特典で稼ぐ王者   作:ボルメテウスさん

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第23話 ロマンを求めて

「最近私の活躍がありません!!!」

 

それはいつもの日常だった。

 

その日もりんねは日々のアルバイトを行っていると、めぐみんが突然の大声で叫んだ。

 

「いきなりどうしたんだ」

 

「だって、可笑しいじゃないですか!!

私、メインヒロインのはずなのに、全然出番がないんですよ!!

それ所か、私よりもクリスの方が出番が多いじゃないですか!!」

 

「そりゃあ、クリスと一緒の時によくあるからな」

 

「ずるいじゃないですか!!

私は爆裂一筋なのに、クリスには謎、新たな武器!

どんどん出番が増えていって、私がどんどん影が薄くなるじゃないですか!!」

 

そう言いながら、めぐみんは地団駄を踏んでいた。

 

「そう言われてもな、基本は借金返済しないといけないだろ。

第一、その借金の多くはお前だぞ」

 

「それ以上にアクアが原因じゃないですか。

とにかく、行きますよ!!」

 

「これが終わったらな」

 

そう言いながら、りんねは目の前にある手紙の翻訳を行っていた。

 

「ぶぅ、良いでしょう!

見事に私が大活躍してみせますので、一つ道具を貸してください」

 

「別に良いけど、壊すなよ」

 

――にやり

 

めぐみんは怪しい笑みと共にとある道具を取ると

 

「それじゃあ、行ってきます!!」

 

「晩御飯までには帰ってこいよ」

 

そう言いながら、りんねはめぐみんを見ずにそのままバイトを続けた。

 

「さて、これからどうしましょうか。

活躍といっても、そんなに良い活躍ができるのなんて、んっ?」

 

そうしていると、毎回の事ながら、都合の良い爆発が聞こえる。

 

「これは、都合よく聞こえてくる悲鳴!!

そして、爆発、チャンス!!」

 

その言葉と共にめぐみんはすぐに走り出す。

 

辿り着いた場所を見てみると、なにやら少年が見え、その背後には悪魔が追っていた。

 

「っ!!」

 

「これで、終わりだ!!」

 

その一言と共に、放たれた魔法に対して、めぐみんは懐から出したキューブカジキで防ぐ。

 

「そこまでです!!

それ以上の蛮行、この私が許しません!!」

 

「貴様は一体っ!!」

 

「ふふっ、よく聞きましたね!

我が名はめぐみん!

赤きの目の鮫の力を持ち、爆裂魔法を使う者!!」

 

決まったとばかりにめぐみんは胸を張る。

 

「どけ、そいつを殺さないと、この世界は危険なんだよ」

 

「危険って、何がですか?」

 

めぐみんはそう言いながら、追いかけられていた少年を見つめる。

 

見た目は褐色の肌をしている以外はどこにでもいそうな少年だが

 

「そいつはレオナルド!

いずれ世界を恐怖に落とす存在だ!!

今、ここで殺せば、被害は大きく減らせるんだ。だから、退け」

 

「そんな話を信じるとでも」

 

「真実だ!

そいつはどうしようもない悪人なんだよ」

 

そう言い、血迷った目でめぐみんを睨む。

 

その目を見られ、レオナルドは怯える。

 

そんな時、めぐみんは

 

「それで」

 

その言葉を聞いためぐみんはどうでも良さそうに悪魔を見つめる。

 

「なっ、聞いていなかったのか!!」

 

「聞いていて、あえて言いましょう。

どうでも良いとっ!」

 

そうめぐみんは、そのままマントを翻しながら、言う。

 

「この少年が危険な力を持っていようと、それが貴方達にどれ程の被害が出るかなど、関係ない!

私は、ただ、妹と、こめっこと同じぐらいの歳の子が酷い目に合いそうになったから、助ける!

それがお前と戦う理由には十分ですよ!」

 

「ふざけるな!

俺は正しいんだよ!」

 

その言葉と共に手にしたのは特典だった。

 

それは禍々しい黒い弓矢を手に取りながら、めぐみん達に向ける。

 

「騎龍魔弓サジットボウ、310万ですか。

丁度良い特典ですね。少年、隠れていなさい」

 

「でも」

 

「子供は大人しくしていなさい。

それに、ここからは私の活躍の時間ですから」

 

そう言い、めぐみんは

 

「丁度、りんねからぬすっ、借りたこの力を使いましょう」

 

そう言い、取り出したのはスーパーライザーだった。

 

【ジュウオウシャーク!】

 

 

めぐみんはすぐにスーパーライザーにメダルを一枚、挿入すると

 

「隙だらけだ」

 

めぐみんに向けて、既に悪魔は矢を放った。

 

だが、めぐみんは、そのままトリガーを押した。

 

【サンバルカン】

 

同時にスーパーライザーから現れたのはサンバルカンの一人である、バルシャークだった。

 

バルシャークが現れるのと同時に腰に装着されている武器を構え

 

「シャークウォッシャー!」

 

その一言と共にバルスティックから腐食液が放たれ、矢はたちまち溶けてしまう。

 

「なっ!」

 

突然の出来事に驚きを隠せない悪魔だったが

 

「これって、こんな事もできたんですね」

 

そう言いながら、残りのメダルを挿入し

 

「荒ぶるぜ!津波!」

 

その一言と共にスーパーライザーのトリガーを押した。

 

【サンバルカン!ガオレンジャー!ゴセイジャー!

