Muv-Luv Alternative ハッピーエンドと退廃的な生活を目指す   作:白銀の勇者

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なんやかんやあって香月博士とコンタクトは取れることになったわ。オモイカネとボソンジャンプには本当に感謝ね

さて、取り敢えずはあのくそ野郎(BETA)の殲滅に参加できるように香月博士に頼み込むしかないわね。あわよくば退廃的な生活の確立も

ダメ人間?なんとでもいいなさい。楽して楽しく生きてけるなら本望よ


何だか色々と駄目だった『接触』

なんやかんやあって香月博士とコンタクトは取れることになったわ。オモイカネとボソンジャンプには本当に感謝ね

 

さて、取り敢えずはあのくそ野郎(BETA)の殲滅に参加できるように香月博士に頼み込むしかないわね。あわよくば退廃的な生活の確立も

 

ダメ人間?なんとでもいいなさい。楽して楽しく生きてけるなら本望よ

 

 

 

 

「では、ナデシコCを横浜基地横に着けておきます。ステルス機能もありますが姿が消える訳ではないので誰も来ないようにしてください」

『分かったわ』

「では、おもてなしの用意をして待ってます」

 

チャットを閉じ、一息つく

 

なんとかこちらが敵ではない。アイムフレンドリーだと分かってはくれてるようだ

 

だけど香月博士の事だし一筋縄じゃいかないだろう

 

「ナデシコC、浮上」

 

ナデシコCを操縦し、一旦浮上。ブリッジと出入り口の部分だけを出るようにして海岸につける

 

ガン!とぶつかったが、オモイカネは塗装も剥がれてないから問題ないと言ってくれた

 

「オモイカネ。この場で待機。香月博士達が来たら教えて」

『がってん承知のすけ』

 

本当は誰かがチャットしてるんじゃ?と思いながらも食堂に向かって歩いていく

 

「コーヒーでいいわよね?」

 

確かこの世界では天然食材は貴重品な筈

 

BETAのせいで作物を育てる余裕のないこの世界。このナデシコCからは食料がほぼ無限に出てくる

 

転生した際にセルフサービスとして神様が食料無限をつけてくれたのだが、案外おもてなしに使えそうだった

 

「武ちゃんにも何があげようかな」

 

多分天然食材での料理なんて久しぶりだと思うし。と、思ったが今日来るなんて思えないから止めたとさ

 

 

 

 

「そういう訳で午後から訓練を抜けます」

「香月博士から話は聞いている。特別任務だってな。気を抜くなよ」

「はい!」

 

一方、訓練兵は座学の時間

 

この世界の主人公であり、恋愛原子核という謎の原子核を持っている白銀 武は教官である神宮寺 まりもに午後からの訓練は抜けると伝えた

 

まりもはあらかじめ聞いていたらしく、最低限の注意だけ言い、武を座らせた

 

「特別任務?」

「あぁ。香月博士から直々のな」

 

同じ訓練部隊の隊員で口数は人と比べて少ない彩峰 慧が最初に口を開いた

 

武が夕呼から直々の特別任務だと言うと皆が驚いた

 

「香月博士からのか……凄いではないか」

「そうか?」

 

次に口を開いたのは同じく訓練兵でポニーテールの御剣 冥夜

 

「そうだよ!やっぱりたけるさんは特別なんだ~」

「まぁ、特別の前に自称が付かないように頑張ってるのが現状だが」

 

続いて同じく訓練兵で背が小さく、重力に喧嘩売ってるとしか思えない髪型の珠瀬 壬姫

 

「まぁ、香月博士に失礼がないようにちゃんとしなさいよ」

「分かってるって」

 

今度はこの訓練部隊の隊長で大きな三つ編みと丸メガネがかなり特徴的な榊 千鶴

 

「ほら、怒られる前にとっとと集中」

 

武は一つ疑問があった

 

この時期に夕呼に呼び出され、何処かに行くという事は無かったはずだ

 

何処に行くかも聞かされてなかったし

 

しかもナデシコCって知ってる?とか聞かれて……わからないと言ったら訓練に言ってもいいわよ。と言われた

 

が、取り敢えずは訓練に集中。くだらない事で怒られたらたまらない

 

 

 

 

お昼時。ルリは一人で昼食を食べていた

 

ちなみに、適当に作ったチャーハンだ

 

「うん。美味しい」

 

モグモグと食べ進めていると、目の前にモニターが現れた

 

