数日ぶりに見た青空の下で、
今私は───
「心配したんですからね!勝手にいなくなったりして!」
「ふみまへん」
早苗さんに思いっきりホールドされている。
守矢神社に向かった私は境内で掃き掃除をしている早苗さんを発見、声をかけたところ……こうなった。苦しい。
「もう……何処行ってたんですか?」
「あ、それなんですけど……神奈子様いらっしゃいます?」
「はい、いますよ。せっかく帰ってきたんだから顔を見せに行きましょう!」
半ば抱き抱えられる様に私は本殿に連行された。
引き戸……正式名称が分からないが、早苗さんはそれを思い切り開いて、
「ヴィーさんが帰ってきましたよ!」
「おや。おかえり」
……ちょっと嬉しい。ここに来ておかえりなんて聞いたのは初めてかも。
じゃなかった、今はあんまり時間ないんだ。
「神奈子様、つかぬことをお聞きしますが」
「なんだい?」
「お空さん……霊烏路空さんに八咫烏を降ろしたのは神奈子様ですか?」
「……何故それを?」
▽
「成る程ね、それでここに来たわけか。……そうだね、これは私にも責任がある。考えなかった訳ではないが……」
「と、いいますと」
「結局のところ、神というのは意識の上に成り立つものだ。故に、依り代となる精神の基盤が不安定だと
何らかの外因、あるいは精神強度が低かったせいで、神の権能を抑えきれなかったということらしい。
「さて、本題に入るよ。結論から言えば、八咫烏の権能を抑制することはできる……ヴィーの言っていた方法でね。問題点は一つ、直接装着する必要があることだ」
「え? でも、その方は今すごい熱を放ってるんですよね?」
早苗さんの疑問に、私は胸を張って答えた。
「大丈夫です。私にあてがあります」
そういうと、早苗さんと神奈子様はすっごい微妙な顔をした。
「…………な、なんですか」
「ヴィーさん? また危ないことするつもりですか?」
「ないですよ、しないしない」
沈黙が痛い。
「……早苗。同行したらどうだい?」
「いいんですか?」
「一回戻ってくるんだよ?私は制御棒を形にしとくよ。それで」
神奈子様のアイコンタクトに頷く。
「あ、にとりさんには詳しく伝えておきます。本人もわりと乗り気だったので協力してくれるはずです」
突然、顔にぺたりと何かが触れた。さらに耳元で湿度の高い声が聞こえる。
「手際いいね」
「うひゃあ!」
振り返ると、諏訪子様が私の頬に手を当てていた。
「じゃあ私はお守りを、と」
そう言って私の前髪をかき上げ、何かを付けた。
「なんですか? これ」
「ヘアピンってやつさ。多分。早苗の方がそういうの詳しいよね」
早苗さんは全く話を聞いていなかった。
「わ、私とお揃いの……!」
「聞こえてないね、これ」
そのまま最後まで早苗さんはテンションが高めだった。神社を出る時も、
「手をつなぎましょう、逸れたら困るので。さあ」
「いえ、別に私は」
途端にしゅんとする早苗さん。募る罪悪感。
……ええい!手を繋ぐのが恥ずかしいとか言ってられるか!
私はそうっと早苗さんの手を握った。
「……! ようし、あとは私にお任せください!」
「えっ」
体が浮く。
私と早苗さんはとんでもない勢いで空へ旅立った。
▽
「早苗、随分楽しそうだったねえ」
「そりゃあれだよ、早苗は世話焼きだから手のかかる妹みたいで嬉しいんじゃない?」
「ふむ。あれはいい母になるね」
「私としては見知らぬ男に嫁がせるのは嫌だなぁ……そうだ」
「どうした諏訪子」
「いや、私の支配下にはミジャグジ様はじめ多数の祟り神なんかがいる訳だけど。そういうのの力を使えば、多分生やせる」
「生やせる?………………いや、まて。言わなくていい、わかった。そしてやめろ、早苗を変な道に引き摺り込むんじゃない」
▽▽▽▽▽▽▽▽
「早苗さん」
「なんですか?」
「こっちじゃないです」
「ええ!?でも、にとりさんがくるのはこちら側では?」
「それなら大丈夫です、私にはこれが」
取り出したるは『k-phone』。
さぁ、連絡を──
「ヴィー、さん? それ、もしかして」
「え?」
早苗さんが驚いたように口に手を当てている。
「…………スマホ、ですか?」
まずい。また迂闊なことを!
