深夜、動物たちも寝静まり静粛に包まれている。
男はそんな森の中を歩いてていた。
あたりの木々を確認しながら歩いていた。
暗く、足元もそこまで良いというわけではないので明かりを灯しながら歩いていた。
周りの木々は傷がついていたり枝が折れていたりと何かしらの戦闘の跡が見られる。
コツン、足になにか当たった感触がして明かりを下の方へと向けるとそこには綺麗な刀身を持った細刀が落ちていた。
男は少々振り回し、笑みを浮かべたあと森から明かりが消えた。
「カカシさん、起きてるんでしょう?」
「ああ」
「昼間は足を引っ張ってしまってしまいすいませんでした、」
「いえいいんですよ、無事でなによりでした。それより相手の情報などありませんか?」
「・・・氷遁を主に使っていて近接戦闘が得意そうな感じでした、いや中距離ですかね?氷の鏡のようなものに囲まれると逃げ場がなくなるため少々危険です」
「氷遁・・・、そりゃまた危ないな
そういえば修行の方はどうなっているんだ?」
「今回はチャクラコントロールの初歩的なものだったので楽でした、が飲み込みはいいかと。サクラはなかなかコロトロールがうまかったですよ。
サスケ、ナルトは下手ですがチャクラ量はかなり多いかと。
カカシさんならどういった修行をしますかね」
「ん~フータさんの案に乗っかる形だけど...
「というわけで今日は木に登りながら枝を垂直にしてもらう、難易度が高いがこれくらいはしてもらわんとな~」
「「当たり前だ!!」」
本当にこの二人は正確似てるし使いやすいな~とおもいつつ修行の行く末を見守る。
足と手の両方でチャクラコントロールするのは本当は中忍レベルなのだがまあいいだろう。サクラにももちろん修行を受けさせているが少々恐怖心があるらしくなかなか登らない。
なら徐々にならそう。
「【水分身の術】ほら、落ちたら受け止めてやっから安心して登れ。水分身つったてお前を受け止めるぐらいの力はある」
「は、はい・・・」
「(ったくちゃんと修行と護衛してんだろなうちの本体ともう一人の影分身は)」
「そっちの釘とってくれんか?」
「はいはーい・・・おっと」
「おいおい超大丈夫か?まだ完全に治っとらんのだろう?」
「平気ですよこのくらい、もうほとんど痺れは抜けきってますから」
本体フータはタズナの護衛を兼ねて橋建設の手伝い中である。
どうやら指先の感覚は戻りきっていないようで釘を一本落としてしまった。
だがこれでも上忍なのでかなり手伝えていると自負している。
しかしこの橋なんで釘なんて使うんだ?と考えていた自分を殴りたくなるほど橋作りは奥深い。そしてこのジジイも大工仕事となると急に目の色が変わり素早い動きで作っている。
この分ならあと1週間以内にはできるのではないかというほどのスピードで橋は作られていく、たまに大工が抜けるがそれでもこの橋は完成するだろう。
こちら影分身フータ2、ただいま修行中である。
とはいえただいまは戦闘中に落としたチャクラ刀の捜索中だ。
あれ一本でもかなりのお値段するから誰かに取られたとなると痛い。
だが刀を弾かれた時に取りに行けるほどの隙も奴は与えてくれなかった。
だが今度は負けるわけにはいかん、少々大人気ないが全力でいかせてもらうとしよう、水遁が封じられることさえなければ勝てるはずだ。
しかし本当に見つからん。こんなところに人が好き好んでくる筈がないのだがな。