ハイスクールS×A×O   作:ふぁーぶにる

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ファントム・バレット編突入!前も言いましたがSAO内で起こる話が一年ほどずれています。


仮想世界のファントム・バレット(前)

死銃(デス・ガン)?」

 

「ああ。今、その死銃がガンゲイル・オンラインっていうVRMMOでちょっとした都市伝説になってる」

 

「それと今日の依頼がなんか関係あるのか?」

 

「ああ」

 

俺、兵藤一誠は久々にキリトからの依頼で呼び出されて桐ヶ谷家に居た。お得意さんの中には未だに俺にチャリでくるように注文してるくらいには俺にはチャリってイメージがあるらしいけど、キリトはその辺にあんまりこだわりはないみたいで普通に魔法陣で呼び出してくれるのでありがたい。

 

「で、その死銃ってのがどうしたんだ?」

 

「何でもコイツはVRMMOの中で現実の人間を殺す力があるなんて噂があるんだ」

 

マジかよ!?いや、そんなはずねぇ。ナーヴギアならともかくそもそもアミュスフィアには人間の脳を焼けるレベルの超高周波の電磁波は出せない設計になってるはずだ。俺自身アミュスフィアを買う時両親を説得するためにいろいろ調べたからこの辺りは間違いない筈だ!

 

「ただの噂話じゃねえのか?」

 

「いや、それが実際にこの死銃に撃たれて死んだ奴がいるんだ」

 

そういってキリトは手元に幾つかのファイルを表示する。そこには死銃によって撃たれ、死んだと思われる〈ゼクシード〉、〈うすしおたらこ〉というアバターを使っていた二人が表示されていた。

 

「とは言っても、ここに写ってる二人がたまたま死銃が銃を打った時に死んだってこともありえるだろ?」

 

実際にVRMMOを数日間飲まず食わずでやって死ぬなんてことは最近じゃよく聞く話だ。

 

「菊岡さんって覚えてるか?」

 

「確かSAOの対策本部の人で今はVR技術についての研究をやってるって人だよな?」

 

俺がSAOから目覚めた時にいろいろ聞いてきた、なんとなく胡散臭い雰囲気を纏った人だ。

 

「ああ、その菊岡さんから依頼があったんだ。──────GGOに入って直接この件を調べてくれって。それで、考えたんだ。この死銃が実際に仮想世界から人を殺せると考えたとしたら」

 

「俺たちみたいに普通の人間とは違った連中の仕業ってことか」

 

確かに、俺たちみたいな異形側ならそういうことも出来るかもしれない。最近『禍の団』に触発されてはぐれになった魔法使いも多くいるみたいな話もよく聞くしな。

とはいえ、こういう魔法方面の知識は俺にはあんまりない。というか使える魔砲が『洋服崩壊』や『乳語翻訳』みたいなエロ技ばっかりだしな!

 

「とりあえず、帰ったらアザゼル先生やロスヴァイセさんにも聞いてみるぜ」

 

「よろしく頼む。俺はGGOに潜ってとりあえず死銃を誘き出してみるよ。とりあえずそっち方面のことはイッセーたちに任せる」

 

そして、俺は部室に戻った後みんなにキリトからの依頼の内容について話した。

 

「仮想世界から現実にいる人間に干渉する魔法…か」

 

アザゼル先生が難しそうな顔をして唸る。

 

「ない…とは明言はできませんがほとんど可能性はないと言っていいとは思います」

 

「まあ、そうだな」

 

しかしながらキリトの言ってた仮想世界からの異形側からの干渉はほぼないっていうのがアザゼル先生とロスヴァイセさんの考えらしい。

 

「そうなんですか?」

 

「ああ。魔法ってのは魔力を式に当てはめて使う代物だ。でもな、そもそも仮想世界にいる間は魔力が使えん」

 

まずアザゼル先生がわかりやすく魔法について教えてくれる。

 

「ええ。そして仮想世界にダイブするためのアミュスフィアは脳から体への信号をシャットアウトするという特性があります。つまりその状態ではそもそも魔力を扱うことができないため魔法が使えません」

 

そしてロスヴァイセさんが仮想世界で、現実世界の魔法が使われない理由も教えてくれる。

つまるところ魔法自体の数式や術式は仮想世界でも思い浮かべることはできるけど、発動するための魔力が使えないから魔法による犯罪ではないってことか!