それに驚いてチャーハンを喉につまらせるが、水を飲んで無理矢理流し込む

 

「はぁ……えっと……あ、もう来てるの?」

『ついさっき到着した』

「分かった。私が出入り口に行ったらそこを開けて」

 

ルリは立ち上がって出入り口に向けて歩き始めた。チャーハンとレンゲ片手に

 

 

 

 

「……なんですか?これ」

「私もわからないわよ……何これ」

「……」

 

一方、ナデシコの外

 

武、夕呼、霞の三人はナデシコ(ブリッジ部分)を見て唖然としていた

 

ちなみに、霞とは社 霞の事である

 

そして、ナデシコの一部が稼働し、三人の前まで橋みたいな物をかけた

 

「どうも皆さん。ナデシコC艦長、ホシカワ・ルリです。よろしく」

 

そして、そこからチャーハンとレンゲを持った少女が現れ、言葉を失ったのは言うまでもない

 

 

 

 

なんで驚いているのだろう。それがルリの思った事だった

 

白色の何処の制服かわからない物を着た少女がチャーハンとレンゲ片手に出てきたら誰だって言葉を失う

 

ちなみに、手にチャーハンとレンゲを持っているのは気づいてないようす

 

「(武ちゃん来てるじゃん……)どうぞ入ってください」

「えっと……そのチャーハンは?」

「え?……あっ」

 

ようやく気づいた様子

 

そして暫く沈黙

 

「……お昼ご飯食べました?」

「まだよ」

「俺もだ。お陰で腹へった」

「……」

 

霞は何も言わなかったが、コクン。と頷いた

 

ちなみに、さっきまでうさ耳がピーン。と跳ね上がってたりした

 

「ならお昼ご飯出しますから入ってください」

 

モグモグとチャーハンを食べながらナデシコCの中に戻っていくルリ

 

夕呼がルリの後をついて行くのを見て霞と武もナデシコに入っていった

 

 

 

 

「ナデシコCは全長240メートルの戦艦。基本的に陸、海、空での戦闘は可能です」

 

場所は移って食堂

 

食堂に行く前にルリと夕呼達は自己紹介を済ませ、ルリは夕呼を香月博士、武を武さん、霞を霞さん。と呼ぶ事にした

 

夕呼はルリの事をホシカワ、武はルリちゃん、霞はホシカワさんと呼んでる

 

「空?戦艦なのにか?」

「それは後で説明します。あ、何がいいですか?作りますよ?」

「あ、私と霞は何でもいいわ」

「俺は……鯖味噌で」

「分かりました。すぐに作ります」

 

食堂でそんなことを話している四人

 

ちなみに、ルリは転生前はレストランでバイトしてた事もあるので料理のスキルはそれなりにある

 

「あ、あと紹介しなきゃいけないのがもう一つ。オモイカネ」

 

ルリの目の前にモニターが現れる

 

ルリがそれに指を当てて三人の座ってるテーブルに投げるように指を動かす

 

モニターは三人の前で静止した

 

「うぉっ!?スゲェ!」

 

武は目をキラキラとさせて驚いていたが、夕呼と霞は普通に驚いている

 

「このナデシコCに搭載されてるスーパーコンピュータ、オモイカネです」

『オッス、オラオモイカネ』

 

モニターにオモイカネの自己紹介文が表示される

 

が、何処ぞのサイヤ人風だったため、武が笑いかけた

 

「このナデシコCは私とオモイカネだけで運航しています。人間は私だけです」

「待ちなさい。一人?そんなの無理に決まってるじゃない」

「この艦は一人一戦艦をコンセプトに作られた戦艦です。最も、私専用になっちゃってますが」

 

ジュージューと米が炒められる音をBGMに会話は続く

 

「一人一戦艦?」

「はい。それもこの後見せます」

 

ルリがトレーを器用に三つ持って、鯖味噌とご飯、味噌汁、漬物の乗ったトレーを武に。他のチャーハン二つを夕呼と霞の前に置いた

 

「食べてください」

「お、おう。いただきます」

 

武が鯖味噌をパクリ

 

その瞬間、目を見開いた

 

「う、美味い!!」

「あ、言い忘れてましたが、その食材は全部天然です」

「マジでか!」

「どれ」

 

夕呼と霞もパクリ

 

「あら、美味しい」

「美味しい……」

「話の続きですが……」

「あ、おかわり貰えるか?」

 

