きんいろモザイク アルビノ少年の金色の日常 作:kuropon
玲一とアリスが編入して数週間がたった。アリスは忍たちと帰宅部になり、玲一はサッカー部に所属した。そして、朝の4時で玲一は起床した。
玲一「ふあぁ~…。」
玲一はアクビをするとベッドから立ち、ジャージに着替えた。そのあと部屋に飾ってある稲妻のマークが書かれている古いサッカーボールに手をおいた。
玲一「(いってきます…。)」
玲一はボールから手を離し、別のボールを持って家を出た。
――――――――――――――――――――――
時間は過ぎて朝の7時。忍とアリスは目を覚まして起きた。
アリス「おはようシノブ…。」
忍「おはようございます…。」
起きたが、また横になってしまった。
それと同時に玲一が帰ってきた。
玲一「ただいま…。」
母「おかえり。また特訓?」
玲一「うん…。俺、アルビノだから…人一倍頑張らないと…。」
そう、玲一は日本ではかなり珍しいアルビノだった。
母「あまり無茶しないでね。」
玲一「うん…。シャワー浴びてくる…。」
玲一はシャワーを浴びにお風呂へと向かった。
母「さて、忍たちを起こしましょう。」
母が忍たちを起こしたその後、アリスと忍はリビングで朝食を食べる。アリスは和食、忍は洋食の朝食を食べた。すると誰かがアリスの頬を突っついた。
勇「良いな〜。色白もち肌。」
忍の姉の勇だった。
アリス「イサミおはよう。」
勇「おはよう。」
忍「お姉ちゃん、今日仕事でしたっけ?」
勇「そう。午後から。」
玲一「ふぅ…。サッパリした…。」
勇「…!おっはよー玲くーん!」ダキッ
玲一「お、おはよう…。勇姉…。///」
お風呂から上がった玲一を勇が抱きついた。
勇「あ~、やっぱり玲くんの抱き心地は最高だわ~。」
玲一「…。///」
母「勇、玲も学校があるんだから離してあげなさい。」
勇「…はーい。」
母から注意を受けて勇は玲一を解放した。
アリス「レイ、おはよう!」
忍「おはようございます。玲くん」
玲一「おはよう…。忍姉、アリス…。いただきます…。」
玲一は二人に挨拶をして朝ごはんを食べだした。
三人は朝食を食べ終えると玄関に向かった。
3人「いってきまーす。」
その頃綾は、待ち合わせ場所で忍達を待っていた。
綾「……。」
忍「おはようございます綾ちゃん。」
アリス「おはようアヤ。」
玲一「おはよう…。」
綾「おはよう。」
忍「陽子ちゃんは?」
綾「日直で先行ったわ。」
忍「すみませんお待たせして。」
綾「早く行きましょ?遅刻しちゃう。」
玲一「綾、タイツ履き忘れてる…。」
綾「え?…あ!!」
綾が自分の足を見ると、タイツを履いてなかった。
忍「わ、私の靴下を!」
綾「しのが裸足になっちゃうじゃない!…あ!確か…。」
綾はカバンの中を探る。
綾「あった!」
中に運良くタイツが入ってた。
玲一「綾はおっちょこちょい…。」
綾「う、うるさいわよ玲!!///」
電車内でアリスが玲一に質問した。
アリス「そういえばレイって毎朝お風呂に入ってるけどどうして?」
玲一「早起きして特訓してるから…。」
アリス「特訓?」
忍「玲くんは毎日サッカーの特訓しているんですよ。」
綾「玲らしいわね。」
アリス「あのハードな特訓を毎日!?」
玲一「俺、お姉やアリスたちみたいに体強くないから…。人一倍頑張らないと…!」
綾「でも、それで体を壊したら元も子もないわよ。少しは休まないと。」
綾がそういうと、玲一の顔が暗くなった。
玲一「…強くなくちゃ。」
アリス&綾「え?」
玲一「強くなくちゃ…俺は価値がないから…。」
忍「…!(玲くん…。まだあのときのことを…。)」
