GX編第九話、前回のあらすじは!
「マリア姉さんたちと一緒のマムのお見舞いに行きました」
「響と未来の所にミカが、真の所に紫苑と桃恵が現れた」
「立花響が再びがんぐにぃるを身に纏ったぞ!」
「それに習って私達もフォームチェンジしました」
「結果俺と響がやられるというタイトル詐欺」
よしおっけい!それじゃあ早速GX編第九話、どうぞ!
「本気で前回のあらすじで終わらせるのか此処・・・」
響と真の敗北はS.O.N.G内に激震を走らせた。
「オートスコアラー、並びに仮面ライダー撤退を確認!」
「至急二人の救出を!」
「急行します!」
「あたしも行くぞ!」
すぐに緒川と奏が飛び出す。
「あたしらならやれる、だからプロジェクトイグナイトを進めてくれ!」
「強化型シンフォギアの完成を!」
モニターに移されていたのは、強化されたイチイバルとアメノハバキリの新しい力だった。
「響!真さん!しっかりして!」
暫くして真と響がメディカルルームに運ばれていく。
「響・・・真さん・・・」
二人を心配する未来に翼が肩に手をかける。
「大丈夫だ、立花と継菜ならきっと・・・」
「ったりめえだ!あいつらがこんなことで退場するもんかよ・・・!」
「ああ、あいつらならすぐに復活する・・・それにあたしらだったこのままでいるつもりはねぇ」
奏は拳を握り締める。
二人が搬送され一週間が経つ、発電施設の近くでエルフナインとフィーネ監修の元プロジェクトイグナイトは進められていた。
「プロジェクトイグナイト、現在の進捗は89%、旧二課が保有していた第一号、及び第二号聖遺物のデータと、エルフナインちゃんの頑張りと櫻井さんのアドバイスのお陰で予定よりずっと早い進行です」
「各動力部のメンテナンスと重なって、一時はどうなると思いましたが・・・作業や本部機能維持に必要なエネルギーは外部から供給出来たのが幸いでした」
「それにしても、シンフォギアの改修となれば機密の中枢に触れるということなのに」
緒川の疑問に弦十郎が答える。
「状況が状況だからな、それに八紘兄貴の口利きもあった」
弦十郎の口にした人物名にクリスが反応する。
「八紘兄貴って誰だ?」
それに答えてくれたのは翼だった。
「限りなく非合法に近い実行力を持って、安全保障を陰から支える政府要人の一人。超法規措置による対応のねじ込みなど彼にとっては茶飯事であり・・・」
「とどのつまりは何なんだ?」
翼が黙り込む中、緒川が続きを語る。
「内閣情報官、風鳴八紘。司令の兄上であり、翼さんの御父上です」
「だったらはじめっからそう言えよな、蒟蒻問答が過ぎるんだよ」
そこにマリアが横入る。
「私のS.O.N.G編入を後押ししてくれたのも、確かその人物なのだけど・・・なるほど、やはり親族だったのね」
マリアの言葉に翼は暗い顔をする。
「どうした?」
翼が黙る中、未来がやって来る。
「二人の様子を見てきました」
「生命維持装置に繋がれたままですが、大きな外傷はないし心配いりませんよ」
「ありがとうございます・・・」
遠い昔、とある民家で一人の少女と父親が一緒に過ごしていた。
その家には科学用品やいろいろな薬の材料が置かれており、その中で一人の少女が本を読んでいると。
「なあぁぁぁ!?」
父親の悲鳴と共にフライパンから黒煙が上った。
「パパ?」
少女が驚くと、父親は黒焦げの顔で振り返る。
「爆発したぞ・・・」
そんな父親を見て、少女は笑う。
失敗した料理を少女が食べ、少女は苦い顔をする。
「う、美味いか?」
「苦いし臭いし美味しくないし、0点としか言いようがないし」
「はぁ~、料理も錬金術もレシピ通りにすれば間違いないはずなんだけどなぁ・・・どうしてママみたいにできないのかな?」
「明日は私が作る、その方が絶対美味しいに決まってる」
「コツでもあるのか?」
「内緒、秘密はパパが解き明かして。錬金術師の基本でしょ」
少女の言葉に父親は笑った。
「はははっ、この命題は難題だ」
「問題が解けるまで私がずっとパパのご飯を作ってあげる」
そう言って少女は微笑む。
その辺りでエルフナインは目を覚ます。
「夢?数百年を得たキャロルの記憶・・・」
『目が覚めたかしら?』
目を覚ましたエルフナインにフィーネが声をかける。
「はい、すぐに作業に取り掛かります」
『ええ、私も少しなら助力するわね』
