実はこれがやりたかった説がある( ゚Д゚)
「これで、ボクの準備はできました!」
少年の部屋で準備をしている子が一人。エルフナインである。
本日はハロウィンということもあり、お菓子を用意していて少年の部屋で待っていたの
だが…
「ちょっと早すぎましたね…」
魔女っ子のコスプレもしてお菓子も用意した。後は少年達が返ってくるのを待つだけだったのだが…
時計を見ると昼の14時を回っていて少年達が帰ってくる夕方の時間にはまだ早く、エルフナインも待っている間は何をしようかと考える。
「他の皆さんは何をしてるんでしょうか…」
マリアや翼達はどんな事をしているのか見に行こうかなとお菓子を持って遊びに行く。
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目的の部屋に着いたエルフナインは早速開けようと戸を開けよう手に掛ける。
「失礼しま「またなの!?」…?」
戸に触れた瞬間、部屋の中からマリアの8怒号が飛び交い、なんだろうかとちょっとだけ戸を開いて覗き込むとそこに見えたのは…
「どうやったらここまで散らかるの!?私この洋服をタンスにしまうだけだっていったのになんでタンスから服が飛び出すのよ!?」
「うぅ…面目ない」
見えてきたのはマリアに説教受けている翼の姿があった。
「私は普通に服を押し込んだだけなのだが…」
「そこが問題なのよ…」
しょんぼりとした顔で説明している翼を見て頭を抱えてとても困った表情をしていて、マリアはとりあえず服をたたんで入れなおしていた。
「とりあえず、今日はハロウィンなんだからそこで待ってて!」
「わっかった。だがマリアよ…」
布団をたたんでいるマリアに問いかける翼。
「何よ…今忙しいんだけど?」
不機嫌そうな答えるマリア。
「その、それはわかるのだが…その恰好はいったい」
「何ってハロウィンだから仮装してるだけよ?」
「マリア、それはたぶんハロウィンで着る服では…」
そうマリアは現在ミイラの格好をしており真っ白な包帯『のみ』で巻いており柔肌もチラホラと見えていて外に出ればきっと痴女認定されてポリスメンが特殊召喚されす事案が発生したであろう。
「安心しなさい。流石にこの格好で外にはでないから」
「そっそうか…」
「和の部屋には行くくらいだから」
「もっと問題だ!」
うんうんとさも当然のように答えるマリアに翼もようやく声をあげてツッコミをいれる。
「そんな格好で彼と何をするつもりなんだ!?」
「なにって決まってるでしょ。この格好で和にイタズラして反応を楽しむのよ。結構可愛い反応するのよ。あの子」
「…」
そう言ってマリアはとても良い顔でこれからどんな形でイタズラをしてあげようかと微笑んでいてその表情を見て翼は軽く引いていた。
「…取り込み中みたいですね」
二人のやり取りを見ていたエルフナインは関わらないほうが吉と考え、スっと戸を閉めてはその場を後にして再度少年の部屋にもどっていく。
「ふぅ…まだ帰ってくるまで時間はありますね」
ベッドに座って時間を見ればまだ全然時間はたってはなく一人でみんなの帰りを待ちながら気長に待つことにする。
「ふぁ~。急いで準備をしちゃったからなんだか眠くなって…」
数分待っていると疲れが出てきたせいか睡魔に襲われてうとうとと顔を揺らし始め、ベッドに横になる。
「少しだけ仮眠しましょう…起きれば良い時間になって…る」
そう言ってエルフナインはそのまま目を閉じて睡眠を取ることにする。
「なんか可愛い魔女っ子が俺のベッドで寝ている件について」
切歌からの猛攻を受けた少年はようやく解放されてたうえに、包帯だけを巻いた姉を名乗る歌姫にも襲われかけてなんとか逃げ切る事に成功し、深いため息をついて胸元をさすりながら自室に入っていくと自身のベッドに可愛い魔女っ娘コスをしているエルフナインが寝ているではありませんか。
「とりあえず起こしてあげるかのう」
そのままに寝かせてあげるのも良いと思ったがせっかく遊びに来てくれたのだから起こしてあげようと魔女っ娘をさすってあげる。
「おーいそこの可愛い魔女っ子ちゃん。起きてクレメンス」
「…うぅん。…ふぇ?」
「やぁ」
