HEAD EKHAZAR-HEAD
CORE CR-LAHIRE
ARMS AM-LAHIRE
LEGS 063AN04
R ARM UNIT LR04AVIOP(レーザーライフル)
L ARM UNIT 07-MOONLIGHT(レーザーソード)
R BACK UNIT SULTAN(プラズマキャノン)
L BACK UNIT SALINE05(分裂ミサイル)
SHOULDER UNIT MUSKINGUM02(32連装ミサイル)
R HANGAR UNIT ARSINE(コジマライフル)
ジルベールとシャルロットは全ての手続きを済ませ、今IS学園の教員室にいる。
「君らも随分と変な時期に転入したものだ」
「ハハハ、そうですね」
「……」
ジルベールたちの目の前にいるのは
「一年間君たちの担任をする織斑千冬だ」
「よろしくお願いします」
二人とも頭を下げた。
「デュノアどうした?さっきから何もしゃべってないが」
「あ、いえ。その……」
「緊張するのは無理ないか。まあ、安心しろ。私のクラスは皆いい生徒だ。すぐに仲良くなるさ」
「ありがとうございます」
シャルロットが礼を言うとジルベールはあることを尋ねる。
「そう言えば、一人目の男性パイロットって織斑先生の生徒ですよね。どんな奴なんですか?」
「あいつか?そうだな、あいつは」
向かいのデスクから千冬に声をかける者がいた
「織斑先生、もうそろそろホームルームの時間です」
「もうそんな時間か。教えてくれてありがとう、山田先生」
「いえいえ、そんなことないですよ」
そんなことを言いつつも山田先生と呼ばれた女性は照れているようだ。
「その二人が例の転校生ですか?」
「ええ、そうです。デュノア、ジェスト彼女は私のクラスの副担任をしている」
「山田真耶です。一年間よろしくお願いします」
「「よろしくおねがします」」
「はい、こちらこそ」
千冬は席を立つ。
「それでは行きますか、山田先生」
「はい、織斑先生」
二人の教師は、教員室を出た。それに続くようにジルベールとデュノアは二人の後をついていく。
「緊張しているのか?」
ジルベールはシャルロットに尋ねた。
「いえ、緊張はしていません」
そういったシャルロットの顔には陰りがあった。
「なら、いいけど」
ジルベールはそれを無視した。
「そうだ、デュノア。織斑一夏には気を付けたほうがいいぞ」
前を歩く千冬が顔だけ振り替えて言った。
「えっと、それはどういうことですか?」
シャルロットは首をかしげた。
「だめですよ、織斑先生。いくらかわいい弟に悪い虫がつかないようにそんなことを言うなんて」
「山田先生、前も言ったと思うが私はそのネタでからかわれるのが好きじゃないんだが」
真耶は最初くすくすと笑っていたが千冬に睨まれて小さくなった。
「あいつは、天然の女たらしだ。無自覚で女を口説く。始まって一ヶ月が経つがあいつはもう一人落とした」
ジルベールは口笛を吹いた。
「すごいですね。天然の
「そうだろ。だが、あいつはその手に関しては超が付くほど鈍感なんだ。だから好きになったら最後、苦労する羽目になるぞ」
シャルロットは、首を縦に振った。千冬はそれを見て満足した顔だった。そして、立ち止まった。
「さて、この教室が君たちが一年間学ぶ教室だ。こちらからの合図があるまで入ってくるなよ」
そう言い捨てるとジルベールとデュノアの返事を待たず千冬は教室に入った。真耶は慌てるように教室に入った。教室の中では、ジルベールたちの姿が見えたのか黄色い歓声が聞こえる。
教室の扉が完全に閉まったのを確認したジルベールのそれまで愛嬌のある表情から無愛想な表情に変わった。
「その落ち込んだ表情、どうにかならないのか?こっちまで暗い気持ちになる」
ジルベールは教室と反対側の壁に寄り掛かった。
「すいません」
「人の印象は、第一印象で決まるんだ。お前がそんな暗い印象で過ごすって決めているなら、関係ないけどね」
シャルロットはジルベールと目を合わせようとしなかった。お互い黙ったまま時間だけが過ぎていく。
ジルベールはシャルロットに何か言おうとしたが教室の扉の向こう側から合図が来た。
「お前が先に入れ」
シャルロットは思わずジルベールを見た。
「
ジルベールは言外にレディーファーストを匂わせ扉を開けた。シャルロットは気持ちの整理がつかないうちに教室に入った。
