戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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GX編第二話、今回も張り切っていこうか!
「それと視聴者の皆さんに言わないといけないことがあるんだが・・・今回『一方』という単語が滅茶苦茶でるからそこんとこ了承してくれ」
「てか、それどうにかできなかったのか?」
いやだって日本の真達とロンドンの翼たちを同時に書くとなるとこれしか思いつかなくって…。
「まあまあ、作者さんも頑張ってますから」
「…まあいいか、それよりもそろそろ始めるぞ」
おう、それではGX編第二話、どうぞ!


奇跡の殺戮者

「ひゃー!!こんな二人と一緒に友達が世界を救ったなんて、まるでアニメだねぇ!」

 

「あははっ・・・うん、ほんとだよ」

 

「ま、まあな・・・」

 

翼とマリアのライブを見て興奮する板場に響と真は引きながらも答える。

 

 

 

一方でマリアはステージから降りると、降りた先で奏が待っていた。

 

「よっ、お疲れさん」

 

奏がドリンクを投げ渡すとマリアはそれを受け取った。

 

「ありがとう、翼の方にはいかなくていいの?」

 

「ああ、翼の方には緒川さんがついてるし大丈夫だし、それに今はあんたの護衛だからな」

 

 

 

「月の落下とフロンティアの浮上に関連する事件を収束させるため、マリアは生贄とされてしまったデス」

 

「大人たちの体裁を守るためにアイドルを・・・文字通り『偶像(アイドル)』を強いられるなんて・・・」

 

「はい・・・マリア姉さんがかわいそうです」

 

ライブを見終わった後、マリアの処遇を聞いている切歌、調、セレナの三人はため息をつく。

 

「そうじゃないよ」

 

だが、そんな暗い雰囲気を未来が取っ払う。

 

「マリアさんが守ってるのはきっと、誰もが笑っていられる日常なんだと思う」

 

「未来・・・!」

 

「・・・そうですね、きっとそうですよね」

 

「はい!絶対そうデス!」

 

「だからこそ、私たちがマリアを応援しないと」

 

三人が明るくなった時、真達の通信機に連絡が入る。

 

「はい、どうしたんですか?」

 

『みんな、第七区域に大規模な火災発生した。消防活動が困難なため装者と仮面ライダーに応援要請だ』

 

「わかった、すぐに向かう」

 

通信を切ると真達はすぐに出撃の準備に取り掛かる。

 

「響、真さん・・・」

 

「大丈夫!人助けだから!」

 

「こっちは俺たちで何とかするからみんなはすぐに帰宅してくれ」

 

「私たちも!」

 

「手伝うデス!」

 

手伝おうとする切歌と調にセレナは首を横に振る。

 

「気持ちは嬉しいですけど、LINKERがない今お二人を出動させるわけにはいきません」

 

「切歌と調は、未来たちの帰りに付き合ってくれ。何が起きるかわからないから」

 

そう言って真達は急いで現場へと向かった。

 

 

 

再び場所が変わり、マリアと奏は衣装を着た大量のマネキンがいる廊下を通っていると、突然妙な風が吹き抜けた。

 

二人はその異質な風を受け、すぐに臨戦態勢に入る。

 

「風?誰かいるの!」

 

「マリア、気をつけろよ」

 

『司法取引と情報操作によって仕立て上げられたフロンティア事変の汚れた英雄。マリア・カデンツァヴナ・イヴ。そしてかつてガングニールを身に纏い仮面ライダーとして蘇った両翼の翼。天羽奏』

 

二人が警戒していると、どこからともなく声が聞こえてくる。

 

「誰だ!」

 

マリアがそう叫ぶと、突如マネキンから腕がマリア目掛けて伸びてくる。

 

「っ!危ねぇ!」

 

伸びてきた腕にいち早く察知した奏がマリアを抱えて腕を躱す。

 

「大丈夫か!」

 

「ええ、ありがとう」

 

二人が言葉を交わすと、いきなりマネキンから何かが放り投げられ床に落ちる。

 

それはスーツを着た二人の男性、だがその肌と毛の色は白色に染まっており、生気を感じられなかった。

 

「あら残念、もう少しだったのですが・・・」

 

そう言ってマネキンの中から現れたのは、緑色の衣服の包まれた女性だった。

 

「っ! あなたがやったの!」

 

「ええ、どうぞお見知りおきを」

 

マリアが懐のガングニールのペンダントを握ると、奏がそれを止める。

 

「LINKERなしで使うな、ここはあたしが何とかする!」

 

アウェイクン!