どうしよう、これどっからどう見てもスマホだよね、完全に忘れてた!
……誤魔化す?
どうやって?
「あ、あの、これ、にとりさんといっしょに作って」
「作ったんですか!? も、もしかして!」
「いや、それは──」
「もしかして、この世界は科学も発展しているんですか!?」
「へ?」
「こっちにもスマホがあるなんて思わなかったなぁ……!あ、ちょっと見せてもらってもいいですか」
「あ、はい」
「おお、私が見たことあるのとそっくりです」
有名なやつをモデルにしたので……
これ、誤魔化せてるのかな? 私が向こうのこと知ってるみたいな感じにならない?
ならないね?
良かった……
「早苗さん」
「あ、はい、お返しします」
「ありがとうございます」
そのまま電話をかけた。
「電話機能もあるんですね……」
うかつに返事して藪蛇になるのも嫌なので、あいまいに頷いておく。
「もしもし………ええ、ヴィーです。協力していただけるとのことで。はい、伝えてあります……はい。ではまた」
通話を終えると、早苗さんがきらきらした目でこちらを見ていた。
「ヴィーさん」
「はい」
「私も欲しいです」
「えっ」
「羨ましいです。私も写真とか撮りたい」
「……紫さんに聞いてみないことには」
「ゆかりさん………あ、あの悪そうな笑い方する」
「その方であってます。そのうち会えると思うので、その時に伝えておきますね」
ちなみに私はもう二度と会いたくない。
「で、行先なんですが、博麗神社なんですよね」
「ということは、当てというのは霊夢さん?」
「いや、違うんです。私も会ったことないので分からないんですけど」
「伊吹萃香さん。種族としての『鬼』だそうです」
こんちわ。ねずみです。
タイトルは例の如く。語ったことないサークルでもないので割愛。
で。
ここから先は私の気持ち悪い東方オタク部分が相当に出るので。
読みたくない方は飛ばすべき。いろんな解釈があって、その多様性を許せる人は読んでも大丈夫だと思う。多分。
さて。いいですかね。
で、この小説をスマホで読んでたりする方はもうインストールしたんじゃないですかね?
そう、「東方LostWord」です。
やりましたよ。当然にとりが出るまでリセマラしました。ほんとはしたくなかったけど……。
コツは心を無にすることですね。まさか32回もかかると思わなんだ。でも幸せなのでOKです。
で、これは私の個人的なこだわりなのですが、東方二次創作において原作キャラ以外の男が出てくるのが苦手なんですよ。幻想郷に男はいらないみたいな。
……いや別にいない訳じゃないのは知ってるんです。ただ登場させて欲しくない。この作品が一応ガワだけでも少女なのはそれも理由にあります。
で、ロストワードのスタートの名前入力画面。
「主人公は女性です」*変更不可
助かった………
東方であまりボーイミーツガールとかして欲しくない私にとっては一つ地雷が回避できた瞬間でありました。
さらに。
最初にキャラ音声の有無も選択できますよね。
コレも気持ち悪いこだわりなのですが、東方キャラに音声をつけないで欲しいというか。イメージと違うと気持ち悪いから……なんか解釈違いです!ってなりそう。それなら聞かなくてもいいよね、と思いました。
あとは……絵、ですかね。立ち絵、結構クオリティ高いのではないでしょうか?私が言えたことではないですが。
調べてないですがあの絵師さんは格ゲーの方の東方の絵師さんと同じな気がします。絵柄的に。
ここまで語ったところで。コレは対比的になってしまうのですが。
東方キャノンボールってあるじゃないですか。
私インストールしていますが、もうログイン勢気味です。
ここからはさらに厄介なオタクみたいになりますが。
慧音先生の絵、ちょっと怖いと思った。絵柄にブレがある気がします。絵師さんが違うので当たり前ですが……。あと音声も最初から付いてた……私はキャノンボール無音でやってます。設定で消せるのかな?あと……3Dキャラもなんか……こう……
あと1ゲームが長いんですよね。あれでギリギリで負けるとあまりやる気起きないなぁ……
あ、でも2Dの立ち絵は好きですよ。あれすごい好き。
なのでしばらく私はロストワード勢になりそうです。ロストワードもBGM単調じゃない?とか少し思ったところはありましたが……粗探ししてもしょうがないので今はストーリーを楽しむことにします。
いやぁ喋りすぎた。昼寝したせいで徹夜状態で書き上げたのでこれから寝ます。
おやすみなさい。起きて見返したら深夜テンションで書いてた、なんてことになりそう……