『まもなくー◯◯駅ー、◯◯駅ー。』
四人が話していると目的の駅に着いた。そして学校に到着して教室に入ると陽子が居た。
陽子「おっはよー!」
綾「おはよう。」
アリス「おはよう。」
陽子は何故か弁当を食べている。
綾「朝ごはん食べてなかったの?」
陽子「え?食べたけど?」
綾「その、何か?みたいな顔やめて。」
玲一「陽子は相変わらず食いしん坊…。」
時間が進んで休み時間。
忍「アリスは、今年で幾つになるんですか?」
アリス「え!?皆と同じ高校一年生だよ!同じクラスでしょ!?」
忍「そうでした。」
2人は立って背比べする。
忍「でもその割には小さいですね。私が155センチですので、アリスは50センチくらいですかね?」
アリス「それは無いよ!?」
玲一「……。」ムスー
陽子「背が引くいのがコンプレックス?」
アリス「うん。」
陽子「何で?小さいの可愛いじゃん。」
忍「そうですよ。」
綾「心配しなくても、これから伸びるわよ。」
アリス「でも私、小学生の時から3センチくらいしか伸びてなくて…。」
それを聞いた途端、忍と陽子と綾が顔を逸らした。
綾「それはもう…。」
忍「はい…。」
陽子「ダメかも…。」
アリス「そんな!?そんな事無いって言ってー!!」
玲一「アリス…。」
アリス「レイ…?」
玲一「俺も背が低い…。一緒に頑張ろう…。」
アリス「うぅ…!私の味方はレイだけだよー!」
陽子「そんなに落ち込む事か?」
アリス「ヨウコ…。」
心配しそうな顔でアリスを見る陽子。アリスは陽子の胸を見て、陽子の耳元に語った。
陽子「え?背が小さいから胸も小さいって?」
アリス「うん…。」
陽子「アッハハ、それは身長関係無いって。」
綾「そうよ。それこそ気にしなくても。」
陽子「良い例がここに。」
例えを綾に指した陽子。綾は怒って陽子を揺らす。
綾「どうせ無いわよ悪かったわね!!!」
陽子「冗談!冗談なのにー!!」
すると予鈴がなった。
忍「やったー!一時間目英語です!」
アリス「シノブ英語好きなの?」
陽子「からすちゃんが好きなんだよねー。」
アリス「からす?」
綾「烏丸先生よ。担任の。」
玲一「編入のときに案内してくれた女の先生…。」
アリス「あー、メガネの。」
忍「そうです!優しくて美人で、英語ペラペラで、大人でジャージで!あんな人になりたいです!」
綾「ジャージは良いの!?」
英語の授業。黒板に英語を書く烏丸先生。
烏丸「っと、ここはこうなります。ん?」
アリスはずっと烏丸先生を見ていた。
烏丸「本場の方が居ると緊張しますね。先生の英語はどうかしら?」
忍「先生の日本語は日本一です!!」
突然忍が立って高らかに言い放った。
烏丸「まあ!ありがと!」
玲一「お姉やめて…。恥ずかしい…。」
アリス「(ラ、ライバル!!)はい!!」
突然アリスが立った。
烏丸「アリスさん。」
アリス「Miss Karasuma!Your English sounds Little awkward!!《ミス・カラスマ!あなたの英語はちょっとだけ変です!!》」
全員「おおおお!!」
烏丸「凄いわアリスさん!皆さん、アリスさんがお手本を見せてくれますよ。」
アリス「え!?」
周りから拍手されてアリスは赤面する。
烏丸先生「それでは、40ページの最初から。」
アリス「あ、はい!(な、何でこんな事に!?)」
玲一「(アリス…。災難…。)」
英語の授業が終わった後、アリスは日本人形のパペットを動かしてた。
陽子「凄いなーアリス。手上げて。」
綾「やっぱり本物の英語は違うわね。」
アリス「えへへー。」
陽子「しの、教科書あった?」
忍「ありました。」
綾「しの、筆箱は?」
