戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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G編第二十三話、いよいよG編も終わりに迫ってきたな。
「ああ・・・というかよくここまでこれたなお前」
自分でも驚きだよ、DVDで本編見ながら書いてるけどここまで来れるとは。
「その甲斐があって今じゃお気に入り登録者も300人いったしな」
いやそこはマジで感謝の極みです、こんな作品を気に入ってくれて本当にありがとうございます。
「作者さん、それより早く本編に映った方がいいんじゃ」
おうそうだな、それじゃあこの勢いでG編第二十三話、どうぞ!


それぞれの戦い

今もなお天高くへと浮上するフロンティア。

 

その大地にて戦う三人の少女達。

 

「おらおらおらおらぁ!」

 

クリスはサブマシンガンによる連射にて相手する奏と翼を二人が得意とする接近戦に持ち込まないようにしていた。

 

「くっ!やっぱイチイバルは厄介だな」

 

「ああ、だがそれで引く私達ではない!」

 

翼は向かってくる弾幕を手にしているアームドギアで切り落とし無理やり接近していく。

 

「だな、あいつの任されてるからな!」

 

対する奏も仮面ライダーの装甲を生かし、弾幕の中を突っ切っていく。

 

「っ!マジかよ!」

 

二人に接近されたクリスは二人の攻撃を紙一重で避け、すぐに距離をとるが、その際に二人はクリスの首に取り付けられている何かに目を向けた。

 

「っ!奏」

 

「ああ、あれは・・・」

 

三人が相対する一方、別の場所でも激闘が繰り広げられていた。

 

「だりゃあ!」

 

真はシャイニングアサルトの高速移動で偽ネフィリム軍団に接近し、オーソライズバスターで多くのネフィリムを薙ぎ払う。

 

「くそっ!倒してもきりがない!」

 

「でも、必ず終わりはある!」

 

そう言った調は『α式 百輪廻』にてネフィリム達を切り裂いていく。

 

「デェェェス!」

 

調に負けじと前に出た切歌も『封伐・PィNo奇ぉ』で次々とネフィリムを土くれへと戻していった。

 

「・・・そうだよな、こんなところで音を上げる暇はないな!」

 

真は自身を奮い立たせ、迫りくるネフィリムを蹴り崩した。

 

「さっさとこいつら倒して、響とセレナに追いついてみんなを助けるんだ!」

 

それぞれの思いが交差し、フロンティアでの激闘は続いた・・・。

 

 

 

 

 

一方浮上してしまった二課の潜水艦では、弦十郎と緒川が船内に乗せていた車両に乗り込むところだった。

 

「世話をかける弟子たちのお陰でこれだ」

 

「きっかけを作ってくれたと、素直に喜ぶべきでは?」

 

緒川がそう言うと、弦十郎は口元をにやけた。

 

すると、タブレットから通信が入ってきた。

 

『司令!』

 

「なんだ?」

 

『出撃の前に、これをご覧ください』

 

タブレットを見ると、そこにはブリッジにいるマリアが映し出されていた。

 

『私は、マリア・カデンツァヴナ・イヴ。月の落下がもたらす災厄を最小限に抑える為、フィーネの名をかたった者だ』

 

それはマリアが世界各地に送った決意のメッセージだった。

 

「この期にF.I.S.は、何を狙って・・・」

 

マリアは世界各地へ言葉を贈る中、弦十郎はタブレットを見つめていた。

 

『・・・米国、国家安全保障局。並びにパヴァリアの光明結社によって隠蔽されてきた。事態の真相は、政界、財界の一角を占有する、彼ら特権階級にとって、極めて不都合であり、不利益を・・・』

 

世界中では、マリアが語る言葉を人類が聞いていた。

 

なぜこのようなことになったのか、事は数刻前のフロンティア内に戻る。

 

 

 

『月を・・・私の歌で?』

 

フロンティアの制御室にて、ナスターシャはマリアに方法を伝えていた。

 

『月は、地球人類より相互理解を剥奪するため、カストディアンが設置した監視装置。ルナアタックで一部不全となった月機能を再起動できれば・・・公転軌道上に修正可能です』

 

ナスターシャがマリアに説明する中、突如ナスターシャは吐血した。

 

『マム!?マム!!?』

 

『貴方の歌で・・・世界を救いなさい・・・!』

 

ナスターシャは血を吐きながらも、マリアに世界を救えと語った。

 

 

 

『すべてを偽ってきた私の言葉が、どれほど届くか自信はない。だが、歌が力になるというこの事実だけは、信じてほしい!』

 

マリアは世界中にそう告げ、聖詠を歌った。

 

