Muv-Luv Alternative ハッピーエンドと退廃的な生活を目指す   作:白銀の勇者

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はいは~い、とうとう総合評価演習……でいいのよね?まぁ、それの始まりよ

とは言っても、私がやる訳じゃあないし、皆原作通りにやってくれるでしょ。やってくれないと困るわよ

ちょっと不安だけど、まぁ武さんに丸投げしちゃいましょそうしましょ


南の島で『バカンス』!ポロリは無いぞ!

「今日の射撃訓練は以上とする。全員集合!」

 

グラウンドの演習場

 

まりもの掛け声で207B分隊が集まる

 

「今日は良く頑張った。だから、私なりに褒美をやろう」

 

武はあっ、と声を出しそうになったが、何とか抑える

 

「明日から一週間、南の島でバカンスだ」

 

まりもがニヤリとしながら概要を話した

 

「総合評価演習ですね」

 

武がまりもに聞く

 

そうだ。とまりもは武の言葉を肯定する

 

「基礎訓練の成果、期待してるぞ」

 

まりもがカツカツと歩いていった

 

一方、時を同じくして

 

「ホシカワ。明日から1週間、南の島でバカンスよ」

「総合評価演習ですか?」

 

南の島で1週間。だけで大方予想はついたが、念の為に聞く

 

「えぇ。強制連行よ」

「分かりました」

「ナデシコCは置いていくのよ?」

「分かっていますって。……う~ん、どうもレールガンの小型化が……」

「どれくらいの大きさなの?」

「これくらいの……」

「……まぁ、これで十分よ」

「え?いいんですか?」

「他の機体に積むわ」

「分かりました……じゃあ小型荷電粒子砲でも設計してます」

「もう何を聞いても驚かないわ……」

 

その日はパソコンが絶えず動く音だけが部屋を支配した

 

 

 

 

翌日

 

南の島と言う名の総合評価演習場にて

 

「それじゃあ、死なないように頑張ってくださいね。野垂れ死にかけた時は通信機を使って助けを呼んでください。助けに行きますが、テストは失格です」

 

夕呼に変わってルリが説明をしていた

 

ちなみに、ルリは普通に服着てるが、その下は水着だ

 

夕呼の方は言うまでもない。あの結構際どい水着だ

 

「なお、武さんは助けません」

「贔屓だ!裁判を要求する!」

 

緊急裁判(笑)が始まった

 

「香月裁判長、判定は?」

「白銀有罪」

「なんで俺なんだぁぁぁぁ!!」

 

結果、武が有罪となった。ツッコミが追いつかないのは言うまでもない

 

「まぁ、そんな冗談は置いておくとして、普通にみんな助けますので」

 

じゃ、神宮寺軍曹。後よろしく。と言うとルリと夕呼はバカンスに行った

 

冥夜達はずっと苦笑いだった

 

「あ、あれは少佐なりの気遣いだ。緊張したまま演習に行って本来の力を出せずに終わったら悔しいだろうからな」

 

一方、ルリは

 

「やっぱり武さん弄りは面白いですね~」

「えぇ。結構気晴らしになるわ」

 

まりもの言ったことはかなり外れていた。が、そんなの冥夜達は知るわけもなく、そうだったのか……と感心していた

 

ルリの知らぬところで評価が上がっていく

 

が、武だけは内心、いやいやいや、あの二人に限ってんなこたぁねぇって。と叫んでいた

 

そして、ベルトキットを渡され、武と美琴のベルトキットを交換して……

 

「では、各人時計合わせ!57、58、59……演習開始!」

 

かくして、総合評価演習は始まった

 

 

 

 

そんな207B分隊の事は知ったこっちゃないと言わんばかりに夕呼とルリは海岸でバカンスしていた

 

「……あ、そうだ。ホシカワ、ちょっとあっちの砲台を弄ってきて」

「え~……私がですか~?」

 

服に手をかけて水着になろうとしてたところに声をかけられたので余計嫌そうだ

 

「ナデシコC、持ってくんなって言ったけど持ってきてるんでしょ?エステバリスでちょっと弄ってきなさいよ。指示は出すから」

「海の中ですよ……」

 

現在、ナデシコはこの南の島付近の海底で待機している

 

ボソンジャンプで行くのは容易いが、夕呼の前で見せるのはまだ早いだろう

 

「はぁ……使えないわね」

「……分かりましたよ。ちょっと待ってください」

 

パソコンからナデシコCのオモイカネに通信を繋ぐ

 

「オモイカネ、エステバリスをこっちに持ってこれる?」

『大丈夫だ。問題ない』

「フレームは空戦。武装はなくていいから」

『了解した』

 

パソコンを閉じて暫く待つこと5分

 

ぷか~っと海から何かが浮いてきて岩肌に打ち上げられた

 

エステバリス空戦フレームだった

 

「こんなのってないよ」

 

そう言いながらせっせとエステバリスに乗り込み、パイロットスーツを展開。砲台まで移動する

 

勿論、水中を移動している

 

そして、砲台に到着する

 

『じゃあ、私の言う通りにやりなさい』

 