忍「あ!!」
陽子「しのー。」
忍「すみません…。」
玲一「忍姉…、もう少ししっかりして…。」
忍「うっ…!玲くんの言葉が心に直接…。」
アリスたちは授業道具を持って移動する。
アリス「レイ、シノって何?」
玲一「…忍姉のあだ名。」
アリス「あだ名?」
陽子「簡単に言うと、仲良し同士が呼び合う名前だよ。」
アリス「仲良し…。」
すると目の前に烏丸先生が歩いて来た。
烏丸「顔がいっぱい重なってー♪」
アリス「先生ー!!」
烏丸「ん?」
アリス「私、シノブの事をシノって呼びます!」
突然周りに静かな空気が漂った。そしてすぐに烏丸先生は嬉しい表情をした。
烏丸先生「まあ、仲が良いのね!」
忍「嬉しいです!」
周りの空気が和やかになった。
アリス「あれ!?何この反応!?」
その後教室で。アリスがパペットで遊んでた時。
陽子「アリス萌えーーー!!!」
アリス「うわあ!?」
後ろから陽子が抱き付いて来た。
アリス「モエって何?」
陽子「可愛すぎて萌える!!萌えーー!」ゴォオオ
綾「馬鹿ね。字が違うわよ。」
と言って綾が黒板に書いた漢字は、草かんむりの下に月と古の漢字を書いて意味が分からない漢字だった。
綾「あれ!?」
玲一「なんか違う…。」
もう1つ書いた漢字は、「菲」だった。さらに書いたもう1つは、草かんむりに月が二つついたなにかだった。
陽子「見れば見る程分からなくなる!!」
すると忍が黒板に萌え〜〜と書いた。
忍「これは当て字なんですよ。」
陽子「そうなの?」
忍「はい。元はピューンみたいな効果音が語源です。」
綾「またあからさまな嘘を…。」
玲一「擬音…?」
忍「本当は、可愛い物を見た時の効果音。『もへ~』が語源です。」
陽子「成る程!もへ〜が変化して萌えになったのか!誰が考えたんだ?」
忍「私です!」
玲一「忍姉…。萌えの意味は、ある物や人に対してもつ一方的で強い愛着心・情熱・欲望などの気持ちを言う俗語…。必ずしも恋愛感情を意味するものではないと言う意味…。」
陽子「なるほど!さすがは天才児!」
玲一「勉強してるしね…。」
ある休日の日。綾は忍たちと遊ぶために駅前の花壇のまえで待っていた。
陽子「ごめーん、遅れちゃった。」
綾「遅い!」
陽子「10分だけじゃん。」
綾「だけ?だけって何よ!私なんか1時間も前からここに居るのに!」
陽子「真面目だな…。しのたちもまだじゃん。」
綾「そうなのよ。心配だわ、何処かで事故にでも遭っていたら…。」
陽子「この差は何だ…?」
忍「ごめんなさい!遅れました!」
綾「あ!」
陽子「来たぁ。」
丁度忍とアリスが来た。だがしかし。
陽子「何だあれ!?」
忍がメイド服なのかゴスロリなのか分からない服を着ていた。
陽子「しの、それは私服か?」
忍「はい!似合いますか?」
アリス「シノは何かの物真似をしてるんだよ。」
陽子「…成る程コスプレか。えっと、メイド?」
綾「ゴスロリとか?」
忍「ブブー!正解は外国人でした!」
陽子&綾「ざっくり!!」
陽子「あれ?そういえば玲は?あいつが遅刻とは珍しいな。」
アリス「レイならあそこにいるよ。」
陽子&綾「え?」
アリスが指を指した方を見てみると、別の花壇の前でクレープを食べてる玲一がいた。
陽子「玲!何やってんだよ!」
玲一「クレープ食べてる…。」
陽子「それは見ればわかるよ!なんで離れてるのかって聞いてるんだよ!」
玲一「…そんな格好の忍姉の近くにいたくない。というか、身内だと思われたくない…。」
忍「玲くん!?」ガーン
陽子「そんなハッキリ言うなよ…。弟だろ。」
玲一「忍姉…、今日は半径50センチ以内近づかないでね…。」
玲一からの言葉攻めで忍は膝から崩れ落ちた。