Granzizel bilfen gungnir zizzl

 

マリアは世界中に見られているにもかかわらず、黒のガングニールを身に纏った。

 

『私一人の力では、落下する月を受け止めきれない・・・だから貸してほしい!皆の歌を届けてほしい!』

 

マリアは人々に懇願し、月を止めるために歌を歌った。

 

 

『使用BGM 烈槍・ガングニール』

 

 

()が為にこの声 鳴り渡るのか?』

 

『そして()が為にこの(うた)は 在ればいいのか?』

 

歌を歌うマリアのガングニールは、徐々に赤く輝いていく。

 

(セレナが助けくれた私の命、誰かの命を救って見せる。それだけで・・・セレナが助けてくれたことに報いられる!)

 

マリアが歌う中、弦十郎たちは発信の準備を整えていた。

 

「緒川!」

 

「わかっています、この映像の発射源をたどります」

 

そして二人は車両を走らせた、向かう先はマリアがいるブリッジただ一つ。

 

 

 

 

 

私と響さんはタイガーさんに乗って、建造物へと向かっていた。

 

皆さんが頑張っているんです・・・私達だって!

 

遠くで爆発が起き私はそっちを向きますが、響さんはまっすぐと建物を見ていた。

 

「進もうセレナちゃん。進むこと以外、答えなんてあるわけないから!」

 

「・・・わかりました、飛ばしてください!」

 

私の言葉にタイガーさんは速度を上げた。

 

 

 

 

 

あたしと翼はクリスと戦う中、あたしと翼はクリスに聞こえないように小声で話した。

 

『奏・・・あれがおそらく雪音を従わせている装置なはずだ』

 

『ああ、隙をついてあれを破壊しないとな・・・』

 

あたしらはそう決意し、クリスに接近した。

 

クリスが威嚇射撃してくるが、翼が『青ノ一閃』を放って弾丸を全て切り払ってその隙にあたしはすぐに懐に潜りこもうとした。

 

「遠距離武器は懐に潜りこまれたら弱いよな!」

 

あたしはそのまま潜りこんでクリスの首輪を破壊しようとすると、クリスはアームドギアの形状を変えた。

 

その形は今までの奴とは違う形で、あたしはその形を知っていた。これは・・・!

 

「アタッシュショットガン!?」

 

「っ!奏、危ない!」

 

翼が叫ぶが回避は間に合わないと感じて向けられる銃撃があたしを襲った。

 

MEGA DETH BURST

 

予想だにしてなかった一撃にあたしは後ろへ吹き飛ばされてしまった。

 

「くっ・・・!?まさかそんな隠し玉を持ってたなんてな・・・!」

 

「へっ。あたしのとっておきだ」

 

あたしは吹き飛ばされながらも、すぐに立て直し再度向き直った。

 

「でも、あたしらは引かねえぜ。お前の先輩として、お前を絶対にこっちに戻してやる」

 

「ああ、継菜にも頼まれているからな。たとえ引っ張ってでも連れて帰って見せよう」

 

あたしと翼の言葉を聞いて、クリスは驚きながらも、どこか笑っていた。

 

「・・そうか、あたしがこんなことしてるっていうのにまだあんたらは」

 

クリスは小声で何かを喋るがあたしらには聞こえなかった。

 

そしてクリスは意を決して、あたしらの向き直った。

 

「風鳴先輩、天羽先輩」

 

クリスの言葉にあたしらは驚いた。あいつ、今あたしらのことを!

 

「悪いが次で決める、昨日まで組み立てて来た、あたしのコンビネーションだ!」

 

「・・・ならば、此方も両翼のチームワークを見せよう!」

 

「ああ、これで終わらせるぜ!クリス!」

 

あたしらは互いに微笑みながら、武器を構えた。

 

クリスはあたしと翼に射撃し、翼は剣で防いで上へ飛び跳ね、私はショットライザーでクリスを狙い撃った。

 

クリスはすぐに躱してあたしと翼目掛けてボウガンで大量の矢を放つが、翼の『青ノ一閃』であたしに向けられた矢を自身に向けられたのと含めて消し飛ばした。

 

矢を消されたクリスはすぐに小型のミサイルを展開し、翼も自身の周りに大量の短剣を構え、私はショットライザーのキーのライズスターターを押し込んだ。

 

バレット!

 

「うぉぉぉおおおお!!」

 

MEGA DETH PARTY

 

「はぁっ!!」

 

千ノ落涙

 

「おりゃぁぁぁ!!」

 

 

バレットシューティングブラスト!

