パパはクルーガー   作:エドレア

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夜戦3-4が辛い。MOD2まで進めたAR-15の専用装備がほしい…


人手と編成

「初めまして指揮官様。ここの後方幕僚を勤めさせて頂くカリーナです。どうぞ、お気軽にカリンとお呼び下さいな♪」

「初めましてカリン。…と横にいるのは」

「カリンの助手をしています、スプリングフィールドです」

「スプリングフィールドは私が個人所有している人形ですけどここの戦力に数えても構いませんよ」

「へー、個人所有。結構高かったでしょうに」

「私、一部のお品を個人で販売してましてそれで儲けたお金で買い取りました。個人経営だと一人じゃ手が足りない時が結構あるので重宝してます」

「カリンが業務などで席を外している際は代わりに店番を勤めていますよ」

 

 私が基地に着任してから三日後。今日は人間のスタッフを迎え入れる日。基地にやっとカリーナちゃんが来てくれました。あと棚ぼたでRFも。

 カリーナが個人所有?って思ったけどこの世界、そこそこお金が持ってれば人形の一人や二人は個人で持ってておかしくないしカリーナの忙しさを考えると助手の一人くらいいても当たり前だよね。

 挨拶もそこそこに基地内に入る二人を見送ってアオザキ先生"達"を入り口で45と共に待つばかりになった。

 

「さて、これで残りはアオザキ先生とそのお仲間だけか…」

「イーニャ、そのアオザキ先生って何者なの?確かあなたの育ての親だったはずよね」

「何者って言われても…ただのお医者様のはずだけど」

「あのメールに来てたスタッフデータには人形の技術者も兼ねてるって話だけど」

「それについては本当に知らない。てかあの人の事私はほとんど知らないんだよね。あくまで私を預かってくれてたお医者様ってだけの認識しか私には無いな」

「加えて、グリフィンに所属していないやつを自分の弟子だと言い張って無理矢理連れてくるって。クルーガーがそんなの認めるはずないのに…」

「あの人達なんか知り合いっぽかったしな。社長の弱味でも握ってるんじゃない?」

「安直だけど考えられるとしたらそれが妥当ね。ほら、そろそろ来るわよ」

 

 経歴不明なミステリアスレディっていうのは45の性格上どうしても警戒の対象になるだろう。というか45なら私の知らない間にこっそり調査してそうなものなんだけどこうして聞いてくる辺り、調べる余裕が無かったか調べても何も出てこなかったかのどちらかかな。

 お、そろそろ人影が見えてきたな。ってあれは…。

 

「見えてきましたよトウコ!あそこに噂の指揮官がいるんですね!」

「はしゃぎ過ぎなんじゃないですか姉さん。ワタシなんてここまで来るのにもう疲れてしまいましたよ」

「ウソばっか言わないの。人間じゃないんだからこれくらい余裕でしょう?」

「おーい、ここにずっと荷物運んでる人間がいるんですけどそっちは考慮してくれないんですかねぇ」

「デリケートなメンテナンス用の機材ばかりだから他人に触らせないと言ったのはデールの方じゃないですか。そもそもそれだって先生がいれば不要なんですから、自業自得です」

「こらこら、そういじめてやるなシーア。デールだって一端の技術者なんだ。いつまでも私の弟子に甘んじてるわけにはいかないだろう」

 

 …なんだあのイロモノ集団。

 先生を筆頭にカルカノ姉妹、ドルフロ原作だと404小隊の任務伝達やメンテナンスを担当してたシーアとデールがいる。

 え、てかあのカルカノ姉妹、見る限りダミーをそれぞれ4体しっかり連れてきてるんだけど。うちのHK部隊も5Link相当の実力持ってるけどコアが集まるような仕事はやってなかったからダミー無しのままだ。基地の人形は説明するまでもない状態だし。おいおい即戦力どころの話じゃないぞ。

 

「久しぶりだなイーニャ。おまえの活躍は方々で聞かせて貰ってるぞ。随分と派手に暴れたじゃないか」

「ひ、久しぶりだね先生…。ところで後ろの人達は…ってぇ!?」

「初めましてカルカノライフルです!ああ、写真で見るよりずっと可愛い…!私ずっとイーニャさんにお会いしたかったんです!私がデザインした服をどうしても着てもらいたくてですね…!」