アリス「シノ!しっかりしてー!」
忍「れ、玲くんに…嫌われ……!」プルプル
綾「れ、玲…。さすがに言い過ぎじゃあ…?」
玲一「……。」プイッ
一行はゲーセンに来た。クレーンゲームコーナーで熊のぬいぐるみを見てるアリス。
玲一「アリス、取ろうか…?」
アリス「え?良いの?」
玲一「……。」
玲一は100円を入れてアームを動かし、アームがピンポイントでぬいぐるみを掴み、全く落ちないままゲット出来た。
玲一「ほら…。」
アリス「うわー!ありがとー!」
ぬいぐるみを持って喜ぶアリス。
綾「玲、上手いのね。よくやってるの?」
玲一「いや、今日が初めて…。」
綾「初めて!?」
陽子「なあ玲、その勢いで私が欲しい景品ゲットしてくれるか?」
玲一「やだ…。自分で取って…。」
陽子「えー!ケチー!」
次は文房具店。綾が取ろうとしたペンを、陽子が取った。綾は赤面した。次はインテリア。忍の目が輝いてる。次はペットショップ。忍とアリスと陽子と綾が子犬を見て玲一が子猫を見てる。外に出てベンチで休憩する。すると綾は何かを見た。
綾「あら?外国の方が居るわ。」
目の前に外国人の男女が立っていた。
アリス「旅行かな?」
忍「何か困ってるみたい、私行って来ます!」
綾「え!?ちょっとしの!」
外国人の方へ走る忍。
忍「ハロー。」
外国人は、忍に英語で尋ねた。
忍「アリス〜!!」
アリス「え!?あ、うん!」
玲一「アリス、俺もいく…。」
英語が理解出来なかった忍は、アリスを呼んだ。玲一もアリスだけでは心配だったのでついていった。アリスと玲一が外国人に話し掛ける。
陽子「何で行ったんだ彼奴?」
翌日、学校で陽子と綾が忍に疑問を抱いてた。忍は新聞を読んでた。
陽子「最近、しのの外国好きがマニアの位置に達してる。」
綾「昔からホームステイするくらい好きだったのね。」
陽子「まあでもその内英語も喋れる様になれるかもな〜って英字新聞!?」
なんと忍が読んでる新聞は英字新聞だった。そして忍の目は白かった。
綾「でもあの顔は絶対理解していない!」
玲一「なんで読んでるの…?」
忍はただ新聞を見てふむふむと頷くだけだった。
アリス「シノはヨーロッパが好きなの?」
忍「え!?ヨーロッパ?好きなのはイギリスとかフランスとか。」
アリス「ヨーロッパだよね?」
忍「え?ヨーロッパ…イギリス…何かよく分からなくなってきました!ちょっと紙に書いておきます!」
ペンの開けて、ノートの一ページにでかい丸を描いた。
忍「私達の住む星は地球!」
綾「そこから!?」
玲一「忍姉…。」(--;)
玲一は我が姉ながら情けないと思ってしまった。
放課後になると外は夕方になってた。忍達は教室に居た。忍と綾はアリスの髪をブラシで整えてる。ちなみに玲一は部活である。
忍「あ、私卒業したら髪の毛染めようかなって思ってるんです。」
陽子「へぇ〜、どんな色?」
忍「金色です!」
陽子と綾はドン引きし、寒気を感じてた。
綾「えっと…、金はちょっと…。」
忍「金って言うか、金に近い茶です。」
陽子「変わらねえよ…。」
綾「でも、案外似合うかも!」
陽子「(綾!?絶対思ってないだろ!?)」
心の中で陽子が綾にツッコんだ。そこにアリスが起きた。
アリス「シノ、金髪にするの?」
忍「はい。アリスとお揃いですね。」
アリス「似合わないよー!!」
綾「ハッキリ!」
陽子「流石!」
忍「!?」ガーン
ショックを受けた忍は窓の外を見て憂鬱になった。
忍「やっぱり金髪は変なんですね…。」
アリス「シノごめんね。そんなつもりじゃ…。」
忍「でも私が金色にすると、似合わな過ぎてモザイク掛かっちゃうかも…。」
