龍はなんのために生きるのか   作:ミクス

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龍は狼を愛でる

とある王城の一室にて、今夜もまた少女は母親からお話を聞いていました。

 

ある日、世界に災厄が訪れました。

 

災厄は人の滅亡を望んでいます。

 

災厄は世界の滅亡を望んでいます。

 

龍は災厄に立ち向かいます。

 

龍は自由に生きています。

 

龍は誰にも邪魔されることはありません。

 

それがたとえ、災厄でも。

 

龍は世界の希望です。

 

龍は世界を見守っています。

 

今日も少女は気持ちよさそうにスヤスヤと眠っています。

 

龍に会う。それが少女の夢です。

 

レイラと出会った翌日、アーデルハイトとハクにレイラのことについて説明をしていた。

 

「……というわけでレイラは俺の妹なんだ。だから仲良くしてやってくれ。」

「わかりました。レイラ様、これからよろしくお願いしますね。」

「よろしくー!」

「ええ、こちらこそよろしくお願いしますわ。」

 

レイラのことは驚いたけど前世では兄妹はいなかったから嬉しいな。

 

「アーデルハイト、後でレイラの家を作っておいてくれ。」

「わかりました。」

「あら?私はお兄様と一緒に過ごしたいですわ。」

「え?」

「お兄様は私と一緒は嫌なのですか?」

「いや、そういうわけでは無いんだが…。」

「それに私達は兄妹なのです。だから何も問題はないでしょう?」

 

確かにレイラのいう通りだな。俺たちは兄妹だから何も問題はないな。

 

「わかった。それじゃあ「お待ちください!」っえ?」

 

待ったをかけたのはアーデルハイトだった。彼女がここまで声を荒げるのは珍しいな。

 

「お待ちください!私は反対です!レーベ様とレイラ様がご兄妹だとしても間違いが起こる可能性は十分にあります!なのでちゃんとレイラ様の家を作りましょう、レーベ様!」

 

間違い…?

 

「そんなことあるわけないではないですか、アーデルハイトさん。私とお兄様は兄妹ですよ?間違いなんて起きません。私は兄妹としてお兄様が大好きなだけです!」

 

何故かレイラとアーデルハイトの間に火花が散っているのが見えた。

 

「ハク、狼の姿になってもらっていいか?」

「うん、わかった!」

 

俺は狼の姿となったハクを膝の上に乗せ、思う存分もふもふすることにした。だってまだ、アーデルハイトとレイラの言い合いは続きそうだったもん。

 

結局アーデルハイトとレイラの言い合いはお昼まで続いた。

 

結局アーデルハイトとレイラの話し合いは昼まで続いた。話し合いの結果、俺の家を増築することになった。そして何故かアーデルハイトとハクも俺の家に住むことになった。俺としてはみんな仲良くしてくれればいいかな。

 

家の改築は明日行うこととなった。そこで俺は少し大きめの部屋も作って欲しいとお願いしてみた。何に使うかは完成してからのお楽しみだ。まぁ、日本人が一番欲しがるものといえばあれしかないだろう。

 

昼飯(アーデルハイトが作った)を食べた後はもう一度ダンジョンに行くことにした。10階層のボスを倒した時のあの『声』のことも気になる。なので今日は更に下に潜るとしよう。

 

アーデルハイトは明日のための木材の確認に向かった。足りない場合は木を切りに行くそうだ。ハクは周辺を哨戒中のダイナウルフから思念が伝わって何かあったようだ。

 

なので今回一緒にダンジョンに行くのはレイラだ。この機会にぜひレイラの能力を確認しておこう。

 

「よし、それじゃあ行くか!」

「はい!」

 

俺たちは龍形態となりまっすぐダンジョンへと飛んでいく。レイラの龍形態は黒い鱗に覆われ目が紅かった。夜だと見つけにくそうだな…。

 

数十分ほどで目的地であるダンジョンに到着した。中に入って最初の部屋には魔法陣が置いてある。これが10階層へと繋がる転移陣だ。

 

「そういえばお兄様はいろいろなスキルを持っていますわね。」

「え?」

「ステータスのことですわ。ここに来る前に覗かせていただきましたわ。」

 

おいおい妹よ。勝手に人のステータスを見てはいけないだろう?……じゃなくてだな

 

「レイラは鑑定を持っていたのか?」

「ええ、持っていますわよ。」

「そうだったのか……。」

「……もしかしてお兄様は私のステータスを見ていないのですか?」

「……ああ。」

 

レイラは深いため息をつき俺をべシベし叩き始めた。

 

「もう!もし私が妹の振りをした他人だったらどするのですか!」

「お、おう。すまん。」

「今度から気をつけてくださいね!」

「わかった。」

 

それじゃあ早速確認させてもらおう。……妹だから配慮していたつもりだったが無用だったようだな。

 

名前 レイラ(シャルテン・ラーマ・ドラグイユ)

種族 影刃龍

Lv 72

筋力 20000(36790)

耐久 10000(25370)

俊敏 10000(23540)

魔力 10000(13740)

影力 847650

スキル 影刃 影の王 夜の王 闇の導き 鑑定 影魔法 闇魔法 空間魔法 全魔法耐性 全状態異常耐性 不老不死 擬人化 魔力操作 魔力感知 気配察知 怪力 徒手空拳 筋力強化(極大) 金剛力 防御無視

 

レイラの筋力値が俺を上回っているだと…!?どうりでレイラに腕を掴まれた時に振りほどけないわけだ。それにスキルもいろいろと持っているようだし、戦闘になった時に確認していくとしよう。

 

ステータスを見て思ったことがもう1つあるのだが、それは言わないようにしておこう。なんか後が怖い…。

 

「レイラのステータスも確認できたし行くとするか。」

「はい!」

 

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