ジュウオウシャーク!スプラッシュシャーク】

 

その一言と共にジュウオウシャークへと変身しためぐみんは、そのまま水に包まれる。

 

同時に水から手を出し、完全にその姿を見せると、そこには鮫をモチーフにした鎧を身に纏ったジュウオウシャークが立っていた。

 

「なっ!!」

 

「我が名はジュウオウシャーク スプラッシュシャーク!

全ての水を司り、爆裂魔法を極める者なり!」

 

「姿が変わった所で!」

 

その言葉と共に攻撃を始める。

 

ジュウオウシャークはすぐに手に持ったジュウオウバスターを構え、そのまま接近する。

 

「ぐっ、舐めるな!」

 

「うおっと、流石に接近戦は苦手なんですけどね。

ほら、そこの君、さっさと逃げなさい!!」

 

「えっでも」

 

「逃がすか」

 

その言葉と共に手に持ったサジットボウを構えるが

 

「だから、させませんよ!!」

 

その言葉と共に、ジュウオウシャークの地面から突然水が飛び上がる。

 

余りにも多すぎる水はそのままサジットボウの軌道は逸れてしまう。

 

「ほら、さっさと逃げる!!」

 

「えっうわぁ!?」

 

ジュウオウシャークはそのまま水を操り、レオナルドをそのまま遠くへと飛ばす。

 

飛ばされたレオナルドの姿が見えなくなるのを確認すると

 

「さて、逃げた所で」

 

「貴様ぁ!!」

 

悪魔はそのままサジットボウを構える。

 

だが、同時にジュウオウシャークは足元に水を作り出し、滑るように後ろに下がる。

 

下がりながら、その手にあるジュウオウバスターを銃モードへと変え、そのまま悪魔に向けて放っていく。

 

「ちっ」

 

サジットボウを構え、そのまま襲い掛かる銃弾を撃ち落としていき、矢を作り出し

 

「死ねぇ!!

 

殺気を込めた一言と共に、再び弓矢を引き、放つ。

 

「よっと」

 

ジュウオウシャークは水をフライトボートのように勢いをつけて、そのまま飛ぶ。

 

空を飛んだ事によって、その矢は外れてしまう。

 

だが

 

「チャンスだ!!」

 

それは悪魔の狙いでもあった。

 

「お前が先程水を操るのは分かっている!!

移動する時には水を噴射させて、移動している。

つまりは足の向きを見れば、どこに移動するか分かる!!」

 

同時に狙いを澄まし、そのままさらに追い討ちをするように攻撃を放つが

 

「余裕余裕」

 

ジュウオウシャークはそのまま後ろへと下がっていた。

 

それも、先程までのように噴射する訳でもなく、まるでスケートで滑るように

 

「なっ!!」

 

宙で動けないはずのジュウオウシャークはそのまま空に向かっていく。

 

悪魔はジュウオウシャークを見つめるも、フライボートのように、水を噴射させて飛んでいる訳ではなかった。

 

「なっなぜだっ!?」

 

「まぁ、既に勝負は決まっているのて、教えましょう。

私のこの姿は水を操る事ができる。

つまりは空気中の水分を操る事もできるのです。

だから、こうやって空気中の水分の上に乗れば、空を泳ぐ事もできるのですよ」

 

その言葉と共に、悪魔はよく見つめると、めぐみんの足元には透明な水の壁が作られていた。

 

「っ!!」

 

空気中の水分を操る事ができる。

 

その言葉を聞いて、確かに動揺した。

 

だが、それ以上に身体が動けない事に悪魔は戸惑った。

 

「そして、あなたの動きも既に水の縄で身動きを取れなくしました。

これで、逃げる事もできません」

 

「まさかっ」

 

先程まで行っていた接近戦。それはレオナルドを逃がす為の誘導だけではなく、罠を設置する為の行動だった。

 

気付いた時には既に遅かった。

 

同時に手に取ったのはジュウオウバスターとキューブハリモグラだった。

 

「大地の鼓動を感じし獣よ

その鼓動より生じる命の波動を放て

放たれし魔弾よ、我らに挑み愚者達へ罰を!」

 

その言葉と共に、ジュウオウシャークの瞳が赤く輝くと共にジュウオウバスターの先端がモスグリーンの光が集う。

 

「エクスプロージョン・タスラム!」

 

その声と共に放たれた一撃が針の部分からモスグリーン色の光の針が使用者の周囲の相手に向かって弾き飛ぶ感じで飛び散り、針が刺さった相手が爆発する。

 

「おっ俺は」

 

その言葉と共に、悪魔は完全に気絶した。

 

「ふぅ、さて」

 

戦いが終わり、レオナルドの元へと向かう。

 

「大丈夫ですか、少年」

 

「えっうん」

 

「それは良かった。

さて、とりあえずは家まで送りますが「ねぇ」んっ?」

 

「なんで、助けてくれたんですか。

僕は「だからなんですか」えっ?」

 

「あなたがどんなに恐ろしい力を持っているからなんですか?