「姉さん、指揮官が困ってます。あ、ワタシはこの可愛い物好きな人の妹です。覚えなくてもいいですよ」

「個性が強いなおまえら…。俺の名はデール。一応人形の整備士やってる。先生がいるから俺の出番なんて無いとは思うけどよろしくしてくれ」

「私はシーアと申します。ここでは事務職で働かせて頂くつもりです」

「あはは…。えっとここで指揮官やってるイーニャ・グーバレフです。皆さんよろしく…?」

「…これから騒がしくなりそうね」

「あの、先生。シーアとデールは分からなくもないんだけどカルカノ姉妹は…?」

「ああ、この二人は他の地区で活躍してた戦術人形でな。私がここに来る際グリフィンに無理言って買い付けた。イーニャへの指揮官就任祝いのプレゼントだよ。存分に使ってやってくれ」

 

 あああああああ、このカルカノ姉妹まさかとは思ったけどRO憧れのやつじゃんかぁぁぁ。それを無理矢理買い付けるって先生何したの!?父さん頭抱えるどころか泣き崩れてそうなんだけど本当に先生何なの!?

 待望のRFが三人も来てくれた事には感謝しかないけど春田さんは良いとして、この二人強すぎて下手な雑魚相手に出せないよ。てか、今は有り得ないけど大破させるような事あったらROに申し訳無いわ。

 

「さて、小耳に挟んだ事だがここの人形達は満足な修復を受けられていない状態らしいな」

「あー、修復ポッドが三つしか使えないんだよね…」

「診せろ」

「はい?」

「私が全員治してやるから診せろと言ってるんだ。そら、さっさとやるぞ」

 

 何故か眼鏡かけてない性格でやたらウキウキしてる先生に急かされて慌てて工廠室に入る私達なのであった。

 

 

 

 

 

 アオザキ一味がやってきてからきっかり一時間後。

 

「よし、これで最後だな。もう無茶はするんじゃないぞ、スコーピオン」

「アオザキさんありがとー!これでまたいっぱい遊べるね!」

 

 …昨日までほとんどが大破状態だったこの基地の人形をアオザキ先生が全て直してしまいました。

 あの、AUG除いて全員快速チケット要るレベルの大破具合だったんですがどういう事なの先生…?

 

「ほら、やっぱりデールの出番が無かったじゃないですか」

「いや、不測の事態とかあるでしょ。先生ばかりに依存してたらもしもの時大変だって」

「なるほど、デールは自分が予備でしかない事を自覚しているのですね」

「辛辣ぅ!」

「先生、いくら何でもこれは早すぎでは…?」

「どちらかというと医者よりこっちの方が本業だからな。人形の十や二十、治す事ぐらい朝飯前さ」

 

 うーん、カルカノ姉妹に加えて先生のチート染みたリペア能力…HK部隊だけでも初期戦力としてはお釣りが来るレベルだったはずなんだけどこれもう強くてニューゲーム状態だね(遠い目)。

 

「なんだ45。そんなにこっちを見て。おまえも私に診てもらいたいのか?」

「そんなんじゃないわよ。…あなた一体何者なの?」

「おいおい、そんなの直接聞く事じゃないだろうに。ま、敢えて答えるなら医者兼"人形師"だと言っておこう」

「人形師…?」

「私の素性なんてそこまで重要じゃないだろ?」

「45、あまりこれ突っ込まない方が良いと思うよ。今の先生の性格上突っ込めば突っ込むだけ先生がただ楽しむだけになるだろうから」

「はっはっは!私と別れてから随分と強かになったじゃないかイーニャ。その物言い、クルーガーとよく似ているぞ」

「それ喜べばいいんです?」

「さて、どうだかなぁ?」

「…えー、とりあえず予定より早く人形達の運用が可能になったので作戦を立案してきます」

 

 三十六計逃げるに如かず!

