…時は少し遡り。
「…はぇ?」
気が付けば自分の目の前の景色が水族館の中から突然切り替わって身に覚えのない場所にいた。
「……あの、ここ何処?」
辺りを見渡せば沢山の人だかりとその市場、だかでその人達の顔つきから日本人ではなくど海外の人だと感じそして市場の看板を見るとここは日本じゃない事に気付く。
「…タイ語か。…え、もしかしてここタイ!?もしかして今度は此処まで飛ばされたの!?」
驚いて叫ぶと周りの人たちがなんだ?とした顔で少年を見ていて、一斉に注目を浴びた少年は「やばっ」とこぼして恥ずかしさからその場を離れる。
…そしてもう一人その後を追うように追いかけていく。
そして走って行くと近くにあった巨大な寺院を見つける。
「…確か見覚えあるぞ。え~と確か…」
結構有名な寺院だったのを聞いたことがある。あまり文字のタイ語とか読めなかったから母親の通訳のおかげできた覚えがあった。
「でもなんで此処に…って一つしかないよなぁ」
だがどうして急にこんなところに飛ばされてしまったのか考えようとするとなんとなく察する。
突然移動した時もこんな感覚だったのを思い出す。あの黒い髪の好きになった女の子に似ていた子。
…少し考えてから移動していくとまた誰かがその後を追う。
「…とゆうか一人は寂しいなぁ…」
「…」
移動する。その後を追う。
「…」
「…」
移動する。その後を追う。
「…」
「…」
移動する。その後を…
「いやお前誰?」
「!…」
突如少年が止まって後ろを振り向き、着いてきていた者は振り返った少年を見て驚いて後ずさる。顔は布で隠しているのか素顔を見る事ができない。
「…あっあの…言葉わかります?」
返ってきたのは日本語でどこかで聞いたことのあるような女の子の声だった。
「あっ…うん。わかるけど、君日本人なの?」
「…!いえ、日本人ではないんですけど少し日本語を勉強していたので…」
少年の返答に少女はわかりやすいような動きで喜び、少年は首を傾げて少女に問いかける。
「それで?どうして追いかけてたのかな?」
たとえ日本語がうまくても警戒するのは当然で問いかけたら少女は慌てるようなそぶりを見せ…
「いえ!その…私この国の事詳しくなくて…私が知ってる言葉を使ってる人がいたから…」
「…あっうん。それ結構危ないやつだね」
どうやらこの子は一人ぼっちだったらしく全くわからない中彼を見つけて付いてきてたのだ。
「いちお知ってる言葉でも付いてくるのはダメだよ。悪い人だったらさらわれる危険もあるんだから…それで家族は?」
「うぅ確かにそうですね…すいません。家族は…一応姉がいました」
「一応?」
少女の返答に疑問に感じた少年は首を傾げると少女は思い出したように顔を上げる。
「あっ!ごめんなさい!自己紹介が遅れました。私は…」
布を取って素顔を見せ、答える自分の名前を答える。
「私はセレナ・カデンツヴァナ・イヴです」
「はぁ!?」
なんと少女はあのマリアの妹、セレナであった。
?????
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甥っ子
-
幼なじみ
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親友
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元親友