あなたは、それを使って、悪い事をしたいんですか?」

 

「いや、僕は」

 

そう言うと共にめぐみんは再びジュウオウバスターを空に構える。

 

「私のこの爆裂魔法も人を傷つけます。

ですが、それは決してしませ。なぜならば、私は爆裂魔法を愛しているから!!」

 

「ばくれつまほう?」

 

「えぇ、この魔法にはロマンがあります!

不可能を可能にする力があります!!

少年のその力はもしかしたら、そんなロマンを叶えられる可能性があるんですよ!」

 

「ロマン」

 

その言葉を聞いて、レオナルドは少し目を輝かす。

 

「自分の理想とするロマンを求めなさい。

ロマンを冒涜する行為をせず、自慢ができる物にしなさい。

そうすれば、その力はきっと多くの人の助けになります」

 

「っはい!!」

 

「さて、どうしましょう。

あんな事ができるならば「おい」あっ」

 

スーパーライザーの先程の余韻が残っているめぐみんは振り返ると、悪魔の表情をしたりんねがいた。

 

「さて、言い訳を聞こうか」

 

「・・・格好良いからやった!

後悔はありません!!」

 

「ばっかもーん!!」

 

「ぎゃああああ!!」

 

そこから、めぐみんは頭をぐりぐりされ、そのまま頭を抑える。

 

そんなめぐみんから離れた所から

 

「ロマン、僕にあるロマン」

 

「レオナルド、ここにいたのね」

 

そんなレオナルドを迎えに来た女性が一人

 

「帰るわよ、標的の悪魔は「っ!」えっ?」

 

レオナルドはそのまま手を上に伸ばし

 

「我が名はレオナルド!

魔獣創造を身に宿し、やがて最強の魔獣を作り出す者なり!!」

 

「れっレオナルド!?」

 

「もっとカッコ良い台詞はないでしょうか!!!」

 

そのキラキラした目で迎えに来た女性を見つめる。

 

(この一時間で、何が起きたのっ?!)




今回の形態は烈 勇志さんのスプラッシュシャークとエクスプロージョン・タナトスと
メンツコアラさんのサジットボウでした。
まだまだ募集しておりますので、皆様の応募、お待ちしています。

メンツコアラ
NAME:騎龍魔弓サジットボウ
TYPE:ウェポン
賞金:310万

12種ある呪いのブレイヴの一つ。
射手座の力を宿したこの魔弓は本来なら聖なる力を宿す太陽の炎でさえ、その身に宿した闇の力によって暗黒の力へと変える。
この弓によって放たれた矢は黒炎を纏っていながら燃え尽きることはなく、またその黒炎は触れたものを燃え尽くすまで消えることはない。
もし、この弓を使うのであれば、強き意思を持ち続けよ。万が一、この弓の闇に屈し、意思を手放したのであれば、その身、その魂は弓と一つとなり、二度と戻ってくることはないだろう。

形態名:スプラッシュシャーク
変身者:ジュウオウシャーク
使用メダル:
ガオレンジャー(ガオブルー)、サンバルカン(バルシャーク)、ゴセイジャー(ゴセイブルー)
見た目:『仮面ライダーアビス』を女性らしい感じにしたもの
能力
鮫の力を三人のスーパー戦隊の力持つ。
水中戦においてはほぼ敵なしといえる力を発揮することができ、聴覚の鋭さも本来の姿よりも高くなっている。また、水を自在に操れるようになっており、それによって遠距離に対しての攻撃もできる。
本能覚醒により、周囲を水面に変えて潜り、それによって高速で泳いで移動することも可能。

爆裂魔法
ジュウオウバスターにキューブハリモグラを装填して放つ爆裂魔法。
ハリモグラメイスを上へと掲げ、針の部分からモスグリーン色の光の針がが使用者の周囲の相手に向かって弾き飛ぶ感じで飛び散り、針が刺さった相手が爆発する。なお、敵味方識別可能となっている。

詠唱:
大地の鼓動を感じし獣よ
その鼓動より生じる命の波動を放て
放たれし魔弾よ、我らに挑み愚者達へ罰を!
エクスプロージョン・タスラム!
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