夕呼が通信越しに指示をする

 

その指示に従ってエステバリスを動かす事数分。やっと終わった

 

「帰還します」

『ご苦労だったわね』

 

そのまま一度ナデシコに帰還。忘れ物が無いか確認して、エステバリス空戦フレームで夕呼の元に戻った

 

「全く、人使いが荒いですね」

「そうでもないわ」

 

エステバリスを近くの林の中に隠してパイロットスーツを消す

 

そして、服を脱いで水着になる

 

ワンピース型の青色の生地に白色の水玉模様の水着だった

 

「……幼児体型ね」

「ま、まだ十三ですから!成長しますから!」

 

でも、映画版のホシノ・ルリは……と考えると軽く涙が出てきたが、海にダイブして紛らわしたとさ

 

「あら、元気ね」

「あははは!ちくしょー!!」

 

泣きながら笑ってクロールで泳ぐという器用な真似をしだしたルリであった

 

 

 

 

「で、夕飯は七輪囲んでの焼肉です」

「いい匂いね……」

「あの……なんで私まで?」

「二人だと寂しいですし。あ、肉焼けましたよ」

「あ、どうも……」

 

まりもの焼き肉のたれを入れた小皿にナデシコから持ってきた肉(ちょうどいい感じに焼けてる)を入れる

 

「ほら、夕呼さんも」

「あら、気が利くわね」

 

まりもが案外親しそうな二人を見ながら肉を口に運ぶ

 

「あ、美味しい……」

「そりゃあ天然食材ですし」

「て、天然食材!?も、もしかしてそこの肉や野菜も……」

「全部天然食材です」

 

天然食材なんてそうそうお目にかかれる物でもないし食べれるものでもない

 

そんなものを大量に持ってきたルリ

 

「207Bの演習が終わって合格したなら、今度は全員で食べましょう。七日分ありますし」

「……何者ですか?あなたは」

 

まりもの口から思わずそんな言葉が出た

 

ルリは特に焦らず、こう言った

 

「Need to knowです」

 

 

 

 

翌日。演習中の武と美琴ペアは何一つ問題無く目標の建造物までたどり着いていた

 

「美琴~、何かあったか~?」

「あったよ~!ほら、車!」

「高機動車か……エンジンは?」

「丸々無かったよ」

 

やっぱりな。と武は自分の記憶と合っていることを確認する

 

「あ、でもあったっちゃああったかな?」

「は?」

 

ここにはエンジンなんて無かったはず。そう思いながら美琴の指をさした方を見ると壊れて最早修理なんて不可能であろうエンジンの姿が

 

「……どっちにしても無理か」

 

その数時間前。武と美琴が就寝してる間

 

「エンジン取り外し忘れたとか……有り得ないでしょ……」

 

エステバリスで夕呼が指示のし忘れで付けっぱなしだった高機動車のエンジンを取り外して修理できないように壊しているルリの姿が目撃されていた

 

そして、時は戻る

 

(もしかして前にもあったのか……?まぁ、特に差異は無いだろうしいいか)

「んじゃ、シートだけ外していこうぜ。何かに使える筈だ」

「そうだね……よいしょっと」

 

美琴が高機動車のシートを外す

 

武はその間に周りを見渡した

 

すると、すっごい薄くだが、何か大きなものの足跡が

 

(……足跡?動物……いや、それにしては……あ、エステバリス)

 

もしかしてルリがエンジンを壊したのか?と考えたが、どうでもいいか。とすぐに思考を中断した

 

「そういえば、武は何か見つけた?」

「ん?あぁ。そこに軽油をな。あと何かの足跡」

 

武は軽油の入ったドラム缶を指さす。ついでにエステバリスの足跡も

 

「……まぁ、水を捨ててまで持っていく物じゃないよね」

「車も動かないしな」

 

水はこの演習ではかなり重要な物だ。それを捨てて軽油を持っていくのは愚策とも言えるだろう

 

「でも、足跡?」

「あぁ、人間の物じゃない……戦術機やBETAって線は薄いだろうけど、気をつけていくぞ」

 

武の言葉に美琴が頷く

 

「それじゃあ、ここを爆破していこっか」

「そうだな。爆破は任せた」

「任されたよ」

 

 

 

 

「夕呼さん、人使い荒過ぎですよ……眠い……」

「いいじゃない」

「全く……ふわぁ…………ナデシコCで寝てきます。今日は起きないと思いますのでよろしく~……」

「えぇ、お疲れ」

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォン!!と激しい爆発音が鳴り響いた

 

「おっ、爆発したな」

「急ごしらえの遅延発火装置も捨てたものじゃないね」

 

もくもくと黒煙が立ち込めている

 

この先、武が前のこの世界で蛇に噛まれてベルトキットまで落とした場所が来る

 

ついでに巧みにカモフラージュさせたトラップまである

 

そして、丁度その場所に差し掛かった

 

「ストップだ、美琴」

「え?」

「そこにトラップがある」

「え……?…………あ、ホントだ」

 

武が近づいてトラップを解除する

 

