戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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GX編第五話、今回は滅と迅の戦闘回だな。
「まあ前半はあたしらだけどな」
「はい、アルカノイズに対してどうにかしないといけませんから」
「ふっふっふ、おぬしらにあるか・のいずを攻略できるかのう?」
「・・・前々から思ってたけど、そのカタカナをひらがなでいうやつ何とかならないのか?」
「うちもそうしたいのじゃが、横文字は苦手じゃからな・・・」
「だ、大丈夫だよ、お姉ちゃんの分まで頑張るから」
「ふむ、すまないのう桃恵」
「さて、それじゃそんな戦闘回のGX編第五話、どうぞ!」


敗北の苦渋

アルカノイズによって分解されていく翼のギア、だが翼は完全に分解される前に剣を手にし目の前のノイズを切り裂いた瞬間、翼のギアが完全に分解される。

 

「「翼!」」

 

マリア慌てて翼の傍へ駆け寄り、奏が二人を守るように前に出る。

 

日本でも、クリスのギアが完全に分解されてしまう。

 

「「クリスさん!」」

 

此方でもエルフナインがクリスに駆け寄ってセレナが前に出る。

 

「どうして・・・シンフォギアがノイズに分解されてしまうなんて」

 

セレナの疑問に、エルフナインが呟く。

 

「世界の解剖を目的に作られたアルカノイズは、兵器と使えば・・・」

 

「シンフォギアに備わる各種防御フィールドを突破することなど、たやすい」

 

ロンドンでも、三人は追い詰められていた。

 

「システムの破壊を確認、これでお仕事はひと段落ね」

 

そう言って女性がステップを踏むと、ノイズの足元に陣が生成され、吸い込まれ相手一人が残る。

 

「次なる仕上げは、次なるキャストへ」

 

エルフナインが前に出ようとするのを、セレナが食い止める。

 

(このままじゃ、お二人が危険に・・・だったら!)

 

(一か八か・・・『あれ』を!)

 

離れた場所で二人の思想が重なり、二人がホルダーに手を伸ばそうとした時。

 

「させないデスよ!」

 

「えっ!」

 

聞き覚えのある声にセレナが顔を向けると、そこには布を巻き付けた切歌が立っていた。

 

「暁さん!?」

 

セレナの叫びを無視し、切歌は布を脱ぎ捨てペンダントを握り締める。

 

Zeios igalima raizen tron

 

切歌はLINKERなしでイガリマを纏い、アルカノイズに切りかかる。

 

『使用BGM オーバーキルサイズ・ヘル』

 

危険信号点滅 地獄極楽どっちがイイDeath?

 

切歌はイガリマの刃を複数生成し、ノイズに向けて放った。

 

切・呪リeッTぉ

 

ノイズを複数切り裂き切歌が下に降り立つと、切歌のギアに電撃が流れるが切歌はそれでもノイズに切りかかる。

 

真っ二つにされたけりゃ Attention! 整列(きをつけ)Death

 

迫りくるノイズを切歌は回転しながら切り裂いていく。

 

災輪・TぃN渦ぁBェル

 

「派手にやってくれる・・・」

 

「暁さん無茶です・・・と言いたいですけど助かりました!」

 

セレナは戦いを切歌に任せ迫りくるノイズを撃ち抜きながら打開の策を考える中、横から丸鋸が飛んできてノイズを切り裂く。

 

「この攻撃は!」

 

セレナが横を見ると、シュルシャガナを纏った調がやってきた。

 

「セレナ、大丈夫?」

 

「月読さん!」

 

調はそのまま飛び上がり大量の丸鋸でノイズを切り倒していく。

 

α式 百輪廻

 

ノイズが減ったことで道が切り開かれ、セレナはエルフナインを抱える。

 

「派手な立ち回りは陽動・・・」

 

セレナの行動を見て、切歌は先ほどの布をクリスに巻き付けクリスを運ぶ。

 

「陽動もまた陽動・・・」

 

三人はそのまま全速力で撤退する、そんな様子をレイアはただ見守っていた。

 

「予定にない侵入者、指示をください」

 

『追跡の必要はない、帰還を命ずる。ファラも十分だ』

 

「わかりました、ではそのように」

 

ロンドンでキャロルから命を受けたファラは赤い何かを地面に落とすと、足元に陣が生成されその場から消える。

 

ファラ消えたところで、奏はホルダーに伸ばした手を引っ込め変身を解く。

 

「撤退した・・・けど」

 

「敗北では済まされないと、言った・・・」

 

 

 

時を遡り、真は変身した如月姉妹を相対する。

 

「何で・・・お前らが仮面ライダーに・・・!?」

 

「うむ、これこそきゃろるより授かった『ふぉーすらいざー』の力よ!」

 

「だからって・・・そんなことが・・・!」

 

真は困惑していた、本来この世界にライダーシステムは存在しない。

 

