「切歌と調が喧嘩をしたな」
「そしてうちらの狙いが電気経路だと知られてしまったな」
「そして神社にて暁さんと月読さんがミカと再戦を行いました」
「その結果、見事にイグナイトを使いこなしミカを撃破したな」
「けどその裏でキャロルちゃんが復活しました」
よしOK、それじゃあGX編第十九話、張り切っていくか!
キャロルが目覚めて少し経った頃、突然キャロルが苦しみだし膝をついてしまう。
「きゃろる!」
「キャロルちゃん!」
その様子を見ていた紫苑と桃恵が急いでキャロルの元に駆け付ける。
「大丈夫かきゃろるよ!?」
「ああ…大丈夫だ、負荷を度外視した思い出の高速インストール、さらに自分を殺した記憶が拒絶反応を起こしてるようだ」
「無理もないです・・・あんなことがあったんですから」
「心配ない、活動自体に支障は出ない」
そう言ってキャロルは紫苑の肩を借りて立ち上がる。
「それでマスター、いかがなさいますか?」
「無論、まかり通る。歌めども揃っている、この瞬間を逃すわけにはいかないのだ!」
そう言い放つキャロルに桃恵はキャロルの腕を掴む。
「でも、一応躯体のチェックを行いましょう、もしものことがあってはいけませんので」
「そうじゃのう・・・作戦までは時間がある、それぐらい構わんじゃろう」
キャロルはそう言う紫苑と桃恵の顔を見て、少し思案してから口を開く。
「・・・わかった、手早く頼むぞ」
「うむ、まかせよ。桃恵、キャロルを運んでおくれ」
「うん、わかった」
そう言って二人はキャロルを連れ奥の部屋へと向かった。
一方、S.O.N.Gの所有する病院にて、入院している響の元に真がやって来ていた。
「大丈夫か、響?」
「大丈夫ですよ、ただの検査入院なのに大げさにしすぎなんですよ・・・」
「その原因はお前にあるんだぞ、響」
「あはは・・・ところで未来は?」
「ああ、未来ならS.O.N.Gの方にいる、あいつも装者だからいざというときのために残ってるんだ」
「そっか・・・ところで未来心配してました?」
「かなりな、退院したら覚悟しとけよ」
「ひぇ~!」
二人が喋る中、響の携帯に電話が入ってくる、電話の相手は響の父親からだった。
響は名前を見ると、静かに着信を拒否する。
「・・・でなくていいのか?」
「・・・いいです、検査行かなきゃ」
そう言って響は検査に向かおうと扉の前に向かうと止まる。
「・・・真さんや未来、それにみんながいるんです、だからお父さんが居なくてもへいき、へっちゃらです」
そう言い残して響は病室から出ていく。
「・・・こりゃ一筋縄じゃ解決しなさそうだな」
真は一人残った病室でベットに座りこむ。
「・・・肉親か」
そう呟くと真はベットに横になる。
「・・・響達はまだいい方だ、家族がこの世に存在してるから、けど俺には会える家族もその墓もこの世界には存在しない・・・そこだけが少しだけ羨ましいな」
真の呟きを病室の外で響は静かに聞いていた。
「真さん・・・」
所代わり翼、奏、マリア、セレナの四人は緒川と共にとある屋敷に来ていた。
「ここが?」
「風鳴八紘邸、翼さんの生家です」
「ここが翼さんの・・・」
「あたしも初めて来たな」
奏たちが見上げるかな、翼は複雑な顔をしていた。
「十年ぶり・・・まさか、こんな形で帰って来るとは思わなかったな」
時は少し遡る。
「検測結果、出します」
そう言うとマップの日本地図にの所々に黄色い丸が幾つも出てそれぞれが線で結ばれている。
「電力の優先供給地点になります」
「こんなにあるデスか!」
「その中でも、ひときわ目立っているのは・・・」
調が指さすところには、ひときわ巨大な丸が映し出されていた。
「深淵の竜宮・・・」
「深淵の竜宮?」
セレナの疑問にフィーネが答えてくれる。
『異端技術に関連した危険物や未解析品を封印した絶対禁区、秘匿レベルの高さから私達にも詳細は分からない拠点中の拠点の事よ』
「敵がその位置を割り出したとなると」
「狙いはそこにある危険物・・・!」
「だったら話は簡単だ、先回りして迎え撃つだけのこと!」
「そう簡単にいかないんだろ?」
真がそう言うと、弦十郎は頷く。
「ああ、実は襲撃予測地点はもう一か所ある」
マップが切り替わると、とある場所に黄色い丸が映し出されると、その場所を見て翼が驚く。
「ここって・・・!」
「気になる出来事があったので調査部で独自に動いでみました、報告によると事故や事件による神社や祠の損壊が頻発していまして。いずれも明治政府の帝都高層で霊的防衛を支えていた龍脈、レイラインのコントロールを担っていた要所になります」
「錬金術とレイライン、敵の計画の一環と見て間違いないだろう」
「風鳴家の屋敷には要石がある、狙われる道理があるというわけか」