ついでに、と

 

「ベルトキット、切れそうじゃないか?」

「……うわっ、ホントだ……切れそうだ……」

 

これで美琴がベルトキット落として水が少なくなる……なんてことは無くなった

 

「どうして気付いたの?」

「トラップはたまたま。ベルトキットはさっきチラっと見えたんだよ」

 

美琴がジ~っと疑いの眼差しを武に向ける

 

「ほら、行くぞ」

 

その視線に動じず先に進む武

 

それについていく美琴

 

そして、それなりに歩いたところで

 

「ストップ。美琴」

「また?」

 

武が岩陰を指さす

 

「蛇がいる」

「……あ、確かに」

「捕まえるぞ」

「えっ!?な、なんで!?」

「貴重な栄養だ。肉だ」

「た、食べるの!?」

 

そういえば前の世界では彩峰が蛇を生で食おうとしたとか聞いたような……なんて考えた

 

慎重に蛇に近づいてサッと蛇を捕まえる

 

「よし!肉ゲット!」

「ぼ、ボクはキノコとか探して食べるから……だから近付けないで……お願いだから」

 

美琴って蛇嫌いだったか?と思いながら先に進んだ

 

 

 

 

「逃……げるやつは……訓練……しゃれたべーただ……逃げない……やつ……は訓練……されたべーただ……ひゃっはー…………この世は……ほんと地獄だじぇ~……zzzzz」

 

何だか物凄い寝言を言い出していたルリだった

 

 

 

 

「蛇うめぇ」

「グロ……」

「喰うか?カエルよりはイケルぞ」

「え、遠慮しとくよ……あはは……」

 

人の慣れとは恐ろしいものである

 

数年で現代社会で生きてきた青年が蛇を食べれるようになっている

 

だが、苦手な人間もいるようだ

 

 

 

 

「焼肉うめぇ」

「二日連続肉は飽きるわねぇ……」

(今の内にこの味を記憶に焼き付けておこう……)

「じゃあ明日は魚にしましょうか……よ~し、釣るぞ~」

(現地調達!?)

 

こっちは現代社会で生きてきた人にも優しい料理だった

 

肉は肉でもエライ違いである

 

 

 

 

「しかし、そなた達は流石だな」

「そうでもないさ」

 

合流する前に獲得した戦利品は千鶴と冥夜がロープ、彩峰とたまが対物体狙撃銃(アンチマテリアルライフル)を一丁。弾は一発だけ

 

戦果を報告した後は班ごとにローテーションを組み、休憩と睡眠、あと食事をとることに

 

千鶴達は晩飯を食べてないようだ

 

「あ、この実、美味しそう!」

「パンギノキには強い毒があるよ」

「……これは?」

「マチンは猛毒だね~」

「そう……」

「ちょっと、なんでこっち見たのかしら?」

「え?」

「え?じゃないわよ!」

「見てない」

「見たでしょうが!」

「あげる」

「いらないわよ!!」

「お前ら……」

 

武は何処から捕まえてきたのか蛇を焼いていた

 

「あ、冥夜。食うか?」

「いや、いい……」

「そうか……美味いんだけどな」

 

 

 

 

「今日は林檎や梨など果物を取り揃えてみました」

「甘い……美味しい……!」

「甘い物もいいわね」

「まりもちゃん、がっつかなくてもいいですよ。一杯有りますから」

「あ、すみません……早く食べるのはクセでして……ってまりもちゃん?」

「こういう時くらいは軍の事とか忘れましょうよ。私もルリで構いませんから」

「じゃあ……瑠璃ちゃん?」

「それでいいです。と、言うか何時もそれでいいですよ」

「それは流石に訓練兵達に示しがつかないと思いますので……」

「そうですか。それにしてもよく食べますね~」

「軍人なので」

 

 

 

 

「着いた!」

「まさか四日目で到着できるとはな……」

「もしかして、最短記録じゃない!?」

「後は発煙筒を焚いてヘリを呼んで終わりね」

 

ヘリポートに着いた207B達

 

武はこの先の出来事を知っているので、千鶴にこう言った

 

「なぁ、委員長。発煙筒、俺に焚かせてくれないか?」

「え?白銀が?」

「前からやってみたかったんだよ。こう……なんかロマン溢れてるだろ?」

「そのロマンは分からないけど……やりたいならやっていいわよ」

「おう。ありがとな」

 

武はヘリポートの端に向かう

 

「何で端に行くのだ?」

「何だか端で焚いてみたいんだよ」

「……変な奴」

 

武がヘリポートの端で発煙筒を焚く

 

すると、回収用のヘリがヘリポートに飛んできた

 

武はヘリを見ながら、チラチラと砲台のある場所を伺う

 

そして、ヘリが結構高度を下げたところで、銃弾が武のいるヘリポートに降り注いだ

 

「やべっ!逃げろ!!」

 

ヘリが逃げていく。武も全力で逃げていく

 

一方、砲台の方では

 

「ヒャッハー!!逃げる武はただの武た!逃げない武はよく訓練された武だ!ほんとこの世は地獄だぜ!フーハハハ!!」

 

キャラが微塵も残さず崩壊したルリがエステバリス重武装フレームのラピッドライフルを武とヘリに当てないように撃っていた

 

砲台も勿論弾は撃っている

 

一方、武は

 

(銃弾多くね!?なんか俺の記憶よりも倍以上の弾丸が地面に当たる音が聞こえるんですけどぉぉぉぉ!!?)