 

奏はキーのライズスターターを押し込みショットライザーを身に着ける。

 

バレット!

 

オーソライズ!

 

Kamen Rider...Kamen Rider...

 

そのままシューティングウルフプログライズキーを装填してショットライザーを手にし、銃口を女性に向ける。

 

「変身!」

 

ショットライズ!

 

放たれた弾丸は女性に向かうが、女性はどこからか取り出した剣で弾丸を撃ち返し、撃ち返された弾丸を奏は殴りつけた。

 

シューティングウルフ!

 

The elevation increases as the bullet is fired.

 

バルカンに変身し、奏は女性に拳を向ける。

 

「本来は彼女が来てからなのですが・・・いいでしょう」

 

そう言って女性は剣を構え襲い掛かる。

 

 

 

一方では、燃え盛る建物を背後に逃げる少女がいた。

 

「踊れ、踊らされるがままに」

 

建物の屋上から黄色の衣服を身に纏う女性が手にしたコインを少女に目掛けて放つと、コインは停車していた車に直撃し、爆発を起こす。

 

「あぁっ!!」

 

少女は爆風で飛ばされ地面を転がるが、すぐに起き上がり再び走り出す。

 

そしてそんな少女が逃げる先のゲートの上で、一人の少女が燃え盛る建物を見て何かを思い更けていた。

 

そしてそんな燃え盛る現場に向かう一機のヘリ、そのヘリに四人の少女達が乗っていた。

 

『付近一帯の避難はほぼ完了。だが、このマンションに多数の生体反応を確認している』

 

「まさか人が!?」

 

響の疑問に、画面の向こうで半透明のフィーネが答える。

 

『ええ、防火壁の向こうに閉じ込められているみたいね。それに加えて気になるのが、何故か被害が四時の方向に向かって拡大しているわ』

 

「赤猫が暴れてやがるのか?」

 

『おそらくね、だから救助には響ちゃんと真ちゃん。拡大してる方にはクリスとセレナちゃんに向かってほしいの』

 

「了解です!」

 

「わかった、こっちは任せてくれ」

 

 

 

一方では、謎の女性と奏が戦闘していた。

 

彼女が振るう剣を奏は装甲で防ぎ殴りかかるが、相手はフラメンコに似たステップで奏の拳を巧みにかわしていく。

 

「はぁっ!」

 

二人が先頭に夢中になってる間に、マリアが相手の背後を取りその首に回し蹴りを決める。

 

だが完璧に決まったにもかかわらず女性はその首を大きく上にあげ、マリアを上へと上げる。

 

「しまった!?」

 

「マリア!!」

 

そのまま落ちてくるマリア目掛けて女性が剣を突き出す。

 

 

 

一方でヘリでは火災現場の上空で響がヘリの扉を開く。

 

「任せたぞ」

 

「お願いします」

 

「任された!」

 

「任せろ!」

 

響はギアペンダントを、真はフリージングベア―プログライズキーを握り締めそのままヘリを飛び降りる。

 

Balwlsyall Nescell gungnir tron

 

ブリザード!

 

オーソライズ!

 

響が歌い、真がキーを認証させると、上空からフリージングベア―ライダモデルが共に落ちてくる。

 

「変身!」

 

プログライズ!

 

Attention freeze! フリージングベアー!

 

Fierce breath as cold as arctic winds.

