主人公の告白を断ったら更に悪化したなんて・・・・   作:手毬

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遅れまして申し訳ございません!!

明日にも1話更新します!!(幕間ですが)





懺悔

side 舞

 

 

これから私は優ちゃんに謝罪しないといけない。だって何の断りもなく彼の人生を大きく変えてしまったのだから。

でもそうしないと彼は生きれなかった。いいえ、生きることはできたけど彼は短命になる運命しかなかったはずなのだから・・・・

 

束のあの賭けにも等しい方法を聞くまでは

 

これは私の罪なのだから・・・・

私はどんな方法を使ってでも長い人生を歩ませなきゃいけない。

だって優も幸も私のあの時の事件が原因で生まれてきた兄妹なのだから。

 

 

父が失踪し娘が壊れた。そんな娘を見て母は病んでしまった。

 

父は母と娘を捨てたわけではないのだ。彼は母のお腹にいた命を蘇らせようと必死だった。人体に関するもの特にクローン技術を重点的に調べ書き上げそして実験した。その結果が優と幸。

部下であるあの人が言っていたのだ。

形になっただけの存在が優そして失敗を重ね不具合を一切許さずに作られたのが幸だと。

なので優には大きな欠点があった。

 

()()()()()()()()という致命的な欠点だ。

その欠点を補うために父が行ったのは自己修復型ナノマシンの投与である。

その結果起こったのが異様な速度での()()()()()である。とても負担の大きいそれを繰り返すようになった優は更にその命を燃やすことになった。

50歳まで生きれたであろう寿命の予測が大きく変化することになる。

研究所職員であるあの人から聞かされた予測を知った時から昨日行ったこの計画を考えていたであろう。

例え優から嫌われてもあの子を長生きさせなきゃいけない。結局は私もあの父の血が流れているのだ。

それからの行動は早かった。優のためになる人を集め動かしそれでも手伝ってくれない人は影から権力を使い脅した、その中には束もいた。

勿論足を引っ張る人もいた、役に立たなくなった人もだ、そんな彼らには闇に消えてしまうように細工をしドンドン切り捨てた。

最後まで残ったのが束だった。彼女が作り上げた救命装置は彼の命を100%助けられるというものではなくもし成功したとしてもとてつもない代償をもたらすものであった。

 

彼は生まれた時から全ての細胞を構築する遺伝子が不安定なのだ。だから遺伝子が多く組み込まれているその人体は細胞は自己崩壊を起こす。それを抑えようとしても無理があるなので再生機能に特化している自己修復ナノマシンを投与された。崩壊するだけ修復するそれは彼の体力を大きく奪っている。

その証拠に彼はよく入院しているのだ。それこそ学校では幻の美少女とも認知されるくらいだ。

それらもこの連鎖によって起きている。この連鎖を止めるためには彼の遺伝子情報を正さなければならないのだ。

そう妹のような遺伝子配列にしなければならない。だって元々は女児から作られたのが彼なのだから。

性別が違えば配列も違う。父は無理やり色々と弄った結果失敗作が出来てしまったと判断した。

遺伝子の配列を変えるということは多大な負担をかけてしまう。だから父が投与したナノマシン以上の性能を持つものを束は投与したのだ。

遺伝子を変えるという事は性別も変えてしまう。何が起きるのかもわからない。でも私は優には生きてほしい。

私も父と同じ外道なのである。でも助かる可能性があるならそれに賭けたい。それもできるだけ確実な可能性に。

 

束と作成した装置それを使用した場合の生存確率はどれだけ上げられても80%前後であった。

男性のままでは無理なの?と束に聞いても元となったものは女の子だから無理と言われる。

彼は彼のままだと長生きできない、彼女になってやっと普通の人間並みに生きられる可能性が出てくるのだ。

長女は悩んだ。特殊な生まれの妹は兄そして自分の誕生を知らないから相談もできない。

やっぱり束に相談するしかなかった。束は「それは私が決めるんじゃないよ、まーちゃんが決めるんだよ。まーちゃんはゆーくんが伴侶を見つけて幸せな生活を送ってる光景見たくないの?」

そう言われると私の答えは1つだけなのだ。たとえ賭けになるとしても可能性があるならそれにかけたい。

とっくに私の答えは決まっていた。

抑えきれない感情を言葉として吐き出す。

 

 

「――――優と幸は私のすべてなの、大切な人が短命に終わるなんて悲しい現実は否定したい」

 

 

今から言うのは倫理に反する言葉だ。生者への冒涜とも言える。それでも彼は・・・・・

 

 

「なにより私は家族が大好きなの!思い出ももっともっと作りたいだからまだゆーくんは死なせない!絶対に!!」

 

 

失敗したら例え協力者であっても無事では済まさないと最後に付け加え彼女は最終調整を開始した。

 

――来るべき彼への()()()()に――

 

大切な弟から恨まれてでも私は一緒に居たいから。




更新速度上げようかと思いましたがちょっと書いてみたいのもあるのでそちらをある程度書き上げてからの更新になると思います。
ですので毎日更新は暫く厳しいですが見守っていただけると幸いです。

ほかの作品を書き上げるという事情により匿名投稿を解除します。
興味があるからはそちらの作品もよろしくお願いいたします。

作品名等は恐らく次回更新にて発表になると思います。

この小説の更新頻度は早い方がいい?

  • むしろ毎日投稿してほしい
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