「武!こっちだ!」

「速く!!」

「たけるさん!急いで!」

「タケル!速くしないと当たっちゃうよ!?」

「……白銀の体が風穴祭り」

「彩峰!!テメェは後でお仕置きだコノヤロー!!」

 

だが、何故か自分の半径二メートルに銃弾が来ない事に疑問を感じる武だった

 

 

 

 

「あんた、何エステバリスではっちゃけてるのよ」

「すみません、柄にも無くはしゃぎ過ぎました。勿論一発も当ててません」

「当てたらそれこそ問題よ……」

「少佐……その強化装備は?」

「夕呼さんが作った試作品です。対G性能にも優れて持ち運びはこの肩の物だけでいいんです。ほら」

 

パイロットスーツを消して肩の部分だけ取り外してまりもに渡す

 

「あ、そうだ。夕呼さん。これを207Bに渡すというのはどうでしょう?」

「無理よ。全体的に規格が違うわ。あなたの機体は特殊だけど戦術機は衛士強化装備があって初めて動かせるような物なの」

「成程……そういえばそうでしたね」

 

それを適当な場所に置いておく

 

後でちゃんと持って帰るつもりだ

 

「あ、回収地点どうするんですか?」

「勿論変更よ。えっと……ここね」

 

夕呼が地図を取り出して一点を指さす

 

大体砲台の後ろの辺りだった

 

「それじゃあ、通信入れますか。まりもちゃんはあっちで待機してた方がいいのでは?」

「……そうですね。では、私は回収地点へ向かいます」

 

まりもが新しい回収地点へと歩いていく

 

夕呼とルリは207Bの持っている通信機に通信を入れる

 

「は~い、聞こえてる~?」

『…………はい、聞こえます』

 

通信機を取り出していたのだろう。物音が暫くしてから千鶴の声が無線越しに聞こえた

 

「ヘリポートが駄目になっちゃったので新しく回収地点Dを設けます」

「砲台は何でか今も稼働中だから、蜂の巣にはならないで頂戴」

 

ルリがメモ用紙に書かれた座標を無線越しに伝える

 

『ここ……砲台の真後ろじゃ……』

「そうです。まぁ、これだけ時間があれば余裕でしょう。健闘を祈ってます」

 

一方的に無線を切る

 

ルリはそのまま泳ぎに行き、夕呼は手元のトロピカルなジュースを飲み始める

 

圧倒的なツッコミ不足だ

 

 

 

 

「はぁ……香月博士らしいやり方だな……」

「全くだ……」

 

硬そうな岩の後ろに避難していた207Bの面々

 

穴ボコになったヘリポートを見て溜め息が出るのも仕方ない事だろう

 

「……溜め息ついてても仕方ない。先に進むぞ」

「……そうね。なってしまったものは仕方ないわね」

 

ちょっと意気消沈しながらも、先へと進む207Bだった

 

 

 

 

その後はまぁ色々とあった

 

雨で川が増水してロープをとるか対物体狙撃銃をとるかモメたり、レドーム見つけたり、回収地点に繋がる橋が物凄くボロボロになってたりと

 

そんな困難を乗り越えて夜中、回収地点に到着した

 

が、迎えのヘリは見えなかった

 

「へ、ヘリは……?」

「あっちには……なにも見えないよ……」

「こっちもだ……」

 

既に体力は限界。武もかなり焦っていた

 

オロオロとしていると、第三者の声がかかった

 

「状況終了!207分隊集合!」

「え?」

 

武が声を漏らしながら声のした方を見ると、そこにはまりもがいた

 

戸惑いながらも全員がキビキビと集合する

 

「只今を以って、総合戦闘技術評価演習を終了する。ご苦労だった」

 

武がホッと息を漏らす

 

「では、評価訓練の結果を伝える」

 

なっ……ここに来たら合格じゃないのか!?と武は叫びそうになった……が、心の中で叫ぶ事で我慢する

 

「敵施設の破壊とその方法、鹵獲物資の有効活用……何れも及第点といえる」

 

よし!と心の中でガッツポーズ

 

「最後の難関である砲台を、最小の労力と時間で無力化したことは、特筆に価する」

 

きたきた!と心の中で叫ぶのはお約束

 

「しかし……」

 

え?とさっきまでのテンションが下がっていく

 

「白銀と鎧衣は基地襲撃を日中に行ったな……なぜ、セオリーである夜明け前を選ばなかった?」

「退路の確保ができていないジャングルでの夜間行動は危険だからです」

「……ふん。周囲の地形を確認してから、夜間に襲撃することもできたのではないか?」

 

しまった……焦りすぎたか?そう武は考えた

 

なるべく早くこの演習を終わらせ、他の事に時間を当てる事を考えていた。それ故の焦りだと考える

 

「敵施設を迂回することもできたな? これらの減点は決して小さくないぞ」

 

それは……人間相手の場合だろう!?俺達の敵はBETAじゃないか!!

