紅の錬金術師   作:おいしい名古屋コーチン

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物語を理解するための概念解説 魔物編(ネタバレ抜き)

この小説に登場する人間と亜人以外の生物としては悪魔、精霊、聖獣、魔物。 そして普通の動物に分かれています。 その違いはなにか。順を追って説明する。

 

まずは悪魔。 彼らは強大な魔力を持ち、舞台である国々が存在するアキツ諸島に住む人間たちを長年守ってきた。 しかし、彼らが国を持ち、自然災害から身を守る術を学んでいくのを見届けると表舞台からは消え、共存するものもいれば一人でひっそりと暮らすものもいた。 生物学的に分類するならば高い知能と魔力を持った獣であるといえる。 寿命も非常に長いが、身体能力が人間より著しく低く、魔力でそれを補って生活している者も少なくない。

 

次は精霊。 これらは死亡し、自我もなくし漂う死霊を処理するための大地が生み出した機構と言える。 実体を持つが密度は著しく低く、生産する魔力を処理することに特化した身体であると言える。 しかし、現世と地獄がつながった際そのあり方が変化し、現世の死霊は地獄へ、地獄の死霊は現世へと相互的に流れるようになり、それらを処理するために精霊も進化を繰り返した。 その過程で統率者を生み出した精霊のグループも少なくはない。

ヘルエスタを通じて2つの世界がつながった際は死者の魂が相互的に流れ始めたため、一時は混乱に陥ったが現在は沈静化されている。死亡した精霊も、それによりこれまでの弔い方よりはるかに正当な方法で浄化することができるようになった。

 

続いて聖獣。 これは俗称に過ぎなく、その分類は曖昧である。あえてはっきりと分類するならば、一般の動物に比べ知能や寿命などの能力が著しく高い者、と定義されている。 そのため、ほとんどの聖獣が希少種であることが多く、先述の特徴が悪魔と類似している点から辺境の村で聖獣として崇められている悪魔もいるようだ。

 

次は魔獣。 これらは本来普通の動物であり、何らかの理由で地脈などの魔力を過剰に吸い込み、凶暴化したものたちが魔獣と呼ばれている。 一部の村では習性的に元来から凶暴な獣を魔獣と呼んでいる場合もある。

なぜこれらが不定期に村などを襲っているかというと、地脈の存在がおおきい。

地面の奥深くを流れている地脈が、地殻変動などの要因で地表に露出すると、その周辺に生息していた生物は魔獣へと変貌し、共食いや周囲の村を襲うなどの行動に出ます。それを早期に対処するための部隊が各国で用意されており、そこで取り逃してしまった魔物が何処かに住み着き、村を断続的に襲うといった自体も珍しくはないため、巣を発見次第国の殲滅部隊が向かったり、その巣を殲滅することによって金を稼ぐ者もいます。 総じて言えることは、自然災害に等しい魔獣は非常に厄介とも言え、過去に大規模な地殻変動が国内で発生し、滅びた国も少なくありません。

 

 

以上が、この小説における生物たちの解説です。

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