「…和雪さん!?あっえと、すみません!寝てしまって」
「いや。別に大丈夫だよ」
魔女っ娘エルフナインを起こしてあげると、ゆっくりと目を開けて少年の顔見れば恥ずかしそうに顔を赤くして謝り、あたふたしているが少年は笑っていてエルフナインを見ていた。
「それで?エルフナインちゃんはいったい何をしにきたのですかな?」
「あっそうでした!和雪さん!」
「はい和雪です」
「覚悟してください!」
「え?そんな必死になる事!?」
構えだしたエルフナインに思わず自身も構えだしてしまった少年。
「トリックオアトリート!お菓子をくれないとイタズラします!」
「…思ったより普通?」
「はい。そうですけど?」
思ったより普通の行動に少年は拍子抜けの顔をするが特に何も起こることは無かった。
なにか変な事したかなとキョトンとしたエルフナインに少年が部屋にから出ようと扉を開ける。
「ちょっと待ってて、今温めてくるくるから」
「あっわかりましたけど…温めてくる?」
そう言って出ていく少年に首を傾げて待っていると数分してからまたすぐに何かを持って戻ってくる。
「はい、熱いからから気を付けてね」
「これは…」
少年に渡されたのはコップでその中をのぞくとカボチャの匂いが漂ってきて直ぐに気付く。
「これってかぼちゃスープですか?」
「おう、カボチャのポタージュスープやで。ほら、寒い時期だし温まるのも良いかなって思ってさ」
「なるほど」
納得した顔でカボチャのポタージュスープを一口飲む。
「とても温かいです」
「そいつは良かった」
とても喜んでいる様子でポタージュスープを飲んでいるエルフナインを見て少年も頬を緩めて眺めているとふと何かを思いついてポンっと手を置く。
「あっそうそうちなみに聞いていい?」
「はい。なんですか?」
「エルフナインちゃんはどんなイタズラ考えてたの?」
「…あっ」
他の人連中にはイタズラされてしまったのかその説明をしていてもうこの際だから全員うけてやろうと死んだ魚のような眼をして伝える。
「あっと…考えてませんでした」
「なんと」
実は考えてなかったと苦笑いしていて少年は少し考えている。
「なーんだイタズラも考えてなかったのにお菓子貰うつもりでいたのか~そうかそうか~」
「えっあっ待ってください!」
そう言って静止させてから深く考え込み悩んでいるのか苦悩し始める。
「別になんでもござれよ」
「そうですか?それじゃあ…」
「…まじで?」
少年の提案にエルフナインは思いついたのか答えると少年の顔が驚愕の顔に変わり、イタズラが執行する。
「あのエルフナインちゃん?…」
「はい?なんでしょうか」
「これってイタズラなんです?」
「はい。イタズラですよ」
どうも皆さん私は絶賛寝ています。え?誰とだって?エルフナインちゃんに決まってるでしょうや。
「ボク、こうゆうのしてみたかったんです」
「ほんとにこれが?」
「はい!」
そう言ってエルフナインはえへへと嬉しそうに少年の横に潜り込んでは少年の顔を見る。
「それに皆さん和雪さんと寝た事があるらしいのでボクも気になって」
「いや、まだ3人ですが?」
マリア、響、クリスの事を言っているのかエルフナインは自分もしてみたいと答え少年は遠い目をしながらこの子もかと思って天井を見つめていた。
「じゃあもう寝ましょう和雪さん!」
「元気だなぁ…」
そんな会話していると気が付けば二人とも同時に眠りにつき、朝になり…
「あっせっかくお菓子用意したのに忘れてしまいました!」
「元気だなぁ。…この魔女っ娘」
まさか3000文字を超える事態になってしまって我驚愕(;´・ω・)
来ちゃいましたシリーズR18欲しい?
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響編
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クリス編
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二人編
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あれ?やらない選択しないんですが