 

そしてあたしらが放った一撃はぶつかり合い、爆発があたしたち三人を巻き込んだ。

 

 

 

 

 

「ひゃっはぁぁぁぁ!!願ったり叶ったりしてやったりぃ!」

 

三人が戦う様子を見ていたウェルはソロモンの杖を手に歓喜の声を上げて飛び跳ねた。

 

『・・・アメノハバキリとイチイバル、そしてバルカンの反応・・・見失いました』

 

ブリッジに向かう途中、弦十郎はオペレーターから報告を受けた。

 

「翼・・・奏・・・クリス君・・・!」

 

 

 

 

 

『使用BGM Edge Works of Goddess ZABABA』

 

調と切歌が二人でネフィリムを切り裂いていき、二人に襲い掛かるやつは俺がシャインクラスタで撃ち抜き沈黙させているが・・・。

 

「それでも多い・・・!」

 

それでも数が減った気がしない気がして、心身ともに疲れが見えてきたところで二人が俺の元にやって来る。

 

「二人とも、流石にこの数全部捌ききる前にこっちのスタミナが切れるかもしれない!」

 

「うん・・・LINKERの方も効果がもう少ないと思う」

 

「でも、まだこんなにいるのデスよ!?一体どうすれば・・・」

 

確かにこのままじゃ二人のLINKERが切れる方が早い・・・だったら。

 

「・・・二人とも、こいつらを一か所に集める、もしくは広範囲で威力がある技は持ってるか?」

 

俺の提案に二人は俺の方を向き、少し考えこむ。

 

「・・・前者は無理だけど、後者ならいけると思う」

 

倒せるのか・・・ならプランBだな。

 

「よし、俺があいつらの気を引きながら一か所に集める。お前らはそれまで力を集めてあいつらが一か所に集まったら一気にぶっ潰せ」

 

「それってあなたが囮になるってことデスか!?無茶ですよ!」

 

「アサルトの速さなら振り切れる・・・だから頼む」

 

俺の頼みに二人は顔を合わせ、再び俺の方を向いた。

 

「・・・三十秒、それだけあれば一気に倒せれると思う」

 

「OK、じゃあ頼んだぜ調、切歌!」

 

俺は殲滅を二人に託してネフィリムの群れに突っ込んだ。

 

群れのど真ん中に突っ込んでオーソライズバスターをぶっ放しネフィリム達の注意を引き二人から離れさせると、二人の歌声が聞こえてくる。

 

わからず屋には いいおクスリを 処方してオペしましょう ターゲットには 容赦はしない 感情をアンインストール

 

交錯していく 刃の音が 何故か切ないラプソディに 籠の中から 救ってあげる 両断のクチヅケで

 

二人にデュエットと共に二人のフォニックゲインが高まっていくのを感じ、俺は殲滅させやすくするためオーソライズバスターにトラッピングスパイダープログライズキーを認証させる。

 

バスターオーソライズ!

 

認証させ、シャイニングアサルトの高速移動でネフィリム達を翻弄しオーソライズバスター連射していく。

 

プログライズダスト!

 

連射したエネルギー弾はネフィリム達を捕らえ身動きを封じていき、ほとんどの動きを止めることに成功する。

 

ネフィリム達の動きを止めてから二人の方を向くと、二人の準備は万端だった。

 

「頼む、二人とも!」

 

俺の声に合わせて二人は力を開放した。

 

早くこんな・・・涙は・・・

 

叫んでみて call now 涙ごと全部

 

 

二人の声が重なると同時に二人のギアの形状が大きく変化していく。

 

臨界を超えた思い いまぶつけよう

 

伝えきれない ココロをいまぶつけよう

 

二人のイガリマとシュルシャガナの刀身が巨大化し、互いに刃を重なると二つのギアが一つになり巨大なハサミへと形を変える。

 

「遠慮」なんていらない さあいま試すMy all

 

「遠慮」なんていらない さあ試す愛

 

二人はしっかりと巨大ハサミの取っ手を掴み、シュルシャガナの機動力とイガリマのブースターでネフィリム達に接近する。

 

募りきって止まらない「大好き」伝えたいよ

 

きっときっと そう「大好き」伝えたい

 

ネフィリム達に接近し刃を限界まで開き、俺はその攻撃のやばさを直感しすぐにネフィリムから離れる。

 

煌めく運命(さだめ)二人は 月と太陽

 

煌めいた運命に 嗚呼溶ける月と太陽

 

巨大な刃がネフィリム達をはさみ、二人は息を合わせて刃を閉じネフィリム達を切り裂いた。

 

双奏絶刀死Zaア苦ロSu

 