 

二人は互いに姿を変え、火災現場へと落下する。

 

 

『使用BGM 限界突破 G-Beat』

 

 

一点突破の決意の右手

 

火災現場の建物内部に入った二人に通信が入ってくる。

 

『反応座標までの誘導、開始します!』

 

二人は誘導に従い、真が冷却ガスで炎を鎮火させながら座標まで向かって行く。

 

 

 

一方でマリアに刃が迫る中、横からギアを纏った翼が横入りマリアは助かる。

 

「無事か、二人とも!」

 

「「翼!」」

 

翼はそのまま奏の隣に並び立つ。

 

「友の危難を前にして、鞘ばしらずにはいられようか!」

 

「待ち焦がれていましたわ」

 

「貴様は何者だ!」

 

翼の問いかけに、女性は答えた。

 

「『自動人形(オートスコアラー)』」

 

「オートスコアラー?」

 

効いたことのない単語に三人は疑問符を浮かべる。

 

「貴方の歌を聞きに来ました」

 

 

 

高鳴れ!(G-beat)メーターを ガンと!(G-beat)振り切れ

 

幾つもの床を殴り壊し、二人は生体反応がある階へとたどり着く。

 

『響ちゃん、左手九十度の壁を撃ち抜いて、迂回路を作って。真ちゃんはそのまま鎮火を続けて』

 

「了解!」

 

真が冷却ガスで鎮火させていく中、響は左手の壁を殴ると、その先に逃げ遅れた人たちがいた。

 

「避難経路はこっちです!」

 

「皆さん慌てず落ち着いて避難してください!」

 

逃げ遅れた人たちが避難してる間に再び通信が入る。

 

『生体反応、あと一人!』

 

「真さん!こっちは私に任せて逃げ遅れた人たちの誘導を!」

 

「わかった、無茶するなよ!」

 

「わかってます!」

 

真は最後の一人を響に託し、住民の誘導に移った。

 

 

 

一方で翼と奏はオートスコアラーと戦っていたが、相手の独特な動きに決定打を与えられていなかった。

 

「こっちを同等か・・・厄介だな」

 

「ええ、だけどこのまま押し切れば勝機はある!」

 

「ああ、あたしらの力、見せてやろうぜ!」

 

二人は再びオートスコアラーに攻撃を仕掛ける。

 

 

 

一方で真は住民の避難を終えると、燃え盛る建物を見上げていた。

 

「響・・・」

 

真が建物を見ていると、突如建物の屋上から何かが飛び出した。

 

限界何て・・・いらないッ知らないッ絶対ッ!

 

それは子供を抱えて足を蹴り上げた響だった。

 

繋ぎ離さない!

 

「ったく、いらぬ心配だったな」

 

真は飛び出した響を見てそう呟いた。

 

 

 

一方で二人はオートスコアラーを追い詰めていた。

 

「はぁっ!」

 

翼が相手の剣を上へ弾くと、奏がその懐にもぐりこみ。

 

「おりゃあ!」

 

空いた腹部に拳を叩き込み、相手を吹き飛ばす。

 

「いまだ翼!」

 

「ああ!」

 

翼は二本の剣を合わせ、その刀身に火を灯し、頭上で高速回転させながら脚部のスラスターで床を滑空する。

 

「風鳴る刃、輪を結び」

 

そのまま相手に接近し、片手で剣を回転させる。

 

「火翼をもって、斬り荒ぶ!」

 

回転させることで刀身の炎は更に燃え上がり、その炎は蒼く燃える。

 

「月よ、煌めけ!」

 

これは翼が持つ技の一つ『風輪火斬』、その技が進化した新たな技。

 

風輪火斬・月煌

 

翼の一撃を喰らった相手は大きく吹き飛び、荷物が積まれていることろに激突する。

 

「やりすぎだ!人を相手に!」

 

マリアは二人にそう言うが、翼と奏はいまだに険しい顔で崩れた荷物を見る。

 

「やりすぎなものか、手合わせして分かった」

 

「ああ、こいつはどうしようもなく・・・」

 

「「化け物だ!」」

 

