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織斑一夏はこの世界で唯一の男性IS操縦者である。そのすごさを理解するためにはまず、ISというものを理解することから始めなくてはならない。
インフィニット・ストラトス、通称IS。これが開発されるまでの既存兵器を越えた性能を持つ兵器である。また、SE……シールド・エネルギーによる高い防御性能。これらがISを地上最強の兵器たらしめている。しかし、このIS、女性にしか動かせないのだ。これは、制作者である、
篠ノ之、の名を見て、あ(察し)となった人は必ずいるだろう。篠ノ之箒の名字である。篠ノ之束と篠ノ之箒は姉妹である。たったそれだけである。これ以上話すことはありやしない。
-----教室に到着-----
一方箒、一夏の二人は既に教室に着いていた。千冬は会議があると言い、途中で別れた。二人が扉を開けると、その音に反応し、全員がこちらを向く。
「……満足できんな」
箒が小さく呟く。一瞬でこのクラス全員の力量を把握し、自分に至るものはいないと当たりをつけた。
「……おぉう、まじで女子しかいないのか」
一方、一夏は自分に向けられた視線に恐怖していた。悪意や敵意といったものはなさげだが、それでも一斉に見られるのはキツいものがある。そして、改めて同性がいないことを察する。
「……身の振り方考えなきゃな」
両者の呟きは誰にも聞かれず、視線は突き刺さるまま。
「……え、えぇっと。織斑くんと篠ノ之さんは何で立ってるんですか?」
ふと後ろから声が聞こえる。そちらを見ると、緑髪の童顔の恐らく教師がいた。
「あ、あぁすみません。道に迷ってて……」
一夏はそう言いながら席に向かう。箒もそれに続く。
「そうなんですか、ここ広いですからね……」
どうやら、教師は納得してくれたらしい。お陰で、二人は安心して席についた。箒が心配していたかは知らないが。
「えぇ、それでは皆さん、入学おめでとうございます!この1年1組で副担任を勤める、
簡潔だが分かりやすい自己紹介、これに拍手を送らないものはいなかった。入学式後の出来事である。
一夏アンチを書いている作者さんが一夏に求めているのは、甘えをいったらひっぱたかれ、「千冬の弟扱いをしているのは周りではなく自分だ!」とか、「泣いて何になる!」とか言われる環境なんですかね。