既に武の茶碗の米は空

 

「はい。で、この艦にはエステバリス……あなた達の言う戦術機が何機か積まれています」

 

武の茶碗に米をペッタペタと盛りながら話を進める

 

「後でそれも見せます。ただ、そちらに譲ることは出来ないのであしからず」

 

茶碗を武に渡すと武はまた米を口に運ぶ

 

「米が美味い……!」

(合成食材ってどれだけ不味いんだろう……)

 

武の様子を見て合成食材の事が気になったルリ

 

「……で、ホシカワ?あなたは何が目的?」

「先日も話したとおり、BETAの殲滅……」

「他には?」

「退廃的な生活」

「本当にそれだけなの?」

 

チャキッ。と夕呼が拳銃を取り出してルリに向ける

 

「はい。あ、撃っても構いませんよ?私が死んだらこの艦は爆破させますが」

 

これは建前。心の中では

 

(止めて!お願いだから!流石に死んじゃうって!そんな物で撃たれたら!)

 

結構ビビってた

 

「先生!なんで銃を……」

「黙りなさい白銀。で、本当にそれが本音なの?」

「早くその物騒な物しまってください。死んだら元も子もないので。いや、ほんと退廃的な生活を送りたいだけなのでいやホントに(はい。そうですよ。これ以上望むことはありません)」

『え?』

 

ここでまさかの心の中で叫んでた事と建前の逆転

 

「え?私何かおかしな事言いました?」

「……多分、心の中で叫んでた事が表に出てたと思う」

「え……オモイカネ?」

『録音しますた』

「ちょっと首吊ってきます。早くナデシコから離れてください。自爆させますので」

「落ち着け!!」

 

食堂から飛び出そうとしたルリを武が羽交い締めにして止める

 

背の関係か、ルリがそのままプラプラと宙ずりになる

 

「死んでも記録は残っちゃうから!俺達の心に!」

「ならあなた達を殺して私も死ぬ!!」

「それは解決になってないから!鮮血の結末と言う名のバッドエンドだから!」

 

ジタバタとするルリだが、そんなの鍛え続けてきた武には通用しない

 

その内息を切らして諦めたルリだった

 

「……まぁ、信じてあげるわ」

「え?」

「何か企んでる人間が本音と建前が逆転するわけ無いでしょ?と、言うか初めて見たわよ。そんな人間」

 

プラプラとしてるルリが暫くしてホッと息を漏らす

 

ちなみに、武は鯖味噌とかは食べ終わってる

 

「……では、皆さんが食べ終わったらナデシコを案内します。あと、武さん。下ろさないと痴漢で訴えて勝ちます」

「あ、悪い……って勝つのが前提かよ!」

「そのまま襲われかけたとでも言えば有罪でしょ」

「捏造すんな!」

 

そんな二人の漫才を見ながら夕呼と霞はチャーハンを食べ続けていた

 

シュール

 

 

 

 

「ここが格納庫です」

 

数分後。四人はナデシコの格納庫にいた

 

格納庫には陸戦フレームのエステバリスと空戦フレームのエステバリスが3:2の割合で並んでいた

 

そして、奥の方には真っ黒な機体が鎮座していた

 

「小さいのね。五メートルかしら?」

「六メートルです。操縦方法はIFSとマニュアル、EOSです」

「IFS?EOS?」

「イメージフィードバックシステムとイージーオペレーションシステムの略です。まぁ、その名の通りです」

 

そう言うと、夕呼はすぐに質問を出した

 

「待ちなさい。そうなると機体を頭の中のイメージで動かすなんて事になるわよ?」

「実際その通りです。体に注入したナノマシンがそれを可能にします」

「な、ナノマシン?」

「まぁ実際に動かせば分かります。武さん、こっちへ」

「あ、あぁ」

 

武を連れて陸戦エステバリスに乗り込む

 

ちなみに、ルリが武の膝の上に座っている

 

「……操縦桿とかペダルは?」

「ありません。言うならばこれが操縦桿です」

 

ルリが指をさしたものは黒色の球体状の物

 

ルリがそれに手を置くと、手にIFSの媒体が写り、エステバリスの電源がついてモニターに外の風景が映し出される

 

「マジか!」

「マジです。では、動かしますね」

 

ルリの声と同時にエステバリスが動き出し、シャドーボクシングを開始した

 