アリス「え?何の話?」
綾「まあまあ、似合う似合わないは人それぞれよ。」
そこに綾が元気付ける。
アリス「そうだよ!シノ、昨日の服は凄く似合ってたよ!」
綾「(えっ…?)」
陽子「(そうか…?)」
忍「本当ですか!?」
アリス「うん!あんなに可愛く着こなせるのはシノ以外いないよ!」
忍「ありがとうございます。あの服には金髪が似合うと思うんですよ。だから金髪に。」
アリス「NO!金髪!」
アリスはいい笑顔で即拒否した。
数日後。
烏丸「進路希望の紙、明日までですよー。」
忍「はい!先生!質問良いですか?」
烏丸「何?大宮さん。」
忍「先生はどうして教師になろうと思ったんですか?」
烏丸「先生は、そうね〜、気付いたらなってたわ。」
アリス「(参考にならない…。)」
烏丸「でも学生時代は一番楽しいわよ。学生で大変な事と言えば…睡魔との戦い…。」ウトウト
話す途中に睡魔が烏丸先生に襲って来た。
アリス&玲一「(今も眠そう…。)」
忍「先生!こっち見て下さーい!」
烏丸「はい…。」ウトウト
休み時間、進路希望を考える。
玲一「(進路…。)」
アリス「進路なんて考えた事無いよ。」
忍「そんなに迷わなくても大丈夫ですよ。自分がどうなりたいか考えれば良いんです。」
アリス「(シノ凄い…!)
ハッキリとは決まってないけど、人の役に立てる人間になりたいな〜。」
忍「成る程〜。ちょっと良いですか?」
アリスの進路希望の紙を借りて書く。
忍「つまりこう言う事ですね。」
第一希望に人間と書いた忍。
アリス「大事な部分が抜けてるよ!!」
陽子が進路を考えてる所にアリスと忍が来た。
アリス「書けた?」
陽子「ん?う〜ん、そうだな…。」
陽子はアイドルになった自分を想像する。
陽子「アイドルになって武道館でライブかな〜?なんて。」
アリス「凄い!ヨウコならきっと叶うよ!私も応援するからね!」
陽子「え?アハハ!嘘だよ!ジャパニーズジョーク!」
アリス「あ!」
ジョークだと知ったアリスはショボンと落ち込んだ。
玲一「陽子…。」
陽子「ん?どした?」
玲一「えい…。」ビシッ
陽子「はぐぁ…!」
玲一は陽子の肩に軽くチョップをした。
陽子「な、なぜか内側から痛みが…!」
玲一「ジョークでも言っていいことと悪いこと、ある…。」
陽子「ご、ごめんごめん…。んで、しのは書けたの?」
忍「はい。書けました。」
陽子「早!」
忍「小さい頃からの夢があるので。」
綾「何て書いたの?」
忍「通訳者です!」
陽子「…ああ、宇宙人の。」
忍「外国人ですよ!?最近アリスに英語習ってるんです。」
陽子「おー。それじゃあアリスの英語通訳してみて?」
忍「良いですよ。」
今から忍はアリスの英語を通訳する事に。
アリス「It`s been a few weeks since l arrived in japan and I am getting used the life here It`s great l could come to japan japan is such a suitable place for living. and everyone is just so kind.」
忍「略す前にどんどん喋らないで下さい!」
通訳出来なかった忍。
陽子&綾「えー!?」
玲一「アリス、今の英語もう1回言って…。」
アリス「え?うん。」
今度は玲一がアリスの英語を訳す。
アリス「It`s been a few weeks since l arrived in japan and I am getting used the life here It`s great l could come to japan japan is such a suitable place for living. and everyone is just so kind.」