「検査入院で響君が欠けているが、打って出る好機かもしれん」
弦十郎が視線をエルフナインに向けると、エルフナインは頷き皆の方に顔を向ける。
「キャロルの怨念を止めてください」
エルフナインの言葉にみんなが頷く中、未来は真に話しかけた。
「真さん、響の傍にいてください」
「えっ?そこは未来がいるべきじゃ?」
「今の響はまともに戦えないかもしれません、だからそんなときに敵の襲撃にあったら私じゃ守り切れないかもしれないので・・・」
「・・・わかった、そういう事でいいか弦十郎さん?」
「分かった、真君は響君の護衛に当たってくれ、残ったメンツでチームを編成するぞ」
時は戻り現在、扉の前で緒川は連絡を取っていた。
「了解しました」
そう言って連絡を切る。
「クリスさん達もまもなく深淵の竜宮に到着するするようです」
「こちらも伏魔殿に飲み込まれないように気を付けたいものだ」
そう言って扉を開き、みんなは中に入っていくと、視界の端に巨大な要石が映る。
「要石・・・」
「あれが・・・」
「おっきい・・・」
マリアとセレナが驚く中、奏は屋敷の方から八紘とその護衛の人たちがやって来るのを察知する。
「翼・・・」
「お父様・・・」
「ご苦労だったな、慎次」
八紘の言葉に緒川は頷く。
「それに仮面ライダーの二人、S.O.N.G編入された君の活躍も聞いている」
「あ・・・はい」
「ありがとうございます」
八紘がそう言う中、翼は複雑そうな顔をするのを奏は気づいていた。
「アーネンエルベの神秘学部門より、アルカノイズに関する報告書も届いている、後で開示させよう」
「はい」
そう言って八紘は屋敷の戻ろうとするところを翼はとっさに呼び止める。
「お父様!」
翼の一言で八紘の足は止まるが、翼はそんな八紘の後姿を見て言葉を詰まらせる。
「・・・沙汰もなく、申し訳ございませんでした」
「・・・お前がいなくとも、風鳴の家に揺るぎはない。務めを果たし次第、戦場に戻るがいいだろう」
「おい、ちょっと待てよ!」
八紘の言葉に奏が異議を唱える。
「奏・・・!」
「あんた翼の父親だろ!だったらもっと他に言い方が・・・!」
「奏、いいんだ。」
「だけどよ・・・!」
「・・・いいんだ」
奏を止める翼の顔はどこか悲しげだった。
そうして八紘が屋敷に戻ろうとすると、突如池の地殻の空間が歪みだし、それを感知した緒川がそこに目掛けて発砲すると、突如竜巻が起きて弾丸を弾くと、竜巻の中からファラが現れる。
「野暮ね、親子水入らずを邪魔するつもりなんてなかったのに」
ファラの登場にみんなは警戒を強める。
「あの時のオートスコアラー!」
「レイラインの解放、やらせていただきますわ」
「やっぱ狙いは要石か!」
奏が叫ぶと、ファラは結晶を地面に叩きつける。
「
結晶を叩きつけ、そこから大量のアルカノイズを繰り出してくる。
「ああ、付き合ってやろう」
そう言って翼たちは聖詠を歌い、ライダー達は変身する。
「Imyuteus amenohabakiri tron」
「Seilien coffin airget-lamh tron」
『バレット!』
『ダッシュ!』
『『オーソライズ!』』
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
「「変身!」」
『『ショットライズ!』』
『シューティングウルフ!』
『ラッシングチーター!』
『The elevation increases as the bullet is fired.』
『Try to outrun this demon to get left in the dust.』
四人はその姿を変え、要石を守るため戦った。
『使用BGM Beyond the BLADE』
「邪鬼の遠吠えの残音が月下に呻き狂う」
翼は奏と協力し迫るアルカノイズを次々と撃退していき、マリアとセレナは要石に向かうアルカノイズを短剣とショットライザーで倒していく。
「ここは私が!」
「うむ、務めを果たせ」
そう言って八紘は奥に避難するが、やはり翼は複雑な顔をするが、すぐにいつもの顔に戻り戦いに戻る。
「さぁ、捕まえてごらんなさい」
そんな中ファラは自身の足元に竜巻を発生させ翼に迫る。
「されど今は 外道に哀の一閃を「悪、行、即、瞬、殺」」
翼は剣を巨大化させ、ファラ目掛けて一閃を放つ。
蒼ノ一閃
だがファラは自身の剣から放った斬撃で翼の蒼ノ一閃を打ち消した。
翼はすぐに高く飛び、剣を巨大化させファラ目掛けて剣を蹴り飛ばす。
天ノ逆鱗
「フフッ・・・何かしら」
ファラは余裕そうに翼の天ノ逆鱗に対して剣をぶつけると、ファラの剣に赤い模様が浮かび上がり翼の剣が砕けてしまう。
「何・・・!?」
(剣が・・・砕かれていく・・・!?)
