「響達が現着!」
「それと共にきゃろるもやってきてうちらは帰還!」
「その後響さん達がキャロルちゃんと、奏さんとセレナちゃんが真さんと対決」
「ついに覚醒アサルトバルカンとアサルトバルキリー!」
「仮面ライダー対決で現在0勝の俺でした」
はいOK、んじゃGX編第十三話どうぞ!
真達が戦う少し前、響達はアルカノイズの群れと戦っていた。
「後ろを二人に任せたのだ、此方もすぐに片づけるぞ!」
「おうっ!速攻で行くぜ!」
「奏さんとセレナちゃんの期待に応えるために!」
『使用BGM BAYONET CHARGE』
三人は迫るアルカノイズを強化したシンフォギアで対抗していく。
「挨拶など無用 剣舞う懺悔の時間」
戦場で奏でられる翼とクリスのユニゾンが、三人の力を高めていく。
「地獄の奥底で 閻魔殿にひれ伏せ」
翼が『蒼ノ一閃』で薙ぎ払うと、交代するようにクリスと響が翼の後ろに立つ。
「一つ目は撃つ 二つ目も撃つ」
クリスは両手のボウガンでノイズを撃ち抜いていき、迫るノイズを響が拳で殴り倒していく。
「三つ四つ めんどくせえ...キズナ」
「嘗めるでない!」
「なめんじゃねえ!」
響達が戦う最中を司令室で確認していた。
「ガングニール、アメノハバキリ、イチイバル共に各部コンディショングリーン!」
「これが・・・強化型シンフォギア!」
『そっ、エルフナインちゃんと私監修の新たなシンフォギアよ』
友里さんの後ろからフィーネとエルフナインがやって来る。
「プロジェクトイグナイトは、破損したシンフォギアシステムを修復に留まる物ではありません」
『出力を引き上げると同時に、解剖器官の分解効果を減らすようバリアフィールドを調整を施してるわ』
モニターでは、アルカノイズの解剖器官に巻き付けられたアームドギアが分解されず、逆に巻き付いてきたノイズを切り払っていた。
これぞ新たなシンフォギアの力であった。
「誰しも道を選ぶ時が来て そして全部が」
「平等って訳にいかないが」
三人は次々とノイズを倒していき、キャロルへと近づいていく。
「必ず孤独じゃないってことだけ」
「忘れずその胸に 夢と共に」
ノイズをいち早く切り抜けた翼はキャロルを視認するとすぐさま飛び上がり、キャロルより高く飛ぶと巨大な剣を腰に構える。
「雪にも」
「風にも」
「花にも」
「誰にも」
翼は腰に剣を構えると柄の部分が変形し、そこから通常のサイズの剣が居合切りの応用で高速で十字に振るわれた。
蒼刃罰光斬
「負けない自分の色で 戦い泣く勇気のハート」
翼の斬撃は寸前で避けられてしまうが、逃げた先をクリスが二つのミサイルで狙っていた。
「一人にはしない」
そして逃げた方向に目掛けて巨大なミサイルを放った。
MEGA DETH FUGA
放たれたミサイルはキャロル目掛けて放たれ、そして直撃し爆炎を上げる。
「ふっ、ちょせえ」
クリスは直撃を感じていた、だが爆煙が晴れるとそこには錬金術のバリアを展開し攻撃を防いだキャロルが立っていた。
「・・・まっ、そう簡単にいかないか」
「流石は敵の総大将、一筋縄ではいかんか」
キャロルは爆煙が消えたのを確認するとバリアを消す。
「・・・少々驚いたな、まさかここまでとは」
「そりゃどーも」
「ゆえに、ここからは俺も本気で行こう」
「何!?」
「キャロルちゃん、まだ強くなれるの!?」
「刮目せよ、シンフォギア共!」
そういってキャロルは陣を錬成すると、そこから歪な形のハープを取り出し、その音色を奏でた。
その瞬間、司令室でアウフヴァッヘン波形の様な物が検知された。
「アウフヴァッヘン!?」
「いえ、違います!ですが非常に近いエネルギーパターンです!」
『まさか・・・あの子も聖遺物を起動させれるの!』
「ダウルダブラのファウストローブ・・・!」
その瞬間、キャロルの体にダウルダブラが身に着けられていく、まるで響達が纏うシンフォギアのように。
それに伴いキャロルの見た目も変化していき、子供のような見た目から大人へと変わっていく。
「これぐらいあれば不足はなかろう・・・」
「キャロルちゃんの姿が・・・変わった?」
響が驚く中、キャロルだ腕を振るうと弦が数本伸び、地面を切り裂きながら三人に迫った。
三人はそれをすぐに躱すが、キャロルは次々を腕を、弦を振るっていき周囲を切り裂いていく。
「っ!大きくなったところで!」
「張り合うのは望むところだ!」
