雪音クリスがやってきた   作:白黒犬カッキー

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29話 甥っ子の春

翌日少年は甥っ子に呼ばれて現在甥っ子と一緒に出掛けていて結構ドリンクが美味しいスター〇〇通称ス〇バに来ている。

 

「う~、背中がまだ痛む・・・」

 

「なんかやったの?」

 

「・・・聞かんでくれ」

 

「あっ・・・うん」

 

昨日の出来事に遠い目をする少年に甥っ子は特に察するわけではないがとりあえず相槌を打っておくことにする。

 

「んで、なんで今日は俺を呼んだん?」

 

「あっ・・・それなんだけどさ」

 

「・・・?」

 

なんか様子がおかしく見えるのか自身の両指をつついている甥っ子を見て少年は、首を傾げながらドリンクを口にする。

 

「たしかそっちに住んでる調ちゃんなんだけどさ・・・どうやら俺、好きみたい」

 

「ブフゥ!?」

 

ガタァ!

 

「ちょぉ!きったないな~」

 

突然の甥っ子の告白に少年はドリンクを盛大に吹き出し机に溢す。

その時遠くで誰か聞いていたのか同じタイミングで椅子を揺らしてしまうがこちらには気付くことはない。

 

「悪い、いやまあ気づいてはいたんだけどまさかわが甥っ子からこんな可愛らしい相談が来るとは思わなかったわ」

 

「え?待って、気づいてたの?」

 

「そりゃあ、調を見て顔を赤くして逃げるなんざ照れてる以外にないだろうなって」

 

「・・・めっちゃ恥ずかしい・・・」

 

「何年お前と過ごしたと思ってんだよ、筒抜けだわ」

 

机を拭きながら答える少年に甥っ子は顔を赤くすれば、直ぐに顔を隠して羞恥に悶え、少年は吹き終われば席に再度座り直して微笑みながら甥っ子を見る。

 

「それで?そんな好きな子が出来てしまった恋する甥っ子事健太君は俺に話してどうしますか?」

 

「・・・仲良くなりたいんだけど何話せばいいのかわかりません」

 

「カーッ!憂い過ぎる!!」

 

顔を隠しながら答える甥っ子に少年は口を大きく上げて高らかに笑う、

 

「まあ、あの子は大人しいし、いい子だし普通に話をするぐらいいいんじゃないか?」

 

「・・・だって俺、和君みたいにコミュ力高くないもん」

 

「そんなもん関係ないよ、俺だってオタク仲間と最初語る時だって普通に行けるのに」

 

「・・・思い続けた子には?」

 

「・・・美奈の事は忘れなさい」

 

顔を揺らしがら話す甥っ子に少年は可愛らしい甥っ子を見て写真を撮っているとピタッと止まって少年の黒歴史を掘り返され、少年は顔を隠して悶え答える。

 

この甥っ子と少年、似た物同士である。

 

「それじゃあ、仲良くなりたいと、そうゆうことでオケ?」

 

「・・・うん」

 

小さく頷く甥っ子に少年は、ウンウンと頷いては腕を組んでちらっと後ろを見る。

 

「そうゆうことなら、この俺に任せなさいな。そして報酬としてまた兄ちゃんって呼んでくれも良いんだぜ」

 

「それは、嫌です」

 

甥っ子の方に向きなおせば自分の胸に手を当てて笑顔で言うが甥っ子にきっぱりと断られ、がっくりと肩を落とす。

 

「そんな~、昔は兄ちゃん兄ちゃんって呼んでくれてたのに、俺悲しいよ・・・」

 

「それは昔でしょ?それに実際兄弟関係なんてないから・・・」

 

「俺はいつでもウェルカムよ!」

 

「うるさいアホ・・・」

 

「辛辣ぅ!」

 

しょんぼりとうなだれる少年に甥っ子は冷めた目で見た後、席を立つ。

 

「うん?どこ行くん?」

 

「トイレだよ、直ぐに戻るから・・・」

 

「おう、行ってら・・・」

 

甥っ子はトイレに行くのを少年は見送っていなくなった後を見てからため息をつく。

 

「さて、どうしましょうかコレ・・・」

 

再度後ろを向くとそこにいたのは後ろ姿であまり見えていないが帽子を被って調、切歌、響が座っていて、響と切歌は調を見てにやにやして見ており、調は避けられている理由がわかってしまって顔を隠していた。

 

「・・・どうしよう」

 

単なる疑問だった事がまさかこうなるとは思っておらず調は聞いてしまった事に戸惑うことしかなかった。

 

 

 




甥っ子の春・・・あれ?少年の春は?

少年「妹キャラ、かなり好きです」

  • 響「ガタッ」
  • 切歌「ガタッ」
  • エルフナイン「ガタッ」
  • クリス「お前らじゃねぇ座ってろ」
  • 三人「(´・ω・)」
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