真と奏とセレナが仮面ライダーになったのは神が三人にドライバーを授けたから。

 

「ふむ・・・よくはわからぬがひどく困惑してるようじゃのう」

 

「お姉ちゃん、どうする?」

 

「困惑してるところを攻撃するのは気が引けるからの、落ち着くまで待とう」

 

「うん、わかった」

 

二人は真が落ち着くまで待った、その間に真は一旦深呼吸をして何とか落ち着かせる。

 

「はぁ・・・」

 

「落ち着いたかの?」

 

「ああ、一旦この件は後回し。今は目の前の敵だ」

 

「うむ、では行くぞ!」

 

真が落ち着いたのを確認し、紫苑が刀を構え迫りくるのを真はアタッシュカリバーで応戦する。

 

「やるではないか!ならこれでどうじゃ!」

 

紫苑は右足を勢いよく踏みつけると、真の足元に黄色の陣が生成されそこから大量の金の礫が真を襲った。

 

「くっ・・・がっ!?」

 

真は過ぎに紫苑から距離をとると、体に衝撃が走った。

 

上を見ると、桃恵が翼を生やし上空から二丁拳銃で真に向けて連射してくる。

 

上からの弾幕を防いでいると紫苑が急速で迫り真を切りつける。

 

「ぐっ・・・厄介すぎるだろ!」

 

上空から桃恵の射撃、地上から紫苑の斬撃、二人の攻撃に真は翻弄していた。

 

「だったらまずは上から!」

 

ファイヤー!

 

『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』

 

真はフレイミングタイガープログライズキーを取り出し武器に装填する。

 

フレイミングカバンストラッシュ!

 

炎を纏った斬撃を上空にいる桃恵に向けて放ち斬撃が迫る中、桃恵が手をかざし緑色の陣を生成すると、そこから突風が繰り出され斬撃が掻き消される。

 

「なっ!?」

 

「驚いたじゃろう、じゃがこれだけではないぞ!」

 

紫苑が刀身に手をかざすと、掌に青色の陣が生成され刀身が冷気を纏う。

 

そのまま切りかかり真の腕を掠ると、掠った部分が凍り付いた。

 

「氷!?」

 

「錬金術の応用じゃ、そして妹も!」

 

上空では桃恵が銃口に赤色の陣を生成し射撃すると、炎を纏った弾丸が真に直撃する。

 

「がっ!」

 

上空から炎の弾丸、地上からの氷の斬撃に真は追い詰められ、二人の同時攻撃で大きく吹き飛ばされる。

 

「どうじゃ、うちらの強さは」

 

「ちっ、まじで強い・・・だったら!」

 

シャイニングジャンプ!

 

オーソライズ!

 

シャイニングホッパープログライズキーを認証させ、すぐさまドライバーに差し込む。

 

プログライズ!

 

The rider kick increases the power by adding to brightness! シャイニングホッパー!

 

When I shine,darkness fades.

 

真の体をシャイニングホッパーライダモデルが包み、シャイニングホッパーに変身する。

 

「ほぉ、それが噂のしゃいにんぐじゃな」

 

「ああ、もう追いつけさせねえ!」

 

真はシャイニングの高速移動で紫苑に迫り蹴りを繰り出すが、とっさに紫苑は刀で防ぐ。

 

上空から桃恵の弾幕が迫るがシャイニングの行動予測で全て躱し、紫苑に攻撃を仕掛け続け紫苑も防御しながらも話しかけてくる。

 

「ふむ、見事な速度。並みの敵ならこれですぐにやられてしまうな」

 

「随分余裕ぶってるな」

 

「ああ、何せこちらは二人じゃからな」

 

紫苑がそう言った瞬間、真は背中に衝撃を受ける。

 

「がっ!!?」

 

真が振り返ると、背後には降り立った桃恵が拳を突き出していた。

 

(いつの間に・・・!)

 

「よそ見してる場合じゃないぞ」

 

真の注意が桃恵に向いた瞬間、紫苑の斬撃が真を捕らえた。

 

「ぐっ!」

 

そのまま二対一の地上戦となり真は行動予測を駆使するが、二人の息の合った連携に翻弄され押されていく。

 

(この連携、切歌と調以上か!?)

 

「そこじゃ!」

 

押される真は防御に移る瞬間、紫苑の下からの斬撃で両腕を上へ弾かれてしまい。

 

「はぁっ!」

 

「しまっ・・・がぁ!!」

 

防御を崩された真を桃恵が上空へとムーンサルトで蹴り上げられてしまう。

 

「桃恵!決めるぞ!」

 

「うん!」

 

桃恵はそのままフォースエグゼキューターを戻し再び引いた。

 

フライングディストピア!

