死に触れた大能力者は転生者   作:アステカのキャスター

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駄文しか書けない作者の文才が恨めしい!
それでも見てくれる人が居てくれて有り難く思っています。
気に入ったら評価、コメントよろしくお願いします。
では行こう!(徹夜テンション)


無能力者《レベル0》

 

「あ゛あ゛ぁぁ~~~~~~~~」

 

 

 自分のベッドで顔を枕に埋めてただ後悔している佐天が居た。それは昨日、御坂を殴ってしまった罪悪感だ。

 

 

『なんだまだしょげているのか。情けないな』

「誰のせいだと思ってるんですか!」

『別に反省はしているが後悔はしていない』

 

 

 御坂をビンタした後に急に代わった黒羽に若干恨みながらもベッドに伏せて後悔していた。ただあの時、御坂を責めてくれたのは嬉しいが、仲違いみたいなものが何とも言えない気持ちに蝕まれる。

 

 

「何でこうなったんだっけ?」

『そりゃあレベルなんてどうでもいいって言われたからだろ。お前心閉ざしたから俺が出たんだぞ?』

「……あ" あ" ぁぁぁ〜〜」

『駄目だこりゃ』

 

 

 心の中でため息をつきながら佐天を見下ろす黒羽。

 何故佐天がこうなっているのか。時は18時間前を遡る。

 

 

 ────────────────────

 

 

「『お前は人の心が分からないみたいだな。

 ────────異常者(レベル5)』」

 

 

 原作を知っている俺は本来なら出るべきではなかった。

 けど、アニメでは見られなかった佐天の表情に、悔しくて握った拳は俺が思っていた以上に辛そうに見えた。

 

 レベル0は欠陥品。

 だから佐天はレベルが上がらない事に焦っていた。期待もされていたのに無力で、頑張っていても友達と同じようにはなれない。御坂美琴のような能力も無ければ、白井のような優秀さもなく、初春のような必要とされる存在にすらなれない。

 

 

「『本当、レベル5の癖に他人の感情を読み取る事は疎いよな。能力主義のこの学園都市でレベルがどうでもいいとか何様だ? レベル5様ってか?』」

 

「佐天……さん? ……いいや、()()()()?」

 

「『別に? 俺は……まあ佐天涙子の別側面、まあ二重人格にしては色々複雑なものはあるが、そんな事どうでもいいだろ? 現にお前の前に居るのは正真正銘、レベル0の佐天涙子なんだからよぉ?』」

 

 

 御坂は口調から佐天から別の存在に変わった事を察した。

 

 

「『必死で努力してレベル5になった人の言葉とは思えないね。全く、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんてよくもまあここまで追い詰めてくれやがって』」

 

「追い詰めた? 佐天さんだって頑張れば超能力者《レベル5》にだって、誰だって頑張ればなれる」

 

「『無理に決まってんだろバーカ。そもそも無能力者が頑張ってないって? 無能力者が必死になって能力を得ようとしても、結果は伴わないならそれは頑張ってないからとか言うつもりか?』」

 

 

「『レベル1からレベル5にまで昇り詰めたお前は称賛される人間なのかもしれねぇ。けどな、誰もがお前と同じじゃない。能力を求めて、努力してもいつまでもレベルが上がらない人間だっている。俺はさ。お前が心の何処かで佐天涙子を見下している事にキレてんだよ』」

 

「見下してなんか……!」

 

「『見下してるね。頑張ればレベル5になれますよ? まるで今までが頑張ってねぇみてえじゃねえか』」

 

「こん……の……!! 言わせておけば!! 力を言い訳にして逃げてるだけじゃない!!」

 

「『へぇ、それがお前の本音か。失望したぞレベル5、やっぱ思った通り、根は人の心が分からない人格破綻者だったんだな』」

 

「っっ!!」

 

 

 御坂は思わず電撃を放ってしまった。

 大した威力では無いが、レベル0が気絶する程度の電撃を苛立ちから無意識に放っていた。

 

 

「『……ハァ、直死』」

 

 黒羽は動揺もせずに、飛んでくる電撃に対して線をなぞった。電撃の速度は人間の反射神経より遥かに速い。上条当麻のような前方の予兆でも無ければ防げない中、黒羽は空間ごと電撃を殺したのだ。空気が消えたとかそんな次元じゃない。空間を殺した副次的結果で電撃を回避したに過ぎないが、黒羽にとってそんな事どうでもいい。

 

 何て事はない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。その領域さえなければ物体だろうが電撃だろうが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。空間と言う曖昧な領域でさえ殺せる黒羽にとって、なぞればそれで終了、ただそれだけの事だ。

 

 

「なっ……嘘……」

「『言い負かされたらコレか。はっ、お前の本質が見えた気がするよ』」

 

 