 

武はそれを声に出さなかった……が、

 

「……まりもちゃん!」

 

思わずまりもの事をそう呼んでしまった

 

「……まりもちゃん?」

 

しまった!と口を抑えそうになったが、もう手遅れ

 

「……まぁいい。白銀、今日の所は見逃してやろう……めでたい日だからな」

『……え!?』

 

全員の口からその言葉は思わず出た

 

「おめでとう……貴様らはこの評価演習をパスした!」

「……えっ……でも……それだけの重大なミスを……」

 

思わずまりもに聞いた

 

「榊、この演習の第一目的はなんだ?」

「脱出……です」

「実践に於いて、計画通りに事態が推移することは稀だ。それ故、タイミングや運といった要素も重要になる。それらを全て味方に付け、結果として目的を達成すれば『それが正しい判断だった』ということになるんだ。 セオリーはセオリーでしかない。結果として、貴様等を狙える位置に追撃部隊は存在しなかったし、砲台のセンサーはひとつだけだった。そして貴様等は、全員無事に脱出に成功した……違うか?」

「……いえ」

 

まりもの言葉を肯定する

 

そして、まりもがおめでとう。次は戦術機が待っているぞ。と言おうとしたとき

 

『おめでとうございま~す』

『え!?』

 

その場にいる全員がいきなりの拡声器による声で驚いた

 

拡声器の声がした方を見ると、

 

「ルリちゃん!?」

「星河少佐!?」

「次は戦術機が待ってますよ~」

 

ひらひらと手を振りながら拡声器をポイッと投げ捨てる

 

ちゃんと回収はしました

 

「け、敬れ……」

「あ~もう……良いって言ってるじゃないですか」

 

やめやめ。と手で敬礼しようとしたまりもも含めた七人を制す

 

「まぁ、総合評価演習は見事合格。しかも私達の余計な事が無ければ歴代最短と言えるかもしれない位の早さで合格してたんです。凄いものですよ」

 

あんたも一枚噛んでたんかい……と訓練兵達が心の中でツッコミを入れる

 

「ってな訳で堅苦しい事は終わり。明日の一日だけバカンスです。飲め!食え!遊べ!泳げ!と、言うわけです」

 

バカンスの準備は万全ですよ。と付け加える

 

「あ、後さっきドサクサに紛れてルリちゃんと呼んだ武さんは後でキャタピラで挽き肉です」

「死ぬぅ!流石に死んじゃうぅ!」

「はい、タメ口なので二倍」

「堅苦しい事は無しって言ってなかった!?」

「ただし武。テメェは駄目だ」

「理不尽だぁぁ!?」

 

二人のボケとツッコミの応酬に口を開いてポカーンとしている六人

 

「なんてことは冗談です。あなたの息子は挽き肉にしますが」

「俺のMy sonに何の恨みがあるの!?」

「裸見られた」

「それ、結構前の……」

 

ガシッ!と武の肩に美琴の手が置かれる

 

「タケル?どういう事?」

「あ、デジャヴ……」

「そうね……ついでに私達も……」

 

武が五人に担がれ、林の中に拉致されて行った

 

「……まぁ、下着姿ですし、一度粛清されてるんですけどね。あの人」

「は、はぁ……」

 

ほら、戻りますよ。とまりもの手を引いて夕呼の居る海岸に歩き出すルリ

 

数分後

 

「チョパムッ!!」

 

悲痛な武の断末魔(?)が響いた

 

 

 

 

翌日の海岸

 

「……ルリちゃん。俺、昨日、ルリちゃんが来た辺りから記憶がないんだ……何でだろう?」

 

武は体中にアザ作ってたが、命に別状は無かった

 

「息子でも挽き肉にされたんじゃないですか?」

「ルリちゃん、挽き肉ネタ好きだな!!」

 

が、なんか寒気がしたので股間を一瞬触る。ちゃんとあった

 

「お望みならマジで挽き肉にしますよ?」

「お願いなので止めてください。子供が作れなくなってしまいます」

 

頭を下げる武

 

「ケッ、ギャルゲー主人公が……」

 

明後日を向いて毒づくルリ

 

「どういう事!?」

 

ギャルゲー主人公という言葉に反応する武

 

そりゃあいきなりギャルゲー主人公とか言われたら誰だって戸惑う

 

「うっさい!恋愛原子核!!」

「理不尽に怒られた!?ついでに何で恋愛原子核って単語知ってんの!?」

 

あーやだやだ。と言いながら肉や野菜を焼いていくルリ

 

そして、焼き上がった串に刺さった肉を武に差し出す

 

「味見、お願いします」

「お、おう」

 

いきなりの態度の変化に戸惑いながらも肉を口に運ぶ武

 

「うめぇ……!この塩コショウっていうシンプルな味付けがまた……!しかもジューシー……!」

 