「これは私のイメージで動かしています」

「これだったらバルジャーノンのモーションの再現も……」

「バルジャーノンが何かわかりませんが出来ます」

 

何時の間にかエステバリスはラジオ体操をしている

 

「ちょっと俺にもやらせてくれ」

「動かせませんよ?と、いうかナノマシンが必要って聞いてました?」

「やってみねぇと分からねぇだろ」

「分かるから言ってるんです……まぁ、やってみればいいんじゃないですか?」

 

ルリが手をどけて、武が手を置く

 

武が最後にやったのが二年以上前のバルジャーノンのモーションをイメージする。が、動く筈はなく

 

「あ、あれ?」

「言ったでしょう?」

 

だが、諦めない武

 

「あ、そうそう。一ついい忘れてたことが」

「なんだ?」

「私はあなたと同じ異世界の人間です」

「え!?」

 

いきなりの告白に武が驚く

 

「香月博士があなたを連れてきた理由。それは私の事を知っているかも……もしくは異世界の人間かも知れない。と思ったからじゃないでしょうか?」

「ち、ちょっと待て。何で俺が違う世界の人間って……」

「Need to knowです」

 

知る必要がない。そう言われた

 

「だけど、俺にだって知る権利は……」

「私の目的は退廃的な生活を送る事……そしてもう一つ」

 

首だけを回して武の顔を見るルリ

 

「あなた達を助ける事です。この腐れきった世界から。ナデシコCとエステバリスで」

 

 

 

 

「ここがブリッジです」

「軍艦とは大違いね……」

 

エステバリスの披露が終わった後、ルリは三人をブリッジへと案内した

 

「ここが艦長席。私専用です」

 

スッ。と艦長席に座る

 

「ナデシコはここから操作します」

「そう言えば、この戦艦って空にも対応してるって言ったが……」

「はい。じゃあやってみますね。オモイカネ、操作を私に……あ、ついでに一人一戦艦というのも見せます」

 

手をIFSを認識する機械の上に置く。その瞬間、ナデシコCのブリッジから見える景色が下へと下がり始めた

 

「相転移エンジン異常なし。出力安定」

 

ルリの目の前には大量のモニターが映し出されていた

 

それらを適当に見て計器に異常が無いかを確認する。が、途中でナデシコCの浮上が止まる

 

「止まった……?」

「これ以上上げると横浜基地からナデシコが見えてしまいますから。このように一人で戦艦の操作をする事が出来ます」

 

だが、ナデシコは完全に宙に浮いていた

 

「じゃあ、もう一度着水しますね。オモイカネ、後よろしく」

 

艦長席から下りるルリ

 

「こんな感じです」

「そう……」

 

ナデシコが着水していくのをブリッジから見届ける

 

「あなた……何処でこんな物を?」

「あ、異世界人ですから」

 

さらりとそんなことを言った

 

「異世界人……?……まぁ、極秘裏に作ったとか言われるよりはまだ信用出来るわ」

「この世界の事はこのナデシコに記録されてました。BETAの事とかも」

 

霞がリーディングしているだろうからなるべく元から知っていたとかは考えないようにする

 

「私はこのナデシコとエステバリスを使ってBETAの殲滅を援護します」

「……駄目よ」

「えっ!?なんでですか!?先生!」

「他国にナデシコとエステバリスの存在がバレるから……でしょう?」

「そうよ」

「まぁ、止めても出ますが」

「人の話聞いてた?」

「じゃあ、オルタネイティブ4の失敗作。とかで出して貰えませんか?」

 

オルタネイティブ4。その言葉が出た瞬間、夕呼の目付きが厳しくなる

 

「あなた……本当に何者?」

「まぁ、オルタナティブ4の詳しい事は分かりませんが、駄目ですか?」

「……まぁいいわ。だけど、目立つのはやめなさい」

「私だって面倒ごとは嫌です。目立ちません」

 

ナデシコが着水した事をオモイカネがモニターで知らせる

 

それを人差し指と親指で摘むように動かして消す

 

「あ、それとそっちにも自由に出入り出来るようにしたいので隊員証とか色々とお願いできますか?」

「まぁ……それくらいならいいわ。ただ、これから私に少し付き合いなさい。あ、階級はこっちで勝手に決めるわよ」

「はい、構いません」

 

オモイカネにナデシコの警備よろしく。と言ってブリッジから出る

 

「あ、ルリちゃん。このナデシコCって戦艦なんだよな?武装は何がついてるんだ?」

 