翼はキャロルに迫り、クリスはガトリングで応戦しようとするが、キャロルが弦を奏でると、赤と青の錬成陣が展開しそこから巨大な炎と氷が二人目掛けて放たれる。
「翼さん!クリスちゃん!」
響の声で二人はすぐに躱すが、炎と氷が直撃した部分が爆発を起こした。
司令室でも、この戦いを視聴していた。
「歌うわけでもなく、こんなにも膨大なエネルギー、一体どこから」
「思い出の焼却です」
藤尭の疑問にエルフナインが答えてくれる。
「思い出の?」
「キャロルやオートスコアラーの力は、思い出という脳内の電気信号を変換錬成したもの。作られて日の浅い物には力に変えるだけの思い出がないので他者から奪う必要があるのですが。数百年を永らえて、相応の思い出を蓄えられたキャロルは」
「それだけ強大な力を秘めている・・・」
「力へと変えた思い出はどうなる?」
「燃え尽きて失われます」
エルフナインの言葉に全員が息を呑んだ。
「キャロルは、この戦いで結果を出すつもりです」
キャロルの猛威は次々を振るわれていく。
キャロルの攻撃を避けた翼だが切り裂かれたガスタンクが爆発を起こしその爆風で吹き飛ばされてしまう。
吹き飛ばされた翼に追い打ちを仕掛けるようにキャロルは錬金術によるレーザーを翼に放った。
「先輩!」
「クリスちゃん!」
響の声に合わせ、クリスはキャロルに矢を放つとその矢は分裂し無数の矢に変わる。
GIGA ZEPPELIN
それに合わせ響も右腕のバンカーを引っ張り、そのまま腕を振るうとバンカーが撃ち込まれ拳から放たれた衝撃波がキャロル目掛けて飛んでいく。
だがキャロルは弦を収束させ手元で回転させ前に突き出すと、回転する弦に二人の攻撃が防がれてしまう。
二人の攻撃を防ぐと回転していた弦は形を変え小さなドリルのようにキャロルの右手に身に着けられると、キャロルは右腕から竜巻を生成し二人を呑み込む。
二人が竜巻に捕らわれると、キャロルが迫って来て二人を回転するドリルと竜巻で吹き飛ばす。
吹き飛ばされた二人は翼の近くに倒れる。
三人は立ち上がろうとするが、キャロルから受けたダメージ大きく中々に立ち上がれない様子は司令室でも確認できた。
「まだよ!まだ立ち上がれるはずよ!」
「イグナイトモジュールの可能性はこれからです」
「響・・・」
戦場では、三人はなんとか立ち上がる。
「はぁ・・・はぁ・・・くそったれが!」
「大丈夫か雪音、立花」
「はい・・・へいき、へっちゃらです」
「ああ、あれを試すぐらいにゃ、ギリギリ大丈夫ってとこかな」
その様子をキャロルは上から見下していた。
「ふっ、弾を隠しているなら見せてみろ、俺はお前らの全ての希望を打ち砕いてやる!」
「翼さん、クリスちゃん、行こう。私たち三人で」
「ああ、やってやろうじゃねえか」
「無論だ、後輩二人だけ行かせるものか」
「うん、それに私たち三人なら、きっと乗り越えれます!」
響の言葉に二人は笑う。
「はっ、こんな時までそんなこと言えるか」
「だが、立花の言葉を聞くと何故かできる気がするな」
そう言って三人は胸元のギアペンダントに手をかける。
「「「イグナイトモジュール、抜剣!」」」
そして三人はギアペンダントを押し込む。
ダインスレイフ
そんな機械音声が鳴ると、ペンダントは宙を浮かびその形を変え光の矢が三人に狙いを定めると、三人の胸元に突き刺さった。
その瞬間、三人の体の内から溢れんばかりの破壊衝動が溢れだしてきた。
「が・・・ぐ・・・うぅ!!」
「ぐあぁ・・・がぁ・・・!!」
「うう・・・ぐぅ・・・ああ・・・!!」
溢れてくる破壊衝動が三人を呑み込もうとしてくる。
「ぐ・・・はらわたをかき回すような、これが…この力が・・・!」
その力の正体は、響と真が襲われる前説明されていた。
「ご存じの通りシンフォギアシステムには幾つかの決戦機能が搭載されています」
「絶唱と・・・」
「エクスドライブモードか・・・」
「とはいえ、絶唱は相打ち前提の肉断、使用局面が限られてきます」
「そんときゃエクスドライブモードで・・・!」
『無理ね、エクスドライブモードになるためには膨大なフォニックゲインが必要よ、奇跡を戦略に加えるのは得策ではないわ』
「役立たずみたいに言ってくれるな」
「シンフォギアには、もう一つ決戦機能があるのをお忘れですか?」
