そして数日が経ち、少年は今実家にいる。
今まで住んでい家は元々健太の父親(少年の兄でもある)が使用していたが少年の父親の歩行が難しくなったあたりで過ごしやすいよう一階建ての家に住んでいた兄と交換していたのだ。
今回少年が実家にいるのは両親二人の葬式が終わりそのまま兄達と話をして元の場所に戻そうということで現在引っ越し作業を行っているのだが。
「流石にうちの家の援助をしてくれるのはありがたいんだけど、まさか皆の許可が下りるとは思わなかったなぁ」
「確かにそうだな」
「うわぁ・・・すっごい広いね」
「畳もある・・・」
「凄いデス!トロフィーがいっぱいあるデス!」
「この刀は!?・・・模造刀か・・・」
「いや翼、流石にあったら問題だと思うのだけど」
クリス達の事もバレてしまいそれについてもひと悶着あったのだがそれもエルフナインが何かしてくれたようで直ぐに了承してくれたみたいでこうして現在作業を行っている。
さて此処で一度部屋割りを紹介しましょう。
二階2部屋
切歌・調ペア その隣に響・未来ペア
一階畳部屋 別に2部屋
畳部屋に翼・マリア・エルフナイン
通常2部屋にそれぞれクリス・少年が入れることとなっている。
「うちの実家・・・なんでこんな広いの?」
元々少年の実家だったのだがまさかの大人数に対応している程の広さに驚愕していて思わずツッコミを入れる。
「確かに、和雪さん達って元々なんかやってるんですか?」
「簡単に言えば・・・スポーツ関係」
「あぁ・・・だからトロフィーがこんなに・・・でもこれいろんな種類のがあるみたいだけど」
「・・・ああ、俺の父が剣道、兄貴がサッカーとかでとってたんだよ。因みにこの中には健太の陸上競技で取ったもあるね・・・後で届けなきゃ」
「へぇ・・・健太君陸上やってるんだ」
どうりでスポーツ関係のトロフィーがたくさんあり、エルフナインと未来が眺めていて未来が健太に付いて少し興味がわいたのだが此処で見てた中である事に気付く。
「そういえば和雪君のはないの?見たところないみたいだけど」
そう少年のトロフィーだけがないのである。
「え?和君の無いの?」
聞いていたのか響もやってきてひょこっと顔を出しては聞き出しにやってくる。
「あぁ、うん・・・そうだよね。気になるよね」
少年はやっぱりそうだよねと腕を組んだように頷いてもう一度並んでいるトロフィーを見る。
「いやあ恥ずかしながら俺、この中で余り運動神経良くないんだよねまあ、良くないっていうか俺に合う奴が無かったんだけど」
そう言って照れくさそうに説明して荷物を持ってその場から離れようとする。
「まあ、人には得意不得意があるんだしいつか俺に合うやつがきっとあるよ」
少年は荷物を持ってその場を離れて部屋に戻っていく。
「・・・和君運動音痴なんだ・・・」
「響それ絶対に本人の前で言っちゃだめだからね?」
「お前!なんでそんな物持ってきやがったんだよ!捨ててこい!」
「嫌だ!もうこの世にコレ一つしかない雪音クリス抱き枕は何が何でも死守するんだい!もうお風呂場で寝る生活とはオサラバしてふかふかベッドで一緒に寝るんだい!」
「本物がいるだろうがそれで良いだろ!」
「え!?クリスが俺に抱かれるの!?恐れ多くてできるわけないやんけ!」
「んな事言ってねぇ!」
「あっじゃあ私和君と一緒に寝る!」
「嫌でございますぅ」
「ひどい!?」
少年が向かった先で何やら楽しそうな会話が聞こえて来てわいわいしていてその光景をエルフナインが微笑ましそうに見ていて・・・
「これが痴話喧嘩なんですね」
「エルフナインよ・・・何処でそんな言葉覚えたの?」
エルフナイン健太両親を説得した方法
エ「ボク達は家族・・・ボク達は家族・・・」
兄・兄嫁「家族・・・家族・・・」
少年「マジかよ・・・」
まさかの洗脳である。