涙を流しそうになるが、ガツガツと肉を食らっていく武

 

海で遊んでる冥夜達訓練兵は何で泣きそうになってるんだか……と呆れている

 

「ホシカワ、野菜お願い」

「了解です」

 

焼き上がったピーマンや玉ねぎの刺してある串を二、三本皿に移して夕呼に渡す

 

「やっぱり合成食材とじゃ比べ物にならないわね~」

 

夕呼も食べ進めていく

 

ルリは肉の串を六本持って海で遊んでいるまりも達の元に行く

 

ちなみに、ルリも水着だ

 

「遊んでばっかりだとお腹が空くでしょうし、これどうぞ」

 

ルリが一本ずつ串を手渡していく

 

「あ、食べ終わったら串はこっち持ってきてください。こちらで処理するので」

 

手渡してからすぐにまた肉を焼きに行くルリ

 

「……一応言っておきますけど、それ、天然食材ですので」

『え!?』

「いいにおい……」

「少佐……一体どれだけ天然食材を……」

 

ルリは驚く訓練兵達に目を向けずに武に指示をして鉄板を取り出し、鉄板と金網を取り替える

 

よっこいしょ。と言いながら食材を入れた袋と別の袋から取り出したのは麺と野菜

 

「いやぁ、力持ちがいて助かります」

「こういうのは男の仕事だからな。あ、俺ちょっと霞のお土産探してくる」

「エステバリスと衝突しないように気を付けてくださいね~」

「あぁ、気を付けるよ。主にルリちゃんの行動に」

 

武は霞へのお土産を探しに行った

 

じゅ~……といい音と共に麺が焼けていく。同時に野菜も刻んで適当に焼いておく

 

暫く菜箸で焼いてから、一本だけ口に運ぶ。大分いい感じに焼けたところでソースをぶっかけ、焼きそばの完成

 

と、同時に慧がみんなの分の串を持ってやって来た

 

「焼きそば……?」

「はい。あ、串はそこに置いておいてください」

 

焼きそばを皿に移して袋からコッペパンを一個取り出し、真ん中を二分割しないようにそこに焼きそばを詰め込む

 

そして、またまた袋から紅しょうが(inタッパー)と青のり(inタッパー)を取り出し、紅しょうがの漬け汁をちゃんときって乗せ、青のりも乗せて焼きそばパンの完成

 

「彩峰さん、どうぞ」

「……ありがと」

 

そして、その焼きそばパンを慧に渡す

 

受け取って暫く眺めたあとガブッと豪快にそれを口に運ぶ慧

 

「……美味しい」

 

口調はそこまで変わってなかったが、心なしか目がキラキラしていた

 

「お代わりはまだありますから」

「……これも天然食材?」

「モチのロンです」

 

2個目の焼きそばパンの作成に取り掛かりながらそう答えるルリ

 

「ほら、皆さん待ってますよ?幸い焼きそばパンは見えてないみたいですのでちゃっちゃと食べて戻ったらどうです?」

「そうする。うまうま」

 

慧はモグモグと焼きそばパンを食べる

 

そして、その間に出来た二個目の焼きそばパンを自分の口に運ぶ。それなりに美味しかった

 

PXの京塚さんに作らせたらもっと美味しいんだろうなぁ……なんて思いながら、モグモグと二人で(無言で)焼きそばパンを食べていく

 

「慧さ~ん!早く……って、星河少佐が何か食べてる!」

 

美琴がルリが焼きそばパンを食べているのに気付く

 

「もぐもぐ……パンですよ。私だって人間なので食べ物食べますよ(早く行かないとバレますよ)」

「(分かった)ゴクン」

 

海にいるメンバーに聞こえないように話す二人

 

慧は焼きそばパンを食べ終わるとスタスタと海に戻っていった

 

きゃっきゃうふふ。とはしゃぐ冥夜達を見ながら、自前の椅子に座って半分程食べ終わった焼きそばパンを皿の上に置き、ジュースを飲む

 

(空が綺麗……でも、この空は今はBETAのあん畜生共な物……)

 

365日毎日日給なしで働いている太陽を直視しないように雲一つない空を見る

 

戦術機だって空を飛べる。が、それは無謀と言える

 

(エステバリスやナデシコなら飛べる……けど、戦術機は撃ち落とされる……)

 

今の人類はBETAという鳥籠に捕らわれた鳥だ。限られた空間でしか飛ぶことの出来ない鳥だ

 

対して、ルリは言わば鳥籠から脱走した鳥だ。しかも、鳥籠をこじ開けるための力まで持った

 

(私の求めるハッピーエンド……武さんを元の世界に戻し、冥夜さん達を全員助ける……それだけ?)

 

眩しい空を見ながら考える

 

(桜花作戦が終わった後は……?)