そう言ってエルフナインは作業に戻ろうとすると、父親の言葉を思い出す。
『キャロル、生きて・・・もっと世界を知るんだ』
『世界を・・・?』
『それがキャロルの・・・』
(パパは何を告げようとしたのかな?その答えを知りたくて僕はキャロルから世界を守ると決めて・・・でもどうしてキャロルは、錬金術だけではなく自分の思い出まで僕に転送複写したのだろう)
そんな中、キャロルは居城で呟く。
「頃合いだ、始めるぞ」
その瞬間、司令室でアルカノイズの反応が出た。
「アルカノイズの反応を検知!」
「座標絞りこみます」
すると大きな揺れが起き、モニターに発電所が襲撃されている光景が写った。
「まさか、敵の狙いは、我々が補給を受けているこの基地の発電施設!」
そんな中、切歌と調がやって来る。
「何が起きてるデスか!?」
「アルカノイズにこのドッグの発電施設が襲われておるの!」
「ここだけではありません!都内複数個所位にて同様の被害を確認!各地の電力供給率大幅に低下しています!」
「今本部の電力供給を絶たれると、ギアの改修への影響は免れない!」
「内臓電源も、そう長くは持ちませんから」
「それじゃあ、メディカルルームも!」
「くそっ!セレナ、あたしらでここだけでも食い止めるぞ!」
「はい!」
そう言って奏とセレナは外に飛び出す。
「現状戦えるのは奏さんとセレナさんの二人だけ・・・けど二人だけでは」
そんな中、調は懐からメガネを取り出すとすぐに身に着ける。
「ど・・・どうしたデス調?」
「しーっ」
そうすると二人は司令室から抜けとある場所まで向かう。
「『潜入美人捜査メガネ』で飛び出して、いったい何をするつもりデスか?」
「時間稼ぎ、そして二人の手伝い・・・」
「なんデスと!」
走りながらも調は答える。
「今大切なのは強化型シンフォギアの完成までに必要な時間と、エネルギーの確保すること」
「確かにそうデスが、まったくの無策じゃ何も」
「まったくの無策じゃないよ、切ちゃん」
二人は通路の先の扉を見る。
「メディカルルーム?」
二人がメディカルルームに入ると、響と真が生命維持装置に繋がれていた。
「こんなところでギア回収までの時間稼ぎデスか?」
「このままだとメディカルルームの維持もできなくなる」
そう言って調は寝ている響と真に近づき、心配そうにする調を見て切歌は微笑む。
「だったらだったで、助けたい人がいると言えばいいデスよ」
「嫌だ」
「どうしてデスか?」
そう聞くと調は顔を赤くする。
「恥ずかしい・・・切ちゃん以外に私の恥ずかしいところは見せたくないもの」
調の言葉に切歌は笑顔を浮かべる。
「調ぇ~~~!」
調に抱き着こうとすると調は切歌を躱し切歌は床に激突する。
「いててっ・・・まったくなんデスかもう・・・」
切歌が鼻を抑えていると調は何かを見つける。
「見つけた・・・!」
少しして調と切歌が部屋から出ると、真の指が動いた。
一方で、発電施設にてアルカノイズに対し軍の人たちが抵抗するが全く歯が立たない。
「くそっ!このままじゃ!」
「あんたら!早く離れろ!」
その場にいち早く到着した奏とセレナはショットライザーを身に着けキーを手にしていた。
「セレナ、シンフォギアで一気に行くぞ!」
「はい!」
『ブレイド!』
『ブラスター!』
『『オーソライズ!』』
『『Kamen Rider...Kamen Rider...』』
「「変身!」」
二人はガーディアンハバキリプログライズキーとクリムゾンイチイバルプログライズキーを装填しトリガーを引く。
『『シンフォニックライズ!』』
『ガーディアンハバキリ!』
『クリムゾンイチイバル!』
『Imyuteus amenohabakiri tron.』
『Killter Ichaival tron.』
二人の身に異形なシンフォギアが纏い『仮面ライダーバルカン ガーディアンハバキリフォーム』と『仮面ライダーバルキリー クリムゾンイチイバルフォーム』へと変身しアルカノイズに攻撃する。
「おらぁ!」
奏は脚部のユニットから刀を二振り取り出し、ノイズに切りかかり。
「やぁっ!」
セレナは二丁のボウガンでノイズに応戦するが、それでも今回現れたノイズの数は尋常じゃなかった。
「くそっ!数が多い!」
「このままでは押されてしまいます!」
