「ここが最強のキューブアニマルがいる所なんですか」
そう言いながら、全員が回りの光景、俺の故郷を見回していた。
「なんというか、不思議な街ですね。
ここにいる人達は全員本当に神様?」
「まぁ神様見習いがほとんどだけどな」
そう言いながら、俺達は目的地に向かって歩いていた。
「そもそも、目的地って、どこなんですか?」
「あそこ」
そう俺が指した先は街の中でも一際目立つ髑髏が特徴的な建物だった。
「なっなんというか雰囲気が他とは違いますね」
「まぁなんだって、死を司る神である死神の仕事場だからな」
そう言っている間に辿り着くと
「待っていたよぉ」
「えっなんですか!?」
突然聞こえてきた声に驚いたクリスとめぐみん。
彼らの目の前に現れたのは可愛らしい髑髏と黒い布に覆われた謎の人物だった。
「久し振りだねぇ」
「あなたは?」
突然出てきた人物に驚きを隠せない千翼は首を傾げながら質問するが
「久し振りだな、親父」
「えっ」
りんねから放たれた一言、その一言に三人は目を呆然としながら、見つめる。
「この場では初めての人がいるね。
どうも、ここを取り仕切っている死神です」
そのあまりにも明るすぎる声に驚きを隠せずにいた。
「けど、なんで、その死神様は担当神にならなかったんですか?」
「身内贔屓されていると思われない為に僕以外の神を探していたんだ。
丁度、僕も今は別の所を担当しているからねぇ、まぁアクアちゃんは悪い神じゃないから問題ないと思ったからね」
「あははは」
そう言いながら、全員の頭の中では今でも酒で泥酔しているアクアの事を思い浮かべていた。
「それで溜まったんだね」
「あぁ、なんとかな」
そう言い、俺はそのまま手に持った通帳を親父に渡す。
それを見ると
「うん、確かに受け取ったよ。
とりあえずはんっ?」
そうしていると、地面を大きく揺れ、それと共に俺達は街を見つめると
「あれはメーバっ!?」
「という事は厄介な奴らが来た訳か」
その言葉と共に見ると、そこには無数の怪人達が暴れていた。
「目的は特典かなぁ。
こういう奴らがいるから厄介なんだよねぇ」
「だったら、俺がすぐに片付ける」
そう言い、俺は親父から受け取った大王者の資格を持つ。
「あぁ、私達も「いや、ここは俺だけに任せてくれ」えっ何を言っているんですか!?」
「少しな。
この力は結構厄介なんだよ」
「厄介って」
「まぁまぁ、ここはりんねに任せてちょうだい」
「でも」
「それじゃあ、任せたよぉ」
俺はその言葉を受け止めると共に、そのまま怪人達が暴れる場所へと向かう。
辿り着いた先に待ち受けていたのはメーバを従えたバングレイがその場に立っていた。
「やっぱりお前だったか」
「よぉ、せっかくこんなに連れてきたのに、一人だけは寂しいじゃないかよ」
「言ってろ、すぐに片付ける」
その言葉と共に、俺は大王者の証を取り出すと、そのまま光り輝き、ホエールチェンジガンへと変わる。
「本能覚醒」
【ホー ホー ホエール!】
その音声が鳴り響くと、久し振りの感触で覆われる。
懐かしい感触、それと共に、俺はゆっくりと構える。
「王者の中の王者、ジュウオウホエール」
「へぇ、王者かよ、だったら見せて貰おうじゃないか!!」
そう言いバングレイはスーパーライザーを取り出し
『銃頭サンバッシュ』『冥府神サイクロプス』『ザミーゴ・デルマ』
その音声と共にバングレイは黒と白のモノクロカラーが特徴適な姿になり、スーパーライザーはそのまま銃の形へと変形する。
「はぁ!!」
バングレイはすぐにこちらに向けて銃弾を放ってきたが、俺はそのまま地面を滑るように避け、そのままホエールチェンジガンをバングレイに向けて放つ。
「ちっ」
すぐにバングレイは近くにいたメーバーを盾にするが、威力の高さに盾になる事すらできずに吹き飛ばされる。
「遠くにいたんじゃ、こっちが不利になるだけかよ」
『サンダール』『腑破十臓』『蛾眉雷蔵』
その音声と共に、今度は鎧武者を思わせる姿へと変わり、刀のように変形したスーパーライザーで俺に襲い掛かる。
接近された事は厄介だったが、ホエールチェンジガンで牽制を行いながら、俺はもう片方の手でイーグルライザーで攻撃を仕掛ける。
「なっ」
「別にこれは使えなくなった訳じゃないんだよ」
そう言いながら、ホエールチェンジガンで牽制を行いながら、イーグルライザーで攻撃を仕掛ける。
周りで襲い掛かるメーバ達がいたが、広範囲での攻撃が可能な以上、数は大して問題ではなかった。
「こいつっあいつよりも使いこなしているのかっ」
「悪いが、俺はまだまだだからな、一気に決める」
その言葉と共に、ホエールチェンジガンを一回ポンプアップさせ、そのまま構える。
「ジュウオウスラッシュ&ブラスト」
ホエールチェンジガンからエネルギー弾を放ち、イーグルライザーから放たれた光の刃で加速させて、バングレイに向けて放つ。
「ちっぐぅ!!」
すぐにバングレイはその攻撃をスーパーライザーで受け止める。
威力は高く、徐々に押し切られ
「ちくしょ!!」
その言葉を最後にバングレイはそのまま爆散する。
「はぁはぁ、勝てたのか?」
そう、俺は確かめるように見つめると、そこにはバングレイの破片と破壊されたスーパーライザーがあった。
「これで、少しは厄介事は消えたか?」
そう言いながら、未だに拭えない疑問と共に、俺は見つめる。
ーーー
「たくっ、せっかく手に入れたスーパーライザーが駄目になったじゃないか」
そう言いながら、よろよろになりながら歩いている男。
それは転生した事によって、人間の姿を得たバングレイだった。
「だが、ここまで来れば目的は達成できる」
「まったく、本当なんだろうな。
おっこれかぁ」
そう言いながら、バングレイはジニスの指示の元、辿り着いたのはとある特典を保管されている場所だった。
「まさか、これが俺も使う事になるとはねぇ」
「さぁ、これに私を入れたまえ」
「へへっ分かっているぜ」
そう言ったバングレイはジニスの言葉に従うように、その特典にジニスのメダルを入れる。
すると、特典に描かれた絵は変化し、そこには新たな模様が浮かび上がった。
「なぁ、旦那、名付けるならば、どういう名前にするんだ?」
「そうだね、私達も彼らに習って、こう名付けようではないか。
無法王の証、デスガリアン・チェンジャーだね」
「まぁ、なんでも良いけどな」
そう言いながらバングレイは、デスガリアンのマークで描かれた王者の証を手に持ちながら、笑みを浮かべる。
「さぁショータイムの始まりだぜ」