人物解説
メイン人物
戌亥とこ
地獄の警備隊・防衛課の課長。
地獄と現世をつなぐ門の門番や現世からの襲撃時の人員の管理をしている。
過去には刑務官をしていた時もあり、その時に使っていた刀を今も使っている。
日本で例えると河野さんあたりの役職。
そのため給料がよく尊の勧めでムダに広い家を買ってしまった。
竜胆尊
警備隊副隊長であり、元鬼の女王。
しかし、母数も多くなり地獄の多種族化が進んだため、種族ごとの王という制度が撤廃され、種族ごとの仕事ではなく実力ごとの仕事となったが、非常に仕事ができ、カリスマ性も持ち合わせているため警備隊の副隊長となるにはそう時間もかからなかった。
王としての部下はほとんどいなくなってしまったが、少数の忠臣は残り、広いばかりの屋敷を改装して業務の過程で保護した子どもたちを預かっている。
孤児院という正式な組織を申請しないと預かれる子供の数に法的な制限があるため、本人は本気で孤児院を開くことを検討しているらしい。
奈羅花
警備隊に保護された鬼の子。
家を謎の不審火によって失っており、父親は行方不明、母親は焼死。
兄弟もいたようだがいずれも行方不明、または変死体や人身売買といった形で見つかっている。 しかし、本人はそのことを殆ど知らない。
さらに、役所にも出生届が届けられていなかった点も尊は不審に思っており、行方不明になっている兄弟や父親の捜索が進められている。
アルス・アルマル
地獄の魔術学会の権威。 警備隊に魔術絡みの事件が発生した際の非常勤隊員として参加もしている。
学会の意向もあり、現世との魔術分野の交流のために最近は現世(主にシフ国)に出向いているが、教え子が優秀だったため文化の交換も手早く済ませ、地獄の学会には虚偽の報告をして現世を謳歌している。
剣術の分野にも優れており、シフ国で一人弟子を持っているらしい。
フレン・E・ルスタリオ
若き女騎士。 コーヴァス帝国で起こった地脈の暴走から地獄に避難してきた難民。母代わりだった叔母が病を患っており、その医療費を稼ぐために地獄の警備隊に志願した。
その出世の速さは尋常ではなく、警備隊に入隊した2年後には2番部隊の副隊長の地位まで上り詰めた。 そのため、難民だった頃とは大違いなほど裕福になっており、叔母を地獄でも1,2を争う大規模な病院に入れることができたようだ。
サブ人物
門番
尊の屋敷の警備・門番・荷物運び入れなどをしている鬼。
尊が女王だったときから一族代々えており、一族の束縛から離れ、別の仕事ができるとなっても尊に仕え続けてきた。 街を歩く民衆の話し声などを一族代々受け継いだ聴覚によって聞き取り、情報収集をする役割を持つ。
厨房長
尊が女王になる前から面倒を見てきた忠臣。
尊が女王の職を離れ、自由になったときも彼女たちを見守るため屋敷を離れなかった。 尊と戌亥に料理の指導をした張本人であり、そのため尊と戌亥には先生と呼ばれている。
彼をオッサンと呼んだものはその後姿を表さなかった。
刃
地獄でも指折りの刀鍛冶。厨房長と同年代。
警備隊で使用している数々の刀は彼が造ったものであり、造ることが最も難しいとされる魔術を応用した元素を発生させる剣を制作することができる。
その技術は彼の師匠から受け継いだものである。
余談だが彼の師匠は数々の魔剣・聖剣を手掛けておりヘルエスタセイバーやX-カリバーも彼の手によって制作されたものである。
双
刃の弟。 兄に比べ幼い風貌をしているがこれでも300歳を超えている。
兄が作った刀などの武具を警備隊に卸したり個人でも武具屋を営んでいる。武具の扱いは多岐にわたっており、特に銃火器と槍を好む。
彼の経営術は尊の母親に教えを乞うたものである。 その為お盆などの墓参りなどの行事は尊の一行に同行することが多い。
舞台解説
地獄
死後の世界とかではなく、人の形をした魔物が住む現世ならざる世界。
異世界といった言い方がわかりやすい。
そのため太陽も月も出る。
独自の秩序が存在したが、数百年前に彼らにとっての異世界である現世と偶然つながった際、そこでの秩序も地獄に広がり、これまでの偏った秩序に異を唱えるものも多く、勇者であった獄王がその地位を継いだ際にその民衆の意見などを総合的に取り入れた新たな法を提案、適用した。
地獄の町並みはヘルエスタ王国のような洋風とは一風変わり、瓦屋根などが多い和と中華が合わさったような様相の街となっている。
ヘルエスタのように八百屋等色々な分野に店が分かれているのではなく、治安の関係もあり現実におけるスーパーやショッピングモールなどの大規模な商業施設が多く立ち並ぶ。 街頭や看板などは魔術灯などが多く用いられる(現世に比べ地脈の流れが安定しているため)
技術解説
使い魔の物質化
戌亥のバンとケンは普段は髪飾りに化けている。
戌亥がその髪飾りを投げたり、戌亥の意思によってその物質化を解くことができる。
物質化ができるのは生物として確立されていない霊体の使い魔のみ。
バンとケンは使い魔となるときは戌亥の魔力を吸い、炎として霊体から実体化しているため、携行できる使い魔の中でも物質にも干渉できる上位のものとされる。
獄炎剣
刑務官の中でも一部しか所持が許されていない魔剣。
死刑を執行する際首が再生しないように断ち切るためのもの。
戌亥の獄炎剣は神を切った際、獄炎を制御するためのリミッターが変質してしまい、戌亥しかそれを制御できず、廃棄も難しかったため特例処置として刑務官を辞職した後も戌亥が所持している。
この世界の台所家電
この世界では魔力から様々な現象を引き起こせるため、魔力を注入することで作動する家電などが開発されている。
魔力コンロは地獄で採掘されている特殊ガスを使用したガスボンベを使用しており、少量の魔力を込める事で点火でき、子供でも使用できる。そのため現実のコンロと同じ危険性もはらんでいる。
冷蔵庫は特に開発が進んでおり、冷却魔法一発分の魔力で2ヶ月使用できる。
魔力指向
魔力には個々人によって指向性がある。 が、 それによって得意な魔法、そうではない魔法、といったものは出てこない。
魔力指向は個人を完全に断定できるほど多岐にわたっており、魔法によって起こされた犯罪などの犯人の特定などに使われる他、魔力指向は母親と父親の性質を子は併せ持つため、詳細不明の遺体を親族のもとへ届けたり、捨て子の親を突き止めるなどの使い方ができる。
貯蔵庫
地獄に多く存在する亜人族の中でも一部しか持ち得ないものが貯蔵庫であり、それを持つ人物に共通している点として挙げられるのが、転身能力である。
転身した後の肉体を格納している固有空間を応用し、物を手軽に出し入れできるようにした能力を貯蔵庫と呼ぶ。 個人によって物の出現方法は異なる。