だから全力で走り抜けます!
和君がボソッ
「頼んだ二人共!」
少年を先頭に甥っ子と未来を連れて場を離れ、それを合図にノイズ達も動きだす。
「行くよ、クリスちゃん!」
「ああ!」
迫りくるノイズを迎撃しようと二人は構え、ノイズ達はツッコんで来るのだが。
「せい!・・・ええ!?」
「はぁ!?」
数体は撃破できたが、残りのノイズは二人を無視していき少年達が走っていった道を真っすぐ向かっていったのだ。
「アタシ達を無視した・・・だと?」
「まずいよクリスちゃん、和君達が!」
「んなこたぁ、分かってる・・・!?」
追いかけようとするが突然二人に異変がしょうじ、身体が光りだすと元の姿に戻ってしまう。
「嘘だろ!?」
「私たちのギアが・・・解除された!?」
自分の姿が元に戻ってもなお、ノイズ達は二人に気にすることなく、追いかけていき二人は考える事よりも先に追いかける。
「そんな・・・どうして」
「・・・」
少年を追いかけるノイズを追いかけ響は考えるが分からなかったが、クリスは心当たりがあるのか
(アタシ達を無視したのに追いかけるわ、アイツ達のあの統率が取れた行動・・・まさか)
ある仮説に辿り着く。
「この世界にあるのか?・・・ソロモンの杖が」
「ぬおおお!」
「和君早く!追いつかれちゃうよ!」
「んなこたぁわかってんだよぉ!」
「和雪君!こっち!」
「わかった!」
そうして今に至るわけで少年たちはノイズからの猛攻に逃げ、避けていくがノイズ達の様子がおかしい事に気付く。
「コイツら・・・なんか変じゃねえか?」
何かに気付いたのか少年は未来達が向かった方向とは別の方向に走っていく。
「和雪君!?そっちは!」
「逆方向だよ!和君!」
分かれてしまった二人は少年の方を見ると二人もある事に気付く。
「ノイズが・・・来ない?」
「まさか、和君を狙って!?」
複数のノイズ達は少年の所に向かっていったのだ。
「やっぱりな・・・こいつ等俺だけ狙うのか・・・なら話は簡単だ」
追いかけて来るノイズを確認して少年はにやける、狙っているのが自分自身だと理解すれば回りに被害が及ぶことはないと考える。
「ノイズの数は3・・・じゃあお前らが自壊するまでリアル鬼ごっこ開始と行こうかぁ!」
「和雪君!」
少年はノイズ達に追いかけられるも笑って行き速度を上げて二人を置いて走っていく。
「嘘、和君一人でノイズに追いかけられてるの!?」
「ごめん、急に分かれちゃったから・・・」
「そうなのか・・・」
響達が合流して現状を報告しあうと少年一人がノイズ達を引き付けて行ったことに響は青ざめる。
「でも・・・もう一個違和感はあったんだ」
未来が気になったのか思い出すように答える。
「和雪君が避けてる時なんだけど、あの人・・・避ける時とノイズが飛びつくタイミングがおかしいの・・・なんかこう・・・来る場所がわかるみたいな・・・」