「コカビエルの居場所が分かったか?」
そう言いながら、りんね達はコカビエルの居場所を探っている時だった。
連絡が来たが、コカビエルが現在の居場所は駒王学園にいるという連絡を受ける。
「こっちはダミーだった訳か」
そう言いながら、俺達は現在、駒王学園から離れた教会で調べていた。
「とにかく早く向かいましょう。
ここにいる意味ももうないでしょう」
めぐみんはそう言い、教会から出ようとした時だった。
教会のドアからガチッという音が鳴り響き、硬く閉ざされてしまった。
「・・・あれ、これって私が何かしましたか?」
「いや、ここがダミーという事はもしかして罠」
その言葉と共に教会の壁から這い出るようにメーバが次々と現れた。
「バングレイがコカビエルに関わっているのは間違いないようだな」
その言葉と共にりんね達はすぐに各々の変身アイテムを構える。
「本能覚醒!」
その言葉と共に、ジュウオウジャーへと変身したメンバーはそのまま襲いかかるメーバ達と戦い始める。
単体の強さでは敵わないメーバ達だったが、無制限に増えていくその数、そして狭い教会内では不利な状況だった。
「このままでは」
「・・・一応聞くけど、ここの教会って、燃やしても問題ないよな」
そう言い、ジュウオウイーグルが取り出したのは黒い縄だった。
「なっなにを」
「よっと」
そう言ったりんねは近くのメーバを縛り上げると、そのままジュウオウイーグルはそのまま蹴り上げた。
同時に縄から炎が吹きあがり、そのまま近くのメーバ達を巻き込みながら、やがて教会の壁に激突する。
教会は燃え上がり、天井まで全てが燃え上がる。
「なっ!」
「よし、逃げるぞ、クロウ」
「ウィッチブレード」
その言葉と共にどこからともなく出てきたウィッチブレードを取り出したジュウオウエレファントを構えて、そのままジュウオウイーグル以外の全員が乗り込む。
そのままウィッチブレードの最大加速で飛び上がり、同時にジュウオウイーグルもまた翼を広げて、そのまま脱出する。
「はぁはぁ死ぬかと思った」
「なにとんでもない作戦を出しているんですか、あなたはぁ!!」
そう言いながら、ウィッチブレードに乗り込んでいるジュウオウシャークはジュウオウイーグルに向けて叫ぶ。
「いや、時間もなかったし、廃れた教会だったら、燃やしても問題ないと思ったからな」
「こいつは金に関係なかったら、容赦ないですね」
「そういう奴だからな。
とにかく、そのまま駒王学園に行こう」
そう言いながら、駒王学園に突入した。
突入すると、結界の中ではリアス達がいるが、その中に特に目立っていたのは
「バングレイっ!!」
「よう、遅かったな、お前ら」
そう言いながら、バングレイは笑みを浮かべながら待ち受けていた。
「りんね」
「遅れた、というよりも、今はどういう状況なんだ」
そ言いながら、りんね達は見つめる先には既にボロボロになっているコカビエルだと思われる人物がいた。
「なに、こいつが仕掛けてくれた奴のおかげで、エネルギーは十分に溜まったぜ」
「どういう事?」
「分からない。
けど、コカビエルが仕掛けたこの町を吹きとばす程の術式のエネルギーで何か作っただけしか」
その言葉が気になり、見つめた先にはコカビエルの腕と一体化しているが、それは
「あれは、スーパーライザー」
ジュウオウジャーの持つ爪型でもなく、キラメイジャーの持つ鋸型とも違う、剣型だった。
「あぁ、俺様専用だがな」
そう言い取り出したのはメダルだった。
「まさかっ」
「さぁ、行くぜ!!」
【エンター!バスゴ!ジュウゾウ!】
「因縁の力で、狩らせてもらうぜ!」
その言葉と共にバスコの身体は瞬く間に血を思わせる真っ赤な鎧へと変わり、その手に持っているスーパーライザーも禍々しい剣へと変わっていた。
「なっ何が起きたんですかっ!?」
「奴が目論んでいたのは、こういう事だったのか」
まさかスーパーライザーの複製事態が目的だとは思わなかった。
「お前らのスーパーライザーを複製するのは簡単だったけど、ただ単の記憶だけだと、このメダルを使うのも無理だったからな。