武が前をルリに質問する

 

ルリはあ、言ってなかったっけ。と呟いて武装の説明をする

 

「ナデシコCにはグラビティブラストとミサイルが数門あります」

「グラビティブラスト?何よそれ」

「別名重力波砲。その名の通り重力波をぶつける武装です」

『……は?』

 

夕呼と武の声が重なる

 

「この世界にグラビティブラストを防げる物はこのナデシコC位です。まぁ、正面から当たれば流石に落ちますけど。あ、光線級と重光線級のレーザーは弾きますし突撃級の装甲は紙に等しいです」

 

その反則級な武装の説明に武は想像で目を輝かせ、夕呼は頭を抱えている

 

「あ、あとナデシコCにはディストーションフィールドという周囲の空間を湾曲させる一種のバリアが纏ってあります。これによって光学兵器……レーザーやビームはこの艦に当たることはまずありません。このディストーションフィールドはエステバリス単機でも展開することができ、グラビティブラストはこのディストーションフィールドがあってもそれなりの被害は受けます。あ、実弾兵器はそれなりに振動が来るので撃たないでくださいね」

「重力波砲に空間湾曲フィールド……まさにロマンの塊だな!」

「はい。ドリルとかはありませんが」

 

つまり、ディストーションフィールドを使えばエステバリスを上空に飛ばして光線級のレーザーを集中させ、その間にグラビティブラストでBETAを殲滅……なんてことが出来てしまう

 

だが、グラビティブラストは相転移エンジンのエネルギーを使ってるため、大気圏内だとグラビティブラストは一発発射すると数分から数十分のインターバルが発生してしまう。一撃必殺な分、インターバルも長いのだ

 

大気圏外だとそれなりに連射が可能である。相転移エンジンのエネルギーが続く限りは

 

「ナデシコCの武装はこれだけです」

「取り敢えず私の昨日までの常識をぶち殺してくれた事のお礼にあなたをぶん殴りたいわ」

「止めてください。子供に手を上げるつもりですか?」

「と、言うかあんた何歳よ。大人には見えないし。十六くらい?」

「十三です」

『え』

 

 

 

 

場所は移り時間も流れて戦術機訓練の筐体がある場所

 

武は訓練に戻ったため居ないが、夕呼と霞が起動中の筐体を見ている

 

しばらくして、デロン。とルリが中から出てきた。ちなみに、服は99式衛士強化装備だ

 

「ぎ、ぎぼぢわる……」

「戦術機の才能は皆無……ね」

 

顔面真っ青。口を手で抑えて這っている。見事に酔っている

 

エステバリスとは段違いの揺れとGに耐えられなかったようだ

 

「エステバリスだったかしら?あれでシャドーボクシングとか変な体操は出来てたのになんで戦術機は駄目なのよ……」

「あれ、中に振動とか殆ど来ないんですよ……何かぶつかったら揺れますけど……うっぷ」

 

エステバリスはそれなりに対G性能はよく、宇宙で全力で飛んだ所でGは殆ど来ないのだ

 

それはナデシコも同じだ

 

ちなみに、ルリはエステバリスを動かしたのは武と共に乗ったあれっきりだったりする

 

吐瀉物をまき散らしそうになるが、根性で抑える

 

「こんなエロスーツ着て酔って……最悪」

「なにがエロスーツよ」

 

フラフラと歩いてバケツを探すルリ

 

霞がトイレならあっちです。と指を指したので、それを見て走って出ていった

 

「……ほんと、何者?彼女。オーバーテクノロジーな戦艦と戦術機は持ってるわなのに戦術機には乗れないわ……」

「でも、考えてる事と言ってることは殆ど同じでした」

「……まぁ、今は信じてみようかしら」

 

うぇぇぇ……とトイレからルリの呻き声が聞こえ、呆れた夕呼だった




なんだかルリがギャグキャラになっているのは気のせいでしょうか?

あと、たまの髪型って完全に重力に喧嘩売ってますよね。冥夜にも言えますけど

武ちゃんを出したのは冥夜達も出したかったのと、ルリとの接点を作りたかったからです

99式衛士強化装備のルリルリ……見てみたいけどイラストなんてあるわけないし書けるわけもない

こんな感じでトロトロ進んでいきます



訓練に参加した初日に特別任務って……普通は有り得ませんよね。そこは大目に見てください

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