雪音クリスがやってきた   作:白黒犬カッキー

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どうも皆さん最近トイレと過ごす時間が多い作者です( ˘ω˘ )


22話 彼はクリスには敵わない

「・・・スヤァ・」

 

「・・・あれ、疲れたのかな?」

 

授業も終わり、放課後の時間、少年は机に突っ伏して寝ておりその横には『5分寝かして』とカンペが置かれていてそれを見つけた響は軽く少年を揺らすも起きる事は無くカンペを見つけてどうしようかとクリス達を見る。

 

「でも和雪君、授業中ほとんど寝てなかった?」

 

「・・・は?」

 

「あっいつもこんなんだよ」

 

「うそだろ・・・」

 

未来の問に親友が答えてくれて思わずクリスは少年を見て驚く。実はこのカンペ、昼休みから置かれているのだ。

 

「コイツ・・・こんなんで単位とれてるのか?」

 

「ところがどっこいテストとか諸々取れれるんだよなぁ」

 

「えぇ・・・」

 

「頭良いってわけじゃないけど大事なところは抑えてるから多少は点数取れるんだよ・・・腹立つなぁ」

 

少年の頭部を拳でグリグリと攻撃していく。少年は未だ眠っており、表情は少し歪んでいたが

 

「こんなんで俺より頭良いとか腹立ってきたわ」

 

「もっもうその辺で良いんじゃないかな」

 

未だ頭部への攻撃をやめない親友に未来は止めに入るが止めに入るのと同時に少年の懐からアラームが鳴りだす。

 

スパァンッ!

 

「ぬぼぁ!?」

 

アラームが鳴り響き少年の右腕が動くと親友の顔面に目にも止まらぬ速さで少年の拳の甲がめり込むように入り親友はそのまま真後ろに飛んでいく。

 

「えぇ!?」

 

余りにもの速さに3人は驚き吹き飛ばされた親友を見ては何が起こったのか再度少年を見る。

少年はゆらりと立ち上がっては首元を抑えては親友をにらみつける。

 

「か、和く・・・ヒィ!」

 

「・・・俺が寝てる間に随分と楽しいことしてんじゃねえか」

 

「ちょっ落ち着けって・・・」

 

響が立ち上がった少年を見れば凄い形相に未来の後ろに下がりクリスが止めに入るも少年は歩みを止めずに親友の元に進む。

 

「てんめぇ俺の優雅な夢の世界を邪魔するなって何度言ったらわかんだぁ?」

 

スパァンッ!

 

そう言って少年が近寄ると親友も起き上がって少年の顔面に拳をたたきつけられる。

 

「ハッ!お前が俺より幸せになるなんざ2万年早いんだよってか彼女いる中で優雅にしてんな、腹立つ」

 

「あの時言ったはずだが響と俺はなんもないと言っている。甥っ子の為に一芝居うってくれただけだ・・・俺は必要ないって言ったけど」

 

親友の拳は少年の掌に収まっており少年の顔面に届くことは無く、少年は親友の拳を握っては説明をする。

 

「ほほぅ・・・その立花はまんざらでもなさそうだけど?」

 

そう言って親友と少年はチラッと未来の後ろに隠れてこちら覗っている響を見ると響は少年と目が合うと手を振っては笑ってすぐに隠れる。

 

「・・・ノーコメントで」

 

「おおっとぉ?これは脈ありですかぁ?」

 

「んなわけあるかぁ!俺はクリス一筋だって言ってんでぇええ!?」

 

少年の言葉は最後まで届かず後ろからの奇襲にやられて地面に突っ伏す。

 

「おっおう・・・」

 

「またバカな事言いやがって・・・恥ずかしいって言ってんだろうが!」

 

少年を倒したのはクリスでその手には学生バックが握られていてバックには煙が出ていた。

 

「さあ帰るぞ馬鹿・・・」

 

「・・・」

 

「まっまたね!」

 

「また明日・・・」

 

気絶している少年の首根っこを掴んで引きずっては親友にじゃあなと別れ4人はさっさと教室を後にする。

 

「・・・これはまたとんでもない友達だな・・・」

 

4人を見送って親友は自分の荷物をまとめるが何かに気付いたのかもう一度後ろを振り返って。

 

「立花はともかく4人で帰る必要ある?」

 

 

 

 

 

 

「クックリスさん・・・首が、締まるぅ・・・」

 

「うっさい少し黙って引っ張られろ」

 

「グフゥ・・・」

 

 

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