その斬撃の勢いは想像以上で、ネフィリムたちどころか周りの岩も切り裂いていた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・!」

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・!」

 

ネフィリム達を切り裂いた後、二人は肩で息をしていた。

 

「いや・・・想像してたより強すぎだろ。なんだ今の大技」

 

俺は若干引きながら二人に駆け寄った、あんなの喰らったら俺真っ二つになるぞ。

 

「シュルシャガナと・・・」

 

「イガリマのユニゾン・・・デース」

 

二人は息を切らしながらも答えてくれる、俺達との戦いでこれ使われなくてよかった・・・。

 

「と・・・とにかく、二人のお陰でネフィリム達は殲滅出来たな」

 

後は二人を追いかけるだけだが、二人はまだ疲れているしいったんここで休憩を取った方がいいな。

 

休憩中に切歌にあのことを話そうとしたとき、二人の後ろの土が盛り上がり、そこからネフィリムが飛び出した。

 

「っ!?二人とも後ろ!」

 

「「っ!!」」

 

くそっ!一匹土に埋まってやりすごしてた!二人が振り返るが回避が間に合わない!

 

ネフィリムの凶爪が二人に襲い掛かろうとした時。

 

「・・・っ!駄目ぇ!!」

 

調がとっさに両手を突き出す・・・すると突然紫色のバリアが二人の目の前に現れた。

 

「えっ!?」

 

「この野郎!」

 

切歌は突然の状況に驚きつつも、ネフィリムの攻撃はバリアに防がれその隙に俺がネフィリムに近づき蹴り崩した。

 

「・・えっ?今のって」

 

調は自分がバリアを出したことに驚いていた。

 

「な・・・何で調が?あたしのはずなのに・・・なんで?」

 

切歌は前に自分が出したはずのバリアを調が出したことに困惑していた。

 

「・・・やっぱり、そういう事だったのか」

 

俺は困惑している二人に説明する、さっきのと今のを合わせてやっと合点した。

 

「やっぱり・・・って、どういう事デスか!?」

 

「俺もついさっき気づいたばかりだが、今のでようやく確信した」

 

俺はそう言いながら、調に近づき、結論を口にした。

 

「あんただったんだな・・・『本当のあんた』は」

 

「・・・えっ?」

 

俺の発言に切歌は耳を疑った・・・そして調は俺の言葉を耳にして・・・。

 

「・・・『あら、やっと気が付いたのね』」

 

その言葉を口にした調の雰囲気は変わり、先ほどと同じ『金色の瞳』になっていた。

 

「元気そうだな・・・『櫻井さん』」

 

「あら?いまでもその名前で呼んでくれるのね」

 

「あの時響も言ってただろ、了子さんは了子さんって。だから俺の中では今でもあんたは櫻井さんだ」

 

「・・・そう」

 

俺と調の会話に切歌は困惑しながらも入ってきた。

 

「し・・・調?まさか調が・・・!?」

 

「・・・その通りよ、暁切歌ちゃん」

 

調は切歌の方を向き、名を名乗った。

 

「私の名前はフィーネ。あなた達が名乗っている永遠の巫女本人よ」

 

「っ!!?」

 

調・・・否、フィーネの言葉に切歌は膝をついた。

 

これが真実・・・マリアでも切歌でもなく、調が今代のフィーネだったんだ。

 

 

 

 

 

響とセレナは、フロンティアの建造物のてっぺんにたどり着いていた。

 

「ついた!この先に・・・!」

 

「はい!待ってて、マリア姉さん!マム!」

 

二人はタイガーに乗ったまま奥へと向かった・・・。




後書きの時間だがその前に自分からひと言、『戦姫絶唱シンフォギア~調めし~』連載開始おめでとう!
「いやまさかシンフォギアの公式スピンオフが来るとは驚きだな」
この情報には全国の適合者のフォニックゲインが爆上がりですよ、自分もその一人。
「だな、あっちの調には頑張ってもらいたいな」
そうだな、それじゃあ後書きといきますか。
「今回は本編にはない新技が二つも出てきましたね」
クリスの『MEGA DETH BURST』と調と切歌の『双奏絶刀・死Zaア苦ロSu』だな、あれはその場の勢いで作った新技だ。
「勢いかよ!?」
いやさ、クリスは重火器とか扱うからショットガンとかも使えるかもなっと思って、調と切歌は・・・本編でもル〇バとか使うからこれでもありかな~って。
「お二人の理由だけなんだか適当じゃありませんか?」
ハハハッ☆気のせいだ!てなわけでそろそろ〆ますか!

「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」
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