またさっきの英語を言うアリス。
玲一「……。
『日本に来て数週間が経ちました。生活にも慣れてきました。私は日本に来られてとても嬉しいです。日本はとても住みやすいです。周りの皆は優しいです。』」
アリス「凄いよレイ!全部あってる!」
陽子「すげえ!さすが
玲一「……。///」
アリス「そう言えば、レイは進路希望何て書いたの?」
アリスが玲一に聞くと玲一は机に置いてあった進路希望の紙を持ってきた。
陽子「えーっと、なになに?…プロサッカー選手。」
綾「玲らしいわね。」
玲一「俺にはサッカーしかないから…。」
アリス「今度から一語ずつ話すね。」
忍「いちご?苺はそのまま食べるのが好きです。」
アリスと忍は自分の席へ戻っていった。
綾「先は遠いわね。」
玲一「忍姉の将来が心配…。」
陽子「綾はお嫁さんとか書きそうだな。」
綾「か、書かないわよ…!」
陽子「消してるじゃん。」
すると綾は陽子に消しゴムを見せた。
綾「消すわよ消しゴムだもの!誤字を消す為の道具だもの!」
机に両腕で”バンッ”と叩いた。
綾「もう!だったら何て書けば良いの!?」
陽子「開き直った!!」
綾「はぁ…。理想のプロポーズとか悩まずに書けそうなのに。」
陽子「どうした?乙女モード全開だな。」
綾「私は男らしく、ストレートに言うのが良いと思うのよ〜。」
陽子「(どうしよ…。絡み辛い…。)」
玲一「…例えば。」
陽子「ん?玲?」
玲一が綾に顎クイをしてこう言った。
玲一「『俺の嫁になれ。』…とか?」
綾「っ!?やめてよバカ!!///」
言われた綾が赤面して玲一を叩いた。しかし綾の顔はどことなく嬉しそうだった。
その後、アリスは廊下から外を眺めていた。忍達は隠れながらアリスを見ていた。
陽子「アリスが物思いに耽っている…。」
綾「進路で悩んでるのかしら?」
陽子「いや、あの視線の先は…!」
忍「イギリス?」
3人「ホームシック!?」
アリス「(眠い…。)」ウトウト
だがアリスは、ホームシックでは無くただ眠いだけだった。
忍「あんなに小さいのに、外国で独りぼっち!」
陽子「そりゃホームシックになるよ!」
綾「私達が守ってあげなきゃ!」
玲一「(ただ眠そうなだけに見えるけど…。)」
その後、アリスは教室で席に座っていた。すると机の隅に置かれたハムスターの消しゴムが落ちた。
陽子「私が拾うよ!」
次は古典の授業。アリスが当てられた。
アリス「春は…あげ、ぽよ…。」
陽子&綾「!?」
そこに綾が立った。
綾「その問題はアリスには難し過ぎます!私に答えさせて下さい!」
そして夕方の放課後。日誌を書き終えたアリスに圭太が寄って来た。
玲一「アリス、お疲れ様…。」
アリス「レイ、お疲れ様。」
玲一「職員室へ一緒に行く…?俺も用があるから…。」
アリス「うん。」
二人は職員室へ向かう。廊下に忍達が居た。
忍「アリス!玲くん!何処へ!?」
綾「私達と一緒に!」
三人は二人を追い掛ける。
アリス「職員室に行くだけだよー!」
玲一「過保護過ぎ…。」
その後何とか振り切って職員室に入った。
アリス「先生、日誌。」
玲一「先生…。進路希望、持って来ました…。」
烏丸「アリスさん、丁度良い所に。」
アリス「ん?」
烏丸「アリスさんは、猫だと思う?うさぎだと思う?」
アリス「え?う、うさぎ?」
玲一「…?」
烏丸「やっぱり!うさぎよね!」
そこで烏丸先生がアリスに被せたのは、うさ耳だった。