「きれい」
「二人目の男子!」
「メガネ男子きたー」
「でかい!?」
「大丈夫、貧乳はステータス!!」
「私もそのうちあんなにでかくなる!!」
「どんな子が好き?」
「すごいな~。デュノア社の社員だなんて羨ましいな」
その他もろもろ、教室が質問の声でいっぱいになる。
「静かにしろ!まだ自己紹介が終わっていないだろ」
千冬の一喝で生徒たちが静かになる。
「二人とも自己紹介を」
生徒たちの熱を帯びた視線がシャルロットとジルベールの二人に浴びせられる。
「フランスから来ました、シャルロット・デュノアです。よろしくお願いします。」
「同じくフランスから来た、ジルベール・ジェストです。一年間よろしくお願いします」
生徒たちが騒ぎだそうとしたその時、千冬が遮る。
「それでは各人、着替えてからアリーナに集合だ。二組と合同授業だ。それと織斑、ジェストの面倒を当分見てやれ」
「え、俺ですか?」
織斑と呼ばれた少年は首をかしげた。
「お前の他に誰が男なんだ?」
「てっきり、先生がっ」
織斑が言い切る前に出席簿が織斑の頭にクリティカルヒットした。
「早くしろ。女子が何時まで経っても着替えることができん」
「わかりました。ジルベール、案内するよ」
織斑は叩かれた頭を摩りながらジルベールの手を引っ張りながら駆けだした。
「それにしてもよかったぜ、男子一人は辛かったからな」
二人はアリーナの更衣室へ走って向かっている。
「一ヶ月もよく耐えたもんだ。尊敬するよ、織斑」
「ありがとう、ジルベール。そうだ、俺のことは一夏って呼んでくれ」
「よろしくイチカ」
どこからもともなく、二人の目の前に一人の女子生徒が現れた。
「総員に通達。容疑者を発見。現場につき次第、容疑者を確保せよ!!」
女子生徒がポケットから取り出したトランシーバーに向かって叫ぶと雨後の筍のように現れた。
「テレビや雑誌よりも生で見たほうが断然違うな~」
「メガネかけてる男子はやっぱ違うな~」
「これ、私のメアド!よかったら後で連絡して」
「あっ抜け駆けするき!?」
「じゃ、私も」
「ISで分からないことがあったら、何でも私に聞いてね!」
あっという間に人だかりができた。ジルベールたちに集まった女子生徒たちは手を差し出していてちょっとしたホラー映画のような状況になっている。
「お、お前有名人すぎるだろ」
一夏は青ざめた表情でジルベールを見た。
「知らねーよ……」
「ジルベールこっちだ」
一夏は、周りを見渡し一番薄いところに突撃をかけた。
「新聞部の黛薫子でーす。噂の転校生の写真一枚いいですかっていない!?」
彼女が見たのは走り去って行くジルベールたちの背中だった。
「よし全員いるな。これから実習の授業に入る」
「「「「「はい!」」」」」
生徒たちは、さっきのふざけた表情と打って変わって誰もが真剣な表情だ。
「鳳、オルコット、ちょっと実演して見せろ」
二人の生徒が前に出た。ぶつぶつと言っているがジルベールたちには聞こえない。
「ジルベール、あの二人何言っているんだ?」
「さあ、わからない」
千冬が鳳とオルコットに耳打ちをして、三人でジルベールを見た。いや正確に言うならジルベールの後ろにいる一夏を見た。
「やっぱりここは、代表候補性の出番よね」
「お相手は、何方かしら?鳳さんでもいいですわよ」
二人の豹変具合にジルベールは納得した。
「私でも良いってどういうことよ!?」
「落ち着け、二人とも。お前たちの相手は山田先生だ」
ISを装備した真耶が下りてきた。
「さすがに二人がかりは不味いでしょ」
「ええ、確かにそう思いますわ」
「大丈夫だ。今のお前らならすぐに負ける」
千冬の確信が癪に障ったのか二人の雰囲気は変わった。
「では、始め!!」
三人は上空に上がって行き、試合を始めた。
「餅は餅屋だな。ジェスト、今山田先生が装備しているISを説明してみせろ」
自信、無いんですけどと言ってから始める。
「山田先生が使っているISは、デュノア社製ラファールリヴァイブです。第二世代の最後期の機体ですが安定した性能と高い汎用性で初期の第三戦世代機に劣らないものとなっています。また、量産型ISの最後発機体でありながらシェアを第三位となっています」
「まあまあだな」
千冬は、ジルベールを一瞥し上空を見た。ちょうど、真耶の勝ちで試合が終わったようだ。
誤字脱字の報告、感想お待ちしております。