これは、終わりの決まった物語
これは、死を目指す物語
これは、ある王女の物語
-彼女はそれを望んでいたのか?
わからない
-彼女だけでも逃すことはできなかったのか?
わからない
-世界を敵に回して後悔はないのか?
わからない
-彼女をその手に抱きたかったのか?
わからない
-彼女に好かれたかったのか?
...わからない
だけど、俺は
彼女に長く笑っていてほしかった。
フランス万歳
状況を整理しよう。俺こと八門慶次は久しぶりに登山に来ていたはずだ、遠坂のやつに龍脈を調査してこいと頼まれ富士の霊峰に来ていたはずなんだが、気がつけば草原が広がっているではないか。
魔術が介入してきた感触はなかった。もはや、魔法の域ともいえる速さで事態は起こり収束していた。問題は、俺の体に何か異常が起こっていると言うことだ。
記憶も曖昧になりつつある。俺はどこからきた。何故ここにいる。
まずい
空気の感覚から察するに、ヨーロッパあたりか?服がさっきより大きく感じられる。
何かがおかしい。
「あのクソ女、やっかいごと押し付けていきやがって、頭いてー」
クソ女が誰なのかすらわからなくなってきた。
頭痛がする。周辺を探索するために歩を進めれば進めるほどにそれはひどくなる。体が警笛を鳴らす。しかし、止まれない。歩幅が小さくなる。体の門を一つ開けて無理やりに動かす。
ここで止まってはいけない、そんな強迫観念に駆られただ歩を進める。
しかし、これ以上は足が動かない。いや、目がもう見えていないのだ。
「やばい。まじでダメなやつだ。」
俺はその場に倒れ伏した。
今日は、ピクニックだ!
私も7歳になってお父様からの外出許可が下りるようになった。と言ってもじいと護衛をつけて。しかも、王家の土地のみ
それでも今日はとてもいい天気に恵まれて、最高の1日になりそうだった。外には、緑が広がり、空は青く澄み渡っている。
そして草原には蝶や花、そして寝転がる人がいた。
?
人?!
え?!こんなところに人が?
外とはいえ、王家の土地に人が?庭師は今日はいないはず。
「じい、止まって!!」
急いで、乗っている馬車を止めさせる。
「どうされました?お嬢様」
「あっちに人が倒れてる...」
「なんと?!お嬢様は、こちらでお待ちを。私が確認して参ります。」
同じく、事態に気づいたじいが草むらへと入って行った。
「うん、お願い」
これが、私と彼の初めての出会い。
後に、私の唯一になる人との出会い。
私が恋した人との出会い。
「あなたは、誰なの?」
フランス万歳!
反応とやる気次第です。