エルフナインの言葉にみんなは思い出す、かつてフィーネとの戦い、そしてネフィリムとの戦いで響が引き起こしたもう一つの力、溢れんばかりの破壊衝動を具現化した暴走形態を。
「立花の暴走は搭載機能ではない!」
クリスはエルフナインの言葉に怒りを覚え、彼女の胸倉を掴み上げる。
「トンチキなこと考えてないだろうな!!」
そんな状況でもエルフナインは冷静に答える。
「暴走を制御させることで、純粋な戦闘力へと変換錬成し、キャロルへの対抗手段とする、これがプロジェクトイグナイトの目指すところです」
それがイグナイトの全貌、三人の様子を見てエルフナインは言葉を紡ぐ。
「モジュールのコアとなるダインスレイフは、伝承にある殺戮の魔剣。その呪いは誰もが心の奥に眠らせる闇を増幅し、人為的に暴走状態を引き起こします」
「それでも、人の心と英知が、破壊衝動をねじ伏せることができれば」
「シンフォギアは、キャロルの錬金術を打ち勝てます」
戦場では、初めての破壊衝動に翼とクリスが苦しんでいた。
(あの馬鹿は・・・ずっとこんな衝動にさらされてきたのか・・・!)
(気を抜けば、まるで・・・深い闇の底に・・・!)
そして二人の意識が途切れる・・・直前に自身の手が誰かに握られるのを感じた。
その方を見ると、響が衝動に苦しめられながらも二人の手を握っていた。
(この馬鹿・・・こんな時でも・・・けど!)
(立花はずっと・・・この衝動と戦ってきたのだ・・・なれば私たちも!)
響が手を繋いだことで、闇に落ちかけた二人の意識が再び浮上する。
(未来が教えてくれたんだ・・・力の意味を、背負う覚悟を・・・!)
響は衝動に飲み込まれ掛けながらも未来の言葉を思いだす。
(だから、この衝動に塗りつぶされて・・・!)
(((なるものかぁぁぁぁ!!)))
その瞬間、呪いが力へと変わった。
収束された破壊衝動が形を変え響達の身を包み、ギアの形状が変わる。
より鋭利に、より凝固に、より力強く、呪いを身に纏ったかのようにその色を黒く染め。
三人のギアは『イグナイトギア』へと形を変えたのだった。
『使用BGM RADIANT FORCE(IGNITED arrangement)』
「始まる歌」
「始まる鼓動」
「響鳴り渡れ希望の音」
その歌声も今までよりも力強く、その力を象徴するように奏でる。
「モジュール稼働!セーフティーダウンまでのカウント、開始します!」
モニターに映し出されるセーフティーダウンまでのカウントダウンは999.90。約17分間だけ身に纏うことができる。
そんな中、マリアはアガートラームのギアを握り締める。
(悪を貫く強さを!)
そんな三人を見てキャロル新たに大量のアルカノイズを繰り出す。
「検知されたアルカノイズの反応、約三千!」
「三千!?」
「たかが三千!!」
「その手は何を掴む為にある?」
響は大量のアルカノイズに向かって接近し変化したギアを振るうと、一撃で多くのノイズが吹き飛ばされる。
「たぶん待つだけじゃ叶わない」
「その手は何を守る為にある?」
響に続き翼も今までよりもシャープになった剣の刀身にエネルギーを溜め、強化された一撃を放つ。
蒼ノ一閃
「伝う」
「熱は」
「
「輝かす種火に」
放たれた一閃はノイズを切り裂き、奥にいた巨大なノイズすら一撃で切り裂いた。
「たとえ闇に吸い込まれそうになって」
クリスも続くように小型ミサイルと巨大ミサイルを全弾射出した。
MEGA DETH QUARTET
「涙さえも血に濡れて苦しくっても」
「帰る場所が待っている」
クリスの放ったミサイルによって大量のノイズが吹き飛ばされ、上空に放たれた巨大ミサイルからさらに小型ミサイルが放たれ空のノイズは一掃される。
「集え」
「守れ」
「契れ」
「勇気の結晶が奇跡なんだ」
「へそ下あたりがむず痒い!」
キャロルは意気揚々に戦場に降り立ち、その弦を振るう。
キャロルの振るった弦は、放たれる錬金術はノイズを巻き込み響たち目掛けて振るわれるが、響達はそれを躱していく。
「強大なキャロルの錬金術・・・ですが装者達もまた、それに対抗できる力を・・・」
「翳せ」
「さあ」
「闇夜に」
「稲妻を」
戦う響を見て、未来は胸に思う。
(それでも響は、傷つけ傷つく痛みに、隠れて泣いている)
モニターでは戦う響が吠えている。
(私は今なにもできないけれど、響の笑顔を、その裏にある涙も、拳に包んだ優しさも、全部抱きしめてみせる・・・だから!)
