主人公の告白を断ったら更に悪化したなんて・・・・   作:手毬

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発覚

side 舞

 

 

私と束が争っている時にそれは起きた。

寝ているはずのゆーくんの声が聞こえたと同時に頭に痛みが走ったのだ。

だが不運はそれだけでは終わらない。ちょうどセットしてた時間だったのだろう・・・・

それは耳元で大きな音を奏でた。

 

ジリリリリリリ!!

 

思わず私と束は叫んだ。

そしたら今度は束の頭目掛け二つ目の目覚まし時計が飛来する。

耳を抑えてた束に避けれるわけもなく時計の角が当たり彼女は悶絶した。

 

「うるさい」

 

ゆーくんの冷たい声それも本日2回目である。

心なしか視線も冷たい気がする・・・・

 

「朝っぱらから騒がないで・・・・」

 

お叱りの言葉を貰ってしまう私と束。いや・・・・叫ぶ原因はゆーくんでしょ・・・・

とは言えず・・・・朝から必死に謝り続ける私と束なのでした。

 

 

side 優

 

 

朝から迷惑な叫び声で眠りから覚める。思わず目覚まし時計を投げつけてしまってたようで・・・・

でも私の怒りは収まらない。

 

「うるさい」

 

自分でも驚くほどの冷淡な声が出てしまった。

悶絶している姉と兎を発見する。朝から騒いでるのはこの2人で間違いないようだ。

姉が騒ぐのは珍しい気がするけどそれでも朝からは近所迷惑なので注意しないとね。

 

「朝っぱらから騒がないで・・・・」

 

はぁ・・・・なんで朝から身内と友人しかも両方年上を注意しないといけないの・・・・

思わずため息が出てしまう。この癖も直さなきゃかな・・・・

悩みも解決しないまま日曜日を迎えてしまった・・・・そりゃあため息も出ちゃうかぁ・・・・

 

目を覚ますためにグーっと伸びをする。10秒。

やっぱり寝てるときはずっとおんなじ体勢だからこれを起きてすぐにやると気持ちいいよね。

伸びた姿勢のまま手を左右に傾ける。左に10秒右に10秒。

そして最後に真上に戻しそのまま体を反らせる。これも10秒

ふぅー・・・・今日も一日がんばります。そして立ち上がる。

ふと違和感が・・・・なんか股がスース―するというか・・・・何か大事なものが無くなってる気がする・・・・

でも普通に考えてありえないよね。一旦着替えよう・・・・でも姉さんと束さんいるしなぁ・・・・人前で裸になるのはやっぱり恥ずかしいよね。

 

襟元に手を持っていきボタンを外していこうと手を第一ボタン付近に添えてから姉たちのほうへ一言。

 

「あの・・・・恥ずかしいからちょっと部屋の外に行ってくれたら嬉しいかなって」

 

言い終わった瞬間に2人は部屋の外へ向けてダッシュした。

あの・・・・なんかドンドンって大きな音がしてるけど大丈夫かな・・・・?

 

2人が出ていったことにより着替えを再開する。

第一、第二、と上から順にボタンを外していく。

第三・・・・あれ・・・・あるはずのない感触が・・・・

いや、待てよ・・・・股の違和感そして胸付近のこのやわらかくも弾力のある感触・・・・

 

え、まさか――いや・・・・

 

え――、ええええええええええ!?

 

想定外の事態に思わず叫んでしまった。

 

オレ――女の子になってる!?

 

叫び声によりなにかあったのかと2人どころか妹の幸まで部屋に駆け付けたみたいで・・・・

女子組により着せ替え人形にされた。いや、まずなんでこうなってるのかの説明をして・・・・

我を忘れた姉たちの拘束からは2時間ほどしてから解放された。普段からこういうことをしてくるが今日は一段と酷かった・・・・

 

そして姉たちいや・・・・愉快犯三人組にこうなったわけを話してもらい姉と妹からはそれの謝罪もしてもらった。

反省している姉と妹は説教を。流石にこれは怒っても仕方ないよね。

ゆーちゃんの為だから!!と一切反省の様子も見えないむしろいいことをしたと清々しい表情の兎はどうしてくれようか・・・・

仕方ない・・・・千冬さん直伝の変態兎撃退術を使うしかない。

 

「束さん」

 

名前を呼び近寄る。この時相手に違和感を持たれてはいけないので自然体でいるのが成功の秘訣だ。

手で相手の顔を掴める範囲に入れば相手に悟られないように素早く顔を掴む。均等に力を加えると引き剥がしにくくなる。

顔を掴めばあとは仕上げだ。めいっぱい力を入れる。すると・・・・

 

「――いたいいたいいたいいたいいたいよゆーくん!!

 

こうやって変態兎に対処できると千冬さんから教えられた。

更に少し力を入れる。

 

「――ぎゃぁああああああああああああああああ!!頭が割れるよ!?2つに綺麗に割れちゃうよ!!

 

「そう。左右で別の事を考えられるようになるからいいじゃない」

 

「――あ、確かにそうだね。今でも天才な束さんが更に賢くなっちゃ――」

 

言葉を最後まで発せずに変態兎は倒れてしまった。優 WIN! なんちゃって。

 

尚、姉が謝罪と共に優ちゃんが国籍もなにもない不法滞在のアウトロー状態になっちゃったけどどうしよう・・・・と悩んでいることを話された。

いや、今だと国籍くらいお金で買えるじゃん。昔は少ないけど今はほとんどの国のが買えちゃうからね?費用?そこの変態に出させればいいんじゃないかな。




松影さん、魔王ゲルマンさん、セヤナーさん感想ありがとうございます。

ERA棺桶さん、墓石さん評価ありがとうございます。





視点変更を入れてみましたが分かりにくかったり読みにくかったりする場合は遠慮なく言ってください。
どうにか分かりやすくする努力をいたしますので・・・・

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