 

暫く考える……が、何も出てこない

 

(私がやろうとしてるのは『因果』への反逆……『あいとゆうきのおとぎばなし』への反逆だ)

 

BETAに頭から食べられたまりもを助け、S-11で自爆した千鶴と慧を助け、突撃級に押しつぶされ、下半身が無くなった壬姫を助け、同じく突撃級に潰された美琴を助け、あ号標的と戦い、凄乃皇四型に乗った武の苦渋の決断により、あ号標的と共に死んでいった冥夜を助け……

 

まだまだある。それをたった一人……たった五機のエステバリスとナデシコC、そして──────で成し遂げなくてはならない

 

口で言うのは簡単だ。だが、それを成し遂げれるのか?

 

(ぶっつけ本番……しかないよね)

 

何としてでも……例え、エステバリスを怖そうと、ナデシコCを沈めようと助ける……そう決めた。決めていた

 

(私のゴールは退廃的な生活の確立…………考えても分からないや。どうやったら確立出来るのか)

 

島一つ買う?ナデシコCを海底に沈めてその中で寿命が来るまで過ごす?普通に本土の土地を買って家を建てる?

 

方法は何個もある。が、もし自分が表舞台に立ったのなら。ナデシコCと共に立ったのなら。確実に軍のお偉いさん達がナデシコの技術を求めてルリを追うだろう。その中で退廃的な生活なんて確立出来るものなのか……

 

桜花作戦を死者無しでの突破はエステバリスとナデシコは必ずしも必要だ

 

(……死者無し?私は今死者無しと考えた?)

 

死者無し。それはほぼ無意識に出ていた

 

(私のハッピーエンドは……鑑純夏も助ける事?心の中ではそう思っている?)

 

無意識に出た死者無しという言葉について考える

 

(……駄目だ。それじゃあ武さんを元の世界に帰せない……でも、鑑純夏の犠牲によって得た元の世界への片道切符……それを武さんは喜ぶ?)

 

答えはすぐに出た

 

(そんな事ない。もし、私の立場に武さんが居たのなら、武さんは鑑純夏も救おうとする。皆で生き残る。きっと、それが武さんのハッピーエンド)

 

それを考えて、自分はどうする?

 

(なら、やってやる。武さんの目指すハッピーエンド……私も手伝ってみせる。武さんと私……そして、夕呼さんとオモイカネ。さらにナデシコCとエステバリス……負ける要素なんて一つもない)

 

そう。変態技術を持つ武、天才科学者の夕呼、死ぬ要素皆無のルリとオモイカネ、やられる筈もないナデシコとエステバリス

 

これだけいれば、勝てない筈がない。負ける筈がない

 

(何だか私のハッピーエンドじゃなくて武さんのハッピーエンド基準になってる気が……まぁ、皆が笑って終われるのがハッピーエンドなんだし、別にいいか)

 

すっかり温くなったジュースで喉を潤す

 

(…………で、退廃的な生活はどうしよう

……)

 

こっちは何にも解決してなかった

 

「なにさっきから難しい顔してんのよ」

「夕呼さん……いえ、ただ退廃的な生活ってどうやったら送れるのかな……って」

「……全部終わったら戸籍消して無人島にでも永住したら?」

「……はっ!その手があった!」

(あ、馬鹿ね。こいつ)

 

色々と問題あるでしょうが……と、トロピカルなジュースを飲みながら呆れる夕呼だった

 

色々と考え過ぎて頭がオーバーヒートしてるようだ

 

「はむっ……さて、次は何を焼きましょうか」

 

焼きそばパンの残りをジュースと共に胃に流し込んで立ち上がるルリ

 

そして、そこに武が戻ってくる

 

「あ、武さん。霞さんへのお土産は見つかりました?」

「あぁ、これが良いんじゃないかなって」

 

武が手に持った貝殻を見せてくる

 

そういえば、霞に渡してたのはこんな感じの貝殻だっけ。と思い出す

 

「良いんじゃないですか?」

「だろ?」

 

案外大きかった貝殻をマジマジと見ながらそう答える

 

と、そこに

 

「星河さ~ん」

 

壬姫が走ってきた

 

「どうかしました?」

「星河さんも一緒に遊びましょうよ!」

 

壬姫は堅苦しい事は無しと言われたからか、訓練兵達だけの時や二人きりの時は少佐とつけないようにしたらしい

 

そんな壬姫がルリを引っ張っていく

 

「え、ちょっ……って力強っ!?」

「鍛えてますから~」

「そうだった……って、あぁぁぁ!!」

 

バッシャーン。とルリが海に投げられる

 

ルリよりも遥かに重い装備を身につけてランニング出来る壬姫にルリ一人放り投げる事は容易い

 

その小さい体の何処にそんな力を蓄えているのだか

 

「いった!!プールで友達に投げ飛ばされた時より痛い!!」

 

足のつかない場所まで放り投げられたこた事に驚きながらも、痛さの感想を叫んでた。と、言うか素が出た

 

「あはは~」

 

バシャバシャと浮き輪を身に付けバタ足で泳いできた壬姫

 

イラッ☆ときたルリは潜ってボソンジャンプ。壬姫の後ろに回り込んで足を掴んで海に引き釣りこんだ

 

「わぷっ!?」

 

引き釣り込まれた壬姫とルリの目が合う

 

