雪音クリスがやってきた   作:白黒犬カッキー

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20話 彼女は外堀を埋め始めた!彼は逃げた!

どうもおはこんばんにちは、和君こと俺です。

今俺は、校内で走っています。え?何故かって・・・後ろの声を聞いて・・・

 

「待てやゴラァ!」

 

「何こんな可愛い子の彼氏たぁどうゆうことだゴラァ!その肉削ぎ落としてやる!」

 

「後ろの殺意がやばいッピ!」

 

そうです俺は今逃亡しているんです。何故こんなことになったのか説明をしましょう。

 

 

 

遡って朝

 

「和雪さんちょっと良いですか?」

 

「ん?エルフナインちゃんどしたの?」

 

モゴモゴとパンを食べているところにエルフナインがやってきていて聞きたい事があるのか問いかける。

 

「和雪さんって学校に行くときって自転車で行ってるんですか?電車の方が早い気がするのですが」

 

「うーん、運動がてらに自転車使ってるだけだよ。流石に雨とかは電車使うけどね」

 

「そうなんですか・・・」

 

「どしたの?突然そんなことを聞いて・・・」

 

エルフナインの問に疑問を持ったのかどうしたのかと尋ね、牛乳を飲み・・・

 

「いえボクではないんですが響さん達もそちらに通うことになったので」

 

「ブフゥ!!」

 

盛大に牛乳を噴き出した。

 

「和雪さん!?大丈夫ですか?」

 

噴き出した牛乳を拭いて少年は心配して見つめてくるエルフナインを見て問いかける。

 

「え?ごめん、もっかい言ってくれる?俺聞き取れなかったなぁ」

 

「あっはい、響さん達も和雪さんのいる高校に通うことにになったのでその通学方法について聞こうと思ったので」

 

「え?来るの?俺の高校に?響達が?」

 

「はい!まだ数人ですが・・・」

 

そう言って見せてきたのは響・クリス・未来の学生証であった。

 

「マジか・・・え?でも戸籍とかどうしたの?住むのは大丈夫だけど戸籍だけは難しいんじゃ・・・」

 

「それはですね、じつはこの世界に来た時に調べたのですがこの世界ではボク達皆ちゃんと戸籍があるみたいなんです」

 

住民票もちゃんと用意されており3人の住所も此処になってるみたいでせっかくだからと通ってみてはどうかと思い作ってくれたようだ。

 

「流石にマリアさんと翼さんは通えないので待機という形になりましたがこの3名なら問題ないと思いましたので」

 

「すっげぇご都合主義、和君ビックリィ・・・」

 

因みに切歌と調はもう少し時間を掛けたら健太のいるところに送るらしい、いやなんでもありですか。

 

「あっだからみんな顔出してこないんだ」

 

「たぶんそれぞれ用意した制服に着替えてるんだと思います」

 

「ふーん、そうなんだ・・・制服に・・・制服!?」

 

納得した少年は少し考えてからある事に気付いた。

 

「つまりクリスの制服姿が拝めるのか・・・エルフナインちゃん!」

 

「はっはい!」

 

推しのクリスがうちの高校の制服を着てくれる、そこに気付き少年はエルフナインの肩を掴んでは優しい顔で見て・・・

 

「今晩はなにが食べたい?君の好きな物を作ろう」

 

「え?・・・じゃあハンバーグをお願いしてもいいですか?クリスさんが美味しいって絶賛していたので気になっちゃって」

 

「お安い御用さ!じゃあまた夕方!腕に海苔を付けてくるわ!」

 

「え?腕によりをかけてはでは!?・・・行っちゃいました」

 

少年は嬉しさのあまりにガッツポーズをしては直ぐに外にでてテンションが高い状態で家を飛び出していった。

 

 

 

 

 

そうして高校で予定通りに響達がやってきて編入する形で来たのだが。

 

「クリスの制服・・・ありがとうございます・・・」

 

「お前ちょっとキモイぞ」

 

制服姿のクリスに手をこすっては崇めるようにしてその哀れな姿を親友が横で見ていた。

 

「和君、どう?似合う?」

 

響が少年に近づきスカートをクルッと見せるようにしてくれて思わずその姿が可愛いと思い

 

「やっべ今の仕草めっちゃ可愛いと思ってしまった」

 

「和雪君口に出てるよ」

 

「なんと」

 

思わず口に出して言ってしまい未来にツッコまれ自分の口を塞ぐがもう遅かった。

 

「和君に可愛いって褒められた・・・えへへ」

 

とても嬉しそうにしている響を見て気になったのか親友が問いかける。

 

「ん?立花さんってコイツとどうゆう関係なの?」

 

「・・・」

 

ふいに聞いてきた問いに少年は一瞬で察したのか立ち上がる。

 

「和君は私の彼氏だよ」

 

やはり言ってしまったカミングアウトそれからは早かった響の発言と共に少年と親友は教室を飛び出した。

 

「てんめぇ!いつの間に彼女作ったんだゴラァ!」

 

「やっぱり言いやがったなぁ響ぃ!」

 

そして今に至る。

 

 

 

「よかった・・・アイツ喜んでくれたな」

 

クリスは密かに喜んでくれていた少年を見ては喜んでいた。

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