 

桃恵は上空に上がった真を追いかけるように翼を生やし追いかけ、上空で爪を生やした両足で真を掴みそのまま下に投げ飛ばし真目掛けて垂直に落下してライダーキックを決める。

 

  

  

  

 

フライングディストピア

 

ライダーキックを受け下へ叩き落とされる真、だがその墜落地点に紫苑が待っていた。

 

「これで終いじゃ!」

 

紫苑も同じくフォースエグゼキューターを戻し再び引いた。

 

スティングディストピア!

 

紫苑の右足に『アシッドアナライズ』の支管が集められ毒々しいエネルギーが溜められそのまま落下してきた真に向かって高蹴りを食らわせた。

 

  

  

  

 

スティングディストピア

 

「がっ・・・!」

 

高蹴りを喰らった真は横に大きく飛ばされ壁に激突し、変身が解かれそのまま倒れる。

 

「真さん!!」

 

響が慌てて真に駆け寄る中、如月姉妹は変身を解く。

 

「見事な物じゃ、おぬしの実力は。下手をすればうちらが負けていたかもしれなかったのう」

 

「ぐっ・・・!」

 

紫苑は真を褒めると、キャロルの方を向く。

 

「これでよいか、きゃろる」

 

「ああ、これでお前たちの力が仮面ライダーに通じると証明された、帰還するぞ」

 

「了解じゃ」

 

「わかりました」

 

キャロルがファラと同じく赤い何かを地面に落とすと三人の足元に陣が生成される、消える前に紫苑が真に向かって口を開いた。

 

「ではまたの、仮面らいだぁぜろわん!」

 

そう言い残し三人は姿を消した。

 

 

 

レイアから逃走した三人は休憩のため一時停止すると、切歌と調のギアに電流が走った。

 

「お二人とも、大丈夫ですか?」

 

「これ位、へっちゃらデス」

 

「うん、大丈夫」

 

二人は大丈夫そうに振る舞うが、セレナは無茶していることを見抜いていた。

 

「けど、LINKERもなしでギアを纏って・・・少し心配しました」

 

「・・・わかってるデス、けど何時までもみんなに守られっぱなしはいやなんデス」

 

「うん、だから私達もみんなと一緒に戦いたい」

 

「二人とも・・・」

 

セレナは二人を見て昔のことを思い出す。

 

かつて自分たちはレセプターチルドレンとして当時ウェルとフィーネの監修の元、フィーネの魂を受け止める器を見つけ出すため様々な実験を行った。

 

その結果セレナがアガートラーム、マリアがガングニール、切歌と調がイガリマとシュルシャガナを纏うことができた。

 

そしてその後にネフィリムの事故が起き、セレナはそこで終わった。

 

そのあとはマリア達から聞き、フィーネがいなくなった後レセプターチルドレンから新たなフィーネは生まれなかった。

 

そして聖遺物から生まれた厄災を食い止めるためには聖遺物の力で対抗するしかないと判断したナスターシャに三人はついて行った。

 

「・・・っ」

 

三人が黙る中、布にくるまれたクリスが目を覚ます。

 

「クリスさん、大丈夫ですか?」

 

「っ!大丈夫なものかよ!」

 

クリスの叫びに三人は互いに目を合わせた。

 

(守らなくちゃいけない後輩に守られて・・・大丈夫なわけないだろ!)

 

 

 

同時刻、ロンドンでは翼たちが司令からの連絡を受けていた。

 

「完全な敗北・・・いや、状況はそれより最悪だな」

 

三人は壊れた翼のペンダントを見つめる。

 

「ギアを解いたのに衣服が戻らない辺り、ギアのコンバーターが壊れたことによる機能不全で間違いないわね」

 

「ああ、いくら櫻井女史がいても今のあの人は霊体、修理は不可能だろう」

 

「まさか、シンフォギアがやられるなんてな・・・」

 

そんな中、大量の車が三人を囲み中から現れた黒服たちが三人に拳銃を構える。

 

「状況報告を聞いている、だがマリア・カデンツァヴナ・イヴ、君の行動制限は解除されていない」

 

黒服がそう言う中、マリアは翼の通信機を手に取り司令に連絡する。

 

「風鳴司令、S.O.N.Gへの転属を希望します」

 

「マリア?」

 

「罪を重ねた私ですが、この状況に偶像のままではいられません」

 

この日、真達は完全な敗北を受けた。





後書きの時間だが、負けたな~真。
「なんだかんだ二人の連携は強力だったからな」
「そうじゃろうそうじゃろう!じゃがお主のしゃいにんぐも見事な物じゃったぞ」
「うん、一対一なら負けてたかも・・・」
「・・・敵に褒められるって妙な気持ちだな」
「ところで、そこの二人が使おうとして他のはなんだったのじゃ?」
「それは後でだな、それにしても二人の戦い方は錬金術を組み合わせての戦いなんだな」
「ええ、冷気を纏った刀に炎を纏った弾丸、それに地面から金の礫に空からの竜巻・・・はっきり言って凶悪ですね」
「改めて思ったが、なにこの凶悪コンボ」
俺の思い付き、さてそろそろ〆るか。

「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」
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