「ぬぉぉぉぉぉ!」
「和君走って!追いつかれちゃうよ!」
「んなこたぁわかってんだよぉ!」
「和雪君!こっち!」
「わかった!」
少年は走る、甥っ子と未来と共に全力で逃げる。
いったい何から逃げているのかというと・・・
「流石にノイズもこっちに来てるなんて聞いてねぇぞ!」
変な色に不規則な動きをして3人を追いかける異形、ノイズが迫っていた。
それでは一度、遡って参りましょう。
「マジ死ぬかと思った・・・」
「変なことを言うお前が悪い」
「しょんぼりだよ(´・ω・`)」
「もう一発入れるか?」
「申し訳ありません・・・」
「綺麗な土下座見るの初めてかも・・・」
帰宅中の帰り道、少年達4人は自分達の家に向かって歩いていた。
「所で今日の晩御飯なんだろう・・・」
「今日はエルフナインちゃんのリクエストに応えるべくお手製ハンバーグでございます」
「和君のハンバーグ!やったぁ!」
「コイツの作る奴の中では悪くはなかったからな」
「そうなんだ、じゃあ期待しよっかな」
響が今日の夕飯に付いて問うと少年が朝方にエルフナインと約束していたハンバーグ作ると答えると響は喜んではクリスは素直に褒めて、未来は楽しみにしようとしていた歩いていた。
「おーい!みんなー!」
不意に後ろから声を掛けられ4人同時に振り向くと甥っ子が手を振ってこちらに走ってきていた。
「お?健太じゃん、部活はもう終わったのか?」
「うん!今日は軽くトレーニングメニューをこなすだけだったからさっさと終わらせて来たよ!」
「そっか・・・」
「やっほー、健太君」
「こんばんわ」
「あっこんばんは!」
後ろで響と未来が顏を出して挨拶をすると健太はお辞儀をして返してくれる。
「みんなはこれから帰りなの?」
「おう、因みに今日はハンバーグだけど良かったら来るか?」
「マジで?行く行く!」
少年が甥っ子にも夕飯に誘うと甥っ子は嬉しそうにして喜んで参加すると答える。
「そう言えば健太君って陸上部なんだよね」
「うんそうだよ、この間県大会優勝してきて関東大会の出場権を手に入れました!」
「そうなんだ、凄いね・・・」
「ありがとうございます!」
未来が前に甥っ子に興味があった為、元陸上部って事もあり話が進んでいき、盛り上がっていく。
「健太も話の分かる人に会えてよかったなぁ」
「?・・・お前は駄目だったのか?」
二人の会話に少年は微笑ましく見ており、少年のつぶやきにクリスが疑問を持ち問いかける。
「駄目ってわけじゃなかったんだけど、最初の頃はちゃんと付き合えたけど後半になるにつれて付いていけなくなっちゃった」
少年の遠い目にクリスは察してともに未来と甥っ子の会話を聞きながら歩いていくとあるものが目の前に、何の前触れもなく、ソレは出現した。
「・・・は?・・まず!」
少年が言うのと同時にソレは少年と甥っ子めがけて飛んでいき少年は逸早く気づくと甥っ子を庇って転がるように避ける。
「和君!・・・ッ!」
「心配は後だ!行くぞ!」
「うん!」
甥っ子を庇って避けた少年を見て響・クリスはすぐさまにペンダントを握りしめて唄う。
「・・・つゥ!・・・!」
甥っ子を庇って避けたが、背中を地面に強打し起き上がって背中をさすると二人の歌が彼の耳に届く。
「・・・これが、シンフォギア」
「お前はソイツ連れて逃げろ!此処はアタシ達が何とかする!」
「未来!和君と健太君を連れて逃げて」
「わかった!響もクリスも気を付けて!」
「了解だ!行くぞ、健太!」
「え?・・・え!?」
シンフォギアを纏った姿を見て少年は歓喜しようとするが今は状況的にそんなことをする余裕はなくクリスの声かけに反応し、少年と未来は甥っ子の手を引いて逃げていく。
「なんだって有象無象がいやがんだ!この世界にはノイズはいないんじゃなかったのかよ!」
そう言ってクリスはハンドガンをソレに、ノイズに狙いを定めてトリガーを引く。