちも東京スカイタワーに向かっている。二人も急いで向かってくれ!』

 

「わかってる!」

 

俺とセレナはライズホッパーで共にスカイタワーへと向かっていた。

 

何で響と未来がそこにいるときに来るんだよアホノイズ共!?

 

「真お姉ちゃん!響さんガングニールを使ってしまうんでしょうか!?」

 

「多分使わないと思いたいが・・・正直分からん」

 

幾らストッパーの未来がいたとしても、響は困ってる人たちを助けるためにガングニールを纏うかもしれない。

 

「だから急がないとな、飛ばすぞセレナ、しっかり捕まってろ!」

 

「はいっ!」

 

俺は速度を上げ、急いでスカイタワーへ向かった。

 

無事でいてくれよ・・・響、未来!

 

 

 

 

 

「ほらほら、男の子が泣いてちゃみっともないよ」

 

「みんなと一緒に避難すれば、お母さんにもきっと会えるから大丈夫だよ」

 

私は未来と一緒に迷子の子供を連れて非常階段へと向かっていると、階段の方から職員さんが駆け付けてくれた。

 

「大丈夫ですか?早くこっちへ。 あなた達も急いで」

 

職員さんは男の子を抱き上げ、すぐに階段を降りる。

 

私達も急いで降りようとしたとき、ノイズが突っ込んできてその衝撃で爆発が起き天井が崩れた。

 

「危ないっ!」

 

爆発の衝撃で動けなかった私を未来が押し退けて、崩れた天井を回避できた。

 

「ありがとう、未来・・・」

 

私がお礼を言うと、未来は頷いてくれた。

 

「真さん達もきっと向かってくれてると思うから、何とかやり過ごさないとね」

 

「うん、そうだね・・・」

 

私達が待っていると、未来が口を開いた。

 

「あのね、響・・・」

 

未来が何か言いかけた時、床が崩れ私は後ろへ倒れてしまう。

 

後ろの地面は崩れていて床が無くなっていて、私はそこへ落ちてしまう。

 

「響っ!!」

 

未来が手を伸ばして私の手を掴んで、間一髪のところで私は助かった。

 

けど、状況としては私は宙吊りの状態で、まさに絶体絶命の状態だった。

 

私の手を掴む未来の手は震えていて、さらに床も崩れかけていてこのままじゃ未来も落ちてしまうとすぐにわかった。

 

「未来、ここは長く持たない!手を放して!」

 

此処で未来が手を放して、落下中にガングニールを纏えば落下の衝撃も消えるし未来も助けられる。

 

けど、未来は一向に手を離してくれない。

 

「駄目!私が響を守らなきゃ!」

 

「未来・・・」

 

未来は私を助けようと必死になってくれている。

 

そんな未来を思って、私は無理に笑った。

 

「・・・いつか、本当に私が困ったとき、未来に助けてもらうから」

 

私はそう言いながら、掴んでいる手の力を緩めていく。

 

「今日はもう少しだけ、私に頑張らせて」

 

そういうと、未来は涙を流していた。

 

「私だって・・・守りたいのに・・・!」

 

未来は涙を流しながらそう呟いた。

 

・・・ごめんね。

 

私は心の中で謝罪して、手を離した。

 

「響ぃぃぃいぃぃいぃぃいぃいい!!」

 

未来の手を放し、未来が私を思って叫ぶ中、私は微笑んで・・・歌を歌った。

 

Balwlsyall Nescell gungnir tron

 

私は空中でガングニールを纏い、そのまま地面に着地した。

 

「未来、今行く!」

 

私は急いで未来の元に向かうため、未来のいる場所に視線を向けた。

 

 

 

 

その瞬間、未来のいた場所から爆発が起きた。

 

「っ!!」

 

その光景に私は目を疑った、まだあそこには未来がいる。

 

けど無慈悲にも、その場所で二度目の爆発が起きてしまった。

 

「未来ぅぅぅうぅうぅぅぅぅうぅぅうう!!」

 

私はこの時、陽だまりを失ってしまった。





「さあ、後書きの時間だ!さっさとコラボについて話せ!」
まあまあ、と言ってもコラボするのはこのサイトの作者じゃないんだよ。
「えっ?じゃあ別のサイトの人なんですか?」
ああ。その人も小説を書いててね、その人とDMで話して互いにコラボ小説を書くことになったんだ。
「マジか、すげえな作者!」
ハハハッ、んで気になるコラボ小説なんだけど、投稿は来週の日曜日に次の話と共に投稿しようと思ってる。
「ああ、来週はちょうどGWだしスペシャルとしてはちょうどいいか」
ああ、そのコラボ小説は特別編として投稿するからみんなよろしくな。
「よしっ!めでたい話が聞けたことだしそろそろ〆るか!」

「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」

・・・というかコラボの話をしたの二月の頭ぐらいなんだけど。
「おい今四月後半だぞ!?」
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