アリス「(何これ…?)」
烏丸先生は喜んでた。相当喜んでる。日誌と進路希望の用紙を拝見する。
烏丸「はい確かに。大宮君、今後も頑張ってね。」
玲一「はい…。」
烏丸「アリスさんの字、とっても綺麗ね。」
アリス「え?あ、ありがとうございます…。」
烏丸「日本の学校にも慣れたみたいで良かったわ。お友達も沢山出来て。」
アリス「友達?」
烏丸「ええ!」
アリスは忍達が言ってた言葉を思い出す。
忍『アリスは今年で幾つなんですか?』
陽子『凄いなアリス!手ぇ上げて!』
綾『その問題はアリスには難し過ぎます!』
アリスは憂鬱になった。
烏丸「違うの?」
職員室から出た2人は教室へ向かう。
玲一「アリス、悩みあるならいつでも聞くから…。」
アリス「え?あ、ありがとう。」
うさ耳を外す。
アリス「玲一、皆私の事どう思ってるんだろう?」
玲一「…様子見てたらわかる。」
アリス「…?」
その頃教室では。
忍「ハムスターだと思います!」
忍達がアリスのポジションについて話あっていた。
陽子「え?うさぎじゃん?」
アリスと玲一はこっそり見ていた。アリスは心配してる顔をして、玲一は三人に呆れていた。
忍「あ!戻って来ました!今日は帰りに寄り道しようって話てて、皆でまたペットショップに…。」
アリス「シノ!」
忍「え?」
アリス「正直に答えて!シノは私の事をどう思ってるの!?」
忍「どうって…。
(まさか告白!?)
急に言われても困ります。」
告白されてると勘違いしてる忍。アリスはガーンとなって教卓の下でシュンとなった。
玲一「お姉、なにか勘違いしてる。」
忍「でも、アリスは大事なお友達ですよ。」
アリス「え!?本当!?」
忍「はい!」
アリス「うさぎやハムスターよりも?」
陽子「ん?」
忍「勿論です!」
アリス「良かったー!」
忍「良かったですねー。」
綾「何が?」
陽子「ホームシックが治ったって事か?」
玲一「アリス、ホームシックなってない…。」
綾「え?」
圭太「ただ眠たかったってアリス言ってた…。」
陽子&綾「えー!?」
とんでもない勘違いしてしまった二人は恥ずかしくなった。
その後忍たちは下校する。
綾「そう言えば、アリスは何で日本へ留学しに来たの?」
アリス「シノと同じ高校に行きたかったからに決まってるよー!」
綾「そんなお手軽な理由で良いの!?」
陽子「どんだけ愛されてるんだよしの!?」
忍「私もずっとアリスに会いたかったです。」
アリス「!」
忍「大人になったら、もう一度イギリスに行きたいと、アリスが会いに来てくれたので、夢が叶っちゃいました。」
アリスは嬉しくなって微笑んだ。
綾「あ、飛行機雲。」
空に飛行機雲が現れた。
アリス「あの飛行機、イギリス行きかな?」
飛行機にアリスが指差す。
綾「あれは多分東京行きよ。方向的に。」
陽子「え!?空気読めよ…!」
玲一「雰囲気台無し…。」
更にアリスとの友情が深まった四人であった。
後日、英語の小テストの結果の日。
烏丸「小テスト返しまーす。アリスさん!」
アリス「はい!」
呼ばれたアリスはテストを受け取る。
烏丸「アリスさん凄いわー。100点よ。」
全員「おおー!」パチパチ
烏丸「見てここ!特別に花丸あげちゃいましたー!しかも旗付き!」
アリス「……。」
烏丸「次は大宮君。」
玲一「はい…。」
烏丸「すごいわー。アリスさんに続いて大宮君も100点。」
全員「おおー!!」パチパチ
陽子「さすがは白銀の天才児だなー。」
玲一「(まだまだ…。こんなんじゃ…。)」
というわけで第2話でした。アレンジを加えるって難しい…。次はついにあの娘が登場しますよ!
ではまた次回お会いしましょう!