推敲はしてない。深夜テンションで書いた。
「幽香さん! この畑を覆えるくらいの妖力をいただくことは可能ですかっ!?」
「それくらいなら、ええ。でも」
幽香さんが見上げる先は曇り空。
「太陽の光もないし、長くは持たないわ。短期決戦と行きましょう」
言いつつ、片腕を振ると、地面から根っこのようなものが生えて、それが私の足首に絡みついてきた。そこから微かに熱を帯びた妖力が流れ込んでくるのを感じる。自分が植物になったような気分だ。
「
「了解しました!」
びしりと敬礼。のち、自分の妖力を薄く展開していく。
「薄く、薄く……なるべく省エネで」
展開、展開、さらに展開。傘のように、弾幕が地面に落ちるよりも早く、速く。同時に私の能力を発動する。
──『七割まで反射する程度の能力』。あまり使う機会がなかったが、本来この能力は付与が可能である。因みに早苗さんの時使った弾幕も、妖力で形成された板に私の能力が付与されてできたものだったりするのだが、今回はそれの超大規模バージョンをやる、というわけだ。幽香さんの傘を見て思いついたというか、思い出したというか、まあそんな感じ。
妖力を延ばしつつ、見上げると幽香さんがマスタースパークを放つのが見えた。当然チルノちゃんたちは避けるのだが──威力があまりにも高いせいか、マスタースパークは厚い雲をも貫き、地上に太陽の光をもたらす。
「っ……チルノちゃん!」
「だいじょうぶ、まだまだぁ!」
そういって二人がさらに生み出した氷花の弾幕は、ある程度の高さになったところで私の妖力に触れて、威力の七割が反射された。
「よしっ」
反射された弾幕と落ちてくる弾幕がぶつかり合い相殺することで、一時的にその弾幕の威力を減衰させる。私が思いつく限界がこれである。因みにしばらくすると反射する弾幕の数が減り、効果が薄くなるので幽香さんには本当に素早い決着をお願いしたい。
あとなんか、自分の中に別の力が流れてるの、結構酔いそう。お空さんと融合しかけた時ほどじゃないけど……。
▽
何故。何故チルノちゃんがこんな目に合わないとならないのだ、という場面を、私は何度も見てきた。無謀な戦いを挑んで一蹴されたり、気づいたら家が壊されていたり……。チルノちゃんは妖精の中では多分一番強いから、弾幕勝負では私は役に立てない。だから、なるべく危険を避けるように動いた。
ヴィーという妖精に騙されて、紅魔館の吸血鬼に一回休みにされかけたことがある。その時もチルノちゃんは笑っていたけど、私は気が気じゃなかった。痛いのは嫌だし、チルノちゃんが傷つくのも嫌だ。私にチルノちゃんくらいの力があれば、と思った。
最近は向日葵畑の花妖怪に勝負を挑んでいたが、戦績は振るわないみたいだった。そして今日、チルノちゃんは言った。「力を合わせればいい」と。なんだか嬉しくって、私は初めて、引き留めるためじゃなくて戦うためにチルノちゃんの手を取った。だから、
「負けるわけにはいかないっ!」
私はただの自然の妖精だ、そよ風や小雨くらいにしか干渉できないちっぽけな妖精だ。けれど、この弾幕だけは、絶対にやり遂げなくちゃいけない。
マスタースパークで雲が吹き飛んだ。わかってる、火力はチルノちゃんの戦いを見ていたから知っていた、想定内だ。私はもう一度雲を呼び寄せる。
氷妃『ヘル』は雨粒を凍らせて成り立つ自然の弾幕だ。雲がなくなることは即ち弾幕の消滅を意味する。
「悪いけれど、」
嫌な予感。花妖怪が傘を構え、それを開く。
「
眼下の向日葵が、ざわりと一斉に花妖怪の方を向いた。傘の先に、小さな太陽かと見紛うほどの熱量が集まってゆく。
「花符『フラワースパーク』」
そこから花弁のように、全方位に極太のレーザーが放たれた。ダメだ、避けることも受け止めることもできそうに無い!
レーザーの隙間が狭まっていく。逃げ道が塞がっていく。
「まだだ!」
「チルノちゃんっ」
「こーいう時こそ、笑って跳ね返すのが、サイキョーってことなんだ!」
チルノちゃんの口癖。妖精は最強になんてなれっこないと思ってたけど。
「大ちゃん、行くよ!」
「……うん!」
隣には溢れんばかりの笑顔。ああ、力なんてなくても、チルノちゃんさえいれば、私は──
きっと、サイキョーだ。
「「氷竜『ブライニクル』ッ!」」
氷の竜巻と太陽の光芒がぶつかり合い、一際大きい光と風がやってきて。
私の視界は暗転した。
▽
怖い。上空の弾幕勝負をみて出てきた素直な感想がそれである。美麗さというより火力に全振りしたような弾幕同士がぶつかると、とんでもないことになるんだなぁと身をもって体感した。
光が収まると、ぷすぷすと黒い煙を上げながら落ちてくる2人の妖精が見えたので、慌てて受け止めに行った。
「ぐぇ」
まぁ小柄な私に2人も受け止められるはずもなく、クッションの役割しか果たせなかったが。手を繋いでいる2人がどことなく笑顔だったのが印象的だった。
どうも。この回読み返したら羞恥心に襲われそうなみずねです。
まずお詫び。投稿遅れて申し訳ない。友人とモンハンや遊戯王に手を出してみたり、はたまた別ジャンルや一次創作に手を出してみたりしてたら4ヶ月経ってた……。
ええとですね、とりあえずこの回と次の後日談的な回(予定)で大チルのいざこざは解決するといいなと思いながら書いてます。正直大ちゃんが何度も闇堕ちしかけて大変だった。私の書く東方のカップリング、ヤンデレ路線に行きがち問題。
でも底なしに明るいキャラに浄化されるヤンデレも好きです。私性癖の幅は広い方だと自称しているので、どんなヤンデレカプも美味しく頂けます。
タイトルは私の好きなエッセイ漫画から。あの絵柄からしか摂取できない栄養が確かに存在する。
次。これ前回が4ヶ月前なので今更感ある話ですし、飛ばしても問題ないです。例大祭の感想みたいなもんですし。
まず、私には心の底から推しまくってる絵師様が何人かいらっしゃるのですが、その方の作品を買うにあたりあまりにも緊張しすぎて二冊しか本が買えなかったという始末。何しに行ったのお前?後で通販するからな……
あと鈴仙ちゃんのアクリルスタンド、耳に穴が空いててピアスがつけられるやつと木製の藍さまモチーフのパスケースを買って撤退しました。パーカーとか買ってみたかったけど肌がクソ雑魚なので化学繊維怖いのでやめた。
グッズ買うときに使用頻度とか利便性を考えてしまうのは私の悪い癖。後から「多少使いづらくとも東方のグッズなら最高じゃん」ってなる。やめたい。というか私使わずに飾るタイプだし……
とまぁ、割と後悔もあるけど、行ってよかった。次は静岡だけども、少し家から遠いので見送ることにした。このご時世で遠出すること自体怖いしね。
最後に。この後の展開を例の如く考えていない私ですが、もう原作に戻ってもいいかもしれない。まぁ神霊廟のストーリー調べるのでまた時間かかるんですけど。いっそのことSteamで原作買っても良いかも。
ちなみに原作は靈異伝しか触ったことがないので(埼玉まで展示品を触りに行った)、実質原作未プレイみたいなもん。神霊廟の他に買うならやっぱり紅魔郷からにするべきかなぁ?