体が重い、ある程度の失血は向かう途中にしていたがそれとは違った感覚である。
足が止まり膝をつく、意識も朦朧としてきた
ああ、死ぬのか
それは一度死んだ経験から出た考えであった
しかし、あの時のような気持ち悪さはなくただ眠いというだけ
このまま眠ったらどんなに気持ち良いのだろうか
抗おうという気も起きずに視界は黒く染まり
体は地面についた
「(・・・?)」
視界が白く染まる、
目を開けて写った光景はただ、ただ白かった
いつのまにか仰向けになっていた体を起こし周りを確認する
白いカーテンに白いベッド、その光景は病室と酷似していた
そこで状況を掴む、病院に送られたのだと
あのあと、ナルト達に発見されたのだろうか
情けない、上忍になるまで鍛錬をして強くなったと思っていた自分がこんなにも簡単にやられてしまったのだ
その時、カーテンの向こう側からガララ、とドアを開ける音がした
そこにいたのは・・・
「・・・夢?」
視界が、茶色に染まる
次第に木目調の天井だと認識し始める
体を動かそうとしてもなかなか動かない、まるで金縛りにでもかかっているようだ
もっと状況を把握しようとしたとき三人の顔が映る
「大丈夫かフータ先生!」
「よかった起きないからどうしようって」
もうひとりは何も言わなかったがすこし安心しているような表情だった
「・・・どうなったんだ?」
「それが・・・」
サクラは話し始めた
「カカシさんがザブサを倒しかけたはいいがそこに仮面の奴がやってきて俺を早くに救出しないと不味いと言って取引をしたか、すまない。」
本当に役に立たないとつくづく実感する、自分がいなければザブサと俺の居場所の取引だなんて起きなかったはずなのに、
それで発見された俺は地面にうつぶせになってたおれていたってわけか。
体がうまく動かないのは麻痺毒か何かを盛られたのか?
だがそんな暇は・・・あ、
「(水に混ぜて千本として俺に攻撃してたわけか、少しでも傷口ができたら溶けた水がそこに入っててことか、)カカシさんは?」
「今、隣で横になっています」
写輪眼でも使ったか
不味いな、この状況で襲撃でもかけられたら皆お陀仏だ。
せめて毒が少し抜ければ
そんな考えごとをしながらフータは一つ疑問があった
あの夢は一体?
一体扉の向こうにいたのはなんだったのだろうか
が、しかし夢は夢と割り切り早急にこの事態を脱する策を考えるのであった。