そして剣が完全に砕けてしまい、ファラの剣から緑色の光が翼を襲った。
ファラの一撃を喰らった翼は吹き飛ばさ手倒れてしまう。
『翼!(翼さん!)』
三人が驚く中、ファラは倒れる翼に向かって語りだした。
「私の
「強化型シンフォギアでもかなわないのか?」
緒川が悔しがる中、奏とセレナが前に出る。
「剣が駄目なら・・・!」
「銃ならどうですか!?」
そう叫んで二人はファラ目掛けてショットライザーを放つ。
「もっともな判断・・・ですが、駄目ですね」
だがファラは二人の弾丸に対して風のバリアを放ち銃弾を弾いてしまう。
「「なっ!?」」
「たぁぁ!!」
銃弾が弾かれると今度はマリアが前に出てファラ目掛けて短剣を放つ。
「無駄よ」
だがそれすらもファラの斬撃で全て砕かれてしまい、ファラの斬撃はそのまま要石に直撃してしまい要石は砕かれてしまう。
「あら?アガートラームも剣と定義されてたかしら?」
「アガートラームでも無理なのかよ・・・!」
「哲学兵装・・・概念に干渉する呪いやゲッシュに近いのか?」
「ふふっ、ごめんなさい。あなたの歌に興味はないの」
そう言ってファラは竜巻を発生させその身を隠す。
『剣ちゃんに伝えてくれる?目が覚めたら改めてあなたの歌を聞きに伺います』
そう言い残しファラはその場から消えた。
「くっ・・・!」
ファラが去った後、雨が降り出した。
S.O.N.Gの潜水艦では、司令室で緒川からの連絡を受けていた。
『要石の防衛に失敗しました、申し訳ございません』
「二点を同時に攻めるとはな・・・」
『二点・・・まさか!?』
『そのまさかよ、深淵の竜宮にも侵入者よ、セキュリティも補足してるわ』
モニターに映っているのは、深淵の竜宮に侵入しているレイアと復活したキャロルの二人だった。
「キャロル・・・」
「くっ・・・!閻魔様に土下座して蘇ったのか!?」
「奴らの策に乗るのは小癪だが、見過ごすわけにもいかない。クリス君は調君と切歌君、そして未来君と一緒に行ってくれ」
「おうよ!」
「がんばります!」
そしてモニターの映像は、カメラをレイアに破壊されたところで途切れてしまう。
さて後書きの時間だが・・・。
『お、重い・・・(家族関係が)』
「流石に重くないか風鳴家?」
うん、俺も見てて重いと思った。
「GX編どころかシンフォギア全体を通して重いだろ翼ん家は」
「うむ・・・まさかここまでとは」
「それに次回でさらに重くなりますからね・・・」
だな・・・てか本当にGXって家族中心だよな?
「だな、良いな皆には家族がこの世界にいて。俺に至っては家族も親戚も血縁者すらこの世界にはないから・・・」
「これ以上空気を重くすんな真!?」
「そうですよ!気を確かにしてください真お姉ちゃん!」
「しっかりせい!主人公がしてはいかん顔をしてるぞ!?」
「あわわわわ・・・!?」
えっと・・・もう場が重いので今回は此処まで!
「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」
「・・・お楽しみに」