響「あれ?和君どうしたの」
エルフナイン「どうやら初の限界突破を果たして大興奮したけどその後に出てきたPUに絶望してしまったようです」
クリス「ちなみにその限界突破したのとその後のPUしたのってなんだ?」
エルフナイン「限界突破したのは{未来}未来さんでPUしたのはシェム・ハ」
クリス「...」←どこかのランキングを思い出して察し
少年「俺は神の殺戮者になろう・・・」
響「和君がキャロルちゃんみたいなこと言い始めた!?」
なんやかんやあって少年達は夕食を食べ終えて後日水族館へ観光するため、どこを回るか相談しているのだが・・・
「お前、いい加減出てこいよそれじゃあ話すすまないだろ」
「和君出ておいで~、もう怖いものなんてないよ~」
「大木よ、早く出てこないと勝手に決めちまうぞ」
「・・・」
「重症みたいだね」
少年と親友の部屋に集まって響・クリス・未来を含めた5人で会議をしているのだが少年が前回のホラー耐久の後遺症からか部屋の布団にくるまってベッドの上で動かないでじっとしていた。
「嫌だ・・・怖いのはもう嫌だ・・・」
「大丈夫だよ和君。もうホラーはやらないからさ」
「響は響でホラーじみたストーカー能力があるから正直怖い」
「あれぇ!?私にも飛び火が来た!?」
響がちょんちょんっとくるまっている少年をつつくがふいっと響に背中を見せるように移動し響も怖いもの認定していること伝え、響は驚いてガクッと膝をついてショックを受ける。
「にしてもこんなに怖いなんてお前結構なほどの怖がりなんだな」
「クリスちゃんも人の事言えないよね」
「うっ・・・」
「え、雪音もホラー耐性ないの?」
「そっそんなわけねえし!別に怖くなんか・・・ないし」
「おおこれまたわかりやすい見栄をはってらっしゃる」
面白半分で少年を見てクリスが呟くとそれを聞いた響が八つ当たり気味に答え、クリスは強がって見栄を張る。
そんなクリスを見た親友はおおっと驚き苦笑する。
『幽霊みたいな存在なら此処にいろだろうに・・・』
「!・・・いやキャロルは違うだろ・・・話できるし別に悪くないと思ってるよ・・・後ビックリするから驚かさないで。ついでに顔近いんじゃが」
ぬぅっと突然布団の下から顔だけ現れたキャロルに驚くも少年はジト目で否定して顔が近いことからそっぽを向く。
それを見たキャロルはその反応に笑い自身の唇に指を当てる。
『なんだ、照れてるのか?別に構わないぞ、思い出の共有じゃなくてもオレはお前が望むなら何時でも来て良いぞ?』
「・・・いや、良いです」
『良し、良い子だ。後でな?』
「あれ?おかしいな否定した筈なんですが」
少年を誘うように自身の唇をなぞってキャロルは微笑むが少年は以前夢の中だったがその行為を思い出して否定しようとしたのだが、キャロルはそれをわざと理解したうえで少年に返答して、少年は唖然とする。
「和君どうしたの?」
「あっいやなんでもない。独り言だから」
そう、響達はキャロルの事を見えることはできないでいるらしく、その事もキャロルに止められているため、説明できないでいる。
「もう、ホラーはこりごりだわ。風呂行ってくる!」
「明日の予定は!?」
「水族館だしそこまで中で調べれば良いでしょ。行き当たりばったりで行きましょうや」
「さんせー!クリスちゃんも未来もそれで良い」
「私は平気だよ」
「アタシも構わねえ」
「意外!早く決まった!」
少年は早く風呂に入りたいのか行くと伝え、明日の予定を適当に答えるとそれぞれ賛同して会議が終わる。
少年が立ち上がると逃げるように着替えを持って行こうとするが肝心の着替えがなく探しだす。
「あれ?俺の着替えは何処に?」
「あっはい和君これ」
「あっありがと響」
響が少年の着替えを≪持っていて≫少年に渡して少年も普通に受けとる。それを見たクリスと未来は呟く。
「なあ、あれはつっこまなくて良いのか?」
「大丈夫だよ。もう諦めている顔してるから」
キャロル「良し、じゃあオレも入るか」
少年「霊体が風呂入るってなんか変じゃな・・・!?」
ストン・・・
少年は気絶した。