 これ以上ネタにされては堪らないと45を連れて工廠室をさっさと出る。ニヤついた先生の笑みが狐の笑みに見えたのはきっと45も同じだろう。45もいつものポーカーフェイスを忘れて苦い顔をしている。

 私は先生に対して一生頭が上がらないんだなぁと実感するばかりであった。

 

 

 

 

「さて、まずは編成編成っと…」

 

 執務室にて副官の45と共に編成を考える。

 HK部隊の面子は第一部隊として、一人空けるしかないんだよね。彼女達と他の面子じゃ練度に差がありすぎて組み込めない。そもそも場合によっては秘密部隊として動かすつもりだから余計な人形は入れられない。これは仕方ないと割りきろう。…40がいたらなぁ。

 第二部隊は…カルカノ姉妹を筆頭とした対装甲部隊かな。ナガンおばあちゃんに火力支援、IDWと64式自に撹乱と回避盾してもらってカルカノ姉妹に止め刺して貰う形…でいけるはず。

 そして第三部隊。ゲームでは夜戦女王として名高いグローザが隊長。同じく夜戦に強い9A-91をメインアタッカーに据えて手榴弾を投げられるスコーピオンとステンが前衛、火力支援が出来るコルトSAAを配置しておく。

 残るはAUG、FNC、そして春田さんことスプリングフィールドなんだけど三人だけだと部隊として運用しづらい。普段は基地に残しておいて有事の際の防衛とかに回そう。空いた枠には後々製造でSMGを入れる予定だ。

 

 こうして見ると夜戦に対して中々強い面子なのかな…と思うけどこの世界はゲームと違って夜戦にしか装甲持ちの敵がいないなんて縛りは無い。なので第二部隊も普通に昼の戦いに投入することになるはずだ。第三部隊も同様。

 

「まぁこんな感じが妥当かな」

「やっぱり人形が少ないかしら」

「そりゃね。三つしか部隊を動かせないっていうのは正直きついよ。後方支援に出す部隊の事を考えると最低でもあと三部隊は動かせるようにしたいかな」

「もしかして、私達が一番忙しくなるの?」

「うん。どの部隊も満遍なく任務を割り振るつもりだけど今のS0-9地区は前の指揮官がガバガバな運営してたせいでちらほらと鉄血の小隊が見えてるとこ多いんだよね。放っておいて基地に侵攻されたら困るしさっさと処理したいからHK部隊のみんなにはしばらく出ずっぱりになってもらうしかないな…」

「ベッドから離れないG11を叱る416の姿が未来視できるわ…」

「G11には報酬として特注品のベッドを宿舎に贈るつもりだからそれ言い聞かせて」

「鉄血の相手するよりそっちの方が面倒よ…」

「いいですねぇ、ベッド。私も頑張ったらご褒美が欲しいです」

「ご褒美ねぇ…。今はまだ始まったばかりだし後々考えておくよ…って9A!?」

 

 気付いた45がすぐに組み伏せる。いつに入って来た…?てかどうやって45の警戒を掻い潜った…?

 

「指揮官に会いにきただけなのにこの仕打ちはひどいです。45さんといつもべったりで羨ましいだけなのに」

「なら普通に入ってきなさいな。こっちは指揮官がここに着任する前から副官やってるのよ。一緒にいて当然でしょ」

「指揮官、さっき言ったご褒美ですけど指揮官を抱っこさせてほしいんです。あと私の膝の上に乗せて抱きしめたり」

「君その状態で45スルーできるとかただ者じゃないね!?」

「褒めてくれてるんですか指揮官…?嬉しい…」

「指揮官、こいつ鉄血の基地に捨ててきてもいいかしら?」

「そんな子でも大事な戦力だからせめて逆さ吊りの刑で許しておいて」

 

 昨日までは大人しかったから忘れてたけどそうだ、9A-91は公式でヤンデレの気がある子だったわ。45の警戒から抜けられるとか是非夜戦などで活躍してほしい隠密スキルだよ。お願いだから基地で私達相手に使うのはやめて。

 

 渋る9A-91の処理を45に任せ一息ついた私は、明日から本格的に始まるS0-9地区の運営に頭を悩ませるのであった。




イーニャが統括するS0-9基地の初期戦力

第一部隊
HK部隊の四人。ゲームで言うとレベル90超えを全員果たしてるがダミーは0

第二部隊
カルカノ姉妹は5Link果たしたこの基地最大戦力。ナガンおばあちゃんはレベル10未満、ステンとスコーピオンはレベル20程度だがこの三人もダミーは無し

第三部隊
装甲持ちが相手で無ければ夜戦に強そうな面子だがやっぱりダミーは(ry

暫定第四部隊
内勤組。今のところ戦闘参加予定無し
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