特別編第六話!今日は響と真、ついでに俺の誕生日だ!
「やっと俺と響の誕生日が来たか・・・長かったな」
今宵で俺もまた一つ歳をとったか・・・感慨深いな。
「そういや、真って今日で何歳になるんだ?」
えっと・・・無印編で19歳だったからその時は響はまだ一年生で今響は二年生だから真も一年取ってるから・・・今回で21歳か?
「そうですね、これでマリア姉さんと同い年ですね」
「マリアと同い年って・・・なんか複雑だな」
「うちらは敵じゃが、ここではそんなこと気にせん、誕生日おめでとうじゃ!」
「おめでとうございます」
「ありがとう・・・現在の敵に祝われるってなんか複雑だな」
まっそれはさておきそろそろ行きますか、特別編開幕だ!
9月12日、今日この日翼宅にて八人の少女達が集まっていた。
「さて皆さん、今日は明日の響と真さんの誕生日について話し合いましょう」
小日向未来を中心とし話し合いは始まった。
「しっかし、まさか真の誕生日が響と同じとはな」
「はい、私もこの前聞かされた時は驚きました」
真が自分の誕生日のことを伝えてないのは、転生したてであり性転換されたてであり、二課での任務もあって完全に自分の記憶から飛んでいたのだった。
「それに真さんにはよく誕生日の料理をお願いしてますから今回は私達で準備をしましょう!」
「ああ、継菜には世話になってるからな、立花と共に盛大に祝ってやろう」
「だな、偶には馬鹿二人を纏めて驚かせてやろうか」
「おっクリスも乗り気だな、んじゃあたしらも頑張りますか」
「任せて、おさんどんは私の得意分野・・・」
「私も手伝うデース!」
「ええ、みんなで最高のバースデーにしましょう」
「はい、それでは皆さん早速『あの…』えっ?」
皆が盛り上がる中、セレナがおずおずと手を上げる。
「そのことなんですけど・・・ちょっと難しいと思います」
「えっどうして?」
「それが・・・」
時は先日の夜中、セレナが喉を潤しに台所に向かったところ、そこで何かをしている真を認識した。
「真お姉ちゃん、何してるの?」
「ああ、セレナか」
よく見ると、台所の上には大量の食材が並べられていた。
「どうしたんですか、この食材の山?」
「ああこれ?これは明後日の誕生日のための準備だ、今から仕込みをしようと思ってな」
「えっ!こんな時間からですか?」
「ああ、誕生日は大切な日だからな、今のうちに準備していいものを食わせてやりたいからな・・・ってつい最近まで自分の誕生日を忘れていた俺が言うのもあれだけど」
「そうなんですか・・・けどその日は響さんの誕生日であると同時に真お姉ちゃんの誕生日でもありますよね、自分の誕生日の料理を自分で用意するってどうなんですか?」
「それを越して俺の好物も準備してるから、これぐらいいいだろ」
「・・・そうですね」
「そっ、それじゃあそろそろ仕込みをするから」
「はい、それじゃあ私も飲み物飲んでから上がりますね」
「・・・ということがありまして、料理はもう真お姉ちゃんが用意してるんです」
セレナの発言を聞いてみんなは頭を抱えた。
「そうだった・・・彼女料理の腕高いんだった・・・!」
「うん、何だったら私たちの中で一番高いと思う・・・」
「デース、真さんの料理美味しいデスからね」
「よく考えたら家の家事って大体あいつがやってるからな」
「ああ、普段が男らしいが一番女子力が高いからな」
「おいどうすんだ、もうあたしらのできること少ないんじゃないか?」
「そうですね・・・今回は駄目でしたけど来年こそは頑張りましょう」
さっきまで上がっていたテンションはどこへやら、今回の敗因は真の準備の良さであった。
そして誕生日当日、真の家で響と真の誕生日が行われた。
「響!真さん!誕生日おめでとう!」
未来の掛け声で皆はクラッカーを鳴らす。
「ありがとうみんな!」
「ああ、祝ってくれてありがとうな」
「いえ、私達が出来たことは飾りつけだけでしたしせめて盛大に祝わないと」
「いやそこに関しては済まない、来年はみんなの作った料理期待してるから!」
「うん!私も楽しみにしてるよ!」
「うん!期待しててね。それじゃあ二人にプレゼントね」
そう言ってみんなはプレゼントを二人に渡した。
「私からは今度公開する新曲の入ったCDだ」
「ありがとうございます翼さん!」
「あたしからは服だ、そろそろ肌寒くなってくるからな」
「ありがとうな・・・これで女物じゃなければ大いに喜んでたんだけど」
「私からは海外の香水よ、貴方も食気より彼女みたいに女子力を磨きなさい」
「たははっ、ありがとうございます」
「私からは新しいエプロンです、来年は頑張りますね!」
「ああ、期待してるぞ。それとエプロンありがとうな」
「私と切ちゃんはオルゴール・・・」
「一番音色が綺麗なのを選んだデース!」
「ありがとう切ちゃん!調ちゃん!」
「ああ、大切にするな二人共」
皆からプレゼントをもらって最後は未来から。
「私からはこれ、二人お揃いにしてみたんだ」
箱の中に入っていたのは半分に分かれたペンダントが二つ、それぞれを合わせると星の形になった。
「綺麗!ありがとう未来!」
「ああ、ありがとうな未来」
「どういたしまして、さっそれじゃあ真さんの作った料理食べようか」
「うん!それじゃあ真さん、いただきまーす!」
「はいはい、召し上がれ」
こうして、若干の失敗はあったが二人の誕生日は盛大に祝われたのだった。
さて後書きの時間だ。
「今回は花はないんだな」
ああ、それの代わりと言っちゃなんだが豆知識、9月13日の誕生花のタマスダレの花言葉は『純白な愛』『期待』だ。
「期待か、なんだか響にぴったりだな」
「純白な愛・・・はどうなんだ?」
う~ん、はっきり言って俺恋愛とか苦手だからフラグ立たせんの苦手なんだよな。
「いやそういうのは良いだろ、これそういう話じゃないんだし」
「・・・そうですね」
「えっ何セレナ今の間?」
「なんでもありません」
「しかし、お主の料理の腕はすごい物じゃのう」
「本当ですね、けどそのせいで皆さんの計画が・・・」
「そこに関しては本当にごめん、次回は自重するから」
さて、後書きはこのぐらいにしてそろそろ〆るか。
「「「「「「それでは次回もお楽しみ!」」」」」」
「今回は作者さんに変わって私が、そして~!」
『ハッピーバーズディ!響!真!作者!』