I・S~戦い続けるリンクス~   作:5時10分

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   二年ぶりの投稿になってしまいました(´;ω;`) 


第07話

 

 

 

――IS学園 アリーナ 放課後

 

 

 

「全部、あんたのせいよ!!!」

 ジルベールを呼び出した鈴は開口一番最近の不満の犯人であるジルベールに怒りをぶつけた。ツインテールが逆立ちそれはさながら手の付けられない猫そのものだ。鈴の怒りに隣にいるセシリアも首を縦に振っている。ちなみに同じアリーナ内にいる生徒たちは遠巻きにジルベールと鈴、セシリアを見ている。

「そうは言っても俺は何もしてないぞ」

 ジルベールは頭をポリポリ掻きく。

「は!?あんたが一夏と一緒にいれば|シャルロット≪あの子≫が一夏の傍にいることなんてなかったでしょ!?」

「不本意ながら鈴さんと同意見です」

 セシリアはジルベールを睨む。恋する乙女は怖いものだとジルベールは思った。

「ああ、そのことか。自分たちで行けばいいじゃないのか?」

「入り込む余地がないからこうして怒っているんでしょうが!!あんた、わからないの!!」

 こりゃあ、重症だ。ジルベールはここにはいない一夏の女たらしに呆れてしまう。

「百歩譲って、俺のせいだとしても|鈍感男≪あいつ≫のことだ、自分から仕掛けないと付き合えないぞ。二人とも」

 鈴とセシリアの二人はそのことは理解しているようだが納得はしていないようだ。

(なぜ俺がお前たちの痴話喧嘩に巻き込まれなくちゃいけないんだ)

 理不尽な目にあっているジルベールがこう考えることは至極真っ当なことであり今ここにいる誰よりも不幸だろう。

「じゃあ、俺は帰るぞ」

「待ちなさい!私たちと勝負しなさい」

「はあ!?!?!?」

 いきなりのことにジルベールはついていけない。

「そうよ、私が強いこと証明できれば一夏も見直すはずだわ!」

「確かにそれは一理あるかもしれませんね」

 鈴とセシリアはもうすでにISを展開した。

「面白そうな話だな。私も混ぜてくれないか」

 ジルベールたちの側にISを展開した状態でラウラが来た。

「なに、あんた。外野は引っ込んでくれない?」

「ええ、招待状がないゲストはお引き取りお願いいたしますわ」

 |乱入者≪ラウラ≫に鈴とセシリアは明らかな敵意をぶつけた。これが普通の生徒だったら竦みあがってしまうことだろう。

「ふっ、今日のパーティーは種馬を奪い合うことか?」

 ラウラは侮蔑と軽蔑を二人に向ける。

「あんた、言いたいことはそれだけ!?」

「ここにいない人を馬鹿にするのはやめていただきたいですわ!!」

「なや、決定だな」

 自分の挑発に乗ってきたのがそれほどうれしいのかそれとも二人を倒す未来がみえているのかそれは定かではないがラウラは満足そうだ。

「そこのお前もだぞ」

 ラウラは去ろうとしているジルベールに向けてレールガンを打った。

「てめぇ、いきなり何しやがる」

 間一髪のところで展開が間に合い難を逃れたジルベールはラウラを睨む。

「何って、貴様がつれないからこうして誘ったんだろう?」

「ボーデヴィッヒ、後悔するぞ」

「ほう、是非そうしてもらいたいものだ。ありえない話だがな」

 その言葉が合図となって火蓋は切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

「専用機持ちが模擬戦してるって!」

「うそ~~。もしかしてジェスト君も!?」

「そうらしいよ。風さんとセシリアさん、あとこの前ドイツから来た子の四人でだって!!」

「それ、絶対に見ないと損だよ。急がなくちゃ!!」

 興奮気味に女子たちが一夏とシャルロットたちを追い抜かしていく。

「騒がしと思ったらそんなことしてたんだ」

 一夏は通り過ぎていく女子たちを見ながら他人事のように言った。

「これじゃあ今日は練習出来そうにないね」

 シャルロットは一夏に尋ねてみたが見ていくと断られた。

「ジルベールがどんな動きをするかすごく気になるから行ってみないか?」

「一夏がそう言うなら見に行ってみよっか」

 ジルベールと聞いて一瞬、シャルロットに影が差したが一夏は見逃さなかった。

「シャルロット、|ジルベール≪あいつ≫と何があったかは知らないけど悪い奴じゃないと思うぜ」

 だから、そう思い詰めるなよと一夏はシャルロットの頭を撫でた。

「ほら、もう着いたぜ。今日も教えてくれよ、先生」

「先生はやめてよ」

 そうは言っているもののシャルロットは少し嬉しそうだ。

 二人は驚くアリーナを見て。誰が想像できようか、圧倒的優位に立っているのがISに触れてまだ一か月と立っていないとされているジルベールであるという現実を⋯⋯。

『なんだよ、自分からケンカ吹っかけておきながらこんなもんかよ』

 鈴とセシリアはすでに倒され機体から黒い煙が立っている。一方、ラウラはジルベールに踏まれ、顔に銃を突き付けられている。

『なぁ、お前、特殊部隊の隊長なんだよな?弱すぎないか?』

 ジルベールの顔はフルフェイスのせいで見えないがラウラには侮蔑に満ちた表情をしていると予想できた。

『これくらいで勝ったと思い上がるなよ!』

『まだ、元気があっていいね』

 ジルベールは顔に突き付けている銃を発射した。

『き、きさ、ま』

『どうだい?自信もプライドをも滅茶苦茶にされた気分は?特殊部隊の隊長さん?』

 嘲笑うかのように頭部ゴーグルが動いたように一夏には見えた。そして一夏の中で何かが

「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」

 一夏は白式を観客席内で展開しさらにバリアを切り裂き、ラウラを踏み続けているジルベールに向かっていった。

 









    
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