モニターの響に向かって叫ぶ。
「負けるなぁぁぁ!!」
響の腕に弦が巻きつけられるが、響はその弦を掴みキャロルの動きを制限する。
「稲妻を喰らえぇぇぇぇぇ!!」
「絆!」
「心!」
「一つに束ね!」
響が動きを抑えた瞬間を狙いクリスの矢が、翼の斬撃がキャロル目掛けて放たれ、キャロルはそれを弦のドリルで防ぐが、そこに響が回転しながら突っ込み、その摩擦力で炎を身に纏いキャロルにぶつかる。
「響き鳴り渡れ希望の音!」
響の一撃にキャロルは押し込まれ、その腹部に直撃する。
「「信ず事を諦めない」と!」
キャロルに一撃入れると響は上空へと飛び上がる。
「歌え!」
「可能性に!」
「ゼロはない!」
飛び上がると、そのままキャロル目掛けて勢いを乗せた強力な蹴りを放つ、その姿はまるでゼロワンのライダーキックのように見えた。
「飛べよ!」
「この!」
「奇跡に!」
「光あれぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
響のその一撃はキャロルを完全にとらえ、大爆発を起こす。
爆煙が晴れると、響の前には満身創痍のキャロルがいた。
「「はぁ・・・はぁ・・・!」」
響とキャロルは互いに息を整えようとする、エルフナインはキャロルの様子から見て致命傷は免れなかったと察することができた。
「キャロル・・・」
響は息を整えると、キャロルに近づく。
「キャロルちゃん・・・どうして世界をバラバラにしようなんて?」
響が手を伸ばすが、キャロルはその手を振り払った。
「忘れたよ・・・理由なんて・・・思い出を焼却、戦う力と変えた時に・・・」
「・・・・・・」
響はじっとキャロルを見つめる。
「その呪われた旋律で誰かを救えるなどと思い上がるな・・・!」
「っ!?」
キャロルはそう言い残し何かをすると、ゆっくりと倒れる。
「キャロルちゃん!?」
キャロルが倒れると、彼女のその体は炎に包まれ灰となってしまう。
「あ・・・あぁ・・・ああぁぁぁあああぁぁああぁぁあ!!」
その様子を目の当たりにして響は叫んだ。
一方チフォージュ・シャトーでは、キャロルの消滅と共に何かの装置が動き出し、天井から四本の垂れ幕が下りる。
「う・・うぅ・・・!」
その垂れ幕を見て桃恵は顔を抑え涙を流し、紫苑は静かに涙を流す。
「きゃろるよ・・・本当にこれでよいのじゃな・・・」
紫苑はその右手に握られた『金色の結晶』を力強く握りしめる。
響は燃え尽きた灰を見て呟く。
「呪われた旋律・・・誰も救えない・・・」
響はそう呟き、空を見上げる。
「そんなことない・・・そんな風にはしないよ、キャロルちゃん」
そして遅れてやってきたS.O.N.Gのヘリに響達と倒れた奏たちが乗せられ、みんなの元へと帰っていった。
さて後書きの時間だ。
「ようやくでたなGX編のメイン、イグナイト」
「今回は最初の翼とクリスの暴走はないんだな」
最初から響がいてくれたおかげで事なきを得ました。
「それにしても、やっぱりキャロルの力はすごいですね・・・」
「当然じゃ!なにせきゃろるじゃからな!」
「そういうものか? それに最後辺りでお前が手にしていたあの結晶は何なんだよ?」
「それは秘密じゃ、何せいざというときの切り札じゃからな」
「・・・おい、まさかあれ以外に凶悪な奴考えてんじゃないだろうな?」
いやいや、流石に最終兵器以上の奴は出さんわ、ていうかお前ら何企んでんだ?
「すみません、それはこの場では言えません」
「まっ、気になるならこの作品を見てくれとしか言えんわ」
露骨な宣伝どうも、それじゃそろそろ〆るか。
「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」