倒しても倒しても数が減った気がしないノイズの数の多さに加え、分解器官の存在で思うように戦えない二人だったが、そこに切歌と調が駆け付けた。
「お待たせデス!」
「私たちも戦う!」
「月読さん!暁さん!なぜここに!?」
セレナが驚く中、二人はペンダントを握り締め聖詠を歌う。
「Various shul shagana tron」
「Zeios igalima raizen tron」
二人はイガリマとシュルシャガナを身に纏い戦場に出た。
『使用BGM ジェノサイドソウ・ヘヴン』
「二つ結びの輪舞 お仕置きのスタート」
調は飛び上がり、アルカノイズに向けて大量の丸鋸を放つ。
α式 百輪廻
次々とアルカノイズを切り裂き、切歌もアームドギアの刃を増やしアルカノイズに向けて放つ。
切・呪リeッTぉ
更にアルカノイズが倒され、奏とセレナにも余裕が生まれる。
「正直助かりましたけど・・・どうしてお二人がLINKERもなしで」
すると司令室の方から連絡が入って来た。
「バルカンとバルキリー、並びにイガリマとシュルシャガナ交戦を始めました」
「お前たち!何をやっているのかわかってるのか!」
『もっちろんデスとも!』
『今のうちに強化型シンフォギアの完成をお願いします!』
『お二人は私たちがサポートします!』
『悪いがここはあたしら四人が食い止める!』
「っ…!」
通信を切り、四人は戦いに集中する。
「強くなりたい 守られるだけだと」
四人は次々とアルカノイズを撃退していく。
「二人のためにも一気に決めるぞ!」
「分かりました!」
『ブレイド!』
『ブラスター!』
『アメノハバキリブラスト!フィーバー!』
『イチイバルブラスト!フィーバー!』
二人はライズスターターを押し込み、すぐにトリガーを引くとセレナの持つ武器が弩弓に変わり矢を上空に放つと上空で矢が無数に分裂し降り注ぎ、奏が二振りの剣にエネルギーを溜め、そのまま横に回転し円形の斬撃を放つ。
GIGA ZEPPELIN
蒼ノ円陣
二人の攻撃でさらにアルカノイズの数が減り、残りも少なくなる。
「よしっ、一気に片付けるぞ!」
「「「はい『デス』!」」」
四人がアルカノイズと戦う中、建物の上で三人がその様子を見ていた。
「ふむ、見事な者じゃな。特にあの装者二人の息の合いようはまるでうちらみたいじゃのう」
「うん、そうだね」
「なあなあ!早く戦いたいゾ!」
「焦るでない、先も話した通りうちらがらいだぁと戦うからみかは装者二人を頼むぞ」
「分かったゾ!任せるんだゾ!」
そう言ってミカは真っ先に飛び出す。
「・・・ねえお姉ちゃん、このままキャロルちゃんの作戦通りに進んでもいいのかな」
「このような計画は反対じゃ・・・じゃがそれがきゃろるの悲願じゃからな、うちら二人を拾ってくれた恩は必ず果たす、たとえどのようなことでもじゃ」
そういう紫苑の顔はどこか暗かった。
「桃恵よ、もしものための『あれ』はちゃんと準備しておるのか?」
「うん、今もちゃんと記録してるよ」
「ならばよい、では行くぞ」
そう言って二人はミカの後を追いかける。
さて後書きの時間だ。
「今回は私と奏さんがアメノハバキリとイチイバルを身に纏いましたね」
「この時の姿ってやっぱ真とは違うのか?」
いや、迷ったけどシンフォギアは同じ姿で統一しようと思う。
「迷った・・・とはどういう事じゃ?」
実は前までショットライザーで変身したらアナザーの姿にしようか考えてたんだけど、それだとややこしいから本編の姿で統一することとしました。
「そうだったんですね」
そっ、アナザー組の衣装はみんないいんだけどね・・・因みに俺の推しのアナザーはセレナです。
「いや聞いてないから・・・」
いやだって見てよアナザーセレナのあの姿、是非とも抱きしめてほしいっていうか。
「よし殺す」
MATTE!?
「本人の目の前であほなこと抜かすな!」
ギャアァァァァ!!?
「あの・・・一体何が?」←耳、目塞ぎ。
「気にすんな、セレナは知っちゃいけないことだ」
「うむ、あまり聞いていい物じゃないぞ」
「はい・・・セレナさんはそのままでいてください」
「?」
「よし、ごみは捨てて来たからさっさと〆るぞ」
「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」