 

「現状考えられる手段といやぁ、ターゲットの自宅にあらかじめなんらかの魔法をセットしておいて時限式で発動させる、とかか?もしくは複数犯で予め殺害予定時刻を設定して無防備になった現実にある体を第三者が襲うってとこだろうな」

 

なるほど、魔法を使った時限式でやる奴ならともかく、複数人でやる方法ならそもそも魔法とかそういう力はいらねえ。相手が無防備に寝てるんだから薬品とかの注射で楽に殺せるだろう。

 

「つってもな。そもそも発見が遅れて死因が急性心不全ってなってんだ。この件に関しちゃ異形側が関わってる可能性がないわけじゃない。というわけでこっちでも調べてみるぜ」

 

「ありがとうございます!」

 

「私たちもイッセーに協力するわ。今後もイッセーはVRのゲームをやるだろうし、こういう危険因子は排除しておきたいもの」

 

部長たちもこの事件に協力してくれるみたいだ!ありがてえ!

 

「偶然って言うにはこの二件は出来すぎてる。まあ十中八九誰かが動いてるんだろうな」

 

こんなSAOみたいにゲーム内のPKだけじゃなくて実在の人間も殺すなんてよ…しかもそうなることわかってやってるとか、まるで笑う棺桶(ラフィンコフィン)の奴らみたいじゃねえか…!ゆるせねぇ!ようやくSAOのことをみんな乗り越えてVR技術がまた発展してきたのに!

 

「とりあえず明日キリトがその件のGGOに潜るんだろ?そこで他者の住所を知ることができそうか調べるように言っといてくれ」

 

「わかりました。とりあえず後でキリトに電話して伝えときます!」

 

そして家に帰った後、俺はキリトに電話してさっきオカ研で話していたことをキリトに伝えた。

 

『なるほど…複数人でってことなら何もお前らみたいな世界に関わりがなくても事件を起こせるってことか』

 

「ああ。それにどんな方法にしても住所とかのリアルの情報がいるみたいだ」

 

『わかった。俺もどうにかリアルの情報を得ることができるか、とか調べてみるよ』

 

「しっかし、何人かで協力してってのは盲点だったぜ!」

 

『だな。SAOみたいにゲームでの死が実際に現実に反映されるような前例を知ってたから逆に視野が狭くなってたよ』

 

「だな!じゃあ頑張ろうぜ!キリト!」

 

『ああ!』

 

そう言って電話を切る。そして服を脱いで裸になっている部長が俺に話しかけてきた。

 

「電話は終わったかしら?」

 

「はい!」

 

「さあ、こっちにいらっしゃいイッセー。今日はいろいろあったし疲れたでしょう?」

 

そう言ってベットの上の裸の部長が俺を引き寄せる!いいんですか!?部長の大きなおっぱいに顔を埋めてしまっていいんですか!?ああ!おっぱいの幸せな感触が顔に!いつものことながら本当に幸せだ!

 

「私の方にも来てください!イッセーさん!」

 

そして逆を向けば全裸のアーシアがっ!部長より小さいながらもしっかりと存在を主張している二つの塊がそこにあった!

ちくしょう!俺はどっちを向いて寝ればいいんだ!部長もアーシアも捨てがたいっ!全く贅沢な悩みだぜ!

そのあと部屋に他の女子たちも入ってきて、みんなで寝ることになった。最高だったぜ!




このシリアスが抜けた時の落差よ…
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