雪音クリスがやってきた   作:白黒犬カッキー

70 / 83
65話 グイグイ攻める響

「うわぁすっごーい!」

 

水族館にやってきた和雪達クラス一同。

班別行動で和雪、五木田、クリス、響、未来の班はこれを楽しもうとしていたのだが。

 

「和君見てみて!イルカだよ」

 

「うん、イルカだね」

 

「和君!こっちにはペンギン!すごく可愛くない!?」

 

「うん、ペンギン可愛いね」

 

「和君!今度は…」

 

「響ちょっと良い?」

 

「ん…どうしたの?」

 

興奮している響に和雪は待ったをかける。

 

「何かに気付きません?」

 

「…?何かあったっけ?」

 

「今俺とお前しかいないんですが実ははぐれているんですよね」

 

「…あっほんとだ」

 

「えぇ…」

 

興奮する響に引っ張られ、和雪はクリス達とはぐれてしまっていた。

 

「あんの馬鹿共…!」

 

「まぁ落ち着きなって」

 

「そうだよ、あれは興奮した響が和雪君を連れだしちゃっただけだから」

 

たどり着いて早々にはぐれた二人にクリスは少し怒り気味で震えていたがなんとかなだめようと五木田と未来はフォローしていた。

 

「まあ、着いてGOスタートで拉致されるとは思わんかったよ。一度LINEしたけど無視されてるみたいだけど」

 

「え、本当?」

 

「既読ついてるけど反応なしでございます」

 

そう言って五木田からスマホを見せてもらうと確かに既読は付いていたが返事は無く数時間たっていた。

 

「そういえば二人は連絡手段はどうしてたの?」

 

「あっそれは…」

 

「アイツがいないとほとんど連絡できない。携帯は持ってないからほとんどアイツと家にいる連中じゃないと連絡ができねえ」

 

連絡する手段がない事にふと気になって聞くとどうやら来てからの連絡手段は全くもってないようでほとんど彼が持っている携帯と家にある電話しか使っていなかった。近々彼がどうにかするみたいなことを言っていた気がするがどうするのだろうか…

 

「ふーん、とりあえず二人を探すか」

 

「そうだね」

 

「わかった」

 

あの二人を見つけない事にはと五木田の提案に乗っかり3人は観光をしながら二人を探すことにする。

 

 

「あの、響さん?」

 

「ん?何かな?」

 

「なんで俺の携帯を持ってるんでせうか?」

 

「あっいやぁ、なんと言いますかですね。私も写真が撮りたいな~だなんて」

 

「とか言いつつポケットに入れてますよね?」

 

「ほら和君、皆探してると思うから私たちも行こ行こ!」

 

「あっちょっと…」

 

五木田から連絡が来た時、返事をしようとした時後ろから響に携帯を取り上げられ、響を見ると携帯をポケットに入れてえへへと誤魔化して和雪の背中を押して忘れさせようと直ぐに行動する。

 

「多分これしかチャンスはないから…」

 

「ん?なんか言った?」

 

「ううん!なんでもない!」

 

後ろで響がつぶやく声に和雪は気付かず二人は水族館の中を歩いていく。




さて……そろそろやな

?????

  • 甥っ子
  • 幼なじみ
  • 親友
  • 元親友
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。