まぁ、こいつの作戦では固定するだけのエネルギーが確保できるから、丁度良かったぜ」
「そう言う事かよ」
何か企んでいるとは思っていたが
「色々と厄介な事をするな」
「他の奴らを攫ったのは」
「あぁ、お前らのを再現するにも力が必要だろ。
さて、お喋りはここまでだぜ!!」
そう言い、バングレイの瞳が赤く光り輝くと同時に姿が消え、そのままジュウオウザワールドを背後から斬りかかる。
「ぐっ」
「千翼っ、くっ」
そのまま俺達はその手に持ったジュウオウバスターを手に持ち、対抗する。
だが、それまでの力任せな戦闘とは違い、剣を操る技量は高く、ジュウオウジャー達の攻撃を尽く受け流し、攻撃していく。
「俺達と似たような感じか。
だったら!!」
その言葉と共に、攻撃を仕掛けてきたバングレイの攻撃を受け止めたジュウオウイーグルはそのままスーパーライザーにメダルを装填する。
【アバレンジャー!キョウリュウジャー!リュウソウジャー!】
「目覚めよ、古代!」
【ダイナミックダイナソー!】
その音声と共に、ジュウオウイーグルの背中から生えたのはプテラノドンを思わせる翼に、ティラノザウルスを思わせる爪、トリケラトプスを思わせる脚を持つ姿、ダイナミックダイナソーへと変身する。
「おらぁ!!」
「ちっ」
そのままバングレイを吹きとばし、ジュウオウイーグルは構える。
「へぇ、なかなかのパワーじゃないか、だからって勝てると思うなよ」
「さぁな、やってみないと分からないだろ!!」
その言葉共に、ジュウオウイーグルとバングレイが再び激突する。
元々、様々な道具を使う事と技術が優れていたりんねに、攻撃力と防御力が加わった姿。
様々な獣を狩っていたバングレイの力と、歴代のスーパー戦隊を苦しめた強敵達の力が加わった姿。
それは皮肉にも、互いの力が対等になっており、その激突は周りに大きく被害を出しながら行われた。
「なかなかに面白いじゃないかよ!!
だからって、勝てると思うなよ!!」
そう言い、バングレイは構えると、その手に持った剣に禍々しいオーラを纏いながら斬撃を放つ。
「ぐっ」
それに対抗するようにジュウオウイーグルもまた突き出し、互いの一撃が激突する。
「くっくっ、どうしたんだ、その程度かよ」
その激突は徐々にだが、押されていき、ジュウオウイーグルの方に迫っていた。
「あぁ確かにな。
けど、バングレイ、別にこれは俺達だけの戦いじゃないんだぜ」
「何をっ」
バングレイが目を向けた所には
「壊さないでくださいよ!
本当に壊さないでくださいよ!!」
「別に良いじゃないですか」
そう言いながら、クリスのイチイバルが変形した姿、オクスタン・ランチャーを構えながら、めぐみんはその引き金に手を添えた。
「紅き黒炎、万界の王。天地の法を敷衍すれど、我は万象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもとに下れ!エクスプロージョン!」
「ちっ!!」
めぐみんの言葉と共に、イチイバルに吸い込まれた爆裂魔法のエネルギーが吸い込まれ、そのままバングレイに向かって放たれる。
「こいつらっ!!」
俺への攻撃で手一杯だったバングレイはその攻撃に対応する事ができず、そのまま吹き飛ばされる。
「ふぅ、これはこれで、良いですね。
今度、他の人でも試してみましょうか」
「むっ無茶言わないでくださいよぉ」
ぐったりしたジュウオウシャークを抱えながら、ジュウオウタイガーは戸惑っていた。
「ちっ、本当に厄介な奴だぜ」
その言葉と共に目を向けると、そこには身体が半分だけになっているバングレイが立っていた。
だが、未だに生きているのか、こちらを睨んでいる。
「たく、初陣でこれかよ。
まぁ良い、今度はもっと楽しませてもらうぜ」
その言葉と共に、バングレイはその姿を消した。
「ちっ、逃げられた、いや、見逃されたと考えたら良いのか」
あの状態で戦っていれば、どこまで被害が出ていたのか、考えられない。
「はぁ、どうにかなったか」
その言葉と共に、ジュウオウジャー達はそのまま変身が解けながら、倒れ込む。