その瞬間、荷物が吹き飛びその下から無傷の相手が出て来た。

 

「聴いてたよりずっとしょぼい歌ね、確かにこんなのじゃやられてるわけにはいきませんわ」

 

立ち上がった女性は不敵な笑みを浮かべる。

 

 

 

一方で響と真は変身を解き、先ほどの子供を母親の元に連れて行った後、小休憩をとっていた。

 

「しっかし、天井を蹴り破って脱出って・・・無茶するよな響は」

 

「あははっ・・・あの時は天井が崩れて時間がなかったから・・・」

 

二人が話をしていると、ふと燃え盛る建物の方を向く。

 

すると視線の先には、ゲートの上に立っている少女の姿があった。

 

 

 

『それが神の奇跡でないのなら、人の身に過ぎた悪魔の知恵だ!』

 

少女は炎を見て、過去を思い出していた。

 

『裁きを!断罪の炎で、イザークの穢れを清めよ!』

 

燃え盛る炎の中、人々に囲まれ、柱に縛られ炎に包まれる父の姿。

 

『パパ!パパ!パパァァ!!』

 

少女は周りの人々に阻まれ、父の元に駆け寄れなかった。

 

『キャロル。生きて・・・もっと世界を知るんだ』

 

『世界を・・・?』

 

『それがキャロルの・・・』

 

父はそう言い残し、炎に飲み込まれていった。

 

「・・・パパ」

 

少女は燃える建物を見て涙を流す。

 

「消えてしまえばいい思い出・・・」

 

「おい!そんなところで何やってるんだ!」

 

「そんなところにいたら危ないよ!」

 

下から聞こえた二人の声に少女は後ろを見ると、下の道路で響と真が彼女に声をかけていた。

 

「パパとママとはぐれちゃったのかな?そこは危ないから、お姉ちゃん達が行くまでまって・・・」

 

「黙れ」

 

響の言葉を遮るように少女が目の前に緑色の何かを形成すると、そこから突風が放たれ二人に向かって行く。

 

「っ!?危ねぇ!」

 

真は響を抱え突風を回避すると、クリスから通信が入る。

 

『敵だ!敵の襲撃だ!そっちはどうなってる!?』

 

「敵・・・」

 

「こっちも同じ状況だ、クリス」

 

響と真は上を見上げ、少女に視線を向けると、少女は先ほどの緑色の何かを複数生成する。

 

「キャロル・マールス・ディーンハイムの錬金術は、世界を壊し、万象黙示録を完成させる」

 

少女、キャロルは緑色の陣を再び二人に向ける。

 

「世界を壊す・・・?」

 

「俺が奇跡を殺すと言っている」

 

キャロルは陣に謎の模様を書き込むと、そこから先ほどよりも強力な突風が複数繰り出され二人に向かう。

 

 

 

「うむ、どうやら始まったようじゃな」

 

「う、うん。そうだね」

 

三人の様子を建物の蔭で見ていた二人の少女がいた。

 

「ではうちらも準備をするぞ」

 

「わかった、目的は『あれ』だよね?」

 

「そうじゃ、『あれ』があればうちらも手助けが出来るからのう」

 

そう言って二人の少女は腰に掛けている獲物を抜き取り、その手に先ほどのキャロルと同じような『赤』と『青』の陣が生成される。

 

「それでは、『みっしょんすたぁと』じゃ!」

 

狂い始めた物語が動き出した。




さて後書きの時間だが、何かあるか?
「そうだな・・・とりあえず新キャラ二人も錬金術っていうのを使ってるような描写があったな・・・としか」
「ていうかその新キャラはいつ出てくるんだ?」
新キャラ二人は次回に出させる予定だから皆さん期待してくださいね。
「というより、なんだか言い方に癖があったような?」
おっと、それ以上の考察はNGだ、楽しみが薄れる。
「そうだな、それじゃあ楽しみを残すためにこのあたりで〆るか?」
おう、それじゃあいつものいきますか。

「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」
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