「がぼぼぼ、がぼ(何するんですか)!」

「ごぼぼ(お返しです)」

 

果たして会話は成立していたのか、二人は浮上する

 

「びっくりしたじゃないですか!」

「びっくりしたのはこっちですよ!海に投げ捨てられて!その小さい体の何処にそんな馬鹿力があるんですか!?」

「小さいって……そっちだって小さいじゃないですか!」

「馬鹿力は否定しないのかい!少なくともそっちよりは大きいですよ!」

「同じくらいでした!」

「じゃあ比べてみます?ここを」

 

つんつん。と壬姫の胸をつつく

 

「いいですよ!勝負です!」

 

一方、武は

 

「焼きそばパンうめぇ」

 

余った焼きそばとコッペパンで焼きそばパンを作って食っていた

 

「では、私から」

 

ルリが壬姫の胸に手を付ける

 

そして、次に自分の胸に……そこでニヤリと笑った

 

次に壬姫がルリの胸に手を置き、自分の胸に

 

「ま、負けた……」

「アイムウィナー」

 

ちょっとだけルリの方があったようだ

 

「珠瀬、何をしておる。死体の真似か?」

 

プカプカと死体のように浮いていた壬姫に声をかける冥夜

 

そして、壬姫とルリの視線は冥夜の大きな胸に一直線

 

「……なんだろう、さっきまでの事がただのお遊びに思えてきた」

「わたしも……」

「……何故私の胸を見ながら言うのだ」

 

だが、二人の視線は胸に行ったままだ

 

「胸なんてあっても肩は凝るし邪魔なだけだろう」

「持たざる物にしか分からないこの敗北感……!」

「もげろ!」

「もげぬわ!」

 

なんて事をギャーギャーとやってる3人

 

そして、離れた場所のまりも、千鶴、慧、美琴は

 

「……ぺったんこ」

「だ、大丈夫よ。その内大きくなるわよ」

「もう成長しないよ……」

 

まぁ、並行世界では男だったのだ。大きくなる要素は無いだろう。揉んだり寄せて上げた場合は別になるだろうが

 

「そういえば、揉んだら大きくなるって聞いたことあるわよ?」

 

ハッ!と美琴が何かを閃いた

 

「じゃあタケルに……」

「おっと、そうは行かないわ。私が揉んであげるわ?同性だもの」

「……珍しく同意見」

「ちょっ、止め、あ~~!」

 

沖合に引きづられていく美琴

 

まりもは頭抱えて溜め息をついていた

 

そんな中、武は一人で肉焼いて勝手に食べていた。何故泳がないか?あの中に野郎一人で入る勇気は欠片も無いからだ

 

「肉うめぇ」

「……愉快ね」

 

結局、最後はルリ&壬姫&美琴VS冥夜&千鶴&慧。審判はまりもと夕呼とでビーチバレーをやる事になった

 

武にとって冥夜達のジャンプやらレシーブやらは刺激が強すぎたため、ルリ達の方を向いてたそうな。そしたらその意図を察知したのか、ルリが弾丸サーブ(オーバーヘッドキック)により打ち出したボールを武の股間に寸分の狂いなく下から上へとヒットさせ、ノックアウトした後、壬姫と美琴と共に海に投げ捨てたのは皆の記憶に新しかった

 

結局、勝負は軍属ではないルリが居たチームが負け、冥夜達が買った

 

敗因は平均身長の低さとルリがまともに鍛えてない事だった

 

最後は何故か訓練兵組VS武&まりも&ルリとなり、武が目を逸らしてるため戦闘不能なのにルリの弾丸サーブとまりもの的確なブロックで勝利をもぎ取っていたのも記憶に新しい

 

それを見ていた夕呼は

 

「愉快ね~……あと、白銀。あんた、男なんだから乳揺れとかから目を背けたら駄目じゃない」

「もう何日もソロプレイしてないのでキツかったのが事実です。直視したら皆が引く現象が起こってました」

「そう。じゃあ、もう一度海に逝ってきなさい」

「え……」

 

ばっしゃ~ん!!とまた武は海に投げ捨てられたとさ




何だか武ちゃんが理不尽な扱い&ギャグキャラにされてますが、僕が武ちゃん嫌いだからこんな扱いをしてるとかじゃなくて、なんか気が付いたらこんな感じになってました。自分は武ちゃん、嫌いじゃありませんよ?好きですよ?

それと、挽き肉ネタは個人的に気に入ってるのでこれからもバンバン使っていきます

あと、ルリの考えるハッピーエンドに純夏も助けるが追加されました。かなりキツイ戦いになりそうですよね

そういえば、エステバリスの重武装フレームってガンガー・クロス・オペレーションで破壊されて以来アニメにもゲームにも出てきてませんよね。基本陸戦、空戦、0Gですし

次回はやっと戦術機の適性検査です。ゲームで言えばchapter4です

あと、武ちゃん達は凄いですよね。何百キロの装備担いで走れるんですから。自分は今日、学校の体育で四十キロのダンベル(でしたっけ?)を1回上げれただけで既に筋肉痛ですw
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