 黒羽は背を向けて御坂から離れていった。

 佐天本人と御坂美琴が喧嘩した描写など存在しないし、仲違いなどあり得ないが、それでも黒羽式はこの世界を生きている。物語通りに進まなかろうが、人の心を汲んでやるのが黒羽式のやり方だ。

 

 

 ────────────────────

 

 

「でも手を出しちゃいけないと思います!」

『実際手を出しちゃったから仕方ない』

「もぉ〜〜!!!」

 

 

 ええい、煮え切らない。

 もっと堂々と自分の意見を言いやがれ、と言いたい黒羽。レベルがどうとかどうでもいいと言われて心を閉ざすくらいなら反論してみやがれ。と割と横暴な事を思っていた。

 

 

『んで? どーすんだよ。幻想御手(レベルアッパー)はよぉ? 俺はあんまオススメしないぞ。ぶっ倒れるのは目に見えてる』

 

 

 佐天涙子は、音楽プレーヤーを片手に道をトボトボと歩いていた。結局、御坂達に渡す事なく

 

 

「(幻想御手……あたしみたいなのでも能力者になれるかもしれない……夢のようなアイテム……)」

 

 

 その音楽プレーヤーに表示されているのは『この音楽を消去しますか?』の問い。消去。キャンセル。どちらかの二択を問われる画面を、佐天は自らの意志で呼び出したが、その先の一歩を踏み出せない。

 

 

「(得体のしれないものはやっぱり怖いし……よくない……よね……)」

 

 指がゆっくりと『消去』へと伸びる。

 だが、押せない。指が震える。

 自分にしか無い能力の夢を捨て切れない。

 

 そこに──

 

「話が違うじゃないか! 幻想御手を譲ってくれるんじゃなかったのか!!」

 

 佐天の前方で、男の切羽詰まった声が響く。

 

「残念だったねぇ~、ついさ~っき値上がりしてさぁ~」

 

「こいつが欲しけりゃ、もう10万もってきてよ」

 

 みるからに不良という輩たちが、おそらく喧嘩もしたことがないだろうという青年を脅している。

 

 

「だ、だったら金を返してく──がっはぁ!!」

 

 

 不良の一人の容赦ない膝蹴りが青年の腹部を襲う。その後も間髪入れずに、拳、拳、拳。 一発殴られるごとに、青年のうめき声や懇願が悲痛に響く。隠れて見ていた佐天が悲痛な顔をする。

 

 

「うだうだ言ってねぇで金もってこいよ!」

 

「ガタガタうっせ~んだよ、デブ!」

 

 

 そこにリーダーと思わしき金髪でカメレオンのような感情を伴わない目をした男が現れた。相手は3人、不良で喧嘩慣れしてそうな身体付きに能力まで持っていると佐天にも手が出せない。

 

 

「おい、お前ら。お前らのレベルがどれだけ上がったのか、そいつ使って試してみろよ」

 

「はっ! おいマジかよ、お前終わったなぁ~」

 

「死んじまうかもな! キャハハ!」

 

「ひっ! やめろ! 勘弁してくれ!!」

 

 

 その光景を、佐天は見ることしかできない。

 いや、正確には見ることもできない。

 相手側から姿を発見されるのを恐れて、物陰に身を隠しその凄惨の光景を言葉や物音から想像してしまうことしかできない。

 

 

「(と、とりあえず風紀委員か『警備員』に……)」

 

 

 助けを呼ぼうと考える。

 それが一番正しく合理的な判断だ。しかし──

 

 

「 (や、やばっ、充電切れ!?)」

 

 

 昨日から思索に耽っていたので、携帯の充電を怠っていた。

 万策尽きた。どうしようか、と考える。

 しかし正直言ってもう自分にできることは何もないのだ。

 

 連中はいかにもな男たちが三人、こちらに至っては最近まで小学生をしていたのだ。

 適う訳ない、適う訳ない、が──

 

 

「やめなさいよ!」

 

 

 ──逃亡か、挑むか。佐天は後者を選んだ。

 なし崩しの勇気を振り絞り、佐天は言葉を振り上げる

 

 

「その、人、怪我、してるみたいだし、すぐに警備員が──―」

 

 

 その言葉が最後まで紡がれることはなかった

 リーダー格と思われる男が佐天のすぐ後ろの壁を蹴りを打ち込んだからだ。バガン!! と音が鳴り響き、佐天は思わず頭を押さえる

 

 

「今、なんつった?」

 

 

 歯並びが悪いその男が佐天に向かってそういった

 

 

「……え? ──―きゃあ!?」

 

 

 男は佐天のむんずと掴みあげ、

 

 

「ガキのくせに生意気いってくれるじゃねえか。あ?」

 

 

 男は続ける。

 佐天は恐ろしくて、立ち竦む事しか出来ない。

 

 

「なんも力もない奴が、グダグダ指図する権利はねぇんだよ」

「──―!!!」

「(──あぁ、やっぱりそうなんだ。力もない自分が、出しゃばる事なんか──―)」

『……ハァ』

 

 

 黒羽はため息を吐くと、ある事を始めた。

 佐天の右手が男に触れた瞬間、周囲の風が掌に凝縮され、前方にそれが弾き出されたような感覚に襲われた。

 

 

「ガアアァァァ!?」

 

 

 男が急に吹き飛び始めた。

 一体何が起きたのか分からない佐天に対して、周囲の風が佐天の身体を包むように収束していく。

 

 風だ。身体の周囲を風が覆っている。その強さは人を吹き飛ばすレベルの強力さだ。

 

 

「……えっ?」

『佐天、今俺がお前の代わりに能力の演算をしてる。今のお前は頑張ってもLevel3の風力使い(エアロハンド)までしか実力を出せないが、まあ使い所だろ』

 

 

 

 どうやら上手く行ったようだ。

 確か一方通行(アクセラレータ)も使っていたミサカネットワークによる代理演算。もし俺の思考力や演算処理能力が直接反映されるなら、俺の演算力のまま佐天の能力を底上げする事が出来るかもしれなかったが試す機会が無かった。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()。AIM拡散力場が軽く変質しているのも、黒羽式と言う存在に成り代わっていく侵食現象があるからこそ、脳そのものが佐天が届かなかったであろう上の次元へと昇華されていく。つまり、今の佐天は黒羽式の紛い物と言う事だ。

 

 

「テ、テメェ能力者か!?」

「オラァ!!」

 

 

 幻想御手(レベルアッパー)で強化された念動力《サイコキネシス》で鉄パイプや鉄骨を佐天に向けて放つチンピラ。だが、威力、範囲を自分の極限られた周囲のみなら、風によって鉄骨だろうが受け流せる。飛んで来た鉄パイプは風で動きを封じた後に、佐天の手に握られていた。

 

 

「す、凄い。コレが黒羽さんの力……」

「へぇ、中々やるじゃねぇか。能力者だと思わなかったが、まあいい」

『佐天、そろそろ白井が来るぞ』

 

 

 俺の力はある程度伏せて貰わないと困る。

 もう手遅れかもしれないが、俺の能力は良くも悪くも恐ろしいものだからだ。これ程利益になる存在はLevel5を除いて他にいないだろう。

 

 

「こんの野郎っ!?」

「ふっ!!」

 

 

 殴りかかってくる男に対して佐天が風を利用して相手の体制を自分の右へ逸らし、躱した瞬間に男に隙が出来た。

 

 

「うりゃっ!!」

「ごっっ!?」

 

 

 鉄パイプで気を失う程度に殴り付けた。

 佐天の周囲に巡る風の循環が、今の佐天に出来る事だ。

 半径5メートルに風を循環させて内側と外側にそれぞれ逆方向に風を回す事で鉄骨などの重い物さえ受け流している。一方通行(アクセラレータ)と比べたら見劣りするが、レベル差を考えたら充分な技量に入る筈だ。

 

 

「……幻想御手(レベルアッパー)を使ったんですね」

「ああそうだ。嬢ちゃんも同類だろ?」

 

 

 同類、無能力者(レベル0)と言った所だろう。

 劣等感に縛られたままの人生に嫌気がする。そんな人種と同じなのかもしれない。

 

 それは佐天が黒羽式(イレギュラー)に出会わなければの話だ。過程はどうあれ、黒羽式は佐天を選んだ。ただそれだけの事、劣等感に縛られないように立ち上がったヒーローが居たから今、こうして目の前に立っているのだ。

 

 

「違います。私は()()()()()()()()()()()()()()()だけです。誇れる事じゃないけど、私を信じて力を貸してくれた人が居るから、私は能力を使えるんです。貰い物だから自分の力でなかったとしても」

「貰い物の力を自分の力と勘違いしているあなた方が、他人の努力を嘲笑うことなど許しません」

 

 

 その言葉に被せてきた存在が居た。弱き者の為に立ち上がるヒーローは黒羽だけではない。秩序と自身の正義感にただ従い動くヒーローと言うなら配役は既に決まっていた。

 

 

「風紀委員ですの!!」

 

 

 風紀委員(ジャッジメント)、白井黒子がそこに立っていた。

 

 

「白井さん!」

「佐天さん、貴方まさか幻想御手(レベルアッパー)を?」

「使ってません。コレは後で説明します」

 

 

 黒羽式について色々調べるのには丁度いいのかもしれない。どの道、今のままじゃ手詰まりだ。アレイスターか木原が匿っているのかは知らないが、いつかは戻らなければ行けないのだ。

 

 

「ははっ! いきなり現れたって事は空間移動(テレポート)ってやつだな! まさか体験できる日が来るとは思わなかったぜ!」

「…………別にあなたを楽しませるつもりでこんな所に連れ込んだわけではありませんの。暴行傷害の現行犯であなたを拘束しま──」

「俺たちゃよぉ、幻想御手(レベルアッパー)を手に入れる前は、お前達風紀委員(ジャッジメント)にビクビクしてたんだぁ」

 

 

 金髪は凄惨に笑う。この時を待ち望んでいたと言わんばかりに。

 

 

「だからでけぇ力が手に入ったら、お前らをギタンギタンにしてやりてぇって思ってたんだぜぇー!!!」

 

 

 金髪は両手を広げて白井に襲い掛かる。

 

 白井は動じない。こんな輩の対処法は心得ている。

 襲い掛かる相手の死角はいごにテレポートして、後頭部に一撃を叩き込めばおしまいだ。

 

 白井は消える。そして現れる。

 

 目の前に金髪はいなかった。

 

 

(え? ……消え──)

「白井さん後ろ!!」

 

 

 白井は佐天の叫びに反応し、とっさに鞄を盾にする。

 テレポートした筈の背後から金髪による蹴りが襲う。

 なんとか鞄で防いだが、納得はいかない。自分は確かにこいつの背後に移動したはずなのに。

 

 

「(くっ、なら飛び道具で! この金属矢を右肩に直接転移する!)」

 

 

 しかし、その金属矢は金髪の体付近の宙に現れ、金髪にかすり傷つけることなくカランと音を立てて落ちる。

 

 

「(つ!? 外した!? この距離で演算を間違えるはずが!?)」

 

 

 金髪がナイフを水平に振る。白井はそれを仰け反って回避し、バックステップで距離をとる。

 

 

「もう気づいてるんだろう。そうだ。これが俺の能力だ。ここに飛ばされた時点で発動してある。俺にもう空間移動(テレポート)は通用しねぇ」

「どう言う事……ですの?」

 

 

 白井には分かっていない。佐天は()()()()()()()()()

 直死の魔眼に()()()は通用しない。生と言う存在がある以上、光の屈折で見えなくなるようなものでは無い。男が見える位置には線が視えず、男とは違う方向に死の線が視えているのだ。

 

 

『光の屈折率を自在に操ってるだけじゃ、俺の眼から逃れられねぇよ』

「(鉄パイプを本体に投げ付ければ、イケると思います?)」

『それスキルアウトの考え方だぞ。まあいい、やれ』

「そぉらよ! もう1発行–––ぐほっぉ!?」

 

 

 佐天が風の力で更に加速した鉄パイプは金髪の男の腰にクリーンヒットした。ゴキッ!! と嫌な音がしたが気にしない。悪党に慈悲は無い。

 

 

「テメッ……! 何で俺の居場所が!?」

「私には屈折現象が効かないので」

 

 

 そのまま腰を押さえて悶絶する金髪の不良。その光景に白井が何故か死んだ眼で佐天を見た。

 

 

「えぇ……呆気ない」

「佐天さん貴方意外と恐ろしいタイプですの?」

 

 

 苦笑して呆れたような口調で白井が話す。

 ハハハと笑いながら佐天はポケットから音楽プレーヤーを取り出した。もう隠すのはやめた。どうせこんなものに頼ったって特別になれる訳じゃ無いのだから。

 

 

「白井さん、コレ」

「んっ? それは?」

幻想御手(レベルアッパー)です。でも──」

 

 

 自分の持つ幻想御手(レベルアッパー)について誰かに説明しなければならない。何らかの副作用があるならやっぱりこれは危険なものだ。もう自分は無能力者であることを悲観しない。力がないからなんだというのだ。

 

 

「──ーもう、私には必要ないですから」

「……そうですの。佐天さんが使っていない事は分かりました。けど、一度支部に来ていただきますの」

「はい……全部、話すつもりです」

「それと」

「?」

 

 

 改まった白井が佐天に告げる。

 本当は風紀委員(ジャッジメント)としてこんな事は言いたく無いのだが、助けて貰ったのは事実だからだ。

 

 

「この度はご助力ありがとうございました。これは風紀委員(ジャッジメント)としてではなく、わたくし個人の言葉ということにしてくださいまし」

「……ふふっ、はい」

 

 

 佐天は笑った。

 友達が居る。出来た友達を裏切りたくなかったから踏みとどまる事が出来たのだ。全く、誰かさんには感謝しなくちゃいけないな、と考えながら、警備員(アンチスキル)に連絡して今回の事件は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、そういえば御坂さんと喧嘩中だった」

「何やりやがりましたの?」

 

 

 支部に行く足を逆方向に向けて全力で走ったが空間転移(テレポート)の白井から